1 日時

平成22年11月29日(月)午後7時2分~9時10分

2 会場  狛江エコルマホール6階 展示多目的室
3 調整会請求者  近隣住民
4 出席者

狛江市まちづくり委員会委員
大方委員長、佐々木副委員長、寺尾副委員長、日置委員、西田委員、黒崎委員、久光委員、原委員、楠本委員、増田委員、石賀委員

事業者 7人

近隣住民 66人

傍聴者 15人

事務局
松本建設環境部長、紺矢都市整備課長、遠藤係長、馬場主事、齊藤主事、田村主事、松井主事

5 議事内容(要旨)
 

委員長 :狛江市まちづくり条例に基づき、(仮称)グランドメゾン狛江計画に関する調整会をこれより開催する。参加されている方々で録音、あるいはメモをとる、デジカメ等で写真を撮る等のご要望があるかもしれないが、まず録音については、個人的な備忘録として録ることは構わない。しかし、それをそのままネットに流す等、公開することはご遠慮いただきたい。この調整会自体は公開であるし、後日、事務局の方で作成される議事録については、市のホームページにて公開されることになっている。写真撮影については、議論開始前や調整会終了後に行うことはよいが、議事の進行中はフラッシュによって無言のプレッシャーにもなるので避けていただきたい。また、議論開始前や調整会終了後であっても個人の顔、特に市民、事業者の方の顔が特定できるような撮影は肖像権を侵害するおそれがあるため、ご遠慮いただきたい。続いてこの会議の成立についてだが、この調整会は狛江市まちづくり条例に基づいて設置されたもので、いわゆる一般に存在する建築紛争調停のための会議や裁判とは違う。日本でもまだ例の少ない会であると理解していただきたいと思う。往々にして大きな建築の話が発生すると事業者の方々と近隣住民の方々が個別に話し合いをされるわけだが、なかなか合意に至らないことが多い。建築物については、建築基準法並びに都市計画法、その他関連する法が基準にはなるが、日本の場合はこういった合法的な基準さえ守っていれば何でもよいという訳ではない。実際に建物を作った時に、周囲の居住環境に甚大な被害を与える、あるいはその他様々な被害を周辺に及ぼすということであれば、民法上の不法行為が成立する可能性があるということが判例になっているわけだ。したがって、この調整会でも近隣住民の方々の居住環境上、様々な迷惑が予想され、その迷惑をなるべく少なくすること、いわゆる受忍限度を越えるような被害は未然に防ぐ必要がある。そのために、このような第三者の専門家あるいは市民の公募委員を交えた公開の場で建設的に議論を進めるためにこの調整会というものが設けられているのである。また、これに留まらず、特にこれだけ大きな事業であるから、近隣住民の方々、事業者の方々、我々市側の人間が、知恵を出し合って、極力狛江市のまちづくりに何らかの貢献をするような開発あり方を見出していこうというのが目標である。どうしてもここまで事業が進行すると色々と感情的なもつれ等も発生していると思うが、あまり対立的にならず、凝り固まらず、双方冷静に、建設的に、譲り合いの精神というか、お互いの立場を理解したうえで、話し合いを進めていただきたいと思う。それから、本日の調整会の進め方についてだが、午後10時には退場しなければならない。片付けの時間を含めると午後9時15分には完全に終了しなければならない。したがって、次回の調整会はどのようにするか等も最後にまとめて議論しなければならないため、申し訳ないが午後9時になったら、如何に議論が白熱していても今日はその時間で調整会を一区切りとさせていただきたいと思う。そこで発言が不十分である場合や発言の順番が回ってこなかった場合、あるいはまだ色々質問があるということも当然想定できることなので、それについては、調整会を再度開催して、発言できなかった方に優先的に次回の調整会で発言していただくこととする。以上のように調整会を進めていきたいと思う。時間が限られているが、なるべく多くの方に発言していただきたいと考えている。本日は、6名の近隣住民の方々から調整会開催請求がなされているため、その方々から優先的に、一人10分を目安にお話しいただき、それに対する事業者の見解を伺う。その後、調整会開催請求者ではないが、この事業についての利害関係人である方も相当おられると思うので、個別に、一人5分くらいを目安に時間の許す限り発言していただきたいと考えている。その前に、この事業について既に事業者から開発等事業の申請書が出ており、それが縦覧された。それに対して近隣住民の方々から多数の事業意見書が提出され、事業者から意見書に対する事業回答書が平成22年10月8日に出された。そして、市を通じて意見書を提出された方々に事業回答書の写しが送付されたところだと思う。事業者の方からの回答の基本は、これから皆様と協議し、できる範囲で調整させていただきたいというような考えである。それに伴って設計変更案が出てきており、これについての説明会も事業者の方で行ったと聞いている。しかし、この設計変更案についてもまだ問題が多い、不安である、要望があるといった声があり、本日の調整会開催に至ったと理解している。まずは、簡潔に新たに計画変更された内容について、事業者の方から説明をしていただく。そのうえで、調整会開催請求者の方々から事業に対する意見を述べていただくこととする。

近隣住民:少しよろしいでしょうか。本日の調整会に進め方について質問等がある。

委員長 :では簡潔にお願いする。

近隣住民:本日の調整会について疑義がある。一番目は、今年の2月10日に狛江市長から事業者に出された要望書は、事業者より2月12日提出の開発等事業届出より前に出されている。これはまちづくり条例による手続きが始まる前に行政だけが事業者と実質的やりとりがあったことを意味している。本来行政側の要望も届出提出後、各課協議の中で出すべきものあると思う。したがって、こういった行為は条例を無視したものであって、本来調整会を開催する以前に事業の手続きが間違っているのではないか。

委員長 :その件も含めて議論したいと思う。そのほかこの調整会について何か質問があれば受け付ける。

近隣住民:それから、二番目だが事業者から計画の修正案というものが出されたことは周知のことだが、ほとんどの近隣住民が要望に沿った内容ではないと思っており、再提案を求めている。そういったこともまだ継続中であるのに調整会を開催するのか。

委員長 :そのために調整会を開催するのだ。そういう手続きが条例上定められている。事業回答書が出された後について、更なる事業者と近隣住民の調整については、行政が公開の場で、我々まちづくり委員も同席したうえで、行われることが狛江市まちづくり条例の主旨である。この事業計画に対する要望、不満等についてこれから議論するわけである。

近隣住民:三番目は、本日説明会があるといった案内は、正式に近隣住民には届いていない。漏れ聞いたため狛江市都市整備課へ確認に伺った。実際には本日の調整会開催について知らない近隣住民は多くいる。少なくとも270通以上の事業意見書が出ているわけであるので、少なくとも近隣の範囲には知らせるべきものと思う。したがって本日の調整会が成立しているのか疑問に思う。

