1 日時

① 平成28年8月23日(火曜日)午後7時~8時30分
② 平成28年8月27日(土曜日)午前10時~11時50分

2 場所

狛江市防災センター401・402会議室

3 出席者

出席者

①11人、②36人
事務局

京浜河川事務所

①副所長(技術)、工務課長、工務係長、専門員、河川環境課専門職、調査課調査係長、多摩出張所長、多摩出張所管理第二係長

②副所長(技術)、工務課長、河川環境課長、調査課調査係長、多摩出張所長

狛江市

①危機管理担当理事兼安心安全課長、道路交通課長、多摩川利活用担当主幹、安心安全課防災防犯係長、道路交通課道路管理係長、道路交通課交通対策係係長、環境政策課水と緑の係職員1人

②危機管理担当理事兼安心安全課長、環境政策課長、多摩川利活用担当主幹、安心安全課防災防犯係長、道路交通課道路管理係長、道路交通課交通対策係係長、環境政策課水と緑の係長、環境政策課水と緑の係職員1人

4 議題

(1)説明会趣旨説明
(2)水防災意識社会再構築ビジョンに係る多摩川土手の天端整備の概要について

(3)狛江市多摩川土手の天端の整備に関する考え方について

(4)質疑応答

5 資料

(1)水防災意識社会 再構築ビジョン

(2)「洪水を安全に流すためのハード対策」

(3)洪水浸水想定区域(多摩川)の改訂内容

(4)「狛江市多摩川土手の天端の整備に関する考え方」について

6 説明会内容

議題1 説明会趣旨説明
〇狛江市多摩川利活用担当主幹より説明会趣旨説明

 

議題2 水防災意識社会再構築ビジョンに係る多摩川土手の天端整備の概要について

〇京浜河川事務所より水防災意識社会再構築ビジョンに係る多摩川土手の天端整備の概要について説明

 

議題3 狛江市多摩川土手の天端の整備に関する考え方について
 ○狛江市より狛江市多摩川土手の天端の整備に関する考え方について説明

 

議事4 質疑応答 (要旨)

