耐震改修とは、耐震診断の結果を基に、弱い部分の補強工事を行い、建物が地震に対して安全な状態にするものです。目標とする耐震性能を満たすよう、建築士が設計図書を作成します。
 木造住宅の耐震改修手法には、主に次の手法があります。

  • 壁の補強 筋交いを入れるまたは構造用合板等を設置する(図1参照)。壁の量を全方位に釣り合いよく配置する。壁の配置が均等になるよう開口の多い面などに壁を増やす。
  • 接合部の補強 柱、(はり)、基礎の接合部に金属プレートやボルトを入れ、強化する。
  • 基礎の補強 ひび割れの補修をする。無筋コンクリート基礎の場合には基礎の外側に補強用の鉄筋コンクリート造の基礎を設置する(図2参照)。
  • 屋根や床の補強 屋根や床などに構造用合板等を設置し、補強する。
  • 劣化部分の補修 雨漏りやシロアリ等によって劣化した木材の撤去や交換をする。
  • 住宅の軽量化 瓦など重い素材の屋根を軽い素材に替える。外壁仕上げ材を軽い材料にする。

 なお、市では昭和56年5月以前に建てられた木造住宅に対して、耐震改修とそれに伴うリフォームの費用を助成する制度を設けています。耐震改修を検討される際は、ぜひご相談ください。


〔問い合わせ〕まちづくり推進課住宅担当