1 日時 平成20年10月7日(火) 午後7時5分~8時50分
2 場所 狛江市役所502・503会議室
3 出席者 学識経験者:大方委員長、日置委員、西田委員 
市民委員:佐々木副委員長、久光委員、原委員、楠本委員
事務局(書記):山田課長、後藤主査、長村主査、田部井主査、馬場主事(都市整備課)
4 欠席者 寺尾副委員長、黒崎委員、二見委員
5 議題 1 (仮称)クレッセント狛江Ⅱの見解について
2 「狛江のまち―魅力百選」について
3 その他
6 提出資料 1 狛江市まちづくり委員会議事次第
2 (仮称)クレッセント狛江Ⅱに係る調整会見解書(案)
7 会議の結果
 1(仮称)クレッセント狛江Ⅱの見解について

事務局 :まちづくり委員会としての見解書ができたということで、案の段階で配布しているが、この内容について、ご質問等あれば今日のこの場にお越し下さいということを、事業者と近隣住民の皆さんにお伝えし、お集まりいただいているところである。

委員長 :この事業に関しては、夏に、隣接する土地を事業者が買い取って、一括の大きな土地として開発すれば、設計も変更することができ、それが最善ではないかということで、我々の方から事業者と近隣住民の方に土地買収の交渉を試みてみるようにお願いしたわけだが、どうも思うようにまとまらなかったということであった。我々としてもこの委員会として、最終的に市長にどのように報告するかということを9月に検討した。結論としては、建物の高さについては、原案どおりで問題ないとし、ただ、特に、南側の上部階のデザインに多少配慮することで、周囲への圧迫感を多少軽減していただきたい。また、近隣住民の方から強く申し出のあった、交差点の交通事故問題、一方通行の逆走問題については、このマンションの開発によって特段危険が増すとは判断できないわけだが、道路の構造、標識の設置の方法にそもそも問題があるいうことを我々としては認識しているので、この部分については、事業者というよりは、狛江市、警察の方で対応してもらいたいということである。背景を改めて述べると、この件については、7階建て、特に南側の部分が7階建てというのは高すぎるのではないかということが、近隣住民の方から出された一番の問題であったわけである。我々もその点を検討してきたが、もともとこの地域は第一種住居地域であり、また2年ほど前に高さ25m制限の第二種高度地区として定めたという経緯もあるので、25m未満の建物を更に低くしてほしいとお願いするには、やはり相当の特別な被害が生ずるなどといった理由が必要であろうということに至った。実際日影の具合はどうなのか、また圧迫感はどうなのかということも検討したが、一言で言って、この地域においては、受忍すべき範囲内に納まっていると判断せざるを得ないということである。ただ、土地が不定形で、西側の住宅に距離が近いということもあるので、上部階については多少デザインの工夫で、視覚的な圧迫感を軽減する努力をしてほしいということになった。

 このような我々の見解なので、近隣の住民の方の意には副っていないというか、不満があると思うが、何かあればご質問でも結構ですのでどうぞ。

近隣住民:関係する近隣住民が来ていないことが理解できない。もう事業者の好きなようにして構わない。私は直接被害を受けるわけではないが、仕事を中断して来ている。自分なりに、事業者の設計に疑問がある。現在、小田急線が高架になってから、もう私の家のところは今の状態で影になっている。自分には特に影響がないが、農家にとってはかなり被害もあると思う。今後狛江市が農地の近くにマンションを建てるという計画が出てきた時に、同じことをやるかどうかということである。

