1 日時 平成25年7月24日(水曜日) 午後7時~8時30分
2 場所 4階特別会議室
3 出席者 20人
4 議題

(1)開会
(2)狛江市立保育園民営化の指針について
    説明:児童青少年課長 石橋 啓一
(3)質疑応答

 ※司会進行:児童青少年課保育係長 垣内 素峰

5 配布資料 ・狛江市立保育園民営化の指針(冊子)
・スケジュール(案)表
6 説明会内容
(1)開会

 司会から出席者の紹介及び保護者向けの説明会を既に実施しており、今回の説明会は市民全体に向けた説明会である旨を伝える。

(2)狛江市立保育園民営化の指針について説明

 児童青少年課長から狛江市立保育園民営化の指針について、指針及びスケジュール(案)を配布のうえ、口頭で説明する。

 平成25年3月策定の狛江市後期基本計画及び平成25年4月策定の狛江市第5次行財政改革推進計画(定員適正化編)に定めている保育園の民営化について、その方向性を定めた「狛江市立保育園民営化の指針」を平成25年6月に策定した。今後は、この指針に基づき平成28年度に宮前保育園、平成29年度に和泉保育園を民営化することを説明し、併せて進め方や民営化のメリット等を説明する。 

(3)質疑応答

質疑:スケジュール表中15番及び26番に公募要項策定という項目があるが、この公募要項を整理することによって保育の質を担保するという理解でよいのか。

回答:その通りである。

質疑:スケジュール表中17番及び31番に法人選定委員会設置とあるが、この選定委員というのはどのような方たちを想定しているのか。

回答:学識経験者や公募市民委員を考えている。

質疑:スケジュール表中23番及び29番について、設計・工事の期間両園約1年度となっているが、現実的に今、狛江市の保育園建設は基本設計から完成まで3年度にわたって実施しており、不可能なのではないか。

回答:虹のひかり保育園が実際に1年で完成まで至ったという経緯もあるため特に無理のあるスケジュールとは認識していない。

質疑:相当無理のあるスケジュールである。このスケジュール作成には建築の専門家の意見が入っていないのではないか。このような無理なスケジュールは、法人や設計・工事業者に時間的な負担が非常にかかる。負担がかかると建物の質は落ちてしまう。当初段階としてこのような無理なスケジュールを組むのではなく、適正なスケジュールを組んでおくべきではないか。

回答:貴重な意見として参考にする。

質疑:選定委員について、市民と学識経験者はどうやって選ぶのか。

回答:具体的にはまだ未定である。市民については公募する。

質疑:広報で募集するのか。それは何人位なのか。

回答:通常だと1、2人である。

質疑:残りの人員は何人になるのか。

回答:残りは学識経験者や保育の実務経験者等で、全員で5人程度を想定している。

質疑:その他に市職員も入るのか。

回答:具体的には未定である。

質疑:今年開所した虹のひかり保育園及びぎんきょう保育園について、選定委員会はあったのか。

回答:虹のひかり保育園については市で公募し、選定委員は5人であった。ぎんきょう保育園は法人からの提案で開所しており、選定委員会はなかった。

質疑:虹のひかりの選定委員はどうやって選ばれたのか。

回答:公募である。

質疑:今回も公募はあるのか。

回答:当然公募する。

質疑:公立保育園は私立保育園に比べて1園あたり年間で1.5倍以上の経費がかかるとのことだが、それは何が原因と考えているか。

回答:人件費である。

質疑:引継保育の際に、正規職員の配置が半分ということであるが、保育の質は低下しないか。

回答:法人のスタッフについては、引継ぎ後に主力となるであろうスタッフを配置する予定のため、そこで保育の質が低下するとは考えていない。

質疑:延長保育について、民営化に伴い20時15分までの実施を考えているようだが、それに合わせて公立の延長時間も引き延ばす方向で考えているのか。

回答:公立が現在実施している19時15分以上の延長保育を考えているが、20時15分までと指定するかは未定である。公立の延長時間の引き伸ばしについては人件費の問題もあり、現状では考えていない。

