1 日時 平成27年7月12日(日曜日)  午後2時~4時
2 場所 防災センター 401・402・403会議室
3 出席者 参加者 52人
事務局 参与(兼)都市建設部長、和泉多摩川緑地都立公園誘致推進担当理事(兼)まちづくり推進課長、まちづくり推進課都市計画担当主査、まちづくり推進課都市計画担当職員1人
4 議題   狛江市和泉多摩川緑地都立公園誘致推進構想(素案)について
5 配布資料

1 狛江市和泉多摩川緑地都立公園誘致推進構想(素案)

2 狛江市和泉多摩川緑地都立公園誘致推進構想素案(パワーポイント)

6 説明会内容
 

事務局:それでは、これより「狛江市和泉多摩川緑地都立公園誘致推進構想(素案)に関する市民説明会」を開会いたします。まず狛江市参与兼都市建設部長より、開会のご挨拶をさせていただきます。

 

    (参与より挨拶)

 

事務局:本日の説明会の流れですが、まず、私ども都市建設部まちづくり推進課から、狛江市和泉多摩川緑地都立公園誘致推進構想(素案)策定の趣旨、構想(素案)の基本的な考え方について説明をさせていただき、その後、質問等をお受けいたします。概ね午後4時ごろを目途に終了させていただければと思っておりますのでよろしくお願いします。それでは、構想(素案)について、和泉多摩川緑地都立公園誘致推進担当理事兼まちづくり推進課長より説明させていただきます。

