ショカツサイ(アブラナ科)

 別名オオアラセイトウ、ハナダイコン、ムラサキハナナ。中国原産の2年草。観賞用として江戸時代から栽培されているが、第2次大戦以後急激に各地に広まり、また野生化して春をかざっている。茎は高さ40~70センチメートル。ナノハナに近い種類で全株無毛。下部の葉は羽状に裂け、上部の葉は分裂せず茎を抱く。花期は4~6月。花は淡紫色の4弁花で、直径約2.5センチメートル。がくも紫色を帯びる。市内では昭和50年前後から栽培されているほか、野生品もしばしば見られる。