 住民の説明会以前に建築確認が下りているわけですよね。そうであれば、これは意味のないことである。建築確認が下りた後で何を言っても話にならない。

委員長 :何回も回数を重ねて、近隣住民の方も、事業者の方も大変だったとは思うが、ただ、この調整会は近隣住民の方から申し出があったもので、今まで開催している。今、おっしゃられたことはよく分かるが、このような判断をする場合、2つ考えなければいけないことがある。事業者は、それなりのお金を支出するわけで、財産権の問題がある。財産権は公共の福祉に適合するようにしなければならないということにはなっているが、一方で、財産権の内容は法律でこれを定めると憲法でも明記されている通り、その言わんとするところは、あまりその場その場の恣意的な判断で財産権の濫用といった状態とならないよう一定の明確なルールを定めておいて、どのような財産権があるのかは明快にしたいということが憲法にも謳われていると理解している。この場所は、いわゆる第一種低層住居専用地域でもなく、高さも25mまでと決めたばかりであり、これが基準であって、それを更に下げろということは相当の特殊な事情があるとか、被害が生じるということでなければ、我々としても、むやみに高さを下げなさい、そうすれば容積も下がるのでといったお願いをすることは難しいということが1点ある。

 もう一つ、農地の問題だが、確かに市街化区域内農地、生産緑地を保護すべきとも思うが、ただここは狛江市の中で、第一種住居地域になっている。本当はこれほど農地がある場所を、都市計画上このように指定していることが問題ではないかと個人的には思うが、このように都市計画上決まっているので、生産緑地だからと言って日影を落とすなとはさすがに申し上げにくい。狛江市には他にもたくさん生産緑地はあるが、第一種低層住居専用地域内であれば、さほど日影にもならない。一方で、この地域を第一種住居地域として指定しているということは、やはり宅地化して、市街地にして、最終的に人がたくさん住むことができるようにしろという都市計画の判断だろうと考えざるを得ないので、このような判断になる。

事務局 :近隣住民の方から今日連絡があり、今日の案内を10月始めに通知した関係もあり、どうしても今日は都合がつかないということだった。近隣住民の方としては、調整会がもう一度あるものだと思っていたので、もう一度説明の場を設けてほしいという連絡であった。

委員長 :ただ、我々としては、前回個別にお会いするその前の会で最終回と考えており、そこで平行線なので、個々の話を聞いて、その上で我々としての判断を出すということを言っていた。既に調整の余地はないものと考えており、まだ案の状態だが、最終的な委員会としての見解が、今日正式なものになると思われるので、調整会を開く必要はないと私は判断している。

 調整会として事業者を交えて、顔を突き合わせて、しかも公開の場でこのような場を持つということはもうしない方がよいのではないかと思う。あまり生産的ではないような気がする。

 調整会の件については、これで終結ということで、この見解書案を少し修正するかもしれないが、ほぼこの内容のものを市長に報告するということになる。

 (近隣住民・事業者退席)

 事務局 :もし、近隣住民の方が、調整会の場ではなくても、皆さんのご意見を聞きたいと言われたらどうすればよいか。

委員長 :この見解書にある通りであると言うしかないのではないだろうか。

委員  :委員会としては、近隣住民の気持ちを察して、今日の場を設けている。

委員長 :いろいろお話をしても、あまり話の内容が変わるということもないだろうし、調整会としての議論の結果の文言なので、個別にお会いしても仕方がない。顔を合わせて話をしたいということであれば、委員長ということで私が伺ってもよいが、調整会というのは本来事業者と住民の方が話し合うのを我々が見ているというものである。どちらかというと調整が不調に終わったわけである。土地の買収も不調に終わり、要するに物別れで終わってしまったわけである。見解はこの調整会に関するものなので、近隣住民の方と個別に話をしても仕方がない。

委員  :第3回目の調整会の際、日置委員が委員長代行で進めていたが、第3回目で調整会はほぼ終わりというニュアンスであった。近隣住民の意に副った調整会でなければ、何度開催しても納得はいかないと思う。今回の見解案は妥当なもので、当事者はそのように思わないかもしれないが、委員会としては最大限の努力をしたと思う。委員会の形式から考えると、個別に話をすることはないと思う。

