~狛江市の在宅医療介護連携推進事業~

 

1.はじめに

 近い将来到来する少子・超高齢化社会において、誰もが安心して住み慣れた町で生き生きと、最後まで自分らしく生活して行くことができるような「地域包括ケアシステム」構築への取組みとして、厚生労働省の医療と介護の連携(ア)から(ク)の8項目に基づき取組みを進めています。

2.狛江市医療と介護の連携小委員会の活動

 狛江市医療と介護の連携推進小委員会は、当市における厚生労働省の医療と介護の連携(ア)から(ク)の8項目実現のためのタスクフォースとして組織された会議体であり、この8項目を順次実現に結びつけるための調査、検討、提言を行ってきました。

 狛江市医療と介護の連携推進小委員会では、平成27年度に実施した医療資源調査の結果を踏まえ、平成28年度は「情報」の側面に焦点をあて、医療資源マップの作成検討及び医療・介護その他地域内の多職種の人材を集め「顔の見える関係」を作り出すための多職種連携研修会を初めて開催しました。

 平成29年度は、前年度に「顔の見える関係」を構築した「医療」と「介護」を連携させるシステムとして、ICT(Informaitionand Communication Technology)システムの導入検討および医療・介護・地域資源マップを完成させるとともに、「お互いが必要なときに話せる関係」にまで連携を高めることを目的とした多職種連携研修会を開催しました。

 医療と介護の連携の総仕上げとなる平成30年度は、上半期において前年度に導入を決定したICTシステムの稼動に向けた検討を行い、平成30年10月から稼働しています。 

厚生労働省 

連携8項目

各年度における事業実績(執行年度)

(ア) 地域の医療介護の資源の把握

  • 医療介護資源予備調査(平成27年度)
  • 医療、歯科、薬剤、介護資源全件リストの作成(平成28年度)
  • 「狛江市医療・介護・地域資源マップ」の発行(平成29年度)

(イ) 在宅医療・介護連携の課題の抽出と対応策の検討

  • 狛江市医療と介護の連携推進小委員会創設(平成27年度)
  • 医療・介護の連携目標を「顔の見える関係づくりの実践」に設定(平成28年度)
  • 医療と介護の連携推進小委員会の専門機能特化(平成29年度)
  • 医療介護の連携目標を「お互いが必要なときに話せる関係」にまで連携を高めるに設定(平成29年度)

(ウ) 切れ目のない在宅医療と介護提供体制の構築推進

  • 医療・介護・地域資源マップシステム稼動(平成29年度)

(エ) 在宅医療・介護関係者の情報共有の支援

  • 地域連携パス集中検討チーム会議(平成29年度)
  • 多職種連携ICTシステム稼働(平成30年度)

(オ) 在宅医療・介護連携に関する相談支援

  • 在宅医療・介護連携支援相談室開設(こまえ苑)(平成29年度)

(カ) 医療・介護関係者の研修

  • 第1回多職種連携研修会(平成28年度)
  • 第2回多職種連携研修会(平成29年度)

(キ) 地域住民への普及啓発

  • 医療・介護啓発ステッカーの制作・運用開始(平成29年度)
  • 在宅医療介護連携推進事業の活動実績について市ホームページへ掲載(平成30年度)

(ク) 在宅医療・介護連携に関する関係市区町村の連携

  • 多職種連携研修会への隣接区市事業所の参加確保(平成29年度)
  • 医療・介護・地域資源マップにおける隣接地域資源の掲載(平成29年度)
  • 多職種連携ICTシステムの隣接自治体導入事例との協調(平成29年度)

 

3.在宅医療介護連携推進事業の主要施策

平成29年度の主要実績

(ア)「医療・介護・地域資源ガイドブック」(平成30年3月)

 医療介護連携の一環として、狛江市内および近隣市一部の医療・介護・地域資源263件を掲載したガイドブックを作成しました。

狛江市 医療・介護・地域資源ガイドブック  

(ウ)狛江市医療・介護・地域資源マップシステム(平成30年3月)

 医療介護連携の一環としての医療および介護関係者の情報共有の推進や、生活支援に関する機関・団体等の地域資源のネットワーク化支援等を目的に、「地域・医療・介護資源ガイドブック」を発行し、当該情報をインターネット環境で利用できるウェブサイトを運営しています。

https://home.komae-iryoukaigotiiki-map.kokosil.net/

(オ)狛江市在宅医療・介護連携相談支援窓口

 平成29年10月より社会福祉法人狛江福祉会こまえ苑内(地域包括支援センターこまえ苑)に開設しました。介護保険法の地域支援事業において制度化された「在宅医療・介護連携推進事業」の一つである「在宅医療・介護連携に関する相談支援」として設置したもので、在宅医療・介護連携に関する相談窓口にコーディネーターを配置し、連携の取組みを支援することを目的としています。

