市教育委員会では、3月10日に狛江市文化財を2件指定しました。
 また、3月26日、東京都指定文化財に「和泉式土器」が指定されました。

市指定

▽市重宝(建造物)石井家住宅主屋、長屋門、土蔵 3棟
〔所在地〕元和泉1-16-3
〔所有者〕個人
 主屋は18世紀末ごろの建築と推定され、屋根の形は寄棟造で、かやぶきであったものを昭和8年ごろにかわらぶきに改造しています。間取りは六ツ間取りで、桁行は13間あり、江戸時代中期の武蔵野を代表する大規模な主屋といえます。
 長屋門は19世紀初めごろの建築と推定され、江戸時代後期の旧状を良くとどめています。
 土蔵は文庫蔵で、明治時代初めごろに建築されたと推定されます。
 今回指定した3棟は、今秋に解体され、国営昭和記念公園こもれびの里に移築復元される予定になっています。
 なお、石井家住宅は見学できませんのでご注意ください。

▽市重宝(考古資料)弁財天池遺跡1号方形周溝墓出土遺物
〔所在地〕和泉本町1-1-5
〔所有者〕狛江市教育委員会
 昭和62~63年度に実施した弁財天池遺跡の発掘調査で1号方形周溝墓から出土した遺物のうち、弥生土器3点、槍先形鉄製品1点、鉄釧2点、銅釧6点を一括で指定しました。
 1号方形周溝墓は一辺が18mを測り、多摩川流域でも最大級の規模のもので、その副葬品である鉄釧、銅釧からは当時の優れた技術力の一端をうかがうことができ、屈指の指導力を有する集団の存在も想定できます。狛江をはじめとした多摩川中・下流域の終末期弥生文化を考えるうえでも貴重な資料です。

都指定

▽東京都指定有形文化財(考古資料)狛江市和泉遺跡出土和泉式土器
〔所在地〕和泉本町1-1-5、和泉本町1-35-1
〔所有者〕狛江市教育委員会、東京航空計器株式会社
 和泉式土器は、昭和15年に東京航空計器株式会社の敷地内で実施された発掘調査で出土した土器で、古墳時代中期に関東地方で作られた土師器の特徴を示す資料として、初めて発見された地名をとって「和泉式土器」と名付けられたものです。
〔問い合わせ〕社会教育課文化財担当