標記の件について市民説明会を2回にわたり開催しましたが、一部の来場者による進行の妨げとなるような行為が続き、充分な説明が出来なかったため、ホームページ上で報告することにいたしました。

 東京航空計器株式会社の本社工場跡地で行われた土壌調査結果において、環境基準を超過するダイオキシン類が確認されましたが、内容物が廃棄物であったため、その廃棄物混じりの土については、廃棄物処理法に基づいて東京航空計器株式会社による自主的な処理が行われました。狛江市としては、法に基づいて適切に進められたと認識していますが、近隣にお住いの方々にはダイオキシン類に対する不安が残っており、また、狛江市議会からもダイオキシン類の異性体解析に対する関係機関の専門的な見地からの意見を求めるなどの要望を受けております。

 このことから、市では市民の皆さんの不安解消が第一であると考え、専門業者である㈱環境管理センターに「土壌調査手法・分析結果解析評価業務」の委託を行い、第3者による検証をすることにしました。業務内容は、東京航空計器㈱と㈱長谷工コーポレーション・積水ハウス㈱が調査・処理した内容(平成21年1月第1回調査~平成23年2月第4回調査)を整理・確認し、異性体分析結果の解析(ダイオキシン類の由来について)を実施、これらを元に有識者(京都大学名誉教授 内山巌雄氏、東京大学大学院医学系研究課疾患生命工学センター健康環境医工学部門教授 遠山千春氏)より、この件のダイオキシン類による近隣住民への健康影響がどの程度あるのかの所見をまとめていただきました。

 報告書(平成23年7月30日)のまとめとして、有識者からは「今回報告の汚染レベルであるとすれば、周辺住民の健康に影響を及ぼしていることはないと見なすのが妥当であること、当該敷地以外の周辺地域のダイオキシン類の土壌調査(煙突からの飛灰、放置されていた焼却灰の飛散の可能性の確認のため)を行うことが次の安心につながる等」 の指摘がなされました。

 市としましては、これらの指摘を踏まえて今後の対応策を検討していくこととしています。

東京航空計器㈱本社工場跡地のダイオキシン類汚染について 報告書(概要版)[pdfファイル]