事務局 :委員会としては、圧迫感をなくすデザインに変更するようにと話していたが、検討結果について、委員会としてどのように判断するか。

委員長 :事業者から一度案が出されていたと思うが、このような形で建てることを条件として、委員会としての見解を出すということでよいと思う。

事務局 :近隣住民の方は、委員会として検討することになっていただろうということを言われていた。

委員長 :委員会としてどのくらい可能かは検討したわけである。大きくセットバックする設計は難しいだろうと、そして、事業者から出された検討結果は大したものではなかったが、それなりに多少の改善はされていたと判断した。

事務局 :圧迫感をなくすためには、大規模な設計変更が必要で、それについてまで行うほど受忍限度を超えているとは判断できないということになるだろうか。

委員長 :基本的には7階建てを認めざるを得ないだろうということがまず大前提にある。

委員  :初期の設計からやり直しをさせるということになると、それは少し違う。

委員長 :原案でもそれほどひどい被害は出ない。ただ、もう少し工夫の余地があるだろうということで、検討をお願いしたところ、事業者側からも多少工夫されたものが出てきたので、これで認めるしかないだろうということである。

事務局 :見解書の中身になるが、内容的には大体このような形だったと思う。

委員長 :文章として気になるのは、真ん中の下の方、「また隣接する農地への影響を中心に近隣への影響の検討を行ったが」とここまではよいが、「5階に変更することにより、多少改善されるものの、大きな改善には至らず」とあるが、だから受忍限度の範囲であるというわけではないので、ここは逆に誤解を与えるかもしれない表現になっているので、この部分は削除した方がよい。近隣への日影の影響の検討を行ったが、受忍限度の範囲であると判断したということでよい。

  「計画建物の高さによる圧迫感については、階数変更を要望する大きな理由であったが、こちらについては、調整会を進める中で事業者に対し、上階部のデザインの変更等による圧迫感の軽減についての提案を行った。」とあるが、抽象的ではあったが、上の方が何とかなりませんかという話をした。デザイン等の変更により、圧迫感を軽減するような案について検討するよう依頼したということになる

事務局 :近隣住民側が、北側が小田急線の高架である件について話されているところは、前回の時には書かない方がよいのではないかといった話も出ていたかと思うが、どうでしょうか。

委員長 :提案されたことは事実なのでそれはよいが、規制緩和を前提とした変更を求めることは難しいと判断するという部分はどうすればよいか。言葉としては規制緩和ではないですよね。

  緩和が難しいということが1つと、仮に緩和されたとしても、そこまでして事業者に計画変更をさせるまでのものではないということがある。特例が適用されるかは未確定であるし、その中で設計変更を要求することは不適切である。

 「以上の検討の結果」以下の部分で並列に書いているので少し分かりにくくなってしまう。近隣住民に対して、事業者に対してそれぞれ分けて明記した方がよい。土地を一体化した上での設計変更を改善策として提案したが、折合いがつかなかったので、委員会としては事業者に対して計画建物のデザインの変更による、周辺の圧迫感を削減させることを条件にして、ほぼ事業者の原案を妥当なものと判断するといった内容でどうだろうか。

事務局 :今いただいた内容を反映させたものを委員長に最終的に確認していただいて、確定ということにしたい。

 (休憩)

 再開

2 「狛江のまち―魅力百選」について

事務局 :去年は、30件程度選定をしたいと考えていたと思うので、各自30点持点を持ち、1つのものに多数点を付けても、1点付けてもどちらでも構わないという形での審査方式を採っていたが、今回も同様の形でよいか。

委員長 :もう一度確認すると、今回応募があったのが何件になるのか。

事務局 :今年応募があったのは14件になるが、昨年落選したものが40件になるので、全部で審査対象は54件になる。

委員長 :今年20件位は選びたいということになるだろうか。毎年20件ずつ選んで5年で100件という流れにしたいが、それは難しいかもしれない。

事務局 :15件から20件程度選定できればよいと思う。

委員長 :今回も募集が去年と同じ時期だったので、どうしても重複してしまう部分が出てくると思う。冬景色の時期なども出していただければと思うが、表彰式を市民まつりの時期に併せるということになると、同時期になってしまう。