(第1回)
○浸水想定区域図は、どのような前提条件か。1時間に雨がどれくらい降り、それが何時間継続して、どの場所が破堤したのか。またいつ策定したのか。
⇒降雨量は2日間の継続588㎜になります。策定は今年の5月30日になります。
この図は、例えばこの点で破堤したときはこのエリアで浸水が起こる、また別の点で破堤した場合、このエリアで浸水が起こるといった図面をすべて重ね合わせたものになります。
○浸水想定区域図は、堤防の天端プラスアルファまでの水位で水を張ったらこのような形で浸水するという図ではないかと理解しているが、それでよいのか。
⇒この図面は水を張っただけではなく、破堤して、先ほど説明させていただいた通り、各地点で破堤氾濫したエリアを重ねた図になります。
○破堤氾濫すると水位が低くなるという一面もあるのではないか。すべて溢水して水浸しだと最大の浸水深度が出せると思うが、破堤のほうを優先して考えると越水で貯まるよりも低く抑えられることもあると思うが。
⇒堤防自体は溢水まで安全ということではなく、実際にこの堤防で安全に流せる、計画洪水位というのですが、それ以上超えた時に破堤するというような考えでやっています。天端まで水を張ってその時点で破堤するという考え方ではありません。
○資料等を見ると河川行政の理想としては、どの場所でも越水しても破堤しないように整備することが究極の目標のようにも見受けられ、その意味において将来的な最大浸水想定の見直しは、それまで考えるとこれまでより浸水が深くなる、将来的にもっと浸水が深くなるよう改定するということもありえる。破堤の想定はある程度機械的に選んでいるのか、それとも弱そうな場所を選んでいるのか。
⇒堤防自体は越水しても安全という構造ではなく、堤防は土でできていますので、越水しても安全ということは目指していません。そもそも物理的に無理です。多摩川の堤防につきましては、先ほど安全に流せる計画高水位と説明しましたが、それにプラス1.5m上まで堤防を造っています。浸水想定区域図を公表しているのは、鬼怒川の決壊がある前から公表していますけど、鬼怒川の決壊の時には多くの方が逃げ遅れて、あとでヘリやボートなどで救助されたということがあります。水防災意識社会再構築ビジョンは住民の方が逃げ遅れたという経験を踏まえまして、なるべく住民自ら危険を察知して避難していただく、そのためどういう時が危険なのか、どういう場所が危険なのかということを住民の方にも情報提供していかなければいけない、そういった意味合いでこういう図面を公表しています。
○この区域図も含めてだが、ビジョンの中ではソフト対策を優先して早期に整備するという考え方、そのあとに危機管理型のハード対策を行うということだが、多摩川流域、狛江市に住んでいて、まったくソフト対策ということは進んでいないように思う。ハザードマップの作成、ホームページで情報を提供するということだが、独居老人がスマートフォンで情報提供をしてもらうのか。インターネットに繋いでない人はどうやってマップを見るのか。避難訓練もなければ、広報も含めて注意喚起もなければ、回覧板でも何も言ってこない。、マップの改定、スマートフォンでお知らせするようなソフト環境、インフラを作りました、それだけで整備は終わりという、整備目標年限が平成28年度の出水期までを目途にということだが、もう既に、昨日も出水あったが、もう出水期は始まっている。にもかかわらず住民から言わせてもらえばソフト対策が進んでいるなんてことは微塵も感じられない。そういう状況でソフトが終わったからハードへと言われてもとてもじゃないが、実効性のある住民の意識が再構築されるまで、独居老人がちゃんと避難できる体制がとられるまで、それが終わって初めてソフト対策が終わったと言えると思う。今の時点で危機管理型と称するハード対策に着手するということは全く納得のできない話でソフト対策をやってほしい。今回やろうとしているハード対策は溢水したときに決壊までの時間をある程度遅らせるという目的である。ある程度遅れたら鬼怒川のような事態になる。その前に住民が自主的に避難すれば人命が守られるのではないか。本質的ではないハード対策着手するのではなく、きちんとソフト対策をやってほしい。人命の尊重という意味で多摩川土手の天端検討委員会での結論的なものが出ているが、そこでは天端について整備が必要だから整備をするとだけであってアスファルト舗装の話ではまったくない。アンケートでも70%の人が歩行者と自転車の安全通行を望んでおり、一方、水たまりができにくい、平坦な路面がいいという人は30%から40%である。そこには歴然とした差がある。さらに20%の人が路面からの照り返しが強いと困るといったことをいっている。路面からの照り返しが強いということはまさにアスファルト舗装のことである。