【狛江市在宅医療・介護連携相談支援窓口】

(1)業務内容

  • 医療機関や往診・訪問診療に関する相談、紹介
  • 在宅療養者のための医療と介護の連携推進

(2)相談対象者

 医療機関、訪問看護ステーション、地域包括支援センター、居宅介護支援事業所からの相談に対応します(患者及び患者家族個人からの相談には対応しておりません)。

(3)相談時間

 月~金(祝日および年末年始を除く)午前9時から午後5時まで

 社会福祉法人狛江福祉会こまえ苑内

 電話 03-3489-2404、FAX 03-3489-2587

4.多職種連携ICTシステムの導入 

 市民の在宅療養体制を推進するため、市内の医療関係者(病院、診療所、薬局、訪問看護ステーション等)および介護関係者(ケアマネージャー、デイサービス、訪問ヘルパー等)のほか、在宅療養に関係する多職種の支援者が、在宅療養患者の病状の変化等、医療・介護行為の情報を、情報通信技術(ICT)を用いて共有する環境を整備、促進することにより、患者支援の質の向上と充実を図ることを目的としています。

 (1)導入機種 MedicalCare Station(メディカルケアステーション) 通称 MCS(エム・シー・エス))

 (2)提供ベンダー  エンブレース株式会社

【メディカルケアステーションとは?~新しい情報共有のスタイル】

 メディカルケアステーションは、これまでファクシミリや連絡帳により共有していた患者情報について、新たにICTシステムを用いて共有する「第三の共有方法」として提唱するものです。

 在宅療養患者が、よりよい医療や介護を受けるためには、当該患者に関わるすべての職種の支援者が連携して情報を共有することが重要となります。メディカルケアステーションは、その連携や情報共有をより効果的に行うことを目的とした完全非公開型のコミュニケーションツールです。

  当市では、平成30年9月に操作説明会を行いましたが、説明会に出席できなかった方々についても、本ページの情報等をご覧になり、医療介護に携わる多職種連携のための情報共有ツールとしてご活用いただくことを期待します。

(メディカルケアステーションの使い方に関する問い合わせ)

メディカルケアステーション(MCS)サポートデスク(運営:エンブレース株式会社)

 電話0800-123-6611(平日午前9時から午後6時まで・土日祝日休み)  

 E-mail support@embrace.co.jp

【狛江市におけるメディカルケアステーションへの参加について】

  メディカルケアステーションの使用に際しては、患者の個人情報を取り扱うため細心の注意が求められます。当市では、メディカルケアステーションに参加する医療介護関係者が、個人情報漏えい等の事故を起こすことがないよう、参加者のための共通ルールとして「狛江市メディカルケアステーション運用規程」を策定しました。

 

【メディカルケアステーションへの参加手続き】 

 次の(1)から(3)の条件に同意できる場合に限り、事業所からエンブレースに提出する利用登録申込を当市が代行するものです。狛江市メディカルケアステーション(MedicalCare Station)利用登録代行申込書(別紙様式1)および多職種ネットワーク「メディカルケアステーション」(MCS)一括登録代行申込書(別紙様式2)を「郵送」により狛江市にお申し込みください(FAX・メール不可)。登録が完了しましたらログインID・パスワードをお送りしますので、登録まで数日お待ちください。

(申込書の郵送先)

 狛江市福祉保健部健康推進課健康推進係

 〒201-0013 狛江市元和泉二丁目35番1号

 (1)「狛江市メディカルケアステーション運用規程」および株式会社日本エンブレースが定める「メディカルケアステーションサービス利用規約」を遵守すること。

 (2)当該事業所が、MCSを利用していることを市が他の医療介護関係者に公示することを認めること。

 (3)MCS管理者が、MCS内に設置する自由グループ「(仮称)MCS管理者の部屋」に参加し、MCSの安定的な運用及び改善に継続的に参画すること。

【狛江市におけるメディカルケアステーション参加事業所一覧】

【狛江市におけるメディカルケアステーション参加事業所一覧】令和元年8月1日現在.pdf [87KB pdfファイル]