狛江市では、「高齢者の孤独死ゼロ」を目指し、「独居高齢者見守りシステム」の実証試験に取り組んでいます。先月、共同研究を進めている電力中央研究所で、その中間報告会が開かれ、会場いっぱいの参加者でした。
 昨年10月から、11軒に見守り装置を付けさせていただき、生活の中の電流の変化を記録しています。その計測データは市役所に送られ、48時間、電気器具のスイッチのオン・オフがなければ、ご本人に異常がないか確認しています。プライバシーに関わる情報を除き、電力研究所にも送って分析や改善の研究に活用しているところです。
 狛江市の一人暮らしの高齢者は約4千人いますが、まず、千人が申し込まれた場合、初期投資では2千万円近く、それに通信費など運営経費と人件費が必要になるとのことです。もちろん、全国的に活用するようになれば、これらの初期投資経費はもっと軽くなる見込みです。また見守りを市民のネットワークで対応できれば、そこでも経費の節減ができます。
 まだまだ改善や研究が必要ですが、電力研究所や実証試験を受けてくださった皆様のおかげで、実用化に向けた展望が見えてきました。もし商品化ができれば、このシステムは、狛江だけでなく、全国の高齢者にとって大きな朗報になるでしょう。この研究の成功を心から期待しています。

狛江市長 矢野ゆたか