昨年9月に第3次基本構想を策定し、これから目指していくまちの姿を「私たちがつくる水と緑のまち」と定めました。現在、このまちの姿を実現していくために、分野ごとに施策の方向性を示す前期基本計画(平成22~26年度)を策定しています。平成22年度からは、この前期基本計画に沿って各分野の施策を進めていきます。
※「部分」が第3次基本構想、「▽」が第3次基本構想に基づいた前期基本計画の項目です。前期基本計画の全文は、市ホームページ、各公共施設(公民館、図書館、地域センター)でご覧になれるほか、政策室にて一部100円で頒布しています。
〔問い合わせ〕政策室企画法制担当

第3次基本構想(平成22~31年度)

第3次基本構想図

 

前期基本計画における指標の設定

 前期基本計画(平成22~26年度)では、計画期間中の施策展開や次の改定の際の参考とするため、各項目に施策の成果を測る指標とその目標値を設定しています(一部抜粋)。  

項目 成果指標 現状 目標
1まちづくりの原則
((2))
▽地域における相互交流の活性化
(※1)    
昨年1年間に自治会や町内会などの交流機会に参加した市民の割合 22.1パーセント 30パーセント
2行財政運営
((1))
▽小さな行政と大きな公共の実現
(※2)    
市の行財政改革が進んでいると思う市民の割合 24.8パーセント 30パーセント
3自然・環境
((2)-Ⅰ)
▽公園の整備と管理
(※3)    
市内には自然に親しめる公園・緑地が充実していると思う市民の割合 62.8パーセント 69パーセント
4都市基盤
((1)-Ⅲ)
▽安全に移動できる道路の整備
(※4)   
市内交通事故発生件数 203件 180件
5子育て・福祉・健康づくり
((2)-Ⅰ)
▽地域福祉活動の推進
(※5)
地域で福祉に関する活動に参加したことのある市民の割合 15.9パーセント 30パーセント
6教育・文化
((3)-Ⅰ)
▽地域に根ざした文化・芸術活動の振興
(※6)   
昨年1年間に文化・芸術活動に触れる機会のあった市民の割合 51.7パーセント 62パーセント
7産業・消費生活
((3)-Ⅱ)
▽イベントの充実
(※7)   
市民まつりなどのイベントが充実し、にぎわいのあるまちであると思う市民の割合 51.5パーセント 61パーセント

 

第3次基本構想と前期基本計画素案(概要)

1 まちづくりの原則

(1)市民参加と協働のまちづくり

 地域のことは地域で決定し、行動し、解決するという市民自治の考え方に基づき、市民が積極的に参加するまちづくりを進めます。
 さらにボランティア団体、NPOなどの地域を支える団体が「新しい公共」の担い手として活動しやすい環境を整えるとともに、それらの市民と行政が連携を深め、ともに取り組む市民協働のまちづくりを進めます。
▽行政に対する市民参加の活発化
▽行政と市民活動団体や企業との協働の促進
▽市民参加と市民協働の推進に関する基本条例の見直しの検討

(2)地域の魅力を高めるまちづくり

 多様な立場や考え方の市民や住民が相互に交流する機会を増やし、信頼の絆が育つ豊かなコミュニティをめざします。
 また、市民の活動を通じて地域の問題を自主的に解決し、地域の魅力を高めるまちづくりを進めます。
▽地域における相互交流の活発化(※1)
▽地域の課題を自主的に解決できる新たなコミュニティの形成

(3)平和を求め人権を尊重するまちづくり

 平和な社会を実現するため、市民一人ひとりが地域社会の担い手であることを自覚し、差別や偏見のない人権を尊重するまちづくりを進めます。
▽平和を求めるまちづくり
▽人権を尊重するまちづくり

