平成22年5月29日に開催しました「平成22年度新しい風補助金選考会」より、各申請団体に対する審査委員からの評価をまとめました。

 

団体名

事業名

審査委員の評価

狛江にプレーパークをつくる会

~プレーパーク周知活動~”1日冒険遊び場”in Komae

○着眼点が素晴らしいと思いました。将来の子供達ないし大人達若者達を考えたとき、より発展していっていただければと思います。

○プレーリーダーをどのように養成するかという話と、プレーパークを体験した子供が中学生高校生になったときに一緒にプレーリーダーとして参加する将来的な総合計画が必要なのではと思います。市内でも数箇所設置するなどいろいろな発展性があると思います。

○発表を聞いて計画としては上手く伝わってこなかったところがありました。2年後に向けて計画を立てる機会を設けるとよいと思います。また、安全面についても検討していただけたらと思います。

○当初は世田谷、川崎等の先行しているところの協力を念頭においていらっしゃいますが、中心になる方達を育てて持続性のある取組にしていただけたらと思います。

○常設プレーパークをつくるための空間の検討。町会や市民団体を含んだ計画作りに取り組まれるとよいと思います。

○毎月1回場所を変えてやるというのが本当に出来るのかなと思います。主催者側から見ると同じところで重ねて行うとノウハウが蓄積され、経常的な戦略が見えてくると思います。

狛江ともしび音楽隊

狛江ともしび音楽隊10周年記念コンサート

○高齢者に対して音楽を提供するということは非常に意義のあることだと思います。そういう意味で、日常の慰問活動は貴重だと思います。今回の10周年事業だけでなく、毎年の事業でどのように参加者を拡大していくかが課題だと思います。

○チケット販売以外の寄附や企業からの協賛などの収入部分での工夫をするとよいと思います。

○今後の10年の投資になるような戦略的な使い方であるとよいと思います。

○20代、30代の人も参加しているということで、高齢者だけでなく若い人も参加していることが素晴らしいと思いました。

こまえチャイルドライン

第2回受け手養成講座

  ○この事業で団体を支える屋台骨となる人材を確保していただきたい。

○狛江にあるという意義を打ち出してもらえると更によいと思います。

○難しい問題が色々と形を変えて出てくると思いますが、受講生の拡大や一般参加者の拡大を行い、力を発揮していただけるとよいと思います。

○他のチャイルドラインのやり方などを参考にしていただけたらと思います。

○前述のプレーパークと一緒に何か行われるとよいと思います。

○狛江以外の区域の方の電話相談もあると思われるので、その点も考慮に入れて活動されるとよいと思います。

NPO障害者支援センター デゴイチ

障害者のための梅干し製造販売体験教室

○予算では、参加者を10名で見積もられていますがもっと多い参加者になるとよいと思います。

○今回申請のあった梅干し作りも必ずしもノウハウがあるとも思えませんでしたので、参加者をどれだけ集めるかなど、今後の具体性のある計画を練り上げるとよいと思います。

○将来的な障がい者の経済的自立のためにも販売を拡大していただけたらと思います。

○販売物が梅干しと食品のため様々な問題があると思われますので、色々なものの生産の可能性を考えられた方がよいと思います。

○狛江の内発的なニーズとは関係ないところからの発想のようですが、例えば狛江の野菜の漬物など内発的なニーズをじっくりとらえるとよいと思います。

石井家住宅を記録にとどめる会

石井家古文書調査

○これから研究、保存、保管、公開と進めていくと思いますが、行政等との協働が課題になると思います。

○整備等が終わったあとにどのように活用していくか工夫していただくと更に良くなると思います、

○市民ボランティアを養成することで市民からの支持を得ていくようになると思います。

 ○高い専門性を持った市民活動を続けていただけたらと思います。

むいから・あいの会

狛江の綿布織り文化の伝承と再生(2)

○前年度の実績として織機を復元させたことを高く評価しました。ただ、技術の習得をしないと次の事業が始まらないというところに少し不安を感じました。習得待ちにならずに平行して事業が進められるように工夫されるといいと思います。

○狛江の伝統工芸としてみやげ物として販売する、子供達の体験学習にするなど将来ビジョンを立てて年度計画に取り入れて実現していただけたらと思います。

○補助金に頼らないようになるように、自立できるように参加者に参加費を貰うなどを考えてみるとよいと思います。

狛江市民チャンネル

映像ライブラリーを目指して

○情報を保管、展覧しているだけでは不十分と感じました。これを次の問題としてみんなと話し合ったり、様々な機関に働きかけてはどうかと思いました。

○歴史を語り継ぐ上での手段として目のつけどころがよいと思いました。権利やプライバシーのことに関しても考慮して、事業を実施していただけるとよいと思います。

○ライブラリーの活用方法を考えていただけるとよいと思います。

○情報は無限にあるので計画的に分野を決めながら情報をまとめていただけるとよいと思います。

狛江・まちづくり市民会議

 

歴史と緑を生かした、快適な「いちょう通り」をめざして

  ー新・「歩きたいまち」;市民協同プロジェクトー

○市民の手でまちづくりマスタープランを作ろうとすることは素晴らしいことだと思います。まちづくりというものは、より多くの市民の意見をとりいれていくものだと思いますので、より多くの市民に公開して、フォーラムなどを行いながら、さらに具体化していく方向で行くとよいと思います。