委員長 :基本的には、本日の調整会は調整会開催請求書を提出された6名の方々の要請に基づいて、まちづくり条例の規定に基づいて、開催したものである。本来であれば調整会開催請求者の方々及びその関係の方々が参加されればよいという会である。条例の手続き上、近隣住民の方々が事業回答書を受け取った後に、内容について不満が残っている場合に、正式に市の方へ申し付けていただかないと、市の方からも正式に個別に案内をするということは難しい。そのあたりはご理解いただきたい。

近隣住民:ただ、調整会もこのような形式で傍聴もできるし、これだけの意見も出て、大きな問題となっているので、調整会を開催することは色々な方法で市民に知らせる必要はあると思う。

委員長 :それは市の方も努力していると思う。ただ、色々な制約があり不十分なことも理解している。だから、この調整会は本日の1回だけでは終わらない。本日あったこともこれから周知する。本日参加できなかった方々も次回以降参加いただけると思う。その点、ご理解いただきたい。

近隣住民:はい。ぜひ、その周知を都市整備課、まちづくり委員会にお願いしたい。四番目は、非常に多岐にわたって、事業について問題があることについて、どのように議論を進めていくのか。時間が限られた中で難しいと思う。270通という意見書は、都市整備課やまちづくり委員は読まれているとは思うが、何か整理していく必要があると思う。そして、それを我々も資料として持っていたいと思う。

委員長 :ご意見として承っておく。進行をどのように行って、どのように着地するかは実際に行ってみなければわからない。ご協力いただき、なるべく円満な合意に到達したいと考えている。ただ、手続き論的に申し上げると、往々にしてこういった会議は皆さんが100%満足する合意に到達することは稀である。不満を残しながらもあるところまでは協力できるが、最終的には平行線になってしまうこともある。その場合、議論も出尽くしたという状況になれば、我々は調整委員として然るべき、合意すべき案というか、勧告すべき案というか、そういった案を示し、市長へ報告する。以後、市と事業者の開発計画に関する協議は、その我々の勧告した案を尊重して調整されることになる。普通の近隣紛争調停のように、双方物別れという形式にはならないようにしたい。しかし、我々の勧告案が近隣住民の方々の満足する内容となるかは保証の限りではない。また、事業者の方も当然相当の不満が残るかもしれないし、それは何とも言えない。とにかく双方が合意できるような着地点を見出す努力をしたい。

近隣住民:意見の陳述はどうやって進めるのか。

委員長 :自由に意見を述べられるよう配慮する。

近隣住民:事業者の説明会では質問に対し、曖昧な説明が大変多く不適切なものである。調整会では双方が正しく議論できるようにして欲しい。

委員長 :そのために調整会というものがある。

近隣住民:調整会はどの時点まで継続するのか。かなり議論が紛糾することもあるかと思うのだが、毎回時間切れで終わりがなく議論できるとは思えない。その辺はどのようにお考えか。

委員長 :先ほども申し上げた通り、双方ほぼ議論が出尽くしたと考えられるまでは続けることとなる。

近隣住民:出尽くすまでということで了解した。そして、大事なことなのだが、事業者の回答の中に、「狛江市と協議しました」が保育園の内容について、「狛江市と協議します」が、道路、緑地、消防活動等の内容のものにある。我々としては、狛江市の方でそういった結論のようなものが出ているのであれば、調整会の前に市と話し合う必要がある。調整会よりも先にこの確認、協議をしたいと思う。

委員長 :まず「協議します」というのは、これから道路や緑地、消防について、市、消防署、警察等と協議しなければならないことが想定されることであるので、当然これから協議するというものである。保育園については協議もしているけれども、まだ結論が出ていないということである。

近隣住民:保育園の件に関しては、先ほども申し上げたが非常に重要なことであるので、市が既に決めたということあれば、経緯から見ると既に決定されているのではないかと判断されるのだが、先に協議させていただかないと我々としても困る。

委員長 :小学校用地の件、それから保育所の件、もう一つは周辺道路の整備についてだが、当然これだけの大規模な事業であるから、市からこれだけのことをお願いしたいという要求として出たということである。そして、それに対して事業者の方では、答えるということになった。しかし、どこに、どのような形状で保育園を設けるとか、小学校用地をどのような形状で現状の小学校敷地に付けるかについてはこれから協議していくことになる。そして、その配置とか面積も含めてどのような形になるかは、全体の建物の大きな配置の計画が、もし変われば当然変わってくるので、まずは、全体の建物の配置、高さの関係、大きな容積等について先に議論し、その後に詳細の消防等について議論を進めたいと考えている。詳細のことを先に決めてしまうと肝心なものについて変更しづらくなってしまう。したがって、何も決まっていないと理解いただきたい。また、市が先走って話を決めたということであれば、それに対して、この調整会から是正を求めることも当然できる。市への不満を示す機会もこの会であるから、全く何も決まっていないとお考えいただいて構わない。

近隣住民:では、最後に一点、質問したい。保育所の件だが、今回、各課協議というものが庁内で行われたと思うのだが、その時にどういった内容のものが出されたのかということを我々としては知っておきたい。住民側の意見との齟齬とか、問題があるからだ。

委員長 :各課協議については今進行中だそうだが、事務局から説明いただく。

事務局 :各課協議については、各課において、内容について詳細を協議していくことになり、現在継続中である。

委員長 :いずれにせよ、最大の意思決定の場、特にこの計画に対しての見解については、この調整会がほぼ全権を持っているというふうに考えていただいて構わない。

近隣住民:あくまで事業者と近隣住民の間だけの関係になってしまう。今回の事業はまちづくりそのものに関することが非常に多い。したがって、市も含めた三者の協議というものが必要であって、我々住民だけにその責務を負わせるのは重い。

委員長 :冒頭申し上げたように、本来であれば都市計画法あるいは建築基準法に従った基準内であれば、一般には建築は可能である。しかし、具体的に近隣住民の方々が迷惑を被る、あるいは問題があるということを提起された場合は、その問題をなるべく低減するためにこういう会を設けるというのが主旨である。第二の目標として、それに留まらず、なるべく狛江のまちづくりに資するような事業にして欲しいということである。だから、それに関してはここにいる我々専門の学識経験者、それから公募の市民委員が、狛江市全体を代弁するような形で、提案をさせていただくことになる。

近隣住民:そういう意味で、市側から事業に対する要望がこの場で出された方が我々としても良い。

委員長 :行政としては、公正中立な立場で判断しなければならないから、市の方からそのようなことを申し上げることは立場上非常に難しいことだ。したがって、市民全体としての要望は、我々まちづくり委員が代弁をする形になる。あるいは市長として、何か動きを起こすということは色々と問題がある。国立市の裁判でも若干問題となった事例もあるので、積極的に市役所の行政という立場からは、要望するということは、保育園、その他についてはともかく、個々の問題については言いにくいということもあろうと思う。それを含めて我々委員が代弁をするとお考えいただきたい。

