令和3年8月31日

2学期の始業に向けて

狛江市は小・中学校ともに2学期を予定通り始業(中学校8月25日、小学校9月1日)することといたしました。当面休業するほうがよいのではないかといったご意見もある一方で、学習の遅れを懸念し予定通りに開始を求める声も多く届いています。
東京都全体の感染状況は依然として深刻な中、学校内で子どもに感染が広がらないことを第一に、狛江市では教育関係者へのワクチン接種を実施した上で、新学期を迎えました。また、12歳以上の子どもたちの希望者に対してもワクチン接種を進めています。
新学期開始後は、校内での行動制限、検温や手洗いの励行、マスクの徹底、常時換気、定期的な校内の消毒等に加えて、今後の状況に応じて実行可能なあらゆる感染予防対策を講じ、継続的に子どもたちをお守りするよう努めてまいります。また、家庭内での感染事例が複数発生しておりますので、各ご家庭におきましても、改めまして感染防止にご留意ください。
「学びをとめない」ことを念頭に、通常の授業形式が取れない場合は、オンラインによる授業やYouTubeでの動画を活用し、感染防止と学習機会の保障の両立に、教育委員会、各学校、全ての教職員とともに、全力で取り組んでまいりますので、ご理解をお願いいたします。

 狛江市長 松原 俊雄

 

令和3年4月24日

4月23日、政府より東京都を含む4都府県に3回目の「緊急事態宣言」が発令されました。期間は、4月25日から5月11日までの17日間と短期間ではありますが、酒類を提供する飲食店や大型商業施設などに休業要請をするという大変厳しいものとなっております。
現在、感染力の強い変異株が猛威をふるっており、新規感染者数の増加スピードが急激に上がっています。変異株は、従来株より最大1.9倍も拡大すると東京都のモニタリング会議や報道で言われています。変異株は感染力が高い上に、特に若い世代も重症化しているようです。東京都のモニタリング会議の資料を見ると、現在の増加ペースが続いた場合、1日当たりの新規感染者は、2週間後に約1,170人、4週間後には約2,140人になると試算されています。また、変異株は感染力が高い上に、特に若い世代も重症化していると言われています。以上を踏まえ、今回3回目となる緊急事態宣言が発令されることとなりました。

狛江市内の感染者数を分析すると、3月は25名、4月は22日現在ですでに60名となっています。2月と4月の感染者数は、ほぼ同じ60名と62名ではありますが、年代別感染者数の割合で見比べてみると、4月の20代以下の感染者数は、2月に比べて2倍になっており、4人に1人は20代以下の若い方に感染が広がっています。

これから大型連休を迎える中、皆様には特に次の3つの点を重点的にご協力をお願いいたします。

  1. 不要不急の外出はしないこと
    新緑の季節、陽気も良くなります。外出したくなるその気持ちを我慢して、ご自宅でお過ごしください。
  2. 朝晩の体温測定を欠かさないこと
    体温測定を通じながら、ご自身の体調管理には常に注意するように心がけてください。万が一、発熱等で具合が悪くなった場合は、狛江市の休日診療や東京都の発熱相談センターにすぐに電話で相談しましょう。
  3. 会食の禁止
    すでに十分にご理解されていることと思いますが、大人数による会食は、感染リスクが非常に高い場所です。家族以外の会食は、昼夜、屋内外問わずに避けるとともに、テイクアウト等を利用するようお願いいたします。

その上で、マスクの着用、3密の回避、手指消毒など、引き続きの基本的な感染拡大予防の対策の徹底をお願いいたします。
狛江市では、緊急事態宣言期間中における市内公共施設の臨時休館やイベントの中止等の措置を取りながら、感染拡大に歯止めをかけるべく、人との接触機会を抑制していきます。
そして、連休明けの5月6日(木曜日)からは、75歳以上の方を対象に、新型コロナワクチンの接種クーポン券を発送します。5月以降、ワクチンの供給量も安定的に増えてくることが見込まれ、狛江市民へのワクチン接種も本格化してまいります。
今しばらくの間、市民の皆様にはご負担をおかけすることになりますが、この大型連休の期間中、引き続きのご協力をお願いいたします。

