三橋靖子さん(社会教育委員の会議副委員長)

 市制施行40年おめでとうございます。
 私が狛江に移り住んだころ、図書室は個人宅の書庫に毛の生えた程度、集会所も同程度でした。その年に市制が施行され、記念に小学生に配られた「こ」の字模様のペーパーウェイトは今でも愛用しています。
 その後の40年間で、社会教育施設等も格段に整備され、社会の変化とともに、社会教育に関する市民の意識や社会教育行政の役割も変化しました。
 当初は、婦人学級や働く若者のための青年学級などが主流で、対象も目的も単純で分かりやすいものでしたが、昭和から平成にかけて生涯学習という言葉が登場したころには、社会教育に頼らずに自ら選んだ方法で学ぶ市民が非常に多くなり、「社会教育」「生涯学習」「カルチャーセンター」等の言葉そのものが問題として飛び交った過渡期でした。
 昨年の社会教育委員の会議の答申では、生涯学習社会において、社会教育行政が担う責任として、市民参加と市民協働活動への支援をあげています。
 市民一人一人が獲得した知識・知恵・技能を生かし、身の丈に合ったさまざまな方法で、地域社会に繋がることができるような仕組み・仕掛けを創ることが今後の課題です。
 今、近隣市の社会教育委員とともに、この仕組みを「学び返し」というキーワードで広めることを考えています。

(広報こまえ平成22年9月1日号掲載)