近隣住民:まちづくりに関することは全てまちづくり委員会に権限があると解釈してよいのか。

委員長 :権限があるというか、最終的に勧告を出すということである。ご承知の通り、我々も、まちづくり条例も法的な強制力はあまりないので、どれほどの権限があるのかわからない。しかし、行政が表面的に何かを決めるというしくみにはなっていないので、ここで、誠意を持って近隣住民、事業者、まちづくり委員会の三者で話し合ったうえで、最終的に協議がまとまるとご理解していただきたい。

近隣住民:了解した。行政側に本来ある役割を、我々と同じ立場で果たすように一応お願いして、意見を終わりたいと思う。

委員長 :行政としては、法令にしたがってその範囲内で動くということが義務付けられているため、その範囲を越えることは難しい。

近隣住民:行政というのは法令で決めたことしかできないのか。

委員長 :行政がある種の権限を行使して要望を出すということは、それなりの重みを持つので、あまり過剰な期待をされても困る。

近隣住民:要望というのは事業者の方に、なるべく問題がないようにして欲しいといった内容のものを出すことはできるのではないか。

委員長 :市からも必要であれば出すこともあるであろう。ただ、市民の代わりに出すということは難しいということだ。ほかに本日の進め方について何かあるか。なければ調整会を進めさせていただく。まずは、事業者の方から、事業計画について説明をお願いしたい。

事業者 :では、事業意見書に対する事業回答書に伴う変更内容について説明する。敷地面積20,431.41㎡、道路負担面積177.11㎡、公共用地面積1,221.12㎡、計画敷地面積19,033.18㎡となり、変更はないが、建築面積が10,877.00㎡から9,323.88㎡に減少、建ぺい率も57.14%から48.98%に減少となった。容積対象面積も55,317.35㎡から52,549.28㎡に減少となった。階数、高さについては、15階建て、46.95mだった計画が、今回14階建て、43.74mとなり、3.21m低くしている。それと計画戸数を600戸で計画していたが、今回、建物の配置等の検討を行い570戸となり、30戸減少している。全体の土地利用の関係から駐車場も429台から354台に減少となった。それから駐輪場は1戸あたり2台分で計画したいたが、戸数の減少に伴い1,200台から1,140台に減少となった。バイク駐車台数は27台と変更ない。以上のように事業計画を縮小する形になっている。次に建物の配置関係から説明を行う。今回の変更にあたって、配棟も変更している。大きく分けると、計画配棟は東西に2棟ある建物だが、東側にある建物をセントラルハイツとの境界から10mの離隔を確保し、配棟を移動させた。また、15階を14階に変更した。東側の建物をセントラルハイツとの境界から10mの離隔を確保したことにより、狛江通り側にあるG棟について、配棟の関係から、以前の配置では困難となったため、配置を変更した。これにより狛江通り側の圧迫感も低減され、樹木もある程度確保できると考えている。今回の配置の変更により、西側の建物が以前のように配置することが困難になり、配置を変更した。これにより、西側の建物についても以前より敷地の内側に収まるような形となった。以上が建物の配置の大きな構成となる。これによって計画敷地東側の既存樹木にイチョウがあるが、これもほぼ残せるだろうと考えている。それから計画敷地周辺の西側と北側について、道路の拡幅や歩道の整備がある。現状、西側道路が4m車道と1mの歩道という状況だが、5mの車道として相互通行できるようにという要望も多数いただいているため5mの車道に拡幅し、幅1mの歩道と計画敷地を合わせて4mの緑道として整備することを考えている。したがって幅5mの車道と幅4mの歩道というかなり開放感のある道路構成になると考えられる。また、北側も同じく5mの車道、4mの緑道という形で周辺の環境整備と考えている。先ほど言われていた市からの要望も併せて、今後行っていくところである。また、北側に配置している資源集積所も敷地内側へ移動させた。併せて駐車場も駐車台数を減らし、地下2段地上3段機械式駐車場に変更している。それから西側駐車場について、以前は地上2段地下1段であったが地下2段地上1段に変更し、西側の住民の方々に配慮した。以上が変更の大きな内容である。

委員長 :詳細の変更についての議論は後にすることとし、大分時間も経過しているため、調整会開催請求者の方はそれぞれご要望を簡潔にお話いただきたいと思う。順不同になるが、委員の手元に調整会開催請求書があるが、提出者名が伏せられているので、発言いただく請求者は挙手願いたい。

近隣住民:セントラルハイツ管理組合の理事長をしている者である。事業者の方から事業について説明いただいたが、今回、我々の方で内容を検討した結果、調整会の開催を要求することとなった。計画変更案であってもセントラルハイツへの日照は十分に確保できていないため、ぜひとも改善して欲しい。我々セントラルハイツ管理組合の中にはグランドメゾン狛江計画を考える会という会があり、そこの代表の者からも話がある。

近隣住民:位置付けとしては、グランドメゾン狛江計画を考える会はセントラルハイツ管理組合の内部組織であるが、私は個人的に調整会開催請求を提出している。セントラルハイツ理事会の意見を踏まえ、発表する資料を作成している。まず、事業回答書に対する住民の意見について申し上げる。平成22年11月9日に事業回答書の写しを受け取った。これに対し、不安が非常に大きかったので、急遽、セントラルハイツの事業回答書受取者へアンケートを取った。特に、事業回答書に関する住民の意見として、納得できない、回答として不十分、回答になっていなかったというアンケート結果がほとんどであった。ここにある結果が、事業意見書を提出したセントラルハイツ住民の多くの意見であるとご理解いただきたい。次に、事業者への要望ということで、今理事長の発言にもあったが理事長の調整会開催請求理由のほぼそのものである。説明にあった計画変更概要によるとセントラルハイツ住戸への日照を大幅に妨げる計画になっており、合意できる内容ではない。セントラルハイツへの日照時間を十分確保できるように、配棟を変更していただきたいというのが事業者への要望である。要求に関してだが、平成22年11月10日に事業者から、日照に関する資料をいただいた。その資料より、日照時間が各戸についてどれくらいあるのかということについて整理した。冬至だけで話すが、冬至の時は現在約4時間半の日照があるが建築後には1時間半となってしまう住戸がある。これは、3時間影の中に住戸があることを示している。1時間半と申し上げたが、我々のマンションにはひさしが付いているので、1時間半の日照というのはベランダに日が当たる時間というだけであり、1時間半の日照というのは全く部屋の中に日が差さないという状態である。次に日照時間3時間以下、これはかなり日照が遮られる住戸であるが、この住戸数がグランドメゾン狛江計画の建物と同程度まで改善されるようにお願いしたいというのが要求ということになる。かいつまんで申し上げると、グランドメゾンの計画を作成する時に既存の住戸である我々の日照も考慮して計画を立てていただきたい。セントラルハイツの日照を単純に奪って、グランドメゾンの日照を確保するというような考え方はやめていただきたいというのが要望としてある。次に、直接的にセントラルハイツに関係があることではないが、先日セントラルハイツで事業者から事業計画変更について説明を受けた。この際に、平成21年7月1日に東京消防庁より「消防アクセス確保対策に係る指導基準」が制定されたが、これに従わないという説明を受けた。これは安全、安心な狛江市という観点に立つと、非常に問題のあることであり、ぜひ、市としてもこの点に対し守るように指導していただきたいということと、配棟計画を変えるということに関しては、我々の要望と非常に密接に関係したものであるので、ぜひ、変更して欲しいと思う。まとめとしては、事業者から示された平成22年10月11日付けの計画変更概要書から次の案に変更されたうえで、次の調整会を開催していただきたい。これに関しては、この配棟計画という意味かもしれないが、この案のままではセントラルハイツとしては協議の席に着けない。