⇒水防災意識社会再構築ビジョンに対するご意見についてお答えします。ソフト対策につきましては平成28年度の出水期を目途にと書かれていますが、実際は今自治体と協議会を作っており、5年間、平成32年度を目途にソフト対策とハード対策を併せて実施する取組方針を作っています。おっしゃられていた要介護者への情報提供などについても、これは国だけで取り組めるものではなく、当然自治体なり都と協力しながらやっていきます。当然役割もあると思います。今後5年間でどういう取組みをしていくかの目標づくりを狛江市も含めて一緒にやっているところです。浸水想定区域を公表したから終わりということではありません。当然おっしゃられている問題点についてもなるべくそれを解消して住民の方々が自らかつ安全に避難できるように今後目標設定をし、取り組んでいきます。
○今後ではなく国が示した当初の目標なのでは。
⇒目標設定は、国が作るのではなく、国と都と狛江市も含んだ沿川自治体を含めて一緒に作り、作ったものは公表します。
○先ほど想定最大規模の時に2日間で588㎜と説明があったが、どのような気候条件を想定しているのか。2日で588㎜、2日間降り続けるということはないと思うが、前提条件を教えてほしい。もう一つ計画規模も同様にどのような条件を考えているのか。
⇒2日の総降雨量になります。2日間継続的に降り続いた総降雨量というものを想定しています。
○それは狛江の地域だけではないと思うが、どのような地域で降っているかを含めて説明してほしい。
⇒流域全体になります。狛江市のところで降ったとか、別のところで局所的に降っているということではなく、流域全体で2日間588㎜降ったということ想定してこの浸水想定を作成しています。
○計画規模はどうですか。
⇒計画規模については487㎜(注1)です。2日間降り続いたという前提条件は先ほどと変わりません。総降雨量が変わっているという形になります。
○多摩川を上流と下流に分けてソフト対策会議を始めている。公表しないのか。
⇒ソフト会議ではなくて水防災意識社会再構築ビジョンに基づく大規模減災対策に向けた取組み、5年間の取組みということで、ソフト対策に限ったものではありません。水防災意識社会再構築ビジョンに基づく多摩川下流左岸の減災に係る取組方針というものを策定しています。2回開催しており、公表していないという件につきましては、5月24日に開催したものはこの専門部会の1回目で今後進め方等を自治体の代表に説明しています。その下に幹事会というものがあり、具体的な検討はそこで行います。幹事会は2回開催しております。そして明日、狛江で第2回目の専門会議を開催します。内容は、後日ホームページですべて公表します。明日は報道機関のみ公表しますが、一般の方はホームページですべてご覧になれるようになります。
○傍聴できるのですか。
⇒明日の会議についてはできませんが、結果についてはホームページで公表します。
○危機管理型ハード対策として天端をアスファルト等で保護し、堤防の決壊までの時間を遅らすということだが、アスファルトというのはなぜか。
⇒今の状況で言いますとアスファルトでやるということではなくてとりあえず覆いたい、それが雨水の浸透や越流に対して一定の保護ができると考えていますが、これらについては考え方などをよく調整させていただき今後決めていきたいと考えています。今回の説明会はこの工事をやりますということではなくビジョンというものがあってこれから色々なことをやっていきますということをご説明させていただきたいということでやっています。
○市民参加の評議会を作ってやるのは可能ですか。
⇒今回の事業そのものは国の事業であり、国のほうで構造等は決定していただくということで市としては考え方を市民参加で決定していますので内容を踏まえてやっていただきたいと要望していきたいと考えています。
○国の資料の但し書きの一番目に今後の調査検討によっては変更する場合もあります。という一文がある。そこに希望をかけている。今回のアスファルト舗装というのは根拠もないし、効果も疑問だし、かえって危なくなるということを訴えたい。市民の生命を尊重してください、環境を尊重してください、誇れる多摩川を尊重してください。
○自転車に関してだが、皆、非常に自転車が危ないと言ってる。もしアスファルトで整備すると確実に自転車がすごい勢いで通り抜ける。今あそこの場所は転圧小砂利舗装によって緩衝地帯になっている。舗装するかどうかというのは防災の面とか、国の方とお話ししなければならないと思うが、舗装するとかそういうことに関してはアスファルトとか景観の面からも、今申し上げたことからも考えたほうがよいと思う。今後の狛江市の財産ということからも。水と緑のまち狛江といっていることからも多摩川は狛江市の財産として象徴的なものである。シンボルである。ブランド化したほうがいいと思う。
⇒安全のために堤防の強化をしていかないといけないということはありますし、その結果として自転車の通行問題ということもあります。どちらか一方ではなくて両方やっていかないといけないと考えています。安心・安全という形でまとめていますが、国の方とは協議していかないといけない、今いただいたことはご意見として承ります。
 

