認知症になっても安心して暮らせる社会の実現に向け、国際アルツハイマー病協会では、9月21日を「世界アルツハイマーデー」、9月を「世界アルツハイマー月間」と定めており、この間、世界各国で啓発活動が行われます。この機会に認知症についての理解を深めましょう。

認知症は誰もがなり得る身近なものです

 日本では、65歳以上の約15%が認知症とされ、生涯でみると半数近くの方が認知症になるといわれています。さらに、家族や友人等が認知症になる可能性も含め、多くの人にとって身近なものといえます。

大切なのは「共生と予防」

 共生には、認知症の方が尊厳と希望を持って認知症とともに生きる、また認知症があってもなくても同じ社会で共に生きるという意味が込められています。誰もが住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けることができる社会を目指しましょう。
 また、予防には認知症になるのを遅らせる、認知症になっても進行を緩やかにするという意味が込められています。運動を継続すること、生活習慣病を予防・改善すること、社会とつながり人と交流すること、役割を持つこと等を積極的に行いましょう。

お気軽にご相談ください

 認知症やもの忘れについてご心配なことがあれば、福祉相談課、市内地域包括支援センター、慈恵医大第三病院認知症疾患医療センター(電話(3480)0702)にご相談ください。
※認知症疾患センターは、都の指定を受け、認知症の専門相談等を実施している医療機関です。

〔問い合わせ〕高齢障がい課高齢者支援係