平成26年5月24日に開催しました「平成26年度狛江市市民公益活動事業補助金交付事業選考会」より、各申請団体に対する審査委員からの評価をまとめました。
 

分類

団体名

事業名

審査委員の評価

スタート
補助金
テラコヤ3  狛江キッズイベント

太鼓体験ワークショップ
ドンドコドン

●申請を出してくる以上は、収支を合わせてくるようにしていただきたい。

●参加者の子ども達が学校に行くようになったら、活動が終了してしまう恐れはないか。今後もっと会員を増やしていくなど、参加者の中で同じような志を持っている人を何十人という組織にして、子どもの発達段階に応じた活動もやっていっていただきたい。

●団体の今後の方針によっては乳幼児の親のネットワークが広がる可能性もあり、やり方によっては非常におもしろいと思う。

●とりあえずスタート補助金としてスタートし、発展を図っていただきたい。スタート補助金ですから、私は将来性という面でも、評価している。

●自分たちの子どものネットワークを横に広げるだけではなく、縦の世代間のネットワークを広げるようにしてほしい。

スタート
補助金
狛江の放射能を測る会 狛江市の放射能を測定する事業

●会則をみると、「原発に依存しない社会を」とあり、結論ありきの団体のように思える。今回狛江市が補助金を出すと、チラシ等に狛江市の補助金で活動していることを明記する必要がある。チラシに印字されると、その活動を狛江市が支援・協賛をしていると誤解される可能性がある。

●活動範囲が狛江市内だけならよいが、福島に行って活動するというのは、会として行うのは自由だが、狛江市の補助金を使って福島の状況はどうかというのは違うのではないか。一般的には関心を持つべき内容であるかもしれないが、市内の放射能がどうかという観点とは切り離した方がよいと思う。

●個人レベルでやっていくことは大事だと思う。何が正しいかというのも実際に自分たちでやってみないと分からないことがある。その活動を否定するわけではない。ただ、その団体に狛江市が補助金を出すとなると、その団体の思想・方向性を狛江市が認めた、支援したと思われる。

●狛江市内を測定するということは、市が測定した地点を自分たちでやるということになる。それは市が公表している公的な測定を信用していないということになるのではないか。

●狛江市民の安全を守るという公益性を考えれば、よいことだと思う。狛江市内の中で測定するというのは、例えば行政と重複しているところを自分たちでやることは、セカンドオピニオンであるから、両方あってもよいと思う。

●違う地点を測定すればよりカバーできるということで、市と調整していくのであればよいが、それはなかなか難しいと思う。

チャレンジ
補助金
(継続)
吃音サポート『ジークフリーツ』 言語聴覚士による相談事業

●言語聴覚士がいらっしゃるということは団体にとって非常にプラスになっていると思う。ただ、これを維持していこうとすると、経費的に補助金では間に合わなくなると思う。将来展望として、仲間をどう増やしていくかという具体的な方法が明確ではない。

●採算的に独立する努力を考えなければいけない。補助金以外の収入を得るという、財政面の改革が必要になってくると思う。

●昨年の活動報告で、町会を通じてチラシを配ったとあるが、公共施設や学校でも周知した方がよいのではないか。

●グループ活動にも言語聴覚士が加わったたほうが、非常に専門的な知識がありよいと思うので、財政的な面もあると思うが、言語聴覚士に加わってもらうことも今後やっていっていただきたい。

チャレンジ
補助金
(新規)
(認定NPO法人)ESAアジア教育支援の会 狛江市の幼児に対する国際理解教育の教材作成 

●このような活動はまさに世界規模の動きなので、特に子ども達に教えていくことは早期にやった方がよいと思うので、この活動はとても大事なことだと思う。

●現在保育園児への教育を行っているとのことだが、一番多感期な時代の中学生に、こういった海外の問題を伝えていくということは非常に大事だと思う。

●国際理解教育協会や、国際交流協会、文科省の外部団体などと連携していくことも必要だと思う。乳幼児に対しての国際的な教育というのは新しい試みだと思う。

●小学校低学年も視野に入れてという話だが、そうなると副読本といった教材としての扱いになるので、監修スタッフや編集スタッフがどういう体制でこのマニュアルをつくるのか、教材を作ろうとしているのか。教育関係者の観点で監修するならよいが、自分たちでまとめただけとなると教育関係での採用は難しいと思うので、その辺りも視野にいれて作製するのがよいのではないかと思う。