質疑:現在働いている職員に対して民営化後には退職してもらうことになるのか。

回答:現状では残る公立4園に異動させる予定である。

質疑:そうなると人件費は削減できないのではないか。

回答:民営化後直ちに人件費が削減できるということではない。併せて退職者不補充とすることで、長期的に人件費を圧縮していく。

質疑:非正規雇用の職員についてはどうか。

回答:嘱託職員や臨時職員の方については余剰となるため、契約期間満了前に説明していく。また、運営法人に対して積極的な雇用を要請していく。

質疑:待機児童解消に向けて、宮前と和泉は新たに建て替えることによって定員規模がどれだけ増え、どう解消していく見通しなのか。今後民営化をさらに進めていくのではないかと危惧しているが。

回答:あくまでも現段階での試算であるが、各園18人程度の増員を見込んでいる。ただし、今回の民営化については待機児童の解消が主目的ではない。残りの公立4園については、今回の2園民営化を検証したうえで方向性を考える。

質疑:待機児童も解消していかなければならない問題だと思うが。

回答:民営化によって創出される財源を待機児童対策にも充てていく。

質疑:財源に関する具体的な数字が提示されていない。児童一人あたりのコスト等の記載はあるが、トータルの財政負担削減額や、具体的な財源措置についての想定は。

回答:人件費という部分で段階的に削減していく形になる。民営化により創出された財源の使い道として現状で確実に言えるのは、認証保育所利用世帯への保育料補助の増額である。

質疑:段階的にでも、この程度措置していけるというような具体的な数字を提示しないのか。スケジュール等に落とし込んでいくべきではないか。

回答:概算であれば提示できるかと思うが、現状そういったものは作成していない。

質疑:私の試算では公立保育園利用世帯による財政負担は、私立や認証保育園等利用世帯の倍程度になっている。そこを解消し、あるいは幼稚園利用世帯への補助をすることが必要と考えている。一番のポイントは8ページに書いてある小泉政権時代の国の施策変更である。公立保育園については一切補助を出さないようになったのである。平成18年から他の市町村では民営化を推進してきたのに、狛江だけが公立を維持してきてしまった。よって1,000人にも満たない定員で、公立保育園利用者だけが恩恵にあずかってきたのである。公立保育園利用者はそのことに感謝すべきであって、今後は他市並みになるということである。

質疑:より良い保育園をつくって欲しいということで、保護者アンケートを取って欲しいなど様々な要望がある。この会場に託児所の用意がないと新しい子育て世代の人たちが来られないではないか。

回答:保育園利用者については先に保育園において説明会を実施している。

質疑:あれでは足りない。足りないといっている人、話したいといっている人が沢山いる。やはり保護者アンケートを取ってもらいたいと思っている。実施の予定はあるか。

回答:現状では予定していない。

質疑:先日の説明会ではデメリットが一つしかないと言っていたが他には何かないか。

回答:デメリットについては先日の説明会のとおり、引継保育期間における児童への負担の部分が考えられる。

質疑:人件費削減について、先日の説明会ではやる気と情熱でカバー出来るのではないかと説明していたが。

回答:そのような説明はしていない。

質疑:現在の保育園職員は公務員としての身分保障があるためキャリアも長いと思うが、民営化により職員が退職したりすることで、結果として保育の質が低下するのではないか。例えば、障がい児の加配の部分等で現在と同じレベルでの保育を実施できるのか。財政的な補助がされるのか。

回答:障がい児の対応については運営費の中で補助を行っている。

質疑:公立と私立の良し悪しをはっきりとさせるためにも、保育園の第三者評価等、客観的な評価が必要ではないか。

回答:藤塚保育園が昨年度第三者評価を受けており公表もしている。公立については順次耐震改修が済んだ施設に対して第三者評価を委託して実施していく予定であり、今年度は駒井保育園を実施する。

質疑:結果はどこに公表されているのか。

回答:東京都のホームページにおいて公表されている。私立においても、そこで確認できる。

質疑:公募すると応募してくる法人は多いものなのか。

回答:多いという感覚はない。特に宮前保育園については児童館との合築施設として両事業を実施可能な法人となるため、さらに数としては絞られてしまうと想定している。実際、虹のひかりの公募については2社から応募があった。対象を公募要件でどう絞るかによっても変わってくるものと考えている。

質疑:3ページの中央「より良い保育サービス提供のために、『保育は人』とする理念を持つような、市の保育基準・保育風土、保育精神を満たす適切な事業者を選定します」との記載があるが、これはどこかに明文化されているか。