2 行財政運営

(1)行政運営の刷新

 また、市民に提供するサービスのあり方や事務事業を常に見直し、サービスの向上を図ります。これに必要な組織や施設の再編に対しては創意を持って取り組むとともに、地方分権時代を踏まえ、サービスを提供する職員の政策法務能力等を向上させます。
 透明で開かれた行政運営をめざし、積極的な情報公開・情報提供を通じた情報の共有化を進めます。
▽小さな行政と大きな公共の実現(※2)
▽積極的な情報提供の推進
▽行政評価制度の実施と行政サービスの質の維持・向上・効率化
▽組織体制の確立と人材育成

(2)財政の健全化

 適切な市民サービスを持続して提供するため、簡素で効率的な行政をめざし、財政の健全化を図ります。
 戦略的な目標のもと、歳入確保と歳出削減に向けた取り組みを進めます。
▽戦略的な目標値の設定
▽歳出の効率化に向けた取り組み
▽歳入確保に向けた取り組み

(3)自治体としての自立と広域連携

 自治体としての自立を高め、多様な市民ニーズに応えつつ、水と緑を活かした快適で持続可能な地域社会づくりに取り組みます。
 また、自治体運営の基本的なルールを定め、市民との協働を進めます。
 広域的課題については、他の自治体などと連携して対応するとともに、都や国へ一層の分権改革を働きかけます。
▽小規模自治体としての自立と地域の魅力づくり
▽自治体運営の基本的ルールの策定
▽自治体間の広域連携と分権改革の推進

3 自然・環境

(1)水と共生するまち

 多摩川や野川は、市民全員の財産でもある貴重な自然資源であり、住環境の向上や教育、市民の憩いの場等として保護し、活用します。
 さらに、市内の水資源を環境負荷をかけずに活用し、水と共に生きるまちをつくります。

Ⅰ 水環境の保全と活用

▽多摩川・野川の環境向上
▽多摩川・野川の環境活用
▽水循環の回復と活用

(2)緑があふれるまち

 多摩川や野川に見られる自然や農地、屋敷林などの緑を保全し、回復に努めます。
 さらに公園などの公共施設の緑化を積極的に進め、新たな緑の創出をめざし、緑豊かで住みよい住宅地と美しいまちなみをつくります。

Ⅰ 緑の保全と緑化の推進

▽緑の保全と創出
▽公園の整備と管理(※3)
▽緑のネットワークの形成

(3)環境に優しいまち

 持続可能な社会をめざし、市民や事業者、行政が連携してごみの減量化やリサイクルなどの地域での実践を進めます。
 さらに、自然エネルギーを活用することで地球温暖化防止に取り組み、自転車や公共バスの利便性を高め、環境に優しいまちづくりを進めます。

Ⅰ ごみ減量と資源回収の推進

▽ごみ減量化の推進
▽安定した資源回収体制の確立

Ⅱ 環境に優しい社会の構築

▽環境保全意識の啓発
▽低炭素社会の構築
▽良好な環境の維持

4 都市基盤

(1)便利で快適なまち

 機能的でバランスの取れた道路網を形成するとともに、バス・自転車の利用者や高齢者、障がい者にも配慮した総合的な地域交通施策を進めます。
 また、秩序ある土地利用を促すとともに、歩いて暮らせるまちをめざし、利便性や快適性に優れたコンパクトで暮らしやすいまちをつくります。とりわけ、駅周辺地域では集客力を高め、賑わいのある交流拠点の形成を図ります。

Ⅰ 適正な土地利用による良好な住環境の形成

▽適正な土地利用の推進
▽良好な住宅地の形成

Ⅱ 機能的な道路網の形成

▽都市計画道路の整備促進
▽生活幹線道路の整備促進

Ⅲ 安全で快適な交通環境の実現

▽バリアフリー化の推進
▽安全に移動できる道路の整備(※4)
▽公共交通の充実と利用促進
▽サイクルシティの形成

Ⅳ にぎわいのある駅周辺地区の整備

▽都市拠点地区の整備
▽生活拠点地区の整備

(2)安心して暮らせる安全なまち

 地域防災力の強化、都市施設の計画的更新、建築物の耐震化の促進、雨水対策などを通じて災害に強いまちをつくり、市民の生命・財産を守ります。
 また、市民や地域、行政が連携して犯罪や交通事故、火災の防止に努め、すべての人が安心して暮らせるまちを築きます。