チャレンジ
補助金
(新規)
 狛江・まちづくり市民会議 六郷さくら通りを軸とした快適な、まちづくりプロジェクト

●今回の調査は、基礎調査ということだが、今まで行っていた道路を通じた計画を、まちづくり・文化・歴史というところに視点を移したことは、とても大事なことだと思う。

●前回の活動報告も見たが、非常によい調査をされ、提案もよかったと思う。今回の調査も六郷用水を復活させることは大変重要だと思う。大幅な変更はいろいろ問題があると思うので、現状を変えないような形でぜひ文化遺産というか、歴史遺産を再現するというような計画まで、発展させていただきたいと思う。

チャレンジ
補助金
(新規)
ヘルマンさんの会  ヘルマン・ウォルシュケさんの
足跡調査研究と発表 

●ヘルマンさんの生い立ちや歴史については非常によくわかった。この事業を通じて広く知られることになると思う。ただ、それによって、誰に対して貢献できるのか、というのがある。例えば、先ほど狛江市の宣伝になるという話があったが、今後狛江市がハム・ソーセージの街になるというのは難しいと思う。

●予算を拝見すると、やはり補助金が多く占めている。補助金が得られなくなった場合の手立てというのを考えておいてほしい。

●歴史をしっかり残していくという観点では、狛江市にヘルマンさんがいたということは重要なことだと思う。歴史的な形に残すということを文献だけではなく、しっかりした資料を残していただければと思う。

●活動してきた団体の活動日誌ではないものに焦点を当ててほしい。その方が、ドイツと日本の関係、国際交流というものを深めるのではないかと感じた。

チャレンジ
補助金
(継続)
 チーム ピース チャレンジャー狛江支部 アジア社会(インド・バングラデシュ・ネパール)と狛江市民を繋ぐ“写真展、交流会、フェアトレード展”の開催と冊子作製 

●継続の事業ですが、この予算書では今年は際立ってこれをやるというのが見えない。昨年の活動とほとんど変わらない印象がある。

●活動を継続する上で告知活動がとても大事だと思う。予算を圧縮するためチラシを手作りということではなく、しっかりしたものを配布して知ってもらうことが大事だと思う。冊子も今年配っておしまいということではなく、毎年継続しなければいけない。やはり告知活動と冊子を別にして、予算を組まなければならない。

チャレンジ
補助金
(新規)
特定非営利活動法人・
バリアフリーセンター
福祉ネット「ナナの家」
こどもデイサービスの発達支援事業

●本当に大変な仕事をしていると思う。今回購入しようとしているものについては、この事業をやっていくときに、子ども達にとって必要不可欠なものだと思う。団体から行政にこういうものが必要だと伝えてほしい。

●事業計画書を見ると同じような施設が市内5カ所ほどあると書かれているが、単独で物資をそろえていくというのは財源的になかなか大変だと思うし、購入できる数も限られてしまう。そのような面で、お互い同じような団体で研修を一緒に受けているのだから、その成果を分かち合っていけば、子ども達もいろいろな体験できることになると思うので、そういった連携も取っていただければと思う。

チャレンジ
補助金
(継続)
ミュージカルCoCo~

市民ミュージカル

「ドリーム ギバー(仮題)」上演

●なるべく補助金がなくても独立してやっていけるように、集客方法やプログラムに広告を入れる等いろいろな工夫を今後もしていただければと思う。

●毎年計画しているわけではないということだが、大変よい活動であり、子ども達も一年一年成長していることと思うので、子ども達が自分たちの成長を確かめるためにも毎年やってあげてほしいと思う。そのために財政的にどうやっていくかをぜひ考えてほしいと思う。

●演出、ダンス、衣装、ヘアメイクなどの協力スタッフも公募してみてはいかがか。それらの分野で経験を積みたい子どももいるはず。なるべく子ども達の可能性をミュージカルの公演を通じて広げてあげる努力が必要なので、もっとスタッフの公募の幅を工夫して広げていくのがよいと思う。

