「市長への手紙」回答(平成30年5月分)
№1
〔回答日〕
5月2日
〔内容〕
いつも大変お世話になります。この度は、共同養育支援及び面会交流支援につきまして、狛江市のホームページに掲載をしていただきありがとうござました。
ただし、FPICのリンクは張らないようにお願いします。
これは最高裁からも、一機関の指示はしないように、家庭裁判所、高等裁判所に内部通達されています。
一例として真に面会交流に積極的な支援機関である、りむすびやつむぎといった良心的な面会交流支援機関もしくは共同養育支援全国連絡会のホームページへのリンクがよろしいかと思います。
東京都ひとり親支援はあとも所得制限で皆さんが利用できないので、ここのリンクも張らないでください。
以上ですが、引き続き何卒よろしくお願いいたします。
〔回答〕
市ホームページでの面会交流の掲載について、ご意見をいただき、ありがとうございます。
家庭問題情報センター(FPIC)は、公益を目的とした事業を適正に実施できる団体として公益社団法人に認定されている団体であり、東京都をはじめ大阪、名古屋など多くの地域で相談等の支援を行っている団体です。加えて厚生労働省から養育費相談支援センター事業を受託して実施している団体でもあります。また、「東京都ひとり親家庭支援センターはあと」は、東京都が同団体に委託して実施している事業です。これらのことから面会交流の問い合わせ窓口として市ホームページで紹介しています。
ご紹介いただいた「りむすび」または「つむぎ」につきましては、当該団体の詳細までは承知していませんが、昨年10月に面会交流をテーマに市内で講演会・ミニシンポジウムが開催された際、同居親の立場から面会交流について「りむすび」の○○さんが、お話をされたことを担当課職員から聞いています。行政の取組みだけではなく、民間の団体等による取組みは今後ますます重要になると考えています。このためご紹介いただいた団体等の活動を期待するものですが、市ホームページへの掲載は現状では難しいものと考えています。
〔担当〕
子育て支援課 企画支援係
№2
〔回答日〕
5月21日
〔内容〕
1.多摩川、野川の観光資源化
a.
先般野川の世田谷通り陸橋あたりでマスが20、30匹遡上しているのを見かけました。鯉はたくさんいますし、多摩川にアユが戻ってきたという話も聞いていますが、マスまでこんなに町中まで戻ってくるとはと感激してビデオまで撮りました。
桜の時期多摩川、野川は大変魅力的ですが、同時期に他でも見劣りしない場所がたくさんあります。年間を通して狛江市民だけでなく外からもたくさんの人が訪ねて来たくなるような安らぎの場所が作れたらと考えています。
人間が安らぎを覚える場所、水、草木、微笑ましい子供たちと動物との交流、音楽。
春になり雑草もたくさん増えてきました。この雑草を立川が駅前でやったようなヤギに食べさせたらどうでしょうか。ヤギを派遣してくれるところもあるようです。子供たちがヤギと遊べるだけでなく、犬や猫も同じ場所で遊べるような、他にはない安らぎの空間を作るのです。
b.
狛江では今年自前の花火大会があるようですが、二子多摩川の花火大会の時に狛江の多摩川グランドでジャズフェスティバルを開いたらどうでしょうか。
今までにたくさんの人にこのプロジェクトの話をしてきました。皆さんに大変面白いとおっしゃっていただきました。今は世界的に有名なモントリオールジャズフェスティバルも最初は数人大道芸人のような人から始まったのだそうです。
2. 弁財天池公園に毎日入れるようにする。
狛江駅横の特別自然保全地域は、10数人の人達だけの、一切自然には手を加えないという趣味の世界ではありません。調布、世田谷などでも同様な特別自然保全地域を毎日開放している所は何か所もあります。
お返事頂けたらと存じます。
〔回答〕
1-a多摩川・野川の観光資源化について
狛江市では、鹿島建設株式会社と共同で狛江版CSA発足準備協議会を設立し、平成27年度及び平成28年度に国土交通省及び農林水産省による「都市と緑・農が共生するまちづくりに関する調査」の一つとして「循環型まちづくりのための農空間の活用方法に関する実証調査~狛江版CSA~」を実施しました。
その中で、農地や公園を循環型で維持管理するヒツジやヤギによる「生き物除草」を実施しました。
都市における緑地や農地の保全に向けた市民の理解醸成や合意形成を図ることに一定の成果があることが示された反面、これらの活動を支えるために必要なコーディネーターとしての役割を誰がどのように行っていくべきであるか、といった課題も見られました。