理事:それでは、「狛江市和泉多摩川緑地都立公園誘致推進構想素案」について、簡単に概要を説明させていただきます。よろしくお願いします。和泉多摩川緑地は、市内の南西部の多摩川河川敷に隣接した位置にあり、昭和17年に都市計画決定された都市計画緑地であり、面積は20.3haです。こうした位置に立地する和泉多摩川緑地ですが、様々な立地特性があります。特性は7つありまして、まず1つ目は「アクセシビリティの高さ」です。都道114号線(六郷さくら通り・松原通り)と都道3号線(世田谷通り)に囲まれており、自動車によるアクセス性が高いのはもちろん、電車によるアクセスも小田急線と南武線でのアクセスが可能となっています。さらに多摩川沿いということで緊急河川道路について羽田から昭島まで45㎞の整備が進められています。和泉多摩川緑地は多摩川の河口から約20㎞に位置しているので、だいたい中間地点にあり、アクセシビリティの高さは非常に優れています。2つ目の「生物多様性の確保」については、周辺の多摩川と狛江弁財天池特別緑地保全地区を始め、直径30kmの緑のリングの一部であり、市内外の生態系ネットワークの核となる地域です。3つ目の「親水教育の拠点」については、多摩川流域で既に現在行われている水辺の楽校をはじめ、都内の貴重な環境資源である多摩川を広域的な環境教育の場として活用することができます。4つ目の「歴史的文化的資源」については、周辺の古墳や泉龍寺、昭和49年の多摩川堤防決壊の碑等の歴史的文化遺産、また現在行われている地域住民との協働による狛江古代カップ多摩川いかだレースをはじめ、多様な歴史的文化的資源を有しています。5つ目の「橋詰空間を活かした防災拠点化」については、多摩水道橋に近接している和泉多摩川緑地は橋詰空間を補完し、後ほどご説明しますが、災害時に多摩水道橋を基点として車輌や帰宅困難者の集中が想定される中で、橋詰空間を活かした防災拠点の役割を担うことができる貴重な空間となっています。6つ目の「約61%が公共用地」については、左下の円グラフで和泉多摩川緑地内の土地利用状況を示しておりますが、ピンク色の部分以外の約61%が公共用地であり、こういった公共用地を中心に整備を進めることができることも特性の一つです。最後に、「都内に都立公園が存在しない市の一つ」という点は、東京都へ向け、多摩川沿いの都立公園が現在存在しない点と合わせて、狛江市に都立公園を誘致する必要性が高いと言えます。次に和泉多摩川緑地の歴史概況についてお示しいたします。昭和7年に日本水道株式会社が設置した浄水場が給水を開始しております。昭和13年には東京緑地計画が示されており、それを踏まえて昭和17年に和泉多摩川緑地が都市計画緑地として都市計画決定されております。この当時は23.14haでございました。昭和20年に東京都が日本水道株式会社を買収し、東京都水道局として水道事業を始めております。昭和41年には旧防衛庁共済組合が狛江スポーツセンターを開設しております。昭和44年には浄水場が廃止され、給水機能が停止しております。昭和47年に都立狛江高校の開設に伴い、23.14haから20.3haへ区域変更しております。狛江市としては平成7年から都立公園誘致に向けた要請活動はしてきておりまして、平成24年には調布都市計画道路3・4・17号線が開通しております。平成25年には東京都知事へ和泉多摩川緑地都立公園誘致についての要請書を提出しております。これを契機に都立公園誘致に向けた動きが本格化しているところでございます。さらに和泉多摩川緑地都立公園化話し合い会が平成14年に設立しておりまして、市民の皆様の活動も活発化してきているところでございます。先ほど和泉多摩川緑地の立地特性として7つ挙げましたが、こうした和泉多摩川緑地の特性を最大限に活かすと、3つの機能を担うことが可能です。具体的には、「スポーツ・レクリエーション機能」「環境保全機能」「広域防災拠点機能」です。こうした機能を果たすために必要な施設を例示として示したものがこの図です。ピンク色のものがスポーツ・レクリエーション機能に関するもの、水色のものが環境保全機能に関するもの、オレンジ色のものが広域防災拠点機能に関するものとなります。これらの整備は、都立公園として誘致する意義に対応するものとして、イメージとして示しております。さて、今回まとめました狛江市和泉多摩川緑地都立公園誘致推進構想素案は、平成26年4月に学識の先生方や市民の方を交えた策定委員会を立ち上げ、議論検討いただき、まとめたものです。これまでの歴史概況を踏まえ、昭和17年の都市計画決定からおよそ70年が経ち、都立公園誘致を東京都に対し一層働きかけるため、変化する時代のニーズに対応すべく、和泉多摩川緑地の特性を活かし、都立公園として整備する意義をまとめたものです。時代のニーズとして大きく3つを想定し、「人口減少と超高齢化社会に対応する緑のグランドデザイン」「生物多様性時代の緑のグランドデザイン」「大災害に備える緑のグランドデザイン」となる都立公園とすべく、具体的な意義として、それぞれ「多様な交流ができるスポーツ・レクリエーション空間の確保」「多摩川の景観軸の拠点形成と環境保全機能の向上」「首都直下型地震に備える広域防災機能の確保」の3つを挙げております。それでは構想素案の内容について、詳細に入っていきたいと思います。和泉多摩川緑地に誘致する都立公園の目指す姿のコンセプトとしては、「インクルーシブ公園」という考え方を打ち出しております。これはユニバーサルという考え方からさらにきめ細かく一歩進んだ公園で、公園だけでなく、公園へのアクセスも含めたまちづくりを進めていく考え方となります。具体的には図に示しているとおり、3つの柱で支えられたコンセプトで、まず障がい者、高齢者、子供たちを含め、誰もが利用できる公園であること、次に公園へのアクセスも含め、地域全体のまちづくりを進め、地域の住民との協働による管理、運営を行う公園であること、最後に災害時には広域的な防災拠点となりうる安心・安全な公園であること、このようなインクルーシブ公園を目指します。このように、誘致する都立公園の目指す姿として、「インクルーシブ公園」という姿を示したわけですが、なぜこのような都立公園が和泉多摩川緑地に必要なのか、都立公園として整備する意義について、東京都へ端的に示す必要があります。このページでは、都立公園として整備する意義を現状と課題を踏まえ、和泉多摩川緑地の地域特性から1枚にまとめました。まず1つ目の意義として、「多様な交流ができるスポーツ・レクリエーション空間の確保」としております。こちらは、少子高齢化に伴い、多様化する利用ニーズに対応する必要があり、障がい者、高齢者を含む誰もが利用できるインクルーシブ公園を展開する必要があること、現状都立公園が存在しない6市の一つが狛江市であることから都立公園誘致により周辺の公園との連携が可能となり充実した都民サービスの提供が可能となること、区域内の61%が公共用地であり、関係機関の連携による公共用地の有効活用が期待できること、また現状狛江市の条例で多摩川河川敷でのバーベキューや花火等の利活用を制限していますが、都立公園を誘致後には都立公園内でこうしたレクリエーションを行うことは周辺の都市環境の保全と両立し得るということを挙げ、和泉多摩川緑地に都立公園を誘致する1つ目の意義としています。次に2つ目の意義として、「多摩川の景観軸の拠点形成と環境保全機能の向上」としております。こちらは、一級河川で東京都の景観軸の一つとされている多摩川沿いに都立公園が存在していないことから、多摩川に隣接する親水型公園の役割が期待できること、東京都水道局資材置場との立体都市公園制度を活用した公園空間の確保の可能性、また、生物多様性の観点やヒートアイランド現象を緩和する都市環境保全の推進が期待できることを挙げ、和泉多摩川緑地に都立公園を誘致する2つ目の意義としています。最後に3つ目の意義として、「首都直下型地震に備える広域防災機能の確保」としております。こちらは、災害時の高齢者、障がい者の歩行限界は2㎞と想定されることから狛江市及び調布市の一部で避難困難地域が生じることを踏まえ、多摩川を基点とした周辺の自治体間の連携の拠点化が必要であること、災害時のライフラインの復旧・復興活動の拠点となることが期待できること、また、多摩水道橋には震災時に帰宅困難者や車両等の集中が想定されますが、橋詰空間を活かし、帰宅困難者支援機能が果たせること、神奈川県側からの広域受援機能の拠点となる可能性があることを挙げ、和泉多摩川緑地に都立公園を誘致する3つ目の意義としています。このような意義は、東京都長期ビジョンを始めとする各種計画の考え方にも沿ったものとなっています。このスライドと次のスライドは、和泉多摩川緑地に都立公園を誘致できた後の公園利用のイメージについて、仮にお示ししたものです。まず日常時の公園利用のイメージです。周辺の景観資源を最大限に活かし、スポーツレクリエーション空間を確保するとともに、緑化についても河川敷と一体となるように配慮したものとなっております。都市計画区域としては、後ほどご説明しますが、現状の市立公園等の公有地を取り込む形を想定し、地域住民の方々と意識の共有化を図りながら、段階的に整備を進めていければと考えております。続いて、災害時の公園利用のイメージです。和泉多摩川緑地に都立公園を誘致する意義のところでもご説明しましたが、災害時には和泉多摩川緑地が果たせる機能として、「広域避難機能拠点」「復旧・復興活動の拠点」「橋詰空間を活かした帰宅困難者支援の拠点」「都県をまたぐ神奈川県側からの広域受援機能拠点」が挙げられます。災害時においても、公有地を活用して機能の確保が可能となっております。続いて、和泉多摩川緑地に都立公園を誘致できることが決定した後に、どのように整備を推進していくことができるかをイメージしたものを一例としてご説明します。こちらは東京都との協議が必要になりますので、必ずしもこのスケジュールで進めていくわけではありませんが、市としてある程度の想定が必要ということでお示ししております。まず第1段階としては、「都市計画変更及び事業認可取得段階」です。これは、現状の市立公園等の周辺の公有地を取り込み、都市計画変更を行い、事業に着手するまでをイメージしています。次に第2段階としては、「公有地を中心に整備をする段階」です。これは東京都や防衛省が所有する土地建物を活用する段階です。続いて第3段階としては、「公有地を連坦し整備区域と公園等を成形化する段階」です。第2段階までで整備済みの区域と公園等が連続していない部分について、成形化するため、地域住民との意識の共有化を図ります。最後に第4段階は「将来的な利用形態」として、多摩川河川敷についても、和泉多摩川緑地と同一の都市計画区域に含めることや、隣接した公有地部分について、一体的利用ができるように誘導を進めます。以上が構想素案の概要となります。こちらの構想素案については、7月1日から7月31日までパブリックコメントを実施しております。何かご意見やご質問等がありましたら、パブリックコメントとしてお寄せいただければと考えております。回答は、パブリックコメント期間終了後に合わせて回答させていただきます。その点をご理解いただきまして、何かこの場でご質問したいということがございましたら、お願いいたします。

