保護司とは、犯罪や非行をした人の立ち直りを地域で支える民間のボランティアです。保護司法に基づき、法務大臣から委嘱された非常勤の国家公務員とされていますが、給与は支給されません。保護司は、民間人としての柔軟性と地域の実情に通じているという特性を生かし、保護観察官と協働して保護観察に当たる他、犯罪や非行をした人が刑事施設や少年院から社会復帰を果たしたとき、スムーズに社会生活を営めるよう、釈放後の住居や就業先などの帰住環境の調整や相談を行っています。

 現在、市内には19人の保護司がおり、全員狛江分区保護司会に所属しています。保護司会としては、毎年7月を強調月間として全国一斉に実施される「社会を明るくする運動」への参加や、会員を対象とした研修会の開催など、積極的に活動を行っています。

 また、狛江市の保護司は調布市の保護司とともに、調布・狛江地区保護司会に属し、連携した活動も行っています。 

 

狛江分区保護司会 主な活動一覧

○4月 狛江分区保護司会定期総会

    狛江市“社会を明るくする運動”推進委員会

○7月 “社会を明るくする運動”駅頭PR活動(狛江駅北口)

    中学生による“社会を明るくする運動“啓発標語の募集

    “社会を明るくする運動”推進大会と4つの中学校吹奏楽部によるコンサート(エコルマホール)

    “社会を明るくする運動”中学生サッカー教室(味の素スタジアム)

○3月 狛江分区保護司会理事会

○毎月第4火曜日、市役所にて更生保護相談を実施
(実施日・実施場所は、毎月1日号の広報こまえでお知らせしています)

 

 調布・狛江地区保護司会として、神代農場社会参加活動、深大寺社会参加活動も実施しています。

 その他、会員の自己研鑽のための活動として、保護観察所が主催する研修および保護司会が主催する自主研修への参加や、地方の矯正施設の見学や他の保護司会との合同研修会の実施なども行っています。

 
「社会を明るくする運動」専用ホームページ

 非行や犯罪をした人の立ち直りを、社会の中で見まもり支えていく。それが「更生保護」 という取り組みです。

 法務省が作成したホームページ(www.kouseihogo-net.jp/okaeri/)では、更生保護に関わる人・施設・ 取り組みなどが、分かりやすく伝えられています。