回答:明文化されたものはない。

質疑:それでは市が保育に何を求めるかということが非常に曖昧である。何を基準に法人を選定するのかという一番基本的な事がわからない。狛江市はどういう保育をするのかを議論して明確にして欲しい。また、すでに保育園に預けている方やこれから預けられる方が、狛江の保育園に何を求められているのか、その声を聴くべきである。保育の質とは何かというところを、もっと突き詰め、皆で狛江市の中で何をやるべきなのかを話し合ってから委託しなければ、相手任せの法人の提案だけを検討するような委託になってしまうのではないか。

回答:貴重な意見として参考にする。

質疑:4歳児クラスにおいて、虹のひかりへの転園者が多く、公立の和泉保育園の方が定員割れしたという話を聞いている。保護者のニーズというものは、どこに保育の質を求めるのかと考えても様々である。私の孫も実際虹のひかり保育園に行っている。元々は23区の公立保育園に行っていたが、サービス面では決して劣っていないし、施設は非常に良く驚いている。また、先ほど建設期間について3年度との話があったが、今の時代に3年度もかけてという方が異常ではないか。他市と比較すると、狛江は保育園における公立保育園の比率が倍以上で、保育園関係職員が100人近くいる。これはその分他の市民サービスが低下しているということである。18年に国の方針が変わった段階から他市がどんどん方針転換しているのに、今やっと動きだしている。財政的に豊かな自治体であれば公立で立派な施設を建てることもできるが、狛江の場合はそれが出来ない。学童保育所の設置率も東京都で一番である。他市は学校の中や地域センターを利用した学童保育がほとんど主流である。今までの保育園や学童への財政措置の仕方が普通ではないと認識したうえで今後の方針を決定していかなければならない。

質疑:友人がぎんきょう保育園を利用しているが、外遊びにほとんど行かないらしい。入園するまで全く知らなかったため転園届を出したとのことであった。和泉保育園についても、ふたを開けたら保育方針が全く変わってしまっていたとなると、保護者にも子どもにも影響が大きい。在園保護者の意見はどう反映されるのか。

回答:公募要項や引継保育の部分で考えている。

質疑:どういう方法で意見を集約するのか。

回答:具体的な場としては三者協議会である。

質疑:それは何人位入るのか。保護者全員か。

回答:全員、もしくは保護者の代表の方かどちらかで考えている。

質疑:それでも参加できない保護者が多くいる。この説明会にも参加できない。アンケートを実施してQ&Aにして欲しい。説明会に参加できないまま、ふたをあけたら全く要望と違うものになっていたとなってしまうのではないか。

回答:そのための三者協議会である。

質疑:三者協議会は法人選定後か。

回答:そうである。ただし、選定前の公募要項に関しても保護者の意見を集約する。

質疑:基準となる数字が不明瞭である。少なくともここ10年でどの程度保育需要が増加し、どうやって待機児童を解消すると考えているのか、その中で一部民営化等を考えていくのではないか。民営化ありきで進めても誰も納得しないと思う。工期についても通常かかる適正な工期を計画しておき、そこから短く出来るところは短くすればいいと思う。狛江市の今後10年間のビジョンくらいは示したほうがいいと思うが。

回答:貴重な意見として参考にする。待機児が発生しており、解消に向け、当然何らかの対応は取っていかなければならないと考えている。ただし、今回の民営化については、あくまで公立保育園の運営主体を民営化するということであり、新たな民設保育園をつくり定員増を図るという話しではない。他自治体は、やはり行革の取組みの一つの手法として公立保育園の民営化を実施してきている。狛江市としてもなかなか税収を望めない中で、認証保育所や幼稚園利用世帯、家庭で保育している世帯へのサービスをどう充実させていくかと考えなければならない。それには財源が必要であり、その財源を創出するための今回の民営化である。また、公立では園舎建替えとなると多額の財源を投入しなければならないが、今回耐震改修に合わせて民設民営としたのは、国等の補助金を活用してでダイレクトに財政負担を削減できるからである。そこで創出された財源を、別の部分へ活用することを考えたい。財源がなければできない、そこでどうするかと考えれば既に他市では取り込んでいる行革をなぜ狛江で実施しないのかということになる。行革の一つの手法として保育園民営化を理解していただきたい。

質疑:話としては理解できるが、やはり目の前のことを解決しないと狛江市がきちんと保育行政を行っているとは思えない。ビジョンがあったうえで、耐震改修費や人件費も削減したいということでの保育園民営化なら理解できる。話が違うとのことであるが、47人の待機児対策については民営化よりも喫緊な課題だと思う。別な話として考えることはないのではないか。