事務局:以上で狛江市和泉多摩川緑地都立公園誘致推進構想(素案)の説明を終了いたします。ご質問等ございましたらお願いいたします。

参加者:疑問に思っていることを3つ申し上げます。45年前に計画区域に家を買いました。その頃問題になっていたのは都道建設計画です。当時の市長の自宅の庭を通る道路であったため湾曲させたことから地元住民が怒り、立ち退きをしなかったため事業が遅れました。それから都と市の職員が相談し、将来立ち退く可能性があるという話し合いをしました。今回、このような計画があることを2、3日前に知りました。50年前に入った人ですら全然知らないということでした。500軒も引っ越ししなければならない公園をどうしても造らなければならないのですか。昭和の初め頃のように家が建っていないときに計画されるならばわかります。しかし、何も私たちに知らせず、1年前に市長が急に知事と話し合ってこういうことをしたいと言って委員会を設置し、このような構想を作ったのです。むいから民家園の裏手からまっすぐ行った場所に都の資材置き場があります。隣の住宅も含めて15,000坪もあります。50年間何の役にも立っていないあの場所を公園にするならよいと思いました。おっしゃっていることは、いいことです。あの15,000坪を使えば十分できます。公園について言えば、西河原公園が5,000~6,000坪あります。また、西河原自然公園が500~600坪あります。西河原公園には桜の頃には皆さんが行くと思いますが、普段は閑散としています。怖くて気味が悪く、人がいません。自宅の庭木の管理に年間10万円かかることから、2つ公園の管理には年間2,000万円はかかると思います。それなのにもう一つ大きな公園が必要でしょうか。地元の人がすぐ行ける場所にある公園が小さくても必要です。遠いところまでわざわざ出かけることは必要はありません。出かけないと思います。それでも、そのような公園を造るために500軒を立ち退かせるのですか。市長は無理に立ち退かなくていいと言ったそうですが、いずれぽつりぽつりと家がなくなり、虫食い状態になります。そうすると、世田谷の公園で5人家族が殺された場所とまったく同じ状態になることが考えられるのです。市も都も借金だらけの状態でまとめて買い上げることはできず、虫食い状態になるのは明らかです。どうしても公園が必要なら、今ある公園を明るくして皆が使えるようにすべきです。また、防災に関して、神戸が短期間で復興したのは、住民がすぐに自宅近くに戻って家を建て直したからです。東北は戻れないから家を建てられません。狛江でもし地震があって家が倒壊しても、遠く離れた公園に行きますか。すぐに自宅に帰って近所の人と協力してテントを建てて、すぐに復興すると思います。この計画にはきれいごとばかり書かれていています。悪いこととは言いません。しかし、500軒を立ち退かせてまでする計画は白紙に戻してほしいです。そして、この計画に関係する元和泉二丁目、三丁目の人たちに説明会を開いてからです。他の人たちはいい計画だと言うでしょう。賛成でしょう。私自身も、資材置き場のところにできると思っていたので大賛成でした。しかし、これを見てびっくりしました。一旦白紙に戻していただいて、まず関係する人すべてに配布して、それからにしてください。

参与:ご意見として賜りますが、今回の構想において説明させていただいている段階的な整備のうち、最初に整備するのはおっしゃる通り、水道局の用地や防衛省のスポーツセンターです。東京都水道局、防衛省の共済組合が地権者となります。水道局の資材置場の裏の水道局社員住宅の部分も含め、そこを最初に整備しようというものです。そこの整備にもかなり時間がかかると思います。区域内に470棟ほどの建物がございますが、その段階ではそのうちの1棟、資材置場の中にあるアパート1軒だけは何とかお願いできないかと考えております。その後については、皆さんの生活がございます。構想(素案)を見ていただきたいのですが、42、43ページに第3段階、第4段階というものがあります。あくまで市としての素案であり、皆様にもお考えいただくのが前提ですが、第3段階の案として地図を示させていただいている部分のうち、ピンクの所が元和泉三丁目に当たり、第2段階で一定の公園ができた間に介在しています。そのような所について、皆さんと意識の共有化を図りながら事業を進めていければと思います。これはあくまで市としての案です。むいから民家園の裏は、第4段階で将来的に開園を検討する区域にあたります。ここについては、いつ事業に着手するのか、何も決まっていない状態、我々としても何も提案できない状態です。昭和17年に都市計画決定されてから、言い方は悪いですが、ずっと放置されてきている中で、最初に取り組めるのがどこなのかということで、水道局の資材置場ですとか、防衛省のスポーツ公園、それから西河原公園がポイントになると思います。人がいなくて閑散としているとのことですが、来年度からはプレーパークという、子どもたちが集まって遊べる仕組みをつくって活用していこうという中で、このように公有地を一体化して利用できるように計画していきたいというのが第1段階です。それだけでも10年、20年という単位になると思いますが、それくらいの単位で進めていきたいということで構想(素案)としてお示ししています。

参加者:白紙に戻すということについて、お答えしたらどうですか。

参与:基本的に20.3ha全部を整備すればこういう機能が入るという中で、第2段階でどれだけ機能を集約できるのかは、段階ごとに検討をしていかなければなりません。あくまで構想ですので、計画を縮小するという考え方はありません。ですから、都市計画決定の区域を縮小するという考え方は、今の所持っていません。