委員長 :事業者からここでご回答いただいてもよいのだが、見受けられるところセントラルハイツ住民の方の調整会開催請求があと4点あり、他のご意見も類似しているところもあると思うので、そこをまとめて伺ったところで、事業者の意見を伺うこととする。それでは、ご意見をお願いしたい。

近隣住民:私は、セントラルハイツに住んでいる。本日は、日照や配棟、周辺道路等外観に関することについてのみ述べたいと思う。事業者の方から変更案が出てきて、確かに西側の方は随分緩和されたとは思うのだが、セントラルハイツ側及び北側については、はっきり言って、変更前と変わりがないのと同じと捉えている。特に1棟の向きを変え、離隔を確保したことで、10m離したと言われているが、実際には自転車置場を設置することで変更前と変わらないし、その隣の棟に関しては、非常階段の位置等はほとんど離隔が1.7mや1.5mというような状況で、何も改善になっているとは思えない。私たちは、今住んでいる住環境を守りたいのであって、決してグランドメゾンに入居する方々と喧嘩をしたい訳ではないのだ。ただ事業者の方が企業理念と全く逆のことを今行おうとされていて、自分たちの利益を私たちの負担で補おうという姿勢が全く納得できない。日照に関しても、先ほど、グランドメゾン狛江計画を考える会の代表の方から話があったように、日照ゼロという住戸が発生してもよいということについて、事業者からは事業性の確保のためには、そのようなこともあり得ると言われている。そのようなことはあってはいけないことと思うので、正常な住居として私たちセントラルハイツや北側の住民が常識的な生活を送れるだけの日照を確保できるような建物にしていただきたい。更に圧迫感等についても、セントラルハイツ以外の近隣住民からの意見も随分あった。272通の事業意見書及び事業回答書全てを読んだ結果、90以上あるいは100以上の事業意見・要望が出ているものをまとめた。「日照について」日照の確保、住居・小学校の日当たり等178、「緑について」ヒマラヤスギの保護、伐採をやめて、既存樹を残して等134、「高さを低減せよ」102、「離隔を十分とってほしい」98、「規模縮小、戸数減、根本的な配棟変更」191、そして「企業姿勢に問題がある、不誠実である」話し合いを続けて欲しい等193、特にこの100以上の数値を占めている意見に関しては、事業者が絶対に改めなければならないことである。これは、私たちが、狛江の住民が出した意見というよりは、どこでもこのような意見を抱えておられると思う。193という数字は一番多い。企業姿勢として正していただきたい。事業者は近隣住民の意見・要望に応じた結果、セントラルとの境界からの離隔を1棟だけ10m確保したと言われているが、「離隔を十分とってほしい」というアンケート総票数98のうち距離10m以上の意見数については24しかない。離隔距離について10m以上確保という意見数が24で、その中で最も多かったから離隔を10mにしたが、自転車置場を作るため、実際の離隔は5mである。次に、私が作成したものだが、戸数450戸とした配棟を作成してみた。グランドメゾン杉並に見学に行った際に、東京航空計器の敷地の1.5倍の面積に680戸の建物が敷地いっぱいに建っていた。それを航空計器の敷地面積に換算すると450戸程度となるため作成してみた。これは、杉並区のように地価の高い場所でも採算が取れるのではないかと思われる。根本的に狛江という街並み、住環境のよい場所には、もっと質の高いものを造っていただきたいと思う。最後に、もし、今の計画でグランドメゾン狛江を建てられたら、将来セントラルハイツが建て替えをする際に、全ての住戸に日照が当たるようにしたいと考えるのは当然であり、その時の理事長や理事の方々が、建築を計画する際に、どんな建物への建替えをしようとグランドメゾンからは絶対に文句を言わないでいただきたい。以上が私からのお願いである。

委員長 :基本的には道路を整備することと、東側マンションへの日照を確保すること、そのために離隔距離をとり、事業者は姿勢を正すという意見でよろしいか。細かい点は別途協議することとする。他に請求を出された方で発言されていない方はおられるか。

近隣住民:私は、セントラルハイツ1号棟に住んでおり、今回の計画を聞いた。25年以上狛江に住んでいるが、非常に狛江市はよいまちだと思っており、これからもずっと暮らそうと考えていた。その中で、今年になってから急に計画を見させていただき、非常に驚いた。狛江市まちづくり条例の中に、狛江市は多摩川が流れ、自然環境に恵まれ、古墳等の歴史遺産が多い住宅都市とある。それから、私たちは、土地は私有財産であっても、その利用に当たっては高い公共性が優先されるとの基本認識に立ち、良好な環境を形成するように努めなければならないとある。条例第5条に、事業者は、自らが協働によるまちづくりの担い手であることを認識し、市民等が安心して暮らせる良質な住環境の創出に努めなければならないとある。ご存知のように計画敷地の東側、西側も含めて、高さにすると10階建てくらいとなるが、30m程度のイチョウやヒマラヤ杉がある。この資産のような立派なものを計画の土地にまず残すことを考えて配棟計画をしていただきたいと思う。「移植します」という説明があったが、専門家の方から色々聞いたところ、高さ30m以上の樹木を移植することは非常に困難とのことであった。こういうことを考慮せずに「移植します」という回答で終わっている。我々としてはこの点について考えていただきたい。もう一点は、事業区域面積が3,000㎡以上の事業については、事業区域面積の6%以上の用地を確保し、公園等の施設を整備するように行政からの指導が、まちづくり条例上あるかと思う。その場合、3%程度ずつ2つに分け、2箇所の公園という計画で聞いていたのだが、計画敷地西側の角のところは既に保育園の敷地に利用するということを聞いた。そうすると3%の公園しかこの2haの敷地の中にはなくなってしまう。既存樹木については十分配慮していただきたいと思う。次に、日照の問題はグランドメゾン狛江を考える会の代表が色々申し上げられていたが、私も日照の問題は大事だと思っている。事業者の方には、ぜひとも住民の意見を取り入れて、いいまちになるよう努力していただきたいと思う。私もそうなのだが、よそから移り住んできて、以前から住まわれている住民の方々と仲良く生活していきたい。これからマンションを購入して住まわれる方には罪はない。計画について配慮していただき、立派なマンションができるよう期待している。