(第2回)
○昭和49年9月の多摩川決壊から既に42年経過している。当時を知る人も年々少なくなってきて、洪水による恐ろしさ、そういったものが希薄になっているように感じられる。まず何よりも優先されるべきは、生命、財産を守ることだと思うが、昨今は、集中豪雨などによる被害が、全国的に増加しており、上流の決壊により、下流域までも浸水し大きな被害が発生することが容易に予想される。よって堤防の補強工事は、想定外を見据えた構造物にしていただき、是非促進していただきたいと思う。
また、前回の説明会において、検討委員会のまとめに関して、否定するようなご意見があったが、平成27年4月から平成28年3月まで、一年間、6回に渡り、検討委員会の会議を重ねて、慎重に、また民主的に結論を導き出しているので、尊重していただかないと困る。下流域の多摩川土手の天端舗装についても、多くの方から、引き続きお願いして欲しいとの声を戴いている。自転車等の問題もあるが、危険回避については、規制等で対応する方法もありだと思う。今後その辺は課題としてやっていけばよいと思う。全体を見ながらやっていただけるよう強く望みます。
最後に、前回の花火大会終了時に、皆が一斉に多摩川から降りてくる。多摩川土手の昇降階段があるが、後ろから押されて非常に怖い思いをしたので、是非手摺を設置して欲しいとのご意見も戴いているので、その辺もご配慮いただければありがたい。
⇒今のご意見は、国の水防災意識社会再構築ビジョンにほぼ合致する内容だと思っています。担当の方から説明がありましたように鬼怒川の決壊というのは、そもそも我々がああゆうものをなかなか想定しづらい、まして住民の方というのは大分堤防も整備されてきたということで、リスクについての感覚がおっしゃられるように鈍ってきている、そういう結果から多くの方が逃げ遅れたということがありますので、まず先ほど担当の方から説明しましたけれども浸水想定区域等のリスク情報を皆さんに提供し、住んでいるところにこういうリスクがあるということと、避難に行動を移した時にその方が安全なところに行けるまでの時間をなるべく伸ばすということは逃げ遅れゼロへの対策としては非常に重要だと思っていますのでそういう意味からも危機管理型ハード対策、天端保護を進めていきたいと考えています。
手摺の要望については今後狛江市とも協力しながら検討していきたいと思います。
○私の実家は福島で家の裏に2級河川が流れているが、それが頻繁に洪水を起こして年々ひどくなる。なぜかというと上流でリンゴ園やブドウ園、雑木林を切って開墾して開発している。そのため山の保水力がなくなり、年々水が河川に流れる量が多くなり、昔の堤防では対応できなくなった。今はすっかり良くなったが、古い堤防は想定外の今の降水量に対応できない。
特にいかだレースのスタートあたりの五本松周辺は土砂が堆積し、浅くなっている、これを取り除かないとあっという間に溢れると思う。下流に来ると川の中に樹が生えているが、あれもいざとなれば流れを阻害し、溢れる原因になる。自然も大切だが流れを防ぐ大木は少しカットしたほうがいい気がする。多摩川土手を少しでも高くしてほしいが予算の関係もあると思うので、天端をアスファルトで舗装することによって強度が強くなる。今は砂利道だが、砂利道なんて水が溢れるとあっという間に決壊する。濁流が狛江市に流れたらインフラがズタズタになるので是非一刻も早くアスファルトで保護してもらいたい。私の近所の住民の方にもお話したが、それは大事なことなのでなるべく早くやってほしいということであった。コンクリートやアスファルトでの天端の舗装をなるべく早くやってほしい。
⇒川は、阻害物があると流下能力が低下しますので、洪水で水位が上がり堤防が危なくなるという繋がりがありますので適正な管理を目指していきます。予算の関係上なかなか手を付けられないということはありますが、命には代えられませんので優先順位等を考えながら対応していきたいと思います。堤防を高くするということは確かにハード整備だけでは結局限界があるということで今回危機管理型ハード対策を進めていきます。当然早くやれば早くやるだけみなさんの安全度が上がるということですので地元の意見が、工事を進められる状況になった時点で早く天端保護の整備をしたいと考えています。