また、現在多摩川利活用の一環として、小田急線高架下付近でドッグランの試験運用を行っています。多摩水道橋付近であることから市内外の利用者が来訪し、1年を通して一定の定着が見られているところです。本格的な設置につきましては、今後の検証の結果で決まるところではございますが、こういった様々な取組みを通して、市民の皆さまが河川を通して安らぎを感じられるような場所になるよう努めてまいります。
1-b多摩川グランドでのジャズフェスティバルについて
今年、8月8日(水曜日)3年ぶりに多摩川緑地公園グランドにおきまして「平成30年度 狛江・多摩川花火大会」を実施いたします。多摩川河川敷は7月のいかだレースや、1月の初春まつり等、狛江市の観光資源として今後も活用していきたいと考えています。
また、「音楽の街―狛江」では、エコルマホールでのシンボルコンサートや狛江駅北口交通広場での駅前ライブ、市役所でのロビーコンサート、そして、4月28日、29日には、ラ・フォル・ジュルネTOKYO2018プレフェス・ア・コマエを開催し好評をいただいたところです。その中では、ジャズの演奏も行っていました。
狛江市では、狛江市多摩川利活用基本計画を策定し、三つの基本方針(1.環境資源を活かした交流拠点の創出 2.市民が誇りを持つ景観の確保 3.豊かで親しみの持てる自然空間保全)に沿って多摩川の利活用を進めており、利用を希望する企画者に対しては、活用できるよう支援を行っています。
多摩川河川敷でのジャズフェスティバルですが、多摩川の活性化につながるイベントだと思います。市の事業として行う予定はありませんが、企画される方がいれば、イベントのPR等何かしらのお手伝いは可能ではないかと思います。
2.狛江弁財天池特別緑地保全地区について
狛江弁財天池特別緑地保全地区は、狛江市の玄関口である狛江駅北口前にあるまとまった緑地を後世に残すため、市と市民が協力して管理・保全をしている場所になります。
同保全地区は自然の保護と回復に努めるため、普段は閉鎖をされていますが、月に1回市民に公開・開放しています。
同保全地区が現在の管理運営体制となった背景としましては、1985年頃に行われた駅前再開発の際に、市内に残る有数の緑地を残すための市民運動がはじまり、この運動を契機に同保全地区のあり方について市と多くの市民の方々で意見を交わしてきたことが経緯としてございます。
また、現在の管理運営の一部は当時市と市民の方々との意見交換を踏まえて発足した市民団体が行っています。
同保全地区は駅前にある優れた緑地として都内においても誇れるものであり、より多くの市民の方々に関心をもっていただきたいと考えています。
この度、ご意見いただきました同保全地区を毎日開放することにつきましては、これまでの経緯、現在の自然環境や閉鎖管理の趣旨を踏まえつつ、市民・市民団体の意見を聞きながら今後検討していきます。
〔担当〕
環境政策課 水と緑の係
地域活性課 コミュニティ文化係
№3
〔回答日〕
5月22日
〔内容〕
この度 地域活性課「狛江市市民公益活動事業補助金対象事業募集」に○○という団体として応募致しました。
実施内容は小学校でのイベントを通じて、親子の絆を深めることを目的としたイベント事業となっています。
応募を行った所、結論としては地域活性課を通じて学校教育課としては、この事業内容では、学校の貸し出しはできませんとの回答です。授業の一貫でも、この事業は認められないと回答されました。
この企画は、校長に了承のもと、保護者と共に、進めてまいりました。この事業がなぜ、認められないのか、どの点が認められないのか。また、どの部分を改善すれば、実現できるのか書面で回答をお願いします。
ご多忙とは思いますが、何卒よろしくお願いします。
〔回答〕
まず、今回ご相談を受けた際に十分なご説明ができなかったことについてお詫び申し上げます。
狛江市市民公益活動事業補助金は、先駆的な活動又は特色ある事業を実施する狛江市の市民公益活動団体の事業に対し、その経費の一部について補助金を交付することにより団体の成長及び発展を図ることを目的としているものです。
小学校の校庭でイベントを実施するには、狛江市立学校の施設の使用特別申請取扱規則に基づき、「狛江市又は市教育委員会が主催又は共催する事業」であることが必要です。また、この事業の対象者は、狛江市在住の親子全てとなっているため、当該小学校の事業として取扱うことも困難です。
学校施設については、学校教育上支障のない範囲で使用を許可することとなっています。狛江市市民公益活動事業補助金の選考会の日時も迫ってきておりますので、事業内容(実施場所や時間等)を再検討いただければと思います。ご意向に添えない回答となりますが、ご了承くださいますようお願いします。
〔担当〕
地域活性課 コミュニティ文化係