参加者:元和泉三丁目に住んでいます。土手のすぐ下で、立ち退きに引っかかっている場所です。まず確認したいのは、構想(素案)の目的の1つに生物多様性という言葉がありました。それは美辞麗句で流行りだから載せているのか、本気で取り組むのかということもあります。民家の立ち退きには絶対反対です。1つの理由としては、計画自体が昭和17年の線引きのままで進めていこうということが非常に疑問です。また、必要性について、都立公園のない自治体がいくつかあり、その1つが狛江市だからという理由は、理由にはならないと思います。大昔の線引きにあまりにもこだわっている印象があります。民家の立ち退きに反対というのは、人権的な理由もありますが、多摩川沿いやこの一帯の民家は都市計画緑地の区域にかかっていることから、低層で緑の多い住宅地になっています。そのために多摩川や崖線とも一体となった生態系の一部として現に機能しています。生態系や生物多様性の維持には、民家の庭こそ重要であり、それを造成してありきたりの公園を造るのはまったく逆行する計画です。狛江市の環境、環境に取り組む先進性を考えているのであれば、民家の立ち退きは白紙に戻して、都立公園を検討するにしても線引きは根本的に見直す必要があります。次にこの地域の特性、素晴らしさとして、多摩川と一体となってこれだけ開けた空間は非常に貴重なものです。なおかつ狛江高校の校庭、水道局の用地、ゴルフ場、低層の住宅地、これらがまとまって存在するために、非常に開放的な空間となっており、ヒバリやコチドリという大変素晴らしい野鳥の声が響いています。そういう開放的な空間があるということが、この地域、ひいては狛江市の非常に大きな財産だと思っています。今の開放的な環境を将来に残しつつ、なおかつそれを将来有事の際の防災用地に転用できるわけです。防災用地の確保と開放的な環境、空間の維持は兼ね合わせてやっていけると思います。そのための都立公園誘致構想であればよいのですが、今のいい環境の要素を台無しにする方向にしか受け取れません。地下駐車場、2階建ての公園という計画もありますが、それが防災上役に立つのでしょうか。今の開放的な低層の空間を維持していけば、将来すぐに仮設住宅用地や避難場所に活用できます。そのために都立公園誘致構想を策定するのであればいいのですが、住民の立ち退きを進める、昔の線引きで進めるのでは、防災、生物多様性を考えてもむしろマイナスな内容になっています。白紙とは言いませんが、都を利用する気概があっていいと思います。ヒバリの声を残すことを訴えても、逆に都に馬鹿にされるかもしれません。しかし、それが先進性ではないでしょうか。少子化のことも考えれば、今のいい環境を残していく計画であれば反対しませんし、協力もしますが、昔の線引きにこだわって、防災、環境の面でむしろマイナスになる公園を進めるのであれば賛成しかねます。

参加者:500戸を立ち退かせる計画は、白紙にしていただきたいと思います。第4段階は白紙撤回してください。市長の姿勢がおかしいと思います。

理事:昭和17年の範囲のままで計画が進むということについてですが、現段階で東京都との協議が進まない中で、今の段階ではイメージや理念を構想で示しており、この公園にどういう機能を求め、どういう計画をしていくかが次の段階になります。東京都に都立公園として進めていただく協議が整っていませんので、市としてはまず都立公園の誘致を進めていきたいと考えています。その先には、どういう都立公園を整備するかというイメージを市民の皆様と共有して決めていきたいと思います。61%が公共用地という話をしましたが、61%の公共用地で日常時にしても災害時にしても結構機能を確保できます。しかし、これだけの公有地があっても、市は市で西河原公園を整備、防衛省はスポーツセンターとして使い、水道局は跡地を災害時の拠点として使っています。この61%の公共用地が公園整備という共通の目的を持てば、色々な機能を相互に補完しながら整備できます。その間に介在している市民の皆様の土地もありますが、ある程度計画を見えるようにできれば、立ち退きといったお話ももう少し明確に見えてくると思います。20.3haの都立公園を誘致したいという計画であり、昭和17年の計画の範囲そのままでやみくもに都立公園を整備、誘致していくという計画ではありません。その先に、どういう公園として、どういう機能として整備していくかということがあります。

参加者:計画後、「もう決まりましたから」と住民が立ち退きになるのは明白ではないですか。説明が必要です。

理事:具体的に計画を作る段階では、市民の皆様にも入っていただいて、もう少し明確な計画を作ることになります。そこがとても大事なことだと思っています。

参加者:近所で建売住宅が2軒建られていますが、許可が出たと聞いています。新しい住宅に許可を与えるということは、こんな計画はないも同然でしょう。業者に聞いたら「奥さん、デマですよ」と言われました。市議会議員に尋ねたら「こんなものできるはずがない。デマですから」とはっきり言われました。市長だけが都に行ってこのような大きな話をしたのだと思います。作ることには賛成しますが、住民を含むところだけは白紙撤回してください。

参与:この計画の中に立ち退きという言葉は一言も入っていません。第2段階として水道局用地とスポーツセンターの部分を取り込んで都立公園にまずしてください、というお願いをする段階です。しかし、あくまでも全体としてのものも示さなければいけませんので、第3段階、第4段階と書いてますが、我々としてはとても曖昧なものとして示しています。

参加者:都の許可を得るために、嘘の申請をするのですか。

参与:嘘とは申し上げませんが、あくまでも立ち退きとはどこにも書いていません。

参加者:それは言葉の遊びにすぎません。

参与:遊びと言うのであれば、昭和17年に都市計画決定したのも遊びということですか。

参加者:それは聞いていません。

参与:聞いているとか、聞いていないという話ではなく、決定しているという話です。例えば、先ほど住宅を建てているとおっしゃいましたが、「都市計画の和泉多摩川緑地の区域内です」ということを売買の際に説明して、それを了承して買っているということです。都市計画決定段階で開発や建設を制限できませんが、それは了承をして購入されているということが現実です。そこがいつ事業化するか、しないかはわかりません。

参加者:業者は知らないと言っていました。

参与:そんなはずはありません。それは不動産業者としてどうかと思います。

参加者:最初の線引きは東京都が行ったと思いますが、違いますか。

参与:違います。最初は、国が内務省として都市計画決定しています。

参加者:国が決定したとして、それを狛江市として推進しようということですね。狛江市が都なり国なりに線引きの見直しを提案するのが筋ではないですか。上の決めた線引きにこだわって唯々諾々としてそれに則った計画案でしか進められないということなら、自治体としてあまりに情けないと思います。公園の目的、地域の利点と欠点とを検討して、どのような公園がよいか、そのためにどのような地割、面積、まとまりがよいのか、自分で線引きも見直せないというなら、あまりにも情けないという印象です。

理事:この計画で明確に訴えてはいないのですけれども、第1段階で範囲の変更を考えています。といいますのも、線引きの外に公園、西河原自然公園、古民家園等公園として整備されつつ、都市計画区域に入っていない部分があります。第1段階でそこをまず取り込もうと思っています。また、先ほどお話ししましたが、全体の整備計画が明確になっていない段階で都市計画の範囲を狭める想定はできません。最終的にどういう公園をつくるかが明確になれば、都市計画の範囲の変更も視野に入ってくると思います。今の段階ではその絵がありませんので、そこを消すという作業は見えてこないということでございます。都市計画区域の変更は、計画が明確になれば可能性があります。