○国の方からの説明で今回の対象区間の天端について舗装されていないという発言があったが、狛江市も書いているように転圧小砂利舗装という舗装が実施済みである。その転圧というのは国で実施されたものであるのでその点だけ訂正しておく。資料にアスファルト舗装による天端の保護によって決壊まで少しでも時間を延ばすことができますという説明がされているが、その点について考え直してほしい。資料の図は滝の後退という地学現象の断面図にそっくりである。アスファルトの天端だと水流が強まってなおかつ天端自体が浸食されないので垂直もしくはそれ以上にえぐられるように浸食が進んでいくというというその概念図及び実際の証明されているような被災写真が載っている。浸食状況の上盤がこの土手で言えばアスファルト、崩落する一歩手前の状況が示されているようにも見える。そこで質問だが、被災写真だとたまたまそういう段階で水が引いたようだが、仮にもし水が引かないで同じ状況が続いた場合にこのアスファルト舗装がどのくらいの時間持ちこたえられるのであろうか、その試算なり、見通しというのがあるか。
⇒堤防につきましては、越水した場合、アスファルトで舗装したとしても安全というわけではありません。危機管理型ハード対策の目的は決壊するまでの時間を延ばすということで、おっしゃるとおりいずれは壊れるのですが、それまでの時間を稼ぐというのが目的です。天端を保護してあればその部分が浸食されずに遅くまで残りますので、決壊までの時間が延ばせるということです。この効果について定量的にどのくらいというか何分ということは大きさとか現場条件によって違いますし、土の土質によっても違いますので何分とかいうことについてはこの場でお示しすることはできません。堤防の中に水が浸透して壊れていきますので、堤防天端から水が入らないようにするだけでも時間が延ばせる、これはもうわかっている現象ですのでそれを今回進めるということです。壊れるまでの時間が延びた分避難できる時間が稼げるということですので、その間に安全な場所に避難していただくという取組みです。
○今までの話の中で私は天端を舗装するということは非常によい案だと思う。早く実施してもらいたいと思う。避難するにあたり、今まで市の中では震災に関しては各自治会・町会が主体となって震災の避難所運営協議会を設置している。水防に関しては、どこでもやっていない。これを進めてもらった方がよいと思う。資料を見るとほとんど土手側にある町会はほぼ水浸しになり、避難しなければならない。ところが市役所の北の方はある程度安全性が高い土地だと思う、できればそちらの地区の方たちが水防に関する避難所の運営ができるようにして受け入れをすると、そういう形を取ってもらうとひとつよいと思う。先般各自治会町会において連合会ができました。そちらと市で連携してその辺の問題を検討推進していただければありがたいと思う。雨の中一斉に避難するため、車で避難する方が多いと思う。そうした場合の車の避難の場所も認識して検討をしてもらえればありがたいと思いう。新聞・広報で色々言われているお年寄り、孤独老人、そういう方たちが大体20%近くいるが、そういう方たちが先ほどいっていたソフトの面でもいい話ありましたが、そういう人たちは携帯にしてもパソコンにしても持っていない方が結構多いと思う。そういう人たちにどういう形で避難をさせるのかということを、市を中心に検討していただけると非常によいと思う。
⇒今各地域に避難所運営協議会を設置していただきまして町会・自治会の皆さんにご尽力をいただいています。この避難所運営協議会は、大前提といたしまして地震発生時にお願いをするものです。それはなぜかといいますと市の職員がすぐに参集できない、職員も被災する、そういったことを想定して上で一番身近な地元の方々にやっていただきたいという趣旨で避難所運営協議会を立ち上げているものです。地震に比べれば水害に関しましては時間的な余裕があるという認識です。それゆえ職員で体制が構築できるということで水防に関しては市の職員の方で避難所の立ち上げをすると考えているところです。
町会・自治会連合会との連携というところですが、避難所運営協議会でご尽力いただいている皆さんは町会会長クラスの方がたくさんいらっしゃいます。そこを通じまして常に連携はできていると判断しています。
水害の場合、多摩川が越水・破堤した場合、市で発行している防災ガイド、この中にハザードマップも入れてあります。これ見ますと大体南側が浸水するという想定になっており、開ける避難所に関しては市の北側、具体的に言いますと、1小、1中、5小、4中あたり避難所として開設すると考えています。
おっしゃられるとおり雨の中徒歩でということではありません。当然車での避難ということも想定に入っています。駐車場に関しては、学校の校庭ということも十分考えられます。ただし、校庭に関しては児童・生徒が授業で使う場合もありますので、学校施設管理者、校長先生方と十分な協議をした上で必要最小限の場所を使用させていただく考えです。