最後に、あらためて、これ以上の感染拡大を防ぐには、いかに人流を抑制するかが、大切なポイントとなります。
今まで狛江市民の皆様が日々の感染予防に対して、多大な努力をされてきたことは重々承知しており、ただただ深く感謝を申し上げる次第です。
今一度、心を一つにして、力を合わせて頑張ってまいりましょう。

 狛江市長 松原 俊雄

 

令和3年4月20日

4月12日(月曜日)から、都内23区と調布市など多摩地域の6市に「まん延防止等重点措置」が適用されました。
4月12日、私は東京都の多羅尾副知事とお会いし、狛江市が対象区域に該当しなかったことについて伺いました。その際、対象区域の候補は、23区相当に飲食店が集積していること、かつ多くの乗降客を有するターミナル駅があること、さらに直近4週間分の感染状況を考慮して判断されたと説明を受けています。狛江市は、23区相当の飲食店が集積しておらず、かつ大きなターミナル駅がありません。また、直近の感染状況も3月・25人、4月8日まで17人と減少傾向にありました。そのため、狛江市は、まん延防止等重点措置の対象区域には指定されていない状況です。
狛江市内の感染状況が減少に転じ、今回対象区域に指定されなかったのは、1月の緊急事態宣言の下、市民の皆様が危機意識を共有していただき、感染予防に取り組んでいただいた結果であります。
改めまして、市民の皆様に感謝申し上げます。

本日20日(火曜日)からは、多摩川の対岸の川崎市にも「まん延防止等重点措置」が適用され、狛江市を取り囲む全ての自治体が、まん延防止等重点措置の対象区域となります。
まん延防止等重点措置は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、人流の抑制を最優先に、次の要請を実施していくものです。

狛江市民を含む都民向けの要請
  1. 都県境を越えた不要不急の外出・移動の自粛。特に、変異株により感染が拡大している大都市圏との往来の自粛
  2. 日中も含めた不要不急の外出・移動の自粛
  3. 混雑している場所や時間を避けて行動すること
  4. 措置区域において、営業時間の変更を要請した時間以降、飲食店にみだりに出入りしないこと
  5. 会食において会話をする際のマスク着用の徹底
事業者向けの要請
  1. 営業時間の短縮
  2. 特措法施行令第5条の5に規定される各措置を要請
  3. 業種別ガイドラインの遵守を要請
  4. カラオケ設備の利用自粛を要請

営業時間の短縮の要請については、措置の対象区域とその他の区域で異なってきます。
対象区域の営業時間は、午前5時から午後8時まで(酒類の提供は午前11時~午後7時)ですが、狛江市などの措置対象区域外の営業時間は、午前5時から午後9時まで(酒類の提供は午前11時~午後8時)までとなっており、対象区域は1時間短縮となります。
 

我々は変異株という新たな脅威に直面しておりますが、この変異株は従来株に比べ感染力が高く、特に若者の変異株への感染が増えており、重症化もしているという報道もあります。新型コロナウイルスの感染状況として、狛江市でも若い方や家庭内感染が増えています。
4月下旬から5月上旬にかけては、ゴールデンウィークを迎えることとなります。感染をこれ以上拡大させないためにも、不要不急の外出・移動を控えるとともに、引き続き、マスクの着用、三密の回避、手指消毒、近距離での会話・会食の自粛、そして、体温計測や体調管理など、感染拡大予防の対策の徹底をお願いいたします。

 狛江市長 松原 俊雄
 

令和3年1月8日

緊急事態宣言の再発令を受けて

新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない中、1月7日(木曜日)に東京・埼玉・千葉・神奈川の1都3県に対して「緊急事態宣言」が発令されました。期間は、1月8日(金曜日)から2月7日(日曜日)までが予定されています。今回2回目の発令という事態を受け、不安な気持ちや動揺されている方も多いのではないかと思います。しかしながら、初めて緊急事態宣言が発令された昨年4月からこの間、感染リスクが高まる場面や行動は明らかになってきています。どうか今一度冷静に、皆様ご自身ができる感染予防対策の確認と徹底をお願いいたします。

今回の対策のポイントは、不要不急の外出自粛、特に夜の午後8時以降の徹底した不要不急の外出の自粛が強く求められています。その上で3密は絶対に避け、必要な外出も短時間で済ませていただくようお願いいたします。
また、飲食店等に対する営業時間の短縮、イベント等の開催制限なども求められており、狛江市においても11日の成人式をオンライン開催に変更することになりました。本来であれば新成人の皆さんと一緒に式を開催してお祝いをしたかったのですが、感染拡大の深刻化を踏まえて、皆さんの健康と安全を守ることが一番重要であるための苦渋の判断ですので、どうぞご理解いただきますようお願いいたします。