参加者:範囲を小さくすることもあり得ますか。

理事:第4段階では隣接している多摩川緑地がありますし、周囲の公有地とも連携できるようなことを考えると、都市計画の範囲の変更も視野に入ってきます。

参加者:それは広げる方向ですよね。

理事:広げる方向だけではないと思います。

参加者:第4段階は50年先でしょう。

理事:50年先か100年先かわかりません。

参加者:それまで塩漬けにするのですか。

理事:そこを第1段階で東京都とまず協議をして計画、方向性を整理しようとするのが構想のイメージです。

参加者:この地域では、元和泉公園など、何十億円もかけてたくさんの公園を購入しています。そこも公園用地に入れてしまったら、何も動かせません。土地があれば民間事業者を誘致して障がい者施設や保育園等を作ることができるのに、バブルの前から買いあさった土地が公園として点在としています。その公有地を含めて都市計画決定したら、他のことに使えなくなります。それは塩漬けではないですか。

参与:塩漬けではありません。現在公園として開放しています。

参加者:全部が公園である必要はありません。こんな狭いところで2haですよ。調布や稲城ではありません。狛江市はすごく小さく、財政規模も小さいのに、買いあさったんですよ。それがとりあえず公園になっています。

参与:公園として機能しているからいいのではないでしょうか。

参加者:これから更に公園が増えるわけでしょう。税金の使い方として不適切だと思います。

参与:あくまでも現段階で公園として機能はしています。

参加者:意見があっても、他に言う場所がありません。これで決まってしまったら終わりです。

参加者:都市計画公園の人口あたりの面積について、日本の都市はパリなどに比べると低いのですが、狛江市はいかがですか。

理事:都市公園法という法律で規定されていた基準が権限移譲で狛江市の条例で規定されていますが、目指す理想は1人あたり10㎡といわれています。狛江の実情は、東京都の資料によりますと1人あたり1.59㎡です。都内の市町村の中で最下位にあります。

参加者:20haを人口で割って加算すると、どの程度のレベルになりますか。

理事:20.3haを80,000人で割ることになりますが、試算しておりません。ただ、市の目指すべき公園の全体像は10㎡を超える水準で、和泉多摩川緑地、多摩川緑地の整備を含めて11㎡強を目指していたと思います。多摩川緑地も入れて10㎡をやっと超える状況だったと記憶しています。

参加者:多摩川の土手の道路がありますが、あの辺りも含めて取り込んで一帯を公園化する構想にはならないのですか。民有地の件は別にして、今あるいわゆる公有地等を集約しながら、さらに多摩川の土手やその辺りの開放を一体化できる構想はできないのでしょうか。

理事:そのようなことも考えられると思います。第4段階では多摩川緑地も含めたイメージを示しており、そこが入れられれば更によい公園になります。また、そこも市は緑地として認めていますので、東京都や国土交通省と協議して、それが見えるような絵を描ける状態に持っていきたいと考えていますが、まだ東京都との協議も進んでいない中で、どこがやるかも明確になっていませんし、狛江市だけでは無理ですから、そこを協議していきたいということで、市のイメージを都に示すために構想をつくりました。

参加者:都立公園にするために、面積の規格があるのですか。

理事:過去の話の中では、都立公園は10haを超える形が標準だと言われたこともありますが、今はそれはなくなったと聞いています。10haでなくても都立公園は可能です。

参加者:都立公園になると、費用は都が一切負担してくれるのですか。

理事:基本的には都立公園の所掌は都ですから、予算負担は東京都になりますが、誘致には市も協力しなければなりませんから、その点を協議していきたいと考えます。原則は東京都ですが、一方的に都に押し付けて市が何もしないということでは誘致はできないと思います。そこは全面的に協力すべきと考えています。

参加者:今の範囲で工夫して都立公園をできるということですね。

参与:最初の段階では、とりあえずそのような形で作ることは可能だと思います。その中で今考えている機能が入る形で整備できれば、そこで完了ということもあり得ると思います。

参加者:都に申請するときに、民有地を含まないと通らないということがあるのではないですか。

参与:それはありません。

参加者:それならば、民有地の部分は白紙にしてください。

参与:計画とおっしゃっていますが、これはあくまで構想ということで、全部できたらこういう形、機能になりますということをお示ししているのであって、その中で第2段階の公有地のところまでは、簡単とは言いませんが、進められると考えています。その先は、ほとんど白紙と一緒です。あくまでも検討する範囲として書いています。

参加者:昭和17年の都市計画決定の範囲を市として変更することを検討する予定はないという発言がありましたが、先週のシンポジウムで市長は「今回の構想案の中では範囲をあえて示さなかった。それは今回募集しているパブリックコメントや様々な意見を総合的に踏まえて範囲を決定して、都市計画の変更も含めて東京都に提案していく」と発言されていたように思います。それと先ほどの説明には矛盾があるように思います。シンポジウムで市長が誤解を招くような表現をした、間違いを述べたということになるのでしょうか。

参与:最終的に変更ということはあり得ると考えます。しかし、構想を出す時点で都市計画区域の変更までを提示して出すことは難しいという意味です。

参加者:第1段階から第4段階まで分けて進めていくとのことですが、構想(素案)の40ページに第1段階の進め方が示されています。こちらに示された範囲は昭和17年に都市計画決定された範囲だと思いますが、最初の段階で予定する都市計画変更及び事業認可の取得は、全体の範囲に対して行うという理解でよろしいですか。

参与:事業認可の取得に関しては、東京都がすることになりますが、全体を事業認可取得することは想定していません。

参加者:それでは、第1段階で事業認可を取得する範囲はどこになりますか。

参与:それ自体も東京都との協議になろうかと思います。市としては、第2段階の資材置場、防衛省の範囲が事業認可の取得範囲ではないかと考えています。

参加者:事業認可の範囲についての都に対する提案は、市民に対し説明した上で了承をとっていく、説明会を開いて何をすべきかを検討する機会を作っていただけるのでしょうか。

参与:基本的には事業認可を取る段階ではそのような形になると思います。

参加者:事業認可がされるということは、土地収用法上の立ち退きを求める要件を充足することになると思います。この第1段階の説明を見る限りにおいて、昭和17年に都市計画決定された範囲全体について事業認可を得るかのように誤解を招く可能性のある表現がなされているように思います。その点は、現状は検討段階であり、狛江市として東京都に何を求めていくかを考える上で民有地の問題を整理した上で都市計画の変更も含めた提案をされるということが、これまでの意見を聞いた限りでは合理的であると思われます。その点について、いかがお考えでしょうか。