回答:待機児対策を何も考えていない訳ではない。例えば、今後さらに認可保育園をもう1園増設するとなった場合に、当然認可保育園ができれば、民設としても市の持ち出しというのは発生する。そこに今回の民営化で創出される財源を、新たな民間導入に活用できる。今回の建て替えで1園あたり18人程度定員を増員する予定である。ただしそれでは足りないので、将来的にさらに認可を新設するとなればやはり市の持ち出しが発生する。そのためにも、やはり他自治体で取り組んでいるところは同様に実施したいということである。

質疑:10年、20年のビジョンみたいなものがあるともう少し説得力が出てくるということは、かなり的を射ていると思う。かつての保育計画のローリングがどうなっているかわからないが、全体的な保育ビジョンのようなものは今後計画化していくのか。

回答:現在国が子ども子育て会議として動いており、狛江市でも本日第一回の会議を開催しているところである。そこで今年度中にニーズ調査を行ったうえで、子ども子育て支援事業計画を策定し、その計画に乗せていくことになると思う。

質疑:次世代育成支援行動計画とは違うのか。

回答:当該計画の後継の計画になる。内容については、国が主導で進めており、まだ詳細な部分は出てきていない。

質疑:様々な事情からあえて認証保育所を選んで利用している世帯というのはどれくらいの割合で存在するのか。

回答:割合についてこの場では提示できないが、平成25年度4月1日現在で狛江市民の認証利用者が100人強おり、そのうち認可の申し込みをして入所待機となっているのが58名である。つまり、認証だけをあえて希望して利用している世帯は存在すると考えられる。

質疑:グランドメゾン建設の際、当初は確か60人規模の認可保育園を設置することが要件であった。それがいつの間にか取り下げとなったのはなぜか。

回答:新設保育園2園による180人定員増で待機児解消が達成できるであろうという考えからである。

質疑:今年2園が新設され狛江市は待機児童がゼロになる見込みであったわけである。しかし狛江市が新園が出来るとなれば近隣自治体から住民が流入してくるのである。駅直近で通勤にも便利、長時間保育となれば、そういった保護者ニーズにあった保育園が満員になる。調布市においても、保育園を新設したらやはり入所希望世帯が増加してきて結局待機児ゼロが実現できないというような話を聞いた。私は民営化賛成ではないが、せっかく建て替えるのであれば、なぜもっと定数を増員しないのか。是非待機児ゼロを目指していって欲しい。

回答:建物には様々な基準があり、例えば今の同じ土地に2倍の定数の保育園を建てることは不可能である。もちろん建て替えの際にはできる限り定数を増員できるよう設計はしている。

質疑:今まで10年近く子どもに関する施策を公立保育園でしか取って来ていないわけである。やはり在宅児や幼稚園児、認可保育園に入れない方も含めて全体で子ども子育てサービスを考えていく方針を是非続けていって欲しい。やはり既得権であるから、公立保育園利用者は今までが当然でそれ以下は許さないというのもあると思うが、一般的に見たら今までが恵まれすぎていたということは認識する必要があると思う。今後財政的な部分から子育て支援サービスを考えて、ぜひ普通の市になって欲しいと思うし、それは応援したいと思う。

質疑:待機児童の問題について、素人なりに計算すると子を持つ女性の30%が保育所を利用している。これが海外の例を見ると50%位までは上昇していくことが予想される。大まかに計算して今後約20年間ぐらいは保育需要が増えていってその後減っていくことになる。そういった人口統計の観点から狛江の保育計画を考えて欲しい。

回答:貴重な意見として参考にする。

質疑:保育園利用世帯は、家庭にいる世帯と比べ、保育園の必要性から全く質が違うと思う。だからその必要な人の声を市は汲み上げてきちんと対応すべきだと思う。

質疑:保育園は地域で作っていくものだと思っており、福祉がサービス化してしまうのではないかと危惧している。待機児世帯の意見を聞いたり、今保育園を利用している世帯の意見をきちんと汲み上げて欲しい。今回の説明会の託児所についても、そういった人達の意見を聴きたいと思うのなら普通は設置するべきである。次回説明会を実施するときには検討して欲しい。

質疑:冒頭の30分の説明について非常に理解が難しかった。話の内容、情報量は豊富であったが、話すスピードも速く、ポイントが何なのかがつかめなかった。この程度の内容であれば、わかりやすいようにパワーポイント等を使うべきである。

 

 以上で閉会いたします。