○今までの実績に裏打ちされた事業ということ、地域住民の協力を得られる見込みがあることが素晴らしいと思いました。新しい風補助金の事業としてあるべき姿なのではないかと思います。従来の取り組みに比べて規模が大きくなろうかと思いますので、他の地域ではどのような活動をしているか、どのような手法をとられているのか、調べながら実行されるとよいと思います。

○資料等を外部に積極的に提供されていくとよいと思います。

 ○いちょう通りの重要性を改めて認識しました。

元祖 蕎麦打ち迷人会

『手打ち蕎麦の郷・狛江』蕎麦打ち教室

○団塊の世代がリタイヤした後の受け皿として意義があると思います。手打ち蕎麦の郷狛江を標榜するからには、親子での蕎麦打ち体験や、女性を含めていくなど中長期的な視点を持って事業を展開していくとよいと思います。

○活動の意義は感じます。しかしこの内容だと一度は良いですが継続して助成することは難しいのではないかと感じました。今後地域の特産品として出すためには、蕎麦を打つだけに限らない活動の広がりが必要ではないかと思います。

○公民館ごとに活動が出来るような人員の確保が出来るように頑張ってもらいたいと思います。

○単なる趣味の会としてだけでなく、どのように社会的な活動を展開されるかということが重要だと思います。

NPO法人たまじゅう

訪問介護員(ヘルパー)養成2級講座開催

○団地の高齢化という問題は、全国で共通であり最先端の問題だと思います。ただ養成講座自体をたまじゅうさんが行う必要があるのかについては若干疑問が残りました。講座よりももう少し違うことに力を注ぐことが必要ではないかと思いました。

○ヘルパーの育成だけですと、他のところから来た人が講習を受けて他のところに出て行ってしまうことが考えられます。ヘルパーの派遣というところまで視野に入れてやらないと介助問題を解決することは難しいのではないかと思いました。多摩川住宅の問題を地域の皆さんで解決できるように事業の工夫をしていただければと思います。

○多摩川住宅の問題を解決することが目的なのか、人を育てるのが目的なのか、その両方をどのように折り合っていかれるのかを考えていただければと思います。

○多摩川住宅内部での相互扶助の形ができるようにしていただけるとよいと思いました。

○必要なニーズがヘルパーの育成なのだろうかと疑問に思いました。ふれあいサロン等からニーズを吸い上げて対応されるとよいと思いました。

狛江市地域デイグループ事業連絡協議会

【連続勉強会】障がいのある子ども達の放課後活動

○自立支援制度が導入されて障がいを抱える皆さんが大変苦労してらっしゃることが伝わりました。地域でともに考えていく人を増やそうとすることに工夫をして取り組んでいただけるとよいと思いました。

○事業を進めるに当たって協議会としてやることとそれぞれの団体との住み分けをしていただけるとよいと思いました。

○前回までにされた勉強会の結果を報告として作成しフィードバックしていこうとする姿勢が素晴らしいと思いました。

○ネットワークの中で学習会をするということのモデルになる事業になると思います。

狛江聞こえにくい人のふれあいの会

聞こえない・聞こえにくい人のためのコミュニケーション講座

○広報の予算をあまりとってないようですが、情報の必要な人に広く伝わるようにされるとなおよいと思いました。

○聞こえにくい人達や障がい者の方達が市民との協働、協力、触れ合い、話し合いに取り組むことを一つの新しい目標に出来たらよいと思います。

○聞こえにくい人達が社会参加、社会活動できるところにもっていくことが出来たらよいと思います。

○まずは体験というところにニーズがあることが非常に伝わってきました。まずは体験するという事業展開に好感を持ちました。

○当事者のニーズから事業が出来ていることにリアリティを感じました。

  委員長総括

 

 今回、新しい風補助金の申請は12件ありました。

 例えば世田谷区だと狛江の10倍の人口ですから、狛江の申請が12件だと世田谷だと120件の申請、狛江の見学者が30人ぐらいだと世田谷区だと300人の見学者がいる訳で、非常に多くの参加があるのです。このようなことはそうはないです。 

 プレーパークやチャイルドラインにしても、世田谷発全国という事業が狛江に来たというのもありますけど、狛江発というものも色々とあります。狛江発のものが全国的になっていき、参加者が近隣市からたくさんやってきて交流が盛んになるような活動があってもよいと思います。 

 ただ、狛江と全く関係のない活動を狛江の税金でやるとなると、これはふさわしくないと思います。選考基準でも、市民のニーズや地域の特徴に適合した事業であることというところが評価点となっております。そのような点では、地域の内発的なニーズを日常生活の中から拾い上げて、それから何が必要かと立ち上げると説得力のあるものになると思います。 

 また、今までにやったことを情熱的に語ることはいくらでも出来ますが、これからやろうとすることを、説得力を持って計画的に語ることが必要になってくると思います。計画の練りこみと、練りこみのプロセスにおける参加、関係者間での意味の共有が重要になってくると思います。それぞれの団体で、もう少し計画の意味や、これからそれをどう展開していくのかなど考えていただけるとよいと思いました。

 今回の団体の半分近くは、過去に対象になった団体でした。過去の実績から新たな次の展開に出ている団体もあり、まったく初めての新規団体もいくつか出てきまして、去年6団体と少なかったので、狛江の市民活動は出尽くしたのではないかと思っていましたが嬉しい限りです。新しい風補助金が創設されてから7年経って、いろいろな発展が見られているのではないかと思われます。来年は更に多くの新しい団体に参入していただけたらと思います。

※平成22年度新しい風補助金選考会での選考委員評価を要点筆記したものです。