市長対談コーナー

第6回 秋元 惠司さん(狛江市体育協会会長)

 市内の各分野においてご活躍されている方(躍動人)に、市長がお話を伺うコーナーです。
 今回の躍動人は、狛江市体育協会会長の秋元惠司さんです。秋元会長から狛江市体育協会の活動や、スポーツによる健康づくりの大切さについて伺いました。

狛江市体育協会の役割~市民にスポーツの楽しさを~

市長 日頃より狛江市のスポーツ振興にご協力をいただきありがとうございます。最初に狛江市体育協会の概要について、お伺いしてもよろしいでしょうか。
会長 狛江市体育協会は現在軟式野球連盟などの21団体で組織されていて、約3,500人の会員がいます。普段は指定管理者として市内の体育施設の管理運営を担っていますが、市民の皆さんが参加できる市民スポーツ大会やスポレク大会を開催しているほか、加盟団体の指導者の養成といった活動も行っています。
市長 「スポーツ」と一口に言っても、種類は幅広いですよね。
会長 確かに競技スポーツからレクリエーション競技まで幅広くありますが、スポーツの楽しさは体験してこそ実感できる部分が大きいと思っています。そのためにも初心者教室を多く用意し、きっかけ作りを増やしたいと考えています。継続しながら技術を向上させ、楽しさをより感じていただくことが大切です。
市長 スポーツは楽しむことが大事ですよね。スポーツ選手がよく言われるのが、「努力は裏切らない」ということです。一生懸命頑張ったことは、本番に成果として表れる。スポーツの本質的な楽しさは、そんなところにあるのではと思います。

体の健康は心の健康

市長 本来であれば、今年は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会で日本中がスポーツで盛り上がるはずでしたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、残念ながら翌年に延期ということになりました。体育協会として大会に期待しているものはありますか。
会長 オリンピック・パラリンピックをきっかけに勢いをつけて、スポーツ人口を増やしていきたいと思っています。どれだけ市民が興味を持って、盛り上がれるかはとても重要なことです。
市長 体育協会は、スポーツによる健康づくりという視点からも活動していらっしゃいますよね。
会長 健康づくりの一つとしてスポーツがありますが、例えば競技性がないウオーキングのようなものでも良いと思います。スポレクの中でウオーキングの参加者も年々増えています。やってみると意外と楽しいと感じてもらえるんですよね。
市長 狛江市は多摩川や野川、緑道など、自然環境が豊かなので、そういった自然を感じながらウオーキングをするのも良いですよね。スポーツというとまず競技を思い浮かべてしまいますが、レクリエーション的なスポーツもたくさんあるので、ぜひ市民の皆さんも積極的に参加してもらいたいです。
会長 実は私もスポレク種目のヨガ教室に参加してみたことがあります。3~4日経ったら全身筋肉痛になってしまいましたが(笑)。自分自身の健康状態を確認することもできるので、日常的に体を動かすことはとても重要です。
市長 新型コロナウイルス感染症が世界で蔓延していますが、体の健康管理やメンテナンスが自身の免疫を整える一環にもつながると思います。
会長 心も体もリフレッシュしながら、毎日を元気に過ごしたいですね。

狛江市民まつりからスポーツ人口を増やす

市長 狛江市民まつりは、市民団体の皆さんで作り上げる市民参加・市民協働のお祭りですが、体育協会の方も実行委員として入っていただいています。
会長 今年は体育協会が幹事団体でして、実行委員長も私が務めさせていただいています。体育協会は市民グランドでスポーツ祭を実施していまして、毎年子どもたちで大変にぎわっています。
市長 まさに子どもたちの広場になっていますよね。小さい子どもたちがみんなで参加して楽しめる、市民まつり全体を見渡しても大きな特徴の一つです。
会長 特にふあふあドームはものすごい人気で、順番の整理が大変です。最後の最後まで並んでいます。
市長 単なる遊びではなく、あのドームの中で飛んだり跳ねたりバランスを取ることで、一種のスポーツになります。子どもたちのスポーツ人口を増やす素晴らしい取り組みをされていると思います。今年の狛江市民まつりも楽しみです。ぜひ狛江市民の健康づくりに引き続きご協力をいただければと思います。