高齢者、障がいのある方の避難については市がする避難勧告の大分前の段階で避難準備情報というものを出す予定にしています。避難準備情報とは、いずれ避難勧告が出ますという、一種の予告みたいなものです。この避難準備情報を出す段階で避難に時間を要する方や避難行動要支援者の名簿に登録させている方に対して警察・消防や町会の方々とご協力しながら避難をしていただく考えです。
○随所に天端という言葉が出ている。これは専門用語であり、我々は理解しているが、天端とは何かと思う方もいると思う。ですから重要なことは説明する前にこういう言葉の意味を一言おっしゃっていただければよいと思う。
私も何回も土手を歩いている。アスファルトやウレタン舗装については問題ない。先ほどご説明のあったようにアスファルトでもウレタン舗装でも絶対ということはありえないということはその通りだと思う。ただアスファルトと砂利道、これを比較した場合、水害を受けるのはやはり砂利道である。状況としては、雨が降った後非常に水たまりがある、ちょうど窪んでいる、結構大きい石がある。子どもが自転車で走っていると倒れる子だっている。けがのもとになると思うし、お母さんがベビーカーを押しづらい。それから高齢者、危ないと心配することもある。凸凹の場合には、水害時、簡単にえぐられる。えぐられたところから水の勢いにより決壊していく、崩れていくということがある。そういうことを考えた場合に一時も早く天端の整備をしていただきたいと考える次第である。
⇒天端という言葉を普通に使っていましたが、土手、堤防全体を土手というと思いますが、一番高い平らになっている部分を天端と考えてこの説明会では使わせていただいています。
歩きやすさ、ベビーカー、高齢者の方の対応、これは市で考え方をまとめる際に意見を多数いただいています。ベビーカーの利用者が少ないというデータもあり、それは歩きにくいから少ないだろうということもあったと考えられます。そのような結果も踏まえまして考え方の中にユニバーサルデザインをコンセプトとしていれています。このユニバーサルデザインは、誰でも利用できるというようにしたいということで盛り込んでいますので、国の整備で実現していただきたいということで要望をさせていただきたいと思っています。
⇒小砂利と締め固めたアスファルトの違いという観点でのお話もあったと思います。危機管理型ハード対策の意味は天端から浸透して堤防が壊れるというメカニズムを踏まえると、堤防天端からの浸透を防ぐということは下の堤防自体の安定性も、雨や洪水で緩んでいくのを抑えるという役目もあり、砂利では浸透してしまいますので、危機管理型という堤防の決壊を少しでも遅らせるという効果としてもアスファルト等の方が、効果があります。水たまりや維持管理、我々の管理面、やはり穴が開いて怪我されても困りますので天端保護、アスファルト等で保護された方が管理もしやすいということでほかの地区では多くなっているのが現状です。
○堤防に雨水を浸透させないために天端にアスファルト舗装するということと堤防が崩れるまで時間を稼ぐということだが、その場合は天端をできるだけ幅いっぱい覆った方がよいと思うが、その辺はどうお考えになっているのか。厚さ的にはすでに舗装されているところの厚さでよいのか。先ほど最大規模の浸水の時雨量588㎜2日間でという説明あったが、流域という形だと思うが、昭和49年の堤防決壊の際は、狛江の雨が上がり、堤防が崩れ始めたのはそれからである。これはダムの放流という問題があったと思うが、ダムの放流との関連、最近特にゲリラ豪雨があるのでその辺に対して国はどう考えているのか。
⇒天端舗装をどの程度やるのかということですが、基本的におっしゃられるように固いもので覆えば覆うほど安全になるのは確かですが、コストが掛かるという面もあります。自治体で占用して利便性等を考えてやっている場合もありますので多摩川全部同じ形にはなっていませんが、基本の形は国として持っていますので他の地区も基本ベースを念頭にやっています。今回この対策だからほかの箇所と違ってやる、もっと頑丈にやるということは申し訳ないんですがありません。
昭和49年の決壊の時は越水というよりも洪水により一部浸透、洪水の力で削れていくという現象であのような決壊が起きました。ダムについてですが、基本的にダムが放流して水量が増えるとおっしゃられる方が多いんですが、ダムの操作については普段は降った雨を貯めて、貯めた水を有効利用するという目的です。洪水時においては当然下流の被害を防ぐために一時的に降った雨をそこに貯め、川の水位が下がった時点で放流するということがダムの治水のやり方です。ダムに貯められる量は決まっており、大雨でダムがいっぱいになったときどうするかというと放流するんですが、それはダムの上に降って出てきた水の量と放流する量は、基本的に非常時は同じです。ダムが悪さしていると皆さんお考えですが、実はダムがなくても、同じ水が流れてきている状況で、ダムの効果が発揮できない状況になっているという意識でいていただければと思います。この考え方は全国どこのダムも同じで運用していますのでご理解いただければと思います。
