狛江市で大正大学の自治体フィールドワーク(地域実習)

 狛江市では、大正大学の授業の一環である「自治体フィールドワーク」の受け入れを行い、協働して動画を作成していただきました。

テーマは、「動画作成」

今年度のフィールドワークのテーマは、「動画作成」。受け入れにあたり、動画を作成して終わりではなく、授業で学んだこと(理論)を実践に移す場として、職員側の立場で、狛江市のまちづくりに参画していただくこととしました。

公共政策学科1年生・狛江グループ10名の皆さんには、狛江市が行っている子どもの育成事業である『令和3年度コマエ×ミライ×チャレンジ(小学生の自由研究コンテスト)』の応募者に向けたメッセージ動画を作成していただきました。

動画作成まで

9月16日【座学】
AM:狛江市役所にて市職員からのレクチャー
  • 政策室から市の概要、基本構想・基本計画の紹介
  • 未来戦略室から業務紹介、依頼した動画作成のテーマ、コマエ×ミライ×チャレンジ事業の説明、ディスカッション


事前に学生の皆さんが作成した動画の絵コンテをもとに、動画内で伝えたいメッセージ、ターゲット(小学4~6生と保護者)、本事業に対する主催者側の想いなどを共有し、インタビューに向けた準備を進めました。

PM:市庁舎見学・市内まち歩き(動画に使用する写真素材の撮影)
  • 職員課から市庁舎の案内と各部署の紹介
  • 狛江市内のまち歩きで動画に使用する写真素材の撮影
9月28日【インタビュー本番】
松原市長・柏原教育長にインタビュー形式にて動画の撮影


緊張感のある中で、真剣に取り組む様子

インタビュー後に、松原市長との意見交換会を実施


高齢化社会における行政サービスのあり方、予算の財源確保と政策実行のサイクル、若者にとって魅力のあるまちづくりといった横断的な分野で、日々の生活の営みと基礎自治体の役割について意見交換しました。

 

11月8日【出来上がった動画の公開】

令和3年度コマエ×ミライ×チャレンジ表彰式にて、放映

表彰式の様子

狛江市公式YouTubeに掲載し、応募者にご案内

市長・教育長「コマエ×ミライ×チャレンジ」応募者向けメッセージ(外部サイト)
 

参加学生からの感想(抜粋)

インタビューについて
  • 今までインタビューをした経験も、それを近くで見た経験もなかったのでとても新鮮に感じました。インタビューの様子やコツ以外にも、実 際の空気感も体験でき、とても勉強になりました。
  • 動画制作のために頂きたかった言葉以外にも自分たちの学びに繋げられる言葉を得ることができ、貴重な時間を過ごせました。
  • 細かく決めても実際に当日にうまくいかないこともあり、その場で臨機応変に対応する力も必要だなと感じました。
市長との意見交換会について
  • 初めて市長の声を生で聞いたので、その貴重な機会を生かして自分が気になっている2025年問題を質問したりして、狛江市の趣旨の理解度を高めたりしていた。市長の意見を聞いたことで、社会の仕組みを理解できたり、意外なところで行政サービスが活躍していたり、とても有意義な時間を過ごすことができた。
  • 公共政策学科に所属している者として、こうやって現地で実際に街づくりを行い、自治体の未来について考えている市長という大きな存在の方とお話して意見交換出来てとても光栄でした。
  • 1つの課題を解決するためには、その財源を確保するための政策を考える必要があり、全てが循環している。まさに「多角的な視野が必要である」ということに繋がるお話だったと自分の中では解釈しています。