委員長 :セントラルハイツの方々の発言は大体よろしいか。それでは、今この場で回答できる範囲で構わないので、事業者の方から発言があればお願いしたい。一つはセントラルハイツの視界と関係して、もう少し離隔距離をとるよう設計変更して欲しい。更には、消防の問題もあるので、外周道路を確保するなり、消防車が入れるような計画の検討、高さと圧迫感の問題、配棟等、何か今の段階で発言したいことはあるか。

事業者 :具体的には、色々と私どもなりに近隣住民の方々のご意見を、できるだけ、項目として受け止めて対応させていただいた計画を説明させていただいた。ここから更に変更ということは本日の調整会の主旨であるとは思うが、なかなか現時点では具体的にこの計画をどのようにしていくかということは、難しいと思っている。ただ、これまでどういうふうな形で取り組んできたのかということを、少しかいつまんで説明させていただければと思う。まず、セントラルハイツとの離隔の問題であるが、これは、日照の問題、圧迫感の問題等色々なことが含まれてのご要望であると理解し、受け止めている。具体的に離隔距離を5mや10m等色々なご意見をいただいた。私どもとしても、離隔を確保している隣地境界付近には大きなヒマラヤ杉があり、こういったことをセントラルハイツの方は、今現在の生活環境がよいと考えられておられるからこそ、既存樹木を残して欲しいと要望されていると認識している。今回の計画について、どこまでそれらのご意見に対しお答えすることができるかと考えている。最終的には、今現在あるセントラルハイツとの境界側にイチョウ並木の既存樹木を大切にしようということとの中でまず、残していくことを考え、それによって建物間の緩衝ということを含め、計画の中で、今の既存樹木を残していくことができるであろうと思う。更に10mの建物の離隔を空け、駐輪場設置する計画としたが、駐輪場程度であれば樹木に対しさほど影響はないであろうと考えている。更に移植計画をここで考えることができると思い計画した。例えば、セントラルハイツ側から見たグランドメゾン狛江の状況だが、今までの既存樹木が残った場合から離隔を10m確保することによって更に植樹をすることによって、相当の緩衝帯が作れるであろうということを含み10mの離隔を検討している。今回の計画では一番高いもので15階の建物を予定していたが、用途地域が第一種低層住居専用地域に対する日影規制が厳しい方向となり、建物を移動することによって建物の現行計画が成立しなくなった。また、もともとあった建物の間隔が成立しなくなるということで、配棟計画を見直すこととなった。結果的には配棟変更して住宅を確保し、西側に対する影響もよくなったのではと考えている。一方で、冬至における日影がどの程度改善されたかというと、現状は私どもが説明している午後からの日照、真北方向に対して真西を向いているセントラルハイツがあり、午後2時以降に日影が当たってくるという関係にある。午後の影の状況だが、午後1時の状態では、方位からすると西から日が射しているので、実質、我々の計画建物からの日影ということになる。午後2時には、セントラルハイツへ日影の影響が出ることとなる。今回の計画変更により、改善された日影が減少した範囲をセントラルハイツの立面図に示している。更に午後3時、午後4時の段階で、それぞれセントラルハイツとの境界から計画建物の離隔を確保し、高さ15階が14階になることにより、改善されてきている。しかし、どうしてもセントラルハイツの北側の住戸3列分、高さ6階分付近までの住居の方については、1.5時間程度の日照となっているが、我々の計画では、戸数的に30戸減少させることになり、数値的には容積対象面積として2,760㎡程度減としていくというところで、全体的な変更に伴う減少という判断をし、考えた次第である。この計画について、真剣に私どもで取り組んだ結果であることをこの場でお伝えしたい。

委員長 :色々変更の検討を行い、努力された結果というのはわかるが、近隣住民の方々からすれば、離隔の距離等の問題も改善されていないというところかと思われる。その点については、他のご意見との絡みもあり、本日直ちに結論が出る話でもないと思うので、もう少し、今度は調整会開催請求者ではない方の意見も伺いたいと思う。その前に、調整会の請求をされていて、セントラルハイツにお住まいではない方がもう一方おられるので、発言をお願いしたい。

