スタントマンを活用した交通安全教育

 平成20年12月17日(水曜日)、狛江市内では初めて、『スタントマンを活用した交通安全教育』が警視庁の協力により、狛江第三中学校の体育館で開催され、全校生徒226人が参加しました。当日は天候が悪く、校庭で実施出来なかったので体育館での実施となりました。
 平成20年上半期の統計を見ると、狛江市内の自転車による交通事故件数は、東京都内と比べ6%高くなっており、自転車をよく利用する中学生や高校生が事故の当事者となるケースが非常に多くなっています。
 自転車利用者のルール・マナーを無視した通行実態に対する社会的批判が高まっており、自転車安全利用に関する交通安全教育を充実させることが課題となっています。交通事故の再現や危険体験によって、交通ルール・マナーの重要性を知り、交通安全について考える機会とするための新たな手法として、スタントマンによる交通事故の疑似体験を取り入れた交通安全教育を実施しました。

1.自転車安全利用五則

警視庁の女性白バイ隊「クイーンスターズ」による自転車安全利用五則の説明がありました。

(1)自転車は、車道が原則、歩道は例外
(2)車道は左側を通行
(3)歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
(4)安全ルールを守る

  • 飲酒運転・二人乗り・並進の禁止
  • 夜間はライトを点灯
  • 交差点での信号遵守と一時停止・安全確認

(5)子どもはヘルメットを着用

 2.損害賠償について

生徒への質問を交えながら、自転車による事故の怖さと加害者となった場合の損害賠償について説明がありました。「不注意で衝突して、相手にケガをさせてしまったり、死亡させてしまうこともあり損害賠償で五千万円や一億円請求されることがある。みんなは支払うことが出来るか?謝っても相手は許してはくれない。最悪は住んでいる家を売らなきゃいけないこともあるんだ。注意をしていれば防ぐことが出来るから、交通ルール・マナーをしっかり守って欲しい。」との話がありました。

3.スタントマンによる交通事故の再現

プロのスタントチーム『スーパードライバーズ』による交通事故の再現された内容です。

(1)時速20km/hの衝撃実験
(2)自転車が障害物と衝突したら
(3)自転車の危険な乗り方
 ・携帯電話
 ・両手放し
 ・ジグザグ運転
 ・二人並んでの併進
 ・道路の右側を走る
(4)見通しの悪い場所での飛び出し(自転車と人)
(5)ヘッドホンをしている危険性
(6)傘差し、二人乗りの事故
(7)自転車同士の出会い頭の事故

4.自転車教室 

実際に生徒が二人乗りや前カゴに重りを乗せた自転車の運転を体験しました。

ほとんどの生徒がバランスを崩し、危ない運転であることの自覚をしていました。
また、今回の感想として「些細なことから大きな事故につながることを改めて知った」
「事故がもしも本当だったら・・・」と自分を事故の当事者に置きかえて考え、「今日学んだことを次から守っていきたい。」と感想を寄せてくれた生徒もいました。

5.総括

 警視庁交通総務課の藤木警部より、全体を総括する話がありました。
 「自転車の関連する交通事故の様子を見て、安全確認の重要性と『事故の怖さ』を分かってもらえたと思う。みんなは交通事故の加害者になることはもちろん、被害者にもなってはいけない。交通事故は、家族やまわりのみんなも悲しませ、人生を変えてしまうこともある。事故に遭わないためにルール・マナーを守れば、自分自身が救われるから必ず守って欲しい。」と話しがありました。

 6.生徒代表のお礼の言葉

交通安全教育について、感謝の言葉を伝えました。