先ごろ東京都酒造組合の方から勧められ、「日本酒で乾杯推進会議」に入会しました。現在、多摩地域には酒蔵が11あります。江戸時代、上等の清酒は上方から運ばれましたが、老中松平定信が江戸経済のために、地元の酒造家に幕府所有米を貸与し優良清酒の製造を命じたことで、江戸の酒造業が発展したそうです。
 私は、日本酒、それも地酒にこだわっています。大手の酒はコンピューター管理されているだけに味が均一ですが、地酒は酒蔵や銘柄ごとに異なり、同じ酒でも毎年微妙に変化します。好みも季節や体調、場の雰囲気で変わっていきます。こんな違いを味わいたいと思ったのが、地酒にはまったきっかけです。
 近年、日本酒の愛飲家が減り、明治時代に1万数千軒あった酒蔵が、今や1,600軒になりました。ビールと焼酎ばかりで、日本酒が出てこない宴席もあります。こうした危機感から酒造業界で始めた運動が「日本酒で乾杯推進会議」です。妻から海外旅行に誘われても、「地酒と刺身のないところには行かない」と断るほどの私ですから、喜んで参加しました。
 狛江の御当地ヒーロー「コマレンジャー」のラベルを貼った長野県の地酒が、市内で人気を呼んでいるようです。飲酒運転は論外ですが、節度ある地酒との付き合いをとおして、触れ合いの輪が広がっていくことは大切にしたいと思っています。