●昨年の公演、私も見させていただき、とても感動した。ここで知り合ったほかの団体がロビーで即売、展示をしていた。そういう活動の広がりは素晴らしいと思う。同じような団体と連携を取るということはよくあるが、今回の例は全く活動が違う団体同士でもコラボレーションできるという見本になると思う。それをどんどん広げていっていただきたいと思う。

チャレンジ
補助金
(継続)
おにぎり少年団 こども達の自主性を育み地域活性を図る少年団活動

●昨年スキーに行かれていて、今回も行けたらということですが、例えばスキーに行くというのは子どもが普通にお小遣いを貯めて行ったり、学校で行っているところもあると思う。行けない子を募って連れて行ってあげるのであれば公益性として理解しやすいが、親がいて家族でもいけるような子どもを連れて行くのはどうかと思う。体験自体はすばらしいし、やっていることも素晴らしい。ただ、補助金で行くとなると、少し考え方が違ってくると思う。

●利益を受ける子どもがいて共に一緒に成長していくということも必要だけれども、個人の負担で賄えるものは賄うなどして、予算面での採算性をぜひ、再検討してほしい。

●子ども達が自然の中でいろんな体験を積んでいくというのは、日々の学校生活では得られない、大事なプロセスだろうと思う。特にキャンプの体験等は最近学校ではあまりやらない。また、年齢が違う子ども達が関わっていくというのはものすごく有意義なことである。その中で、指導者たちを育成していくことは、非常に重要だと思うので、今後の課題として取り組んでいただきたい。

●子ども達がスキーをするのになぜ市の補助金をという意見があったが、少し活動の趣向を変えて、冬の自然の中で自然体験をして、宿泊訓練を受けるというプランもあると思うので、そのようなプログラムも今後検討していただければと思う。

  委員総括
 
 

●基本的にはこういった活動は、公益性を持ち、ただ自分たちが楽しければよいというわけではなく、その活動を通して狛江市を活気づけていくような姿勢がどれだけあるかというのが、審査する上で大事にしている。その点で皆さんの活動は、そういった思いでやっていただいていると思う。また、こういった活動のもう一つの見方として、行政ではできない、行政ではやりにくい、そういったところを皆さんが主体的に動いていただいているかということを審査させていただいた。いずれにしても、減額・不交付になっている団体もあるが、みなさん益々工夫していただいて、再度活動をひろげてほしい。

●本当に素晴らしい活動を皆様されていると思う。私の中では公益性ということに加え本当にこの補助金が必要かどうかと言うところを考えながら点数を入れさせていただいた。市の予算の都合上、申請額より減額された団体もあるが、もっと違う補助金や企業がサポートしていくべき活動というのもあると思う。益々のご活躍を期待している。

●民間で実施するには大変な苦労もあると思うし、財源的にも大変だろうと思う。その中で継続して今後も是非続けていっていただければと思う。

●それぞれの団体の活動は 狛江市を良くしていくための非常に大切な活動であると思うので、是非活動を継続してほしいと思う。結果として不交付、減額された団体もあるが、活動そのものが否定されているわけではないので自信を持ってこれからどうやって継続していくか、発展させていくかということを考えていただければと思う。今我々が一番考えなければならないことは、一つは次世代を担う子ども達をどう健全育成していくかということだと思う。それともう一つ、これまでの先人たちが培ってきた現代の狛江市をどうやって次世代に伝えていくのか。その二つが求められていると思うので、そういう観点から、この市民レベルで行っている活動が二つの視点で結果を残していけるような活動であり、そのような団体として、成長していってほしいと思う。

●本日補助金額が決定したわけですが、プレゼンテーションが終わって安心したということではなく、まさしくここから今年度スタートするという団体が沢山あると思うので、是非この補助金を無駄にすることなく、狛江市のために、それから自分たちのために使っていただきたいと思う。自分が楽しくないと市民活動ということはできないと思う。その楽しさや有意義だという思いが広がっていき、まさに公共というものに近いものになっていくのだろうと思う。最初は個人の思いからスタートしていき、それが広がっていき賛同者を得ていくということがまさに公のものにつながっていくと思う。今回の補助金は狛江市のお金であり、狛江市民のお金なんだということをどこかに考えながら活動を展開していっていただきたいと思う。

 平成26年度狛江市市民公益活動事業補助金交付事業選考会での選考委員評価を要点筆記したものです。