○天端の舗装だが、ほかの地区ではアスファルトですが、世田谷区だけはウレタンとなっている。どちらが耐久性があるのか、国はどちらを考えているか。安い方を考えているのか。
⇒今回はアスファルトでという話ではなく一般的なところでご説明させていただきますと、アスファルトの作るときのコストとあとは作ったときの補修、穴が開いたりもする場合もありますので、そういったときの補修なども考えたりするとアスファルトが優位な形になると思います。世田谷区のウレタンというところは世田谷区が利用者の通路として確保したいということで、世田谷区でやられている形なので比較をしたときに国でどれくらいの違いがあるのかというところは把握していないです。
○先ほどご説明のあった中州の木だが、あれも洪水に非常に弊害があるということで予算がないからなかなかできないんだという答えだったと思うが、放置しておけば年々ますます大きくなります。予算できるだけ早く確保し、一気にやろうとすると多額なお金がかかりますけれども少しずつでもやっていただきたい。もう一点、今天端の補強の問題と天端の歩きやすさの2点の問題に絞られていると思う。先日、こまバスに乗りました。老人が、和泉多摩川で降りて、南部地域センターまで歩いてそれでこまバスに乗ってまた帰るということを聞きました。先ほど利用者が少ないとおっしゃられましたけどもっと歩きやすく、そのように利用されている方もいらっしゃる。多摩川の環境を整備していただければ利用者も増えると思いました。
○これは要望ですが、先ほどから堤防の天端のことでお話しありましたが、私は町会の避難所運営の係をやっており、私たち近隣として生活の場としては堤防の方の工法は丈夫なことに越したことはないが、決壊の時間、溢れるまでの時間を延ばしていただき、その間に町会として高齢者の方とかそういった方々をそういった時間の中で助けていきたいということがありますので、その工法としてはいい工法を探り当てて是非避難する時間を作っていただきたいということがあるので是非とも、極力時間を延ばせる工法を考えていただきたいと思う。
○色々堤防の方の工事について説明をいただいた。完全になかなか洪水防止とはいかないようだが、当面できることは至急にお願いしたいと思う。逆に市の方にもお願いしたいが、昭和57年ごろ、茨城県の小貝川が決壊しました。水が溜まりまして歩行するのも困難だったが、仕事をするのに歩いてはとてもいけないためゴムボート出しましたが、ゴムボートでは全然道路を通行することができなく、船外機付きのボートを使うということになりましたが、しばらく水害がなかったんで船外機を運転する人も免許を持っている人もおりませんでした。やむを得ず都内から応援をもらいましてボートと船外機の運転手を連れてきてやっと道路の通行をすることができたのですが、水の流れがあまりなくても、この辺の方が傾斜は激しいかと思いますが、水が溜まると結構歩けません。仮にそういう中で避難なるとそういった船が必要かと思います。狛江市として何らかの、何十年に1回かもしれませんが、起きた時に対応できるような設備を備えていただけるとありがたいと思う。
⇒船についてですが、今消防団で2つのボートを用意しています。船外機も2つ用意しています。そのほかに団員で小型船舶免許所持者が40数名います。体制については配慮しているという認識です。
○ソフト対策やハード対策など色々な観点から皆様考えていただいていると思うが、かなり出ていたお話としてソフト対策がちょっと不十分なためよりやってほしいということがあったと思う。これはまず一番大切なことだと思う。ハード対策ということは技術者の方が色々いたり、コンサルタントの方いたりして色々算定や検討して、分析してどうしたらいいかというのが出てくると思うが、それにしても人間がやることなので完ぺきはないと思う。どのようにしても完ぺきはないと思う。一番重要視しないといけないことは先ほど説明いただいたと思うが、高齢者の方や障がい者の方等ケアしていけるかということ、実際起こってしまったら、災害はこちらの方でこういうことが起きるかもしれないなどすべてを分析していても起こるものが災害だと思う。よってすべて完ぺきするということはいずれにしてもできないと思う。よってソフト対策をやってほしい。ハードに関しましてはまだ検討中ということで完ぺきにこうするとか、ああするとか、こういったものを使って天端をどうするなど、そういうことにまだなっていないと思うので、検討の余地があると思うのでこちらの方としてもかなり研究等していますのでよろしくお願いする。