参与:その意味で記述に不足があったと思います。手続きの部分については、もう少し詳細に記載を追加していきたいと考えます。

参加者:先週市長がおっしゃったように、都に対してどのように都市計画の変更をしてもらうか、事業認可を求めていくかについては、パブリックコメントと説明会で出た意見を踏まえて決定されていくという理解でよろしいでしょうか。

参与:そのように考えています。

参加者:わかりました。ありがとうございます。

参加者:インクルーシブ公園という考え方を打ち出されていますが、このインクルーシブという言葉は、障がい者に関わる取組みをしていると、最近よく耳にします。包摂、包み込むという意味ですが、逆の言い方をしますとエクスクルーシブ、エクスクルージョン、排除をしないという意味合いになります。今回、これを進めるときにも、市民の意見を1つも排除することのないように、しっかりと合意ができた上で進めていただきたいと思います。インクルーシブ公園と言いながら住民を立ち退かせてどうこうするのは、公園の理念からもおかしいので、そのようなことのないようにしていただきたいと思います。

先ほどから聞いていますと、第3段階、第4段階の民有地の部分が問題になっています。水道局の資材置場、防衛省のテニスコートを市民が使わせてもらえるようになれば素晴らしいことであり、それはぜひ進めていただきたいと思います。しかし、その話と昔決めた都市計画決定の線引きの話とは別で、市民が望む部分を実現して欲しいということを市はしっかり訴えていただきたいと思います。「公共用地の部分だけをまず使う」「第3段階、第4段階は現段階では議論しない」「計画に含まないということで都に申請を出すのは難しい」とおっしゃっていましたが、市民の立場からすると、合意ができてないことを含める方が無理難題だと思います。難しいと言われてもわからない部分があるので、説明していただければと思います。それから、28ページの立体都市公園制度は一つの案として示されていると思います。資材置き場の部分も活用して公園ができるという意味でこのような図が示されているのだと思いますが、右側の住宅という部分が高層マンション、高い建物を建てるようなイメージに見えます。これはそのようなイメージで進められているということでしょうか。

理事:「難しい」という表現の意味を説明して欲しいということですが、仮に範囲を絞る方向で検討するにしても、全体の完成形としてどういう公園整備をしていくかをしっかり示す必要があります。この段階の仮定でここを範囲から除くといったことは難しいという意味であり、そこをしっかり東京都と協議して明確にし、範囲を整理したいという意味です。

それから、立体都市公園のイメージ図に住宅が入っている件ですが、具体的な絵が描けないため、国土交通省のイメージ図をそのまま使っています。立体都市公園のイメージは、下を資材置場にしてその上を使えるということで、なぜこのような絵を描いたかといいますと、元和泉二丁目、三丁目地区はハザードマップでは浸水する可能性が示されています。私どもは防災公園というイメージを持っていますので、ある程度浸水を想定した公園でないと防災公園になりません。多摩川沿いであることも想定して、下も使える方が有効活用になるだろうと考えています。住宅の部分はわかりにくいので表現の仕方は考えたいと思います。

参加者:駐車場に水は入らないのですか。

理事:止水板等、防ぐ手立てはあります。ハザードマップで浸水の可能性がわかっていれば、それなりの対応を最初の段階で取ることができます。

参加者:高台がすぐ裏にあるので、皆そこに逃げます。

参加者:長年、狛江の環境のことに関わってきました。狛江に来て50年以上になります。猪方に住んでいますが、当初は家の両側が川でした。それが10年経ったら全部埋められ、片方は主要道路になりました。そのように環境は変わります。川でしたから、緑がいっぱいありましたが、それも今はありません。岩戸川の方は跡が緑地帯になり、緑が残されました。そういうことも含めて環境に関わるようになりました。狛江駅前に特別緑地保全地区があります。あそこも20年間市民運動をして、やっと東京都が買い上げてくれました。その前はバス停になる予定でした。バス停について反対運動をしたところ、今度はアパート、マンションを建てる計画になりました。市長さんたちにかなり反対し、緑地を作りたいということで市民グループを作って頑張りました。20年間運動して、その後緑地になって10年が経ちました。今日は開放日なので、行ってきました。あの中に入るとほっとします。そういう環境を狛江市が作っていかなければなりません。皆さんは若いから感じないかもしれませんが、歳をとってみて初めて自然の生態系の中で人間が生きているということをつくづく感じます。空気のいいところで呼吸して帰ってくると違います。住んでいらっしゃる方は反対していますが、これが都立公園にならなかったらどうなりますか。どんどん破壊されていくと思います。緑地として残していくべきところ、皆さんが住んでいらっしゃるところもここまでは確保して欲しいということを話し合って、自分たちが住んでいくためにいい環境を作っていくべきです。狛江の中でもいい環境は少なくなってきています。50年以上住んでいますが、どんどん緑がなくなっています。駒井町や猪方の方は田んぼでしたから、公園も緑地もありません。南部地域センターも大きな森でした。集会所ができたことで、たくさんいたクサムシもいなくなりました。そのようにどんどん緑は減らされます。それを覚悟で、あそこの土地に住んでいらっしゃる方がどこまで譲歩できるか、そしてどこまで自分たちの命を守っていくことができるか、十分話し合いながら進めていって欲しいと思います。

参加者:子どもがいる立場で、いくつかお尋ねしたいと思います。私の代で解決する問題だと思ったので中学生の息子は連れてこなかったのですが、東京都に誘致の手を上げるのがいつまでで、いつまでに図案をつくらなければいけない、いつまでに立ち退きをしなければいけないという締切を東京都は設けているのでしょうか。また、誘致に手を挙げているのは狛江市だけでしょうか。それと、狛江高校は動かないのですか。関連して、あいとぴあは引っ越すのですか。都立公園ができることによって市内の公園が減らされることはありませんか。今でもボール遊びできる場所が近くにありません。