事務局 :気に入ったものに付箋を付けていただいて、基本的には去年と同様に半数以上の点数を取ったものを選定して、また投票結果によって決定するということにしたい。

 (審査)

 事務局 :後の段取りについては、大体去年と同じということで、市民まつりは11月16日になるが、まだ表彰式がステージ上でできるか確定していない状況である。

委員長 :あのステージで表彰式をしないで、他の場所でするということはどうなのか。

事務局 :他の場所でということになると、後は展示会場でということは考えられる。表彰式については、詳細が決まり次第また連絡させていただきたい。

委員長 :いずれにしろ、16日はなるべく空けておくことにするということですね。後、最近の状況はどうですか。

事務局 :調整会の件で言うと、以前スタートの段階でずれがあった事業で1度調整会を行ったものがあり、その案件はまだ継続という状態にはなっており、最近動きが出てきそうな状況である。

 後は、多摩川住宅の建替えの話が出ており、地区まちづくり準備会の申請が出された。まちづくり条例では、協議会になった際にまちづくり委員会に諮るということになっているが、準備会の段階では特に審査などはない。その地域は調布市とまたがっており、調布市にもまちづくり条例があるので、そちらの準備会の手続きも行っており、併せた形で進めていくといった形になる。

委員長 :準備会になると多少支援があるか。

事務局 :予算範囲内での支援が可能である。ただ、調布市と一帯になっているので、精算方法などの細かい問題があるようである。

委員長 :委員の皆さんから何かありますか。

副委員長:4・5番地区の泉龍寺の所が大きな更地になっているが、あそこは周辺住民だけではなくて、狛江の人たちがとても大事にしている景観でもあるので、何が建つのだろうということをすごく関心を持って見ている。

事務局 :平成10年位に地区計画を作るという動きがあって、地元に対して地区計画の案を出したが、地元でまとまらなくてそのままになっている地域である。

委員  :正吉苑の隣の駐車場の辺りに一度建築計画の看板が出たが、またなくなりましたよね。

事務局 :その場所については話も来ており、申請の届出も出ている。ただ、内部で調整をかけている中で、少し時間がかかっている部分がある。

委員長 :人も予算もないからなかなか難しいとは思うが、多摩川住宅だけではなくて、もう少し地区まちづくり計画を行政からの誘導といった形で進めることができればと思う。都市計画マスタープランの改訂も近いうちにあるのではないか。

事務局 :改訂予定は2010年度になる。今年、来年で準備をして、その後改訂作業といった形になると思う。

委員長 :その中でどのように展開していくかということになりますね。

事務局 :もう1件、開発の関係で、航空計器の移転が決まっており、ここは準工業地域なので、かなり大きな計画が想定される。

委員長 :どのくらいの土地だったか。

事務局 :2haくらいになる。

 まちづくり条例はもちろん遵守してもらうが、世帯数もかなり多くなると思うので、学校の問題等の調整が必要となる。周りが第一種低層住居専用地域になるので、いろいろ問題が出てくると思う。

委員長 :早めにガイドラインを何か作っておいた方がよいかもしれないですね。このような開発をよしとするかどうか。

事務局 :都市整備課だけではなく、学校関係の部署なども含めて先に調整を進めないといけない。

委員長 :これから高齢化社会にもなるのでバリアフリーなどの考慮も必要になってくる。近隣住民の方はこのことについてはご存知なのか。あまり慌ててもいけないが、突然固まりかけた状態で計画が出てきてもますますこじれるだろう。

事務局 :12月の日程だけ決めさせていただきたい。

(調整の結果、12月15日午後6時に決定する。)

事務局 :1点、魅力百選の講評をまとめるので、後日送付したものを確認していただければと思います。