狛江市では、1月8日(金曜日)に市役所内にワクチン接種のための準備を行う「新型コロナ予防接種室」を設置しました。市民の皆さんが安心してワクチンを接種することができるよう準備を進めてまいります。

市民の皆様にはご不便やご負担をお掛けする日々が続いておりますが、感染予防に対する行動の一つ一つが、多くの人の命と健康を守ることにつながります。今こそ大切なのは、一人ひとりがいたわりの気持ちを持ち、みんなで支えあいながら行動することではないでしょうか。
狛江市民一致団結して、この困難な局面を乗り切っていきましょう。

 狛江市長 松原 俊雄
 

令和2年11月20日

昨日(11月19日)、東京都は新型コロナウイルスの感染状況の警戒度を最高レベルの「感染が拡大していると思われる」に引き上げました。11月19日時点で、都内では534人の新型コロナウイルスの感染者が確認され、過去最多の人数を更新しています。また、本日(11月20日)も都内で522人の感染者が確認されています。
狛江市内の感染者数としては、11月19日時点で累計109人(内、退院等者数は101人)にのぼりますが、全国的な傾向として感染は拡大しており、その感染経路は家庭内や職場など多様化しています。
しかしながら、他方で感染リスクが高まる「5つの場面」も明らかになってきました。

【5つの場面】
 1.飲酒を伴う懇親会等
 2.大人数や長時間におよぶ飲食
 3.マスクなしでの会話
 4.狭い空間での共同生活
 5.居場所の切り替わり

感染リスクが高まるこれらの場面を特に注意して過ごすことにより、クラスターの連鎖や感染拡大を抑えることに繋がります。
今後、特に忘年会をはじめとした懇親会や会食の機会が多い季節を迎えることとなります。会食時の留意点として、「小人数」「小一時間程度」「小声」「料理は小皿」「小まめなマスク・換気・消毒」の「5つの『小』」について、あらためて各自でご確認いただきながら、感染拡大防止へのご協力をいただきますようお願い申し上げます。
過去最多の感染者数という情報に触れることで恐怖感が増してしまうかと思いますが、大切なことは今までどおりの基本的な感染対策をしっかりと講じながら過ごすことです。今一度落ち着いて、手洗い・マスクの徹底をはじめとした適切な対策を取りながら、この難局を乗り切っていきましょう。

 狛江市長 松原 俊雄
 

令和2年7月31日

7月31日、東京都の新型コロナウイルス感染症患者数は過去最高の463人となりました。昨日(7月30日)に開催された東京都新型コロナウイルス感染症対策本部会議でのモニタリング分析結果で、感染状況は4段階の一番上になる「感染が拡大していると思われる」、医療提供体制については、4段階の上から二番目の「体制強化が必要である」と公表されました。
最近の感染事例では、飲食店等で感染した患者の約8割は20代・30代の若者で、特に会食などでの「長時間」「大声」「至近距離」は感染リスクが高くなる結果となっています。また、高齢者等は重症化のリスクがあります。引き続き、できるだけ3密を回避する行動をお願いします。
東京都は酒類の提供を行う飲食店とカラオケ事業者に対して、8月3日から8月31日までは、営業時間を朝5時から夜10時までに短縮するよう要請しました。また、「東京都新型コロナウイルス感染症対策条例」を改正し、「都民は、新型コロナウイルス感染症の予防及びまん延の防止の観点から、施設の利用及び催物等への参加に当たっては、標章(感染防止徹底宣言ステッカー)が掲示されている施設の利用等に努めなければならない。」と規定しました。この規定は8月1日から施行されます。
狛江市の感染者数はこの一週間で8人増加し、7月29日時点の累計で40人となりました。この内33人は既に退院等された方の累計となっています。
市民一人ひとりが「感染しない、させない」の意識を持って行動するようお願いします。これまで以上の感染拡大防止に、ご理解とご協力をお願いします。

 狛江市長 松原 俊雄


(資料)東京都新型コロナウイルス感染症対策本部会議資料

 