理事:今後の予定について、50年、100年という話をしましたが、狛江市は平成7年頃から都と誘致の話し合いをしてきましたが、なかなか協議の場が調いませんでした。話に行っても聞いていただけない場面もいくつかありましたが、平成25年に要請書を出し、都立公園の誘致に対する私どもの思いを聞いていただけるようになってきました。その中で「都立公園が欲しいということはわかるが、それだけでは何の対応もできない。市として都立公園にどういう理念やイメージ、考え方があるかを明確にしていただかないと、やみくもに都立公園と言われてもイメージが湧かない」ということを言われています。そのため、構想を策定し、イメージを市から提案して進めていこうとしています。その先に東京都にやっていただける確約があるわけではありません。協議をして我々のイメージを伝えて、そこから東京都の都立公園に対する考えを整理していただき、決断いただければ進むわけですが、決断いただけない限り都立公園は絵に描いた餅で何も進みません。都が進めることを決定していただいた所から、計画、イメージ図等最終的にどういう公園にしていくかが固まります。それから事業認可という話になります。あくまで私のイメージですが、公有地だけ事業認可して進める形が一つあります。それで進めるとしても、予算もありますし、時間もかかります。整備も1年や2年ではできません。図面を描くのもそうです。それらを積み上げて最終形になります。都内の都立公園でもそのような形で50年、100年近くかかっているものがあります。そのため、締切がいつかということもはっきりは言えません。手を挙げている自治体について、最近成功している例として田無の東伏見公園がありますが、私どもと並行して誘致を考えている自治体があるという情報はありません。その中で和泉多摩川緑地は狛江市が積極的に進めていくもので、このような取組は他の区市にはないと思います。下から提案していくケースは少ないと思います。それから、狛江高校とあいとぴあの関係についてですが、狛江高校の区域は一度都市計画変更をして区域から外されています。それを再び都市計画区域に入れることは、都市計画の性質上技術的に難しいという話をいただいています。しかし、同じ公有地ですし、貴重な空間ですから、連携できれば更によい公園になるのではないかと思います。あいとぴあの部分については、整備されてからあまり時間が経っていないことからすぐに取り壊すということはありません。将来的に建替え、移転ということはあるかもしれませんので、その段階で検討が必要だと考えます。市内の公園が減らされるのではないかという話については、そのような想定はありません。都立公園を誘致する一方で、市は市でやるべき公園、いい公園整備を進めていきたいと考えています。理想的には250mくらいの範囲に小さな公園、大きな公園が適切なバランスであればと思います。内部計画ですが、公園の配置計画を検討しています。都でやるべき公園はお願いしますが、市でやるべき公園はしっかり進めていくことが、都に要請する一つの意義になると思います。

参加者:都は、何年までにこの計画を作らなければ予算を出さないという考えはないということですか。毎年、都は予算を持っているのですか。ある時までに計画を立てなければ、他所に予算を持っていかれたり、途中まで進めて都の予算がなくなってしまったりということはないのですか。

理事:それも含めて協議することになります。都にも必要な予算をつけていただくことになります。いつまでということは明確に答えられませんが、市としては必要な対応を求めていくつもりです。

参加者:引っ越しをせざるを得ない人が出るかもしれない場合に、新しい土地の提供や金銭での解決は狛江市が世話をしてくれるのですか。それと、家を売買した際に、その土地が都市計画緑地の区域内にあるということは何かに書いてあるのですか。上の世代から何も聞いていないというお宅もあるようです。

理事:代替地も含め移転費用は、東京都の事業であれば基本的に東京都が負担します。都市計画緑地の範囲は、都市計画図に示されています。例えば建替えがあると設計会社がよく調べに来ますが、土地の上にラインを落としたものがあり、市に来ていただければ図面上で確認できます。また、土地の購入や建物の建設の際に重要事項説明書というものがあり、そこに必ずその土地が都市計画緑地の範囲であるということが書かれていると思います。さらに、建替えの際には都市計画法第53条許可申請をしないと建設ができません。2階建て以下の木造で地下のないものは原則許可していますので、許可通知書というものがあるはずです。

参加者:ありがとうございました。

参加者:和泉本町二丁目に住んでおり、直接の関係者ではありませんが、今住んでいる方を立ち退かせるために、都民として都税でそのお金を出す必要はないと考えます。今の公有地のところだけを都立公園にして終わりにするということは考えられないのですか。それをすると何か弊害があるのですか。今よりも前進になるのであって、弊害はないと私は思います。それなら、大多数の皆さんが賛成するし、余計なお金を使うこともなく、心配することもありません。そのように事業をすることの何がいけないのかがよく見えません。弊害があるならば説明していただきたいと思います。

参与:公有地だけでも弊害はないと考えます。しかし、機能の充実はできないということは当然あると思います。一時的に公有地だけを都立公園にすることの弊害はないと思います。

参加者:現状よりはるかに良くなると思います。

参与:そこから更に良くするかどうかは検討しなければなりません。

参加者:住んでいる人から見れば、それは高望みだと思います。

参与:お住まいになっている方々については、生活再建等考えればそういう側面はあろうかと思います。しかし、それを言ったら線引きをしているところはどこであっても反対があればやめるということになりかねません。都市計画はそういうものではありません。ですから、あくまでも今回は公有地を最優先で誘致をしていきたいということです。

参加者:それでいいと私は思います。

参与:第3段階、第4段階の書き方をもう少し薄めるということについては検討したいと思います。

参加者:私も水道局の資材置き場の中のアパートはどうかと思います。しかし、それと周りの方たちとは少し性質が違うと思います。

参与:現実的にはそこは第2段階に入っています。

参加者:市道114号線の整備と都立公園構想の要請を市民が出したときに市議会議員をしており、当該地の協議会のメンバーと市道114号線の問題解決をした絡みで、都立公園誘致の構想が東京都と狛江市の間で話し合われていました。その後中断したまま今日に至っていますが、今日のやり取りで説明責任が十分ではないと痛切に感じました。不動産業者も悪いです。売買のときに和泉多摩川緑地の区域内にあるという説明が必要です。また、2階までで地下は掘ることができませんというデメリットがあります。同時に、税金が減免されている部分もあります。それは都市計画区域だから減免されています。ですから、区域を変更すれば、今までのことはどうなのかという声が、当事者以外の市民から出る可能性があります。そういうところまで精査して話をしないと、後で問題になります。区域を変更することによる弊害というか、残される課題がありますので、担当の方も承知しておいていただきたいと思います。また、計画線があるはずだからご存知のはずだといっても、実際に住んでいる人が知らないことも事実です。市にお金がないから都に都立公園を作って欲しいというのが私たちの本音です。そのために白紙では誘致運動はできないので構想を作りました、整備に当たっては計画作りに入るので、市民の皆さんと市民が中心になるまちづくりをやっていきたいという姿勢があれば、立ち退きというチラシが出回って一部で混乱が生じていますが、ここで揉めて都立公園ができることを白紙にしてしまう必要は全くありません。当該エリアの住民にどのような説明が必要か、規制もあるがメリットもあったということも含めてきちんと話をしていただきたいと思います。また、当該のエリアの方々と、それ以外の市民とでは利害が異なりますので、説明会の開催の仕方も含めて今後の検討課題としていただければと思います。