近隣住民:私は計画敷地の西側に住んでいる。今回のグランドメゾン狛江計画は、市の建築計画としては他に類を見ない規模だと思われる。当然、結果的に周辺の住環境に与える問題も類を見ない規模になってくると思う。根本的な問題は、当該マンション自体が非常に過密で住宅としての質、安全性の面でも問題が大きく、且つ周辺地域や狛江市の住宅地としての質の低下といったものが懸念されている。こうした問題を招いた根本的な原因は、既にご承知のように、この場所に絶対高さ制限がなく、容積率の非常に大きい準工業地域のまま残っていたということだ。一方で、周辺は一番厳しい第一種低層住居専用地域である。したがって、こうしたところに最大限の規模で建築計画をすれば相当の問題が起きるということは明らかである。ところが、事業者の方は、そういった周辺の問題を全く考慮せず、最大限の規模と利益を追求した過密な計画を行っているのが現状である。その中でよく言われることなのだが、建築基準法上は適法であるということを聞く。しかし、建築基準法は最低の基準を定めたものであり、決して権利ではないということを考えていただきたい。憲法にもあるように個人の自由及び権利というものは公共の福祉のもとに濫用されてはならない。近年、このような問題は建築紛争としてあり、日本の街並みや建築の質の低下を招いた反省がある。現在、数年のうちの改正を目指して建築基準法の抜本的な見直しがなされているところである。そういう中であることをご承知のうえで、事業者の方には、この調整会に臨んでいただきたいと思う。それから、事業回答書の中にしばしば「事業としての一定の規模を確保しなければならない」という言葉が出てくる。そもそも事業というのは、事業者が自ら立てた目標であり、それによって土地の買収価格や規模といったものを決めてきたのである。これは、事業者の利益目標であり、このような一過性の目標は、近隣住民の生活や安全を未来にわたり奪う理由には到底ならない。我々としては、認められるものではない。仮にこうした計画を行うのであれば、事業者自らがリスクを負うべきであると思う。したがって、本計画においても、規模、高さに拘らず、周辺地域への環境悪化を最小限に抑える思想のもとに計画を変更すべきであると考える。そのことが同時に、光、緑、風、安全、景観を確保し、周辺と今計画している建物自体を非常に良質な集合住宅の形成に寄与すると考えている。具体的に申し上げる。まず、現在の計画敷地について周辺の状況を考えると最大でも高さ25m以下、容積率200%相当が妥当であると考える。これを目安に、セントラルハイツ、周辺地域への日照や眺望、圧迫感の影響を緩和する処置を講ずることを考えていく必要があると思う。セントラルハイツ側は離隔距離、高さの低減、住棟長さ低減といった案を作成し、日照時間と眺望の状態、例えばCGといったもののデータで確認できるような形で具体的に提示して、各種のシミュレーションを行いながら合意を形成していくということが必要であると思う。次に、周辺地域への影響緩和及び当該建物の居住環境確保のため、セントラルハイツと同様に建物を敷地、道路境界から最低10mから15m以上離し、周辺に敷地、道路境界より最低3mの緩衝緑地を設ける。また、C棟、D棟の前も非常に狭いため、同様の離隔距離をとり、住環境を確保した方がよいと思っている。北西向きの住戸がまだ存在しているが、西向きに変更していくべきであると思う。それから、現在、西及び北側の道路も車道幅4mで危険を感じている。どのようにしても迂回等新たに発生する車がある。人通りも増える。そういったことに対応して、周辺道路を拡幅することは絶対に必要だと考えます。それから歩道も設ける必要もあると思う。具体的には、西側については、車道幅5.5m、歩道幅3m、緑地帯3m、北側については、車道幅6m、歩道幅3m、緩衝緑地3mというふうに考えている。現在は歩道状緑地ということで、4mといわれているが、緑地幅としては不十分である。実際に人間が通行する幅は約2.5m程度だと思うが、もし、緑地と歩道を合わせて歩道状緑地とするなら、6mの範囲で計画することを求める。それから、緩衝緑地帯は、計画上まだ西側と北側で途切れているところがあるが、切れ間なく3m以上の幅で計画してほしいと思う。それから、道路からの離れや緑地、配棟について「市と協議する」とあるが、まず我々と協議し、方針を決めるということを前提条件にしていただきたい。しかる後に、市と我々が協議して進めていきたいと思っている。それから、ヒマラヤ杉等の現在の敷地内の主要な樹木を極力保存するような配置計画を行っていただきたい。先ほどセントラルハイツの方も言われていたが、それを前提として配置計画を行うべきである。最初から、容積、居室を確保しようとするから現在のような問題が出てくるのだ。計画敷地の南東部、セントラルハイツと隣り合う角付近のところの公園とされている部分では、ヒマラヤ杉がおそらく3本くらいしか残らないと思う。全くそれが今の狛江市の水と緑を保存するという意味では不十分だと思う。グランドメゾンのA棟を南側より約30m短くすることにより、相当数のヒマラヤ杉が残ると思う。そのことにより併せてセントラル側の日照や眺望もよくなってくる。そのようなことも含めて、検討していただきたいと思う。それから、6%の提供公園は緑地を犠牲にせず、ただでさえ緑地が不足しているので、これは絶対に許すことはできないと思っている。全て公園として整備して欲しい。保育園用地としては絶対に使用しないで欲しい。それから、保育園用地は別のところに設けることを要望する。保育園を現在計画している位置に設けることは、交通安全上、非常に危険である。保育園を設けるとすれば、建物内、あるいは敷地北、西側の場所に更に検討することが必要であると思う。それから、消防、災害活動ということで、安全性を高めるために、一つの案として私が言っていることは、構内にまっすぐ貫通道路を設けるということである。そして、それを北側の方にも主要出入口として設けるということを提案している。それから、駐車場は全て屋内の機械式駐車場として欲しい。西側等の屋外の駐車場はやめて欲しい。それから、ヒートアイランド現象の環境負荷を低減するために、緑化基準を越えて、更なる屋上緑化、壁面緑化等をお願いしたいということである。

委員長 :具体的な説明と多岐にわたる提案をいただいたが、おそらく多数の他の方からもいただいていると思うので、請求者以外の方のご意見も伺いたいと思う。

近隣住民:グランママの会として申し上げたい。今、発言された近隣住民の方と内容が重複するところもあると思う。まず、日照について、グランドメゾン狛江北側B棟最上階の角は傾斜をつけていただき、C棟、D棟も一段ずつ下げて、北側への日照を確保して欲しいと思う。全体的に、高さについて、セントラルより高くしないでいただきたい。計画敷地の北、西の方は今もセントラルハイツの建物で、朝に日が当たらない。だから、それ以上建物を高くされると、より一層日が入らない。

委員長 :今の計画建物の14階という高さは、セントラルハイツの建物高さと同じと考えてよろしいか。

近隣住民:はい。それから、私たちの生活道路でもある計画敷地周辺の道路だが、西から北に向かう道路の曲がり角の隅切りをもっと大きく取って欲しい。そうしないと消防車の活動ができない。自分たちの生活を守りたいので、西から北に向かう道路の曲がり角に隅切りと拡幅は絶対にお願いしたいと思う。先ほどの近隣住民の方が西側車道幅5.5m、北側車道幅6mと発言されていたが、市の方に申し上げるが車道幅5.5mではなく、全て6mで揃えて欲しい。計画敷地北側のサブエントランスが、道路ぎりぎりで、民家の目の前にある。これは、プライバシーを侵害されている。そのサブエントランスは駐輪場の入口にもなっており、かなりの人が利用することになる。したがって、もっと敷地の中に移動して欲しい。また、D棟が、道路ぎりぎりに建つ計画になっているので、北側道路から2列分の住戸はなくして欲しい。そして、その場所は緑にして欲しい。可能であれば、ベンチでも設置して一休みできるような、ゆとりのあるものを造って欲しい。そして、緑、学校、保育園のことだが、保育園の位置等について、協議がこれからされるということだが、南西の保育園予定地については、公園を望むが、保育園になってしまったら、送迎車両、自転車等が増え、危険なため、計画敷地内から保育園へ出入り、送迎ができるように停車スペース等の空間を設けるよう検討して欲しい。次に、学校の風対策として、D棟のところに目隠しとして樹木を植栽して欲しいと思う。そうすることにより、風の緩和となり、プライバシー確保にもなり得ると考えられるので、検討願いたい。また、小学校のプールもプライバシーが確保できるようにお願いしたいと思う。最後に、私たちはグランドメゾンに反対しているわけではない。よいものを造ってもらいたいと思う。良質なマンションを造っていただきたい。もう少し狛江というものをよく考えて、二世帯で住めるような、多様な世帯を設けた間取り等検討していただきたいと思う。

委員長 :次に発言される方はお願いしたい。

近隣住民:私はセントラルハイツに住んでいる者である。二点だけ話をしたい。事業者が先ほど説明された時に、今の変更案を変えるのは相当厳しいと早々と言われたので、非常に心配になった。今の変更案では、大多数の近隣住民は納得しないと思う。セントラルハイツでは、具体的にアンケートまで集計して確認した。事業者にはその認識にまず立って欲しい。次回の調整会は、事業者が今の変更案を変えたものを出してから行って欲しい。それから、土壌汚染の問題がある。どんなに立派な建物を建てても、その下の地面が汚染されていたら大変なことになる。事業計画地では、長い間色々な物質を使用しており、鉛の汚染が現段階でも発生している。我々の調査ではダイオキシンの反応が出ている。これは、焼却炉の煙突が40年間放置されており、その周辺から反応が出ている。このダイオキシンが、更にその地面にも浸透している可能性がある。建物だけでなく、建物の足元もしっかりとしたまちづくり、建物の計画をお願いしたいと思う。以上だ。