令和2年6月3日

緊急メッセージ

6月2日、東京都は感染拡大の警戒を呼び掛けるため、「東京アラート」を発動しました。
東京都は緊急事態宣言解除後における新規陽性者は増加傾向であり、モニタリング指標の1つとなっている週単位の陽性者増加比が2を超える数値となり、新規陽性者における接触歴等不明率も50%と依然として高い水準で推移している状況です。
東京アラートはあくまでも警戒を呼び掛けるものであり、規制を強める状況ではございませんが、「不要不急の外出を控えること」「夜の繁華街など3密の危険がある場所は十分注意すること」など、特に注意しながら「新しい日常」の徹底をお願いいたします。
狛江市内では5月12日を最後に新規感染が確認された市民の方はおりません。国内でも新たな感染が広がっている地域もありますが、感染拡大に対する警戒を緩めることなく、市民の皆様と力を合わせてこの局面を乗り越えてまいりたいと思いますので、引き続きご理解とご協力をお願いいたします。

 狛江市長 松原 俊雄
 

令和2年5月27日

緊急事態宣言の全面解除にあたり、市民の皆様へ 

4月7日に政府から発出された緊急事態宣言は5月25日に全面解除されました。
緊急事態宣言というこれまで経験していない事態に直面し、約1カ月半にわたって、外出自粛をはじめ感染拡大防止に取り組んでいただいた市民の皆様、事業者の皆様のご協力、そして医療現場や社会機能の維持に欠かせない「キー・ワーカー」の皆様に、改めて心より感謝申し上げます。
東京都は、この新型コロナウイルスとの長い闘いを見据えて、「新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップ」を策定しました。暮らしや働く場での感染拡大を防止するための取組みを「新しい日常」と呼び、感染症の防止と経済社会活動の両立を図っていくこととしています。
狛江市でも現在閉鎖している公共施設や小・中学校を6月1日から段階的に再開してまいります。小・中学校の再開にあたっては、6月1日の初日から給食を開始いたしますが、保護者の負担軽減のため1学期中の給食費を無償とすることといたしました。また、一日も早く日常を取り戻せるように、緊急対策事業として2度の補正予算(総額93億円)を組み、市民生活や地域経済に必要な支援策をスピード感をもって取り組んでまいります。
緊急事態宣言が全面解除され、段階的にさまざまな自粛が緩和されますが、ワクチンや治療薬が開発されるまで、気を緩めることなく引き続き、「手洗いの徹底とマスクの着用」、「ソーシャルディスタンスの確保」、「3つの密を避けての行動」など感染対策を行いながら新しい生活様式への移行をお願いいたします。
今後予想される第2波、第3波に対する警戒を緩めることなく、市民の皆様と力を合わせて乗り越えてまいりたいと思いますので、引き続きご理解とご協力をお願いいたします。

 狛江市長 松原 俊雄

 

令和2年5月15日

緊急メッセージ

昨日(5月14日)、東京都を含む8都道府県以外の地域では緊急事態宣言が解除されました。しかしながら、東京都には依然として緊急事態宣言が継続されております。ここ数日間、都内における新型コロナウイルス感染症患者数は50人を下回る日が続いていますが、これは4月7日に緊急事態宣言が発出され、「3密を避ける」「外出の自粛」「接触を減らす」行動がとられてこられた成果の表れだと考えられます。
5月14日現在、都内の新型コロナウイルス感染症患者数は5,027人で、その内、狛江市は22人という状況です。多摩26市の患者数を人口割合で比較した罹患率で見ますと、狛江市は2番目に高い状況にあります(※1)。はっきりとした分析はできませんが、都心で働かれる方が多いことも要因の一つだと考えられます。
5月7日には新型コロナウイルスへの対応として抗ウイルス薬「レムデシビル」が薬事承認されました。5月13日には新型コロナウイルス感染の有無を短時間で調べられる抗原検査キットについても承認されているように、医療現場においても様々な取組みがなされています。新型コロナウイルスを極度に恐れず、正しく向き合っていただきたいと思います。
しかしながら一旦、感染拡大が収束されたと思われても、第2波の新たな感染が始まった国や地域もあります。5月末までの期間は、感染を収束に向かわせるための大切な時期となります。これまで同様、皆様にはご不自由をおかけしますが、もうしばらくは、どうか気を緩めずに、感染拡大防止へ取り組んでいただくことをお願いいたします。
また、感染拡大防止には「新しい生活様式」(※2)への行動変容が必要となります。市民の皆様、一人ひとりが意識を持った行動をすることで、この局面を乗り越えていきましょう。