参加者:40年前に前の市長が白紙撤回した話をしたいと思います。むいから民家園の裏から水道局に行く道路は、突き当たると堤防でした。その当時は都道がなかなか完成しない上に、自然を守る会が虫を守るために土手の上の道路を閉鎖していました。そのため、生活道路を2,000台もの車が通っていました。ガソリンもよくなかったので、大気も狛江で一番悪い状況でした。それが、ある日道路の一部拡幅が始まり、調べたところ、変な委員会があり、生活道路をバイパスにする計画が立てられていました。そのため団結して反対したところ、市長が謝り、白紙撤回するとおっしゃいました。すでに購入した1m半ほどの部分は返せないので、今も木が植えられています。当時の市長は、先走ったことを謝りに来ました。私たちはとても嬉しく思いました。その後、自然を守る会と交渉し、朝・夕に土手を開けてもらうようにしました。それからバリケードの開閉を毎日2回、40年間続けました。ようやく都道ができて、本当に静かになりました。皆で団結して反対することも必要ですし、市長が先走ったことをもし後悔しているなら白紙撤回して謝ることも必要です。以前の経験から、白紙撤回は本当に気持ち良かったです。白紙撤回してください。

参与:ご意見として承ります。

参加者:元和泉二丁目に住んでいる者です。説明会は今日までとのことですが、意見提出は今月末まででしょうか。

参与:パブリックコメントの意見の受け付けは7月末までです。

参加者:今年の10月には都に構想を提出し、資料39ページにあるように予定どおり進めば第4段階のところで2024年に買収していくという説明がありました。今月末までは意見を聴取するということでしょうか。

参与:FAX、郵送で市に送っていただければ、意見として受け付けます。

参加者:決まったら立ち退きをしなければならないと思ったのですが、先日の説明の中で市内に空家がかなり増えるので、そういう所に引っ越していただいたらという話がありました。それもいいなと思ったのですが、空家になっているのは売れない土地です。今は狛江駅、和泉多摩川駅まで6~7分の立地に住んでいますが、同様の条件の場所に空地を紹介していただけるのでしょうか。

参与:先ほど土地収用という話がありましたが、今まで公園整備で土地収用を行った例は聞いたことがありません。事業認可を受けた中で生活再建、ライフサイクルの中でこの時点であれば移転してもよいという段階で検討していただくのが通例だと思います。空地、空家が市内に増えていくのは確かだと思いますが、接道が不十分で空家になっているものもそれなりにあると思います。先日申し上げたのは、そういうものも含めて色々な物件が出てくるのでご紹介はできますという趣旨です。あくまで不動産屋から情報を得て、市として仲介はしていかなければいけないと考えています。

参加者:自宅を現金で買っていただくということもあり得ますか。

参与:それは当然あり得ると思います。しかし、移転の場合は課税対象になりませんが、補償金だけ受け取る場合は課税される可能性があります。

時間の関係で、次の方で最後とさせていただきます。

参加者:この地域に住んでいらっしゃる一般市民は狛江が好きで、狛江から出て行きたくないのが本音だと思います。市民憲章にも水と緑の文化都市とありますし、立地特性の上の方にも生物多様性の文言があります。緑の多い住宅地が狛江市にとってどういう存在か、なくしていいものか、よく考えていただきたいと思います。また、公園面積が行政統計として1人当たり何㎡という数字ではなく、誰でも自由に眺めたり使ったりできる多摩川の空間、民家の庭や生け垣、社寺の境内、崖線、あるいは田畑、生産緑地等、実質的な緑の量と質が大切なのであって、行政統計で下位だから恥ずかしいという発想からは脱していただきたいと思います。

参与:まだ発言を希望される方がいらっしゃいますので、あとお1人だけご意見を伺います。

参加者:岩戸南に住んでいますが、広報を見てびっくりして来てみました。都の公園を作るのは非常に素晴らしいことだと思って説明会にきましたが、大きく考えれば狛江のまちづくりの1つです。狛江市は全国でも後ろから数えて2番目くらいに小さな都市です。市民の中から公園が必要だという声が上がって話が進むのなら次の段階に進むことができると思いますが、完成が何年後かわからない状況で進むのは非常にもったいないと思います。はっきり言えば生きている間に完成を見たいと思います。まちづくりですから、今から70数年前の計画をそのまま持ってきたらこうなったということで、これまでの説明会で一番素晴らしい説明資料で市長の意気込みが感じられますが、優先順位を考えながら進めて欲しいと思います。市には足りないこと、やって欲しいことが色々あります。防災の関係の話が出ましたが、大きな土地を使用する防災拠点も必要ですが、特に高齢者、障がい者が多くなる今日には身近な小さな防災、避難所が実際には必要です。まだまだ狛江市には保育園が足りないという声があります。今ある公園もはっきり言って有効に使われていません。昼間から暗く環境のよくない公園があります。まちづくりという視点から市民目線でもう少し検討する必要があると感じます。公共の土地も含めて狛江市としての案をもう少し練ったらいかがかという印象を持ちました。また、パブリックコメントを進める必要があると思いますが、アリバイ作りのように利用されるのは非常に怖いと思います。50年先ではない公園の企画を含めて、優先順位を考えて進めてほしいと思います。

事務局:最後に、パブリックコメントについて説明いたします。7月1日(水曜日)から7月31日(金曜日)までの1カ月間、構想素案に対するパブリックコメントを実施し、市民の皆さんからのご意見等を募集します。提出先や提出方法につきましては、6月15日号の広報こまえ及び市のホームページに詳細を掲載しています。また7月1日号の広報こまえに構想概要版をカラーで掲載いたしましたので、そちらもご利用いただきたいと思います。なお、本日いただいたご意見についても、パブリックコメントの回答と併せてお示しさせていただきたいと思います。以上で狛江市和泉多摩川緑地都立公園誘致推進構想(素案)についての市民説明会を閉会いたします。本日はありがとうございました。