委員長 :今、土壌汚染とダイオキシンの問題が出たが、現段階で回答できることがあるのであればお願いしたい。

事業者 :ダイオキシンや鉛等の土壌汚染関係については、平成22年11月28日に解体工事の説明会を行わせていただき、情報については近隣の方へも説明させていただいた。これは東京航空計器㈱の責任において除去作業を行い、ダイオキシン等がない状態で土地を明け渡すということになっている。現在、東京航空計器㈱の方で、その作業をしていただいているところである。最終的には作業を完了して、煙突内のダイオキシンが一切なくなったという確認をしていただいて、調査報告を関係所管へ提出していただく。その後、土地を明け渡すということとなる。また、土壌関係も法令に則って調査をしていただいている。その調査が完了次第、正式に私どもの方に年内には報告をいただくことになっており、その報告により、私どもが事業者として土壌汚染対策法と東京都の条例に基づいて除去作業を行うこととなっている。鉛については基準値を越えているということが事前の調査で明らかになっているので、深度調査を更に深めて行い、どこまで除去すればよいかという調査していかなければならない。それに則り、私どもの方で、解体工事と併せて土壌汚染の搬出作業となる予定になっていることを昨日、説明させていただいた。

委員長 :そのほか、建築計画について何か発言はあるか。

近隣住民:私は、航空計器跡地の巨大マンション問題を考える会の事務局の者である。一つ今伝えておきたいことは、私たちは狛江市和泉本町一丁目をはじめとして、市内各所から有志が集まり、事業意見書272通全てに目を通した結果、その総意が都市計画上の高さ制限をかけること以外に根本的な解決が図られないと考えている。そのために、現在一刻も早く和泉本町一丁目の準工業地域西側地域に高さ制限をかけることを行政に強く働きかけている。その意を委員の方々におかれては十分に汲んでいただいて、調整会においてもご判断していただくようお願いしたいと思う。そのほか、会として、主に平成22年5月26日提出の事業意見書に表記した問題点を解決すべき意見として重視している。

委員長 :では、次の方の発言をお願いしたい。

近隣住民:セントラルハイツの住民の者である。一点質問がある。グランドメゾン狛江計画についての今回の変更案で、グランドメゾン自体の各住戸の冬至日と春秋至日の、最低の日照時間はどのくらいで計画されているのか。そして、その最低の日照時間を計測された場所はベランダの外側なのか、それともサッシ面なのか、それを教えていただきたい。

委員長 :もし、簡単に回答することができるのであれば、事業者の方から説明いただきたい。

事業者 :現計画にするにあたって、住戸毎の日照時間等の設定ということはしていない。基本的に配棟については、方位を考慮して計画している。

近隣住民:日当たりのない住戸があるのか。設計担当者から説明いただきたい。

事業者 :戸別の日照時間は設定していない。基準は設けていない。

近隣住民:答えになっていない。

委員長 :現実的にどの住戸の日照が何時間になるか等の検討を行っていないということか。

事業者 :はい。

委員長 :細かいことはわかっていないということなので他の発言をお願いしたい。

近隣住民:計画敷地の西側に住んでいる者である。事業者の方が設計変更をされて、大幅に緩和されたと言われた。北側についてはよく見ていないが、西側に関しては、設計変更前とほとんど変わっていない。これが本当に建ったら、一日1時間半くらいしか日が当たらなくなる。これは切実な問題である。また、公園をなくして、保育園を造ることについて狛江市と協議したと事業回答書に書いてあったが、保育園の計画位置を変更し、事業区域面積の6%は公園として欲しい。

委員長 :計画敷地西側の住戸にも、建築基準法の規定内であれ、午前10時から11時頃まで影が落ちることについての問題でよろしいか。

近隣住民:はい。これは深刻な問題である。

委員長 :その基準内でも、現実的に大きな被害を受けるということでよろしいか。

近隣住民:はい。

委員長 :ということは、計画敷地東側のセントラルハイツと同様の被害を受けるということだ。では、次の発言をお願いする。

近隣住民:私は、航空計器跡地の巨大マンション問題を考える会の代表をしている者である。本日は、グランドメゾン狛江について多くの意見が出ているが、小学校に隣接するD棟付近に113㎡の土地を提供するという話がある。これは33坪であるが、そこに小学校ができると離隔が700mm程度となり、ここをどうされるのか説明いただきたい。また、事業者はまちづくり条例に従って、説明会を1回しか行っていない。しかも時間帯が午後4時半からということで、小学校から子どもが帰ってくる時間帯で保護者の方は出席できない。そのような時間帯に設定し、いいかげんな説明を行い、「次回行います」と言っていたが、全く行われていない。子どもたちも近隣住民であり、父母会も子どもたちを心配している。一向に説明会を開催しない。教育委員会の方は、これは建設環境部の話だと押し付けている。都市整備課では、これは教育委員会と言っている。本日の調整会では、その父母会のことについての話が欠落している。

委員長 :近隣住民にとって説明会が不足というのは、よくあるケースであるので、それを補うためにもこの調整会という場に到達しているわけである。次回以降、その小学校の方も交えて、その問題もこの調整会で検討したいと思う。

近隣住民:それはそうかもしれないが、父母会からも意見がないのに、強引過ぎるのではないか。意見をまだ述べていないし、回答もまだ得られていない。

委員長 :この調整会は、今申し上げた役割となっている。その点は事業者の方に、更に説明会を行うようにと言っても無意味であるので、この場で調整会として行う。説明会が個々に開かれると、かえって全体がわかりにくくなるし、その点は事業者の方も困るであろう。住民の方々も収拾がつかなくなる。我々も全体の意見が掴みにくくなるので、この場で、全部集約して一遍に議論を進めたいと思う。その代わり時間はかけたいと思う。もちろん、開くのは構わない。構わないが、その個別の説明会の結果がこの調整会に反映されるとは限らないので、我々とこの調整会にて話を進めていただきたいと思う。

近隣住民:聞いていると強引な気がする。

委員長 :時間がないので、次の方にお願いしたい。

近隣住民:私は計画敷地の北側に住んでいる者である。大きな建物には皆さん反対されているので、重複することになるので割愛する。一点言いたいことがある。香港にある建物という印象を受けた。しかし、香港にある建物とどこが違うかというと、駐車場が地上にあるのである。駐車場を完全に地下化にすることによって、もっと土地が合理的に利用できるのではないかと思う。地下駐車場にして、その地上を保育園にしていただいでも、文句はない。今、どこでも集合住宅の駐車場は地下になっている。