※1 多摩26市の順位は住民基本台帳人口(令和2年4月1日現在)による比較
※2 新しい生活様式実践例 [246KB pdfファイル] 

 狛江市長 松原 俊雄
 

令和2年5月15日

新型コロナウイルスに立ち向かうすべての市民の皆様へ
はじめに

このたび、市立駄倉保育園に勤務する市職員(保育士)が新型コロナウイルスに感染していたことが確認されました。市の施設において感染が確認されたことにより、市民の皆様にご心配とご迷惑をおかけいたしましたことについて、改めてお詫び申し上げます。あわせて、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大している中、市民の皆様には命を守る行動をしていただいていることに感謝申し上げます。

狛江市の対応

平成21(2009)年に「新型インフルエンザ」が世界で流行しました。その時、私は副市長として市健康危機管理対策本部副本部長を務めておりました。その年の春先から世界中が大騒ぎになり、8月には沖縄で新型インフルエンザによる国内初の死者が出ました。感染は真夏でも広がり、1週間に11万人が感染したと伝えられました。
このとき市では「新型インフルエンザ」対策としてマスク、フェースシールド、防護服などの備蓄をしており、このたびの新型コロナウイルス感染症対策で活用できました。
また、事業継続計画を策定しておりましたので、4月7日に政府より「新型インフルエンザ等対策特別措置法」に基づく「緊急事態宣言」が東京都に発出されたときにも、「狛江市新型コロナウイルス感染症対策方針」を即座に策定し、それらに基づき現在対応をしています。

感染症と闘うには

人類と感染症の関わりの歴史は古く、人類の誕生とともに感染症との闘いの歴史が始まったようです。
中世ヨーロッパにおいては、ペストによって人口の約3分の1が死亡したといわれています。また、大正7(1918)年から流行した「スペイン風邪」は、世界中で約5億人以上の人が感染し、死亡者数が2,000万人とも4,000万人とも言われ、感染症は多くの人類の命を奪ってきました。感染症との闘いは、これまでもエボラ出血熱、エイズ、SARS、高病原性鳥インフルエンザウイルスなど多くあり、その都度、犠牲を払いながら人類は立ち向かってきました。
そして、ワクチンの開発や抗生物質の発見により、感染症の予防・治療方法が飛躍的に進歩してきましたが、新型コロナウイルス感染症はまだワクチンもありません。感染すると重篤になり死亡することもあります。
感染症と闘うには、人との接触を極力避けることが重要です。自分や家族、大切な人の命を守るための私たち一人ひとりの行動が、社会をも守ることになります。私たちが正しい知識と自覚を持って、行動することが感染症に対する最大の予防策にもなります。

市民の皆様へ

医療関係者や保健所などの方々は、新型コロナウイルスに感染する危険がある中、患者の生命を守るための医療活動等に懸命に従事されています。また、市民の皆様により、作製された布マスクや市販マスクのご寄贈、市内事業者の皆様による次亜塩素酸水の生成や市民への提供、都立狛江高等学校ダンス部による外出自粛を呼び掛けるダンス動画の作成・公開など、新型コロナウイルスに立ち向かうため、数多くの市民の皆様が知恵を出し合って自ら行動していただいています。市を代表いたしまして深く感謝を申し上げます。
また、上段でお知らせしている通り、新型コロナウイルス感染症対策の事業費として、4月28日(火曜日)に令和2年度狛江市一般会計補正予算(第1号)を専決処分しました。狛江市といたしましても、感染拡大防止に向け、今後もより一層気を引き締めて取り組んでまいりますので、引き続き市民の皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。

 狛江市長 松原 俊雄
 

令和2年5月7日 

市立駄倉保育園に勤務する市職員(保育士)が新型コロナウイルスに感染していたことが確認されました。施設内の消毒を4月30日(木曜日)に実施し、当面の間、駄倉保育園を閉鎖しております。
市の施設において感染が確認されたことにより、市民の皆様にはご心配とご迷惑をおかけいたしましたことについて、改めてお詫び申し上げます。
狛江市といたしましても、感染拡大防止に向け、より一層気を引き締めて取り組んでまいりますので、引き続きの市民の皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。 