今日説明になかったこととして、狛江市に関してなんですが、自然環境というのは特殊に素晴らしいところだと思う。私たちは地元に住んでいるためこれが普通になっており、たいしたことないって、いいものは青い鳥じゃないですけど、すぐそばにあるということは忘れてしまっているとちょっと感じました。どなたも自然に関して言及がなく、今地球規模ではヒートアイランドが大切な問題として取り上げられているが、考慮に入れられていないと思った。自転車については安全という面で気になる。多分アスファルトにしたら、府中市で死亡事故が起こっているが、そういったことになる。自転車を進入禁止にしても見張りの人がいなければ進入してきてしまう。アスファルトの部分と土手の上のところでちょうど同じところでスタートした自転車のスピード見ていたらアスファルトの自転車の方が早く行ってしまった。土手の上の方は自転車で走っているにもかかわらずゆっくりなため事故を起こすことはないと思った。世田谷区と調布市の間で緩衝地帯になっている。客観的に全体俯瞰的に見てみると色々研究の余地があると感じた。
⇒狛江市の「考え方」に周辺との調和の中で環境にやさしいというキーワード、また、安心・安全というところで歩行者の方の安全確保を入れ込んでいます。こちらの「考え方」を国に要望したいと考えております。
⇒天端保護の構造についてはまだ決まっていませんが、狛江市の考え方を色々な方にご意見聞きながらまとめたというものでそれを基に要望を出されるということなので天端の構造についてはその要望を踏まえまして、国では当然その危機管理型ハード対策としての効果も必要ですし、維持管理とかコスト面も考えて天端の構造については国で狛江市と協力しながら決めたいと思います。
○写真は8月24日に撮影したものです。前回の説明会の折に大雨の後で堤防の法面が湿っている状態で大型の機械を使った除草が度々起こなわれるのでそれによって堤防の法面が損傷を受けているということが毎年のように続いていますという旨ということを言ったと記憶しております。それの翌日に業者さんの方で法面の除草したその直後の状況です。2枚目に白黒っぽい写真があったと思うが、説明図でも堤体内部の出土が露出すると危ないといった感じの図が示されているわけだが、そのたび重なる大型除草機の乗り入れでだんだん法面が痩せ細ってきている。ここ20年くらいで。深さで言うと10㎝は超えていると思う。まさに砂質土、大小の礫も顔を覗かせているが、危険な砂質土が露出するくらいまで損傷を受けている。なお削られている場所というのは、数々のきれいな野草の群落がある場所になる。多摩川の自然を守る会やみんなの土手の会では問い合わせがあれば必ず申し上げているはずのことだが、毎年のように法面を傷つけておいて、その結果がこういう状態である。天端をアスファルトにすると、水の勢いが砂利の時よりも強くなるのは、これは科学的に確実なことである。摩擦が異なる。なおかつ砂利道だと路肩の部分からなだらかに徐々に削れていくということもあり得るが、アスファルトの場合にはある程度まで持ち応えたとしてもそれから一気に決壊する。この状態の堤防法面で、天端をアスファルトにしたら非常に危険あるということを言いたい。だから法面をアスファルトで固めろということでは決してない。健康、文化とか、環境、生物多様性とかいろんな要素がある。アスファルトのような摩擦の少ない舗装をすべきではないという状況が現実としてある。こういう状況に対してなんでこういうになっているのか、これでもアスファルトを進めたいんですか。
⇒写真を見させていただきました。堤防除草は、出水期に入る前と台風期に草丈が非常に高いと堤防がどんな状況にあるかということを確認できないため草刈りをやっています。広大な面積ですので大型機械を使って除草になるかと思います。写真を見させていただきましたけど、大型機械ですのでやはり機械の重さで若干変状があったりします。そういったところで非常に激しいところでは現場の方でも適宜補修をしながら、日常的な管理をしています。
舗装の話については舗装構造がどうのこうという形でまだこちらの方からお示ししているものではございませんので、回答は控えさせていただきます。
⇒先ほど除草面積多摩川内何キロもありますので機械を使わざるを負えないところもあります。法面は堤防でできています。一定の勾配ならよいですが、写真のように法が一定ではないところは、機械の性能もありますので、こういう状況にならざるを得ないところもあります。その点ご理解願います。先ほど言った通り必要があれば補修しています。

注1)
後日、457mmに訂正