委員長 :他にあればお願いしたい。

近隣住民:計画敷地西側に住んでいる者である。今回の配置の計画は西側の低層の住戸があるが、十二分に西側の戸建住宅に配慮した建築設計をお願いしたい。計画敷地西側は、将来にわたり、眺望もグランドメゾンに約束し、日照も約束する形だ。グランドメゾンにとっては圧迫感といった懸念もない。その対価として十二分に西側に配慮した建築設計にしていただきたい。以上である。

委員長 :時間がなくなってきたが、もう一人発言をお願いしたい。

近隣住民:私はセントラルハイツに住んで約20年になる。事業者の方にお願いしたいのは、今度できるマンションが狛江市民として、快く受け入れられるようなものを造っていただきたい。利益追求ではなく、社会的責任に基づいた質のよいものを造っていただきたい。静かなまち狛江を、利益追求で騒がせないようにお願いしたい。

委員長 :事業者も、ビジネスとして事業をなさっている訳であるが、ある意味で社会的な貢献も今回のような事業でも重要であると思う。今回、多岐にわたってご意見をいただいたが、細かいところは、いずれ更に設計を揉んでいただく中で考えるとして、とりあえず大きな問題として、小学校に隣接するD棟についてどう考えているのか。そしてもう一つ、セントラルハイツ側だけではなく、法定内であっても西側の住戸に対する日影の問題が多少発生する。この点について、どうお考えか。本日お答えできる範囲でお願いしたい。

事業者 :では、今の二点の件について答えさせていただきたいが、学校用地の件はどういうことを答えればよいか。

委員長 :学校用地を提供した分、どのように学校の増築等がなされて、グランドメゾンとの建物の見合いの関係はどのようになるのか心配だといわれている件について、お答えできる範囲でお願いしたい。

事業者 :今回の敷地について、学校を増築するにあたって、どこがふさわしいかということを私どもなりに、要望に対し考えた。小学校の図面を確認したところ、小学校の中廊下の突きあたりから先に増築するスペースを確保することによって、2階建ても可能であるということ、一般的な斜線制限等で確認し、設計上は可能であろうと判断し、市の方へ提案した。もちろん、小学校と隣地建物がお見合いという状況になるので、将来このような形で実現した場合は、売主側としては、ここは学校の施設が建つ可能性がある場所であることは、十分周知をさせていただいたうえで、販売する。したがって、決まり次第、小学校に隣接する建物に窓の関係や、この付近の詳細な形状については具体的に今後検討していく必要があるであろうと考えている。

近隣住民:学校の位置が合っていないと思う。

委員長 :学校の土地と隣接しているので、学校用地を提供することにより、学校敷地の容積率を増加させ、その容積を利用し、空いている場所に教室等を増築すればよいという考え方でよいか。

事業者 :はい。現在の学校施設に接続する考えでどうかと提案させていただいた。

委員長 :細かいところなので、別途調整していきたいと思う。では、続けてお願いしたい。

事業者 :日影については、西側だけに限らず、北側も第一種低層住居専用地域の中で日影規制があるため、その日影規制の枠の中で考えていきたいということで対応している。

委員長 :規定内の範囲で計画はされているが、近隣の建物に配慮することは、まだあまり検討されていないということか。

事業者 :はい。建物の離隔であるとか、環境整備を重視し、日影規制については規定上の範囲内で検討している。

委員長 :一般的にはそれでよいと思うが、微妙な、若干の配慮で、大分状況が改善されるようなところもあると思う。微調整の余地はあるのではとも思われる。今後議論していきたいと思う。時間になったが、委員の方で、この計画の事実関係等で、話があれば発言していただきたい。

委員  :今説明のあった日影の関係で、西側、東側もそうだが、建築基準法の規定値と確認したいので、可能であれば等時間日影図を提示していただきたい。

事業者 :了解した。等時間日影図を用意する。

委員長 :次回の調整会に向けて、用意していただきたい。ただ、次回は、更に本日発言いただけなかった方の意見も伺うし、更には、本日の調整会開催を知らなかった、あるいは調整会開催請求が間に合わなかったという方もおられると思う。また、新たな調整会開催請求者もおられるかもしれない。だから、本日と同じような状況から調整会を開始するかもしれない。その一方で、西側住戸への日影の問題あるいは東側住戸への日影の問題、緑の保全の問題等について強い要望が多々出ていて、それに対して努力をされて、少しだが改善をされた案が出ているが、近隣住民の皆さんからすると、明らかに不十分という印象である。我々委員からみてもかなり改善の余地があると思う。もう少し適切に、近隣住民の方々の要望を反映できるよう努力をして、多少改善した案をご用意いただきたいと思う。ただ、次回の調整会までに間に合わないということもあると思う。今のその日影図も、もし更に改善する案をいただけるのであれば、それについてご用意いただければよいと思う。次回、特段お持ちいただけないということであれば、本日の案の等時間日影図をご用意いただきたい。それから、2点ほど私から質問がある。具体的に、例えばセントラルハイツ住戸の日照を午後2時まで確保するようにしたいと思うと、あと何mの離隔をどのくらい確保すればよいのかということを試算して欲しい。その通りに設計変更をするようにという訳ではないが、あと何m離隔を確保したら収まるかということを確認したい。次に、第一種低層住居専用地域の日影が、その問題とどう関係するのかという状況についての資料も用意して欲しい。更に、もう一つの問題は、近隣住民の方から、この地域の高度地区を変更することと同時に第一種住居地域、容積率200%にして欲しいという要望が出ていることはご承知の通りで、そのことはこの調整会とは別の問題だが、要するに周囲の地域は第一種低層住居専用地域であり、周囲から見れば、周囲の住居に色々配慮して欲しいということである。更に、現在この場所にある東京航空計器が取り壊しによりなくなり、その他に若干工場が残っているかもしれないが、そう遠くない将来、この地域は住居系の用途地域に変更される可能性が高いわけである。何十年も先というわけではないであろう。この地域が住居系用途地域になった時には、この計画建物と斜線制限等との関係が、違法状態になる。つまり既存不適格になるということになると、この住戸をお買い求めになる最終消費者、将来の狛江市民の方にとっても、これは申し訳ないということになる。したがって、現在設計されている建物の外形が、住居系用途地域の斜線制限内、天空率のオプションを使用しても構わないが、その規定に収まっているのかについての説明資料というか、確認をしていただきたい。今申し上げた2点について、次回調整会までご用意いただきたい。これは委員としてのお願いである。それで、次回はどのようにして進めるか。

  

日程調整

 

委員長 :次回の日程については、1月15日以降くらいで別途調整し、改めてご案内をさせていただきたいと思う。何分大きな計画であり、参加者も非常に多くなり会場の準備も大変であるので、少し時間をいただくことになるかと思う。それでは、1月の半ばから後半にかけて開催したいと思う。以上をもって閉会とする。