 狛江市長 松原 俊雄

 

令和2年4月8日

新型コロナウイルス感染症拡大を受けて、4月7日(火曜日)に初めて緊急事態宣言が発令されました。私たちが今まで経験したことがない事態ですが、どうか狛江市民一丸となってこの難局を乗り越えていきましょう。
感染拡大を終息させるためには、特に人と人との接触を7~8割減らすことが重要と言われています。「生活必需品の買い物や通院など生活の維持に必要な外出」、「お仕事のために必要な外出」、「健康維持のためのジョギングや散歩のための外出」など、ご自身にとって本当に必要な外出以外は、感染のリスクおよび感染の拡大を避けるためにも極力ご自宅で過ごすようお願いいたします。
狛江市では、緊急事態宣言を受けて、一部公共施設の臨時休館や行政サービスの縮小などの措置を取っており、市民の皆様にはご不便・ご負担をお掛けする状況が続きますが、引き続き感染防止に向けて国や東京都、関係機関等と緊密に連携し、全力で取り組んでまいりますので、ご理解、ご協力をお願いいたします。

 狛江市長 松原 俊雄

 

令和2年4月4日

4月4日(土曜日)、狛江市内に居住されている方、3名が新型コロナウイルスに感染されたことが判明しました。
今回、狛江市内で初めての感染が判明したという発表を受け、不安と動揺を抱く方が多くいると思います。都内で急速に広がっている感染が、狛江市にも広がりを見せている今だからこそ、市民の皆様には、感染拡大を防ぐため冷静な行動と、ご自身やご家族が感染しないために以下の3点の対応を改めてお願いいたします。

1点目は、不要不急の外出は控える。
2点目は、こまめな手洗い・手指消毒、そして咳エチケットを徹底する。
3点目は、外出する場合は「密閉」「密集」「密接」(3つの密)を避ける。

これら3点を心がけて行動することで、感染リスクは大きく下がります。 市民の皆様の心がけ一つで、多くの感染を防ぎます。まわりの人を救います。大切な家族を救うことに繋がります。
大変な日常を過ごされている中、引き続き市民の皆様にはご不便、ご負担をおかけすることになりますが、少しの油断が感染を拡大させる恐れがあります。かつて経験がないこの難局を狛江市民一丸となって乗り越えていきましょう。

 狛江市長 松原 俊雄

 

令和2年3月27日

現在、都内では、新型コロナウイルス感染症が拡大しています。今週末については、不要不急の外出は避けるようお願いいたします。
また、今後につきましても感染拡大防止のため「換気の悪い密閉空間」「多くの人の密集」「近距離での会話などの密接場面」の3つの密(条件)が重なる場所を避けるための行動を引続きお願いいたします。
市民の皆様の一人一人の行動が感染の拡大を防ぐことにつながります。ご協力よろしくお願いいたします。

 狛江市長 松原 俊雄 

 

令和2年3月2日

日本国内における新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、狛江市では2月20日に「狛江市新型コロナウイルス感染症対策本部」を立ち上げ、これまで4回の対策本部会議を開催しました。
対策本部会議において、市主催の行事等は3月15日(日曜日)まで中止または縮小するとともに、小中学校については、国の要請に基づき、3月2日(月曜日)から3月25日(水曜日)までの間、臨時休校とすることを決定いたしました。
保育園・学童クラブは原則開所し、保護者の負担軽減のため、学童クラブに入所している児童の昼食を学校で提供することといたしました。
市民の皆様、特に子育て中の方には、ご心配とご不便をおかけしておりますが、市民の皆様の安心・安全を第一に考えての決断ですのでご理解とご協力をお願いいたします。
今後の感染拡大を最小限に防ぎ、国内の流行を早期に終息させるため、これから2週間程度が極めて重要な時期であると考えております。
市民の皆様は、感染拡大を防ぐため不要不急の外出を控え、手洗い・咳エチケットの励行、外出時のマスク着用など、一人ひとりができる感染予防に努めるようお願いいたします。
狛江市では、引き続き感染防止に向けて、国や東京都、関係機関等と緊密に連携し、全力で取り組んでまいります。 

 狛江市長 松原 俊雄