Ⅰ 災害に強いまち

▽住宅等の耐震化・ライフライン強化
▽自主防災活動の推進
▽災害時要援護者等の対策の充実
▽集中豪雨や局地的大雨対策の推進

Ⅱ 防犯対策の充実

▽地域防犯体制の強化と警察との連携
▽防犯意識の向上

Ⅲ 交通安全対策の充実

▽交通ルールの遵守とマナーの向上
▽交通安全教育の推進

Ⅳ 下水道の整備推進

▽下水道施設の整備、更新
▽下水道の災害対策の推進

(3)美しい景観のまちなみ

 市民が主体となったまちづくりにより、ふるさとと呼ぶにふさわしい美しいまちをつくります。そのため、地域特性を活かすとともに、水と緑に恵まれた自然と建築物の調和がとれた景観の形成に努めます。

Ⅰ 美しい都市景観の形成

▽美しい景観のまちづくりの推進
▽地域美化の推進
▽景観条例の検討

5 子育て・福祉・健康づくり

(1)子育てしやすいまち

 子どもが伸び伸びと成長できるような環境づくりを積極的に進めます。
 子どもを安心して産み育てることができるよう子育て世帯への支援を充実し、「このまちで子育てをしたい、住み続けたい」と思えるようなまちをめざします。

Ⅰ 子育て支援体制の充実

▽保育環境の充実
▽子育て・子育ちサポート体制の充実
▽子育てしやすいまちづくり

(2)いきいきと過ごせるまち

 住み慣れた地域で、安心して、豊かに生活できるような基本的福祉システムを整備し、市民による支え合い活動を充実させることによって、社会福祉の援助を必要とする市民が生きがいをもって暮らし続けることができるまちをつくります。

Ⅰ 地域福祉の充実

▽総合的な福祉支援体制づくり
▽地域福祉活動の推進(※5)
▽思いやりのあるまちづくり
▽災害時要援護者対策

Ⅱ 高齢者福祉の充実

▽高齢者の自立生活の支援
▽高齢者の生きがいづくり
▽介護予防・認知症予防の推進
▽介護保険制度の推進

Ⅲ 障がい者福祉の充実

▽障がい者(児)の支援体制づくり
▽障がい者の自立生活の支援
▽障がい者(児)の外出支援

Ⅳ 生活困窮者等への支援

▽生活困窮者への支援
▽ひとり親家庭に対する支援

(3)健やかに暮らせるまち

 安心して暮らせるような健康管理や地域医療の充実したまちをつくります。
 また、生涯スポーツの普及などを通じて、生活習慣病などを防ぎ、健康で元気に暮らせる環境を整備します。

Ⅰ 健康づくりの推進

▽健康意識の向上
▽健康診査の充実
▽健康づくりの推進

Ⅱ 地域医療環境の充実

▽地域医療体制の充実
▽感染症対策の充実
▽国民健康保険の適正な運営

6 教育・文化

(1)子どもの成長を見守るまち

 家庭、地域、学校が手を携えて子どもたちの成長を見守り、生きる力の基礎を育むよう扶(たす)けます。そのために、自ら課題を見つけ、学び、考える力を育てられる学習環境を整えます。
 また、子どもたちが地域の歴史や伝統文化を学び、水や緑に親しみ、地域との絆を感じられるよう働きかけます。

Ⅰ 学校教育の充実

▽生きる力を育む教育の推進
▽新しい時代の学校づくり
▽安心で安全な教育環境づくり

Ⅱ 青少年の自立と社会参加

▽放課後の子どもたちの活動の場づくり
▽青少年の自立と社会参加を支える環境づくり
▽青少年の健やかな成長に向けた活動の活性化

(2)生涯を通して学び合うまち

 市民が年代を問わずいつでも学べる学習環境をつくります。そのために、自主的に活動できる場所の確保と活動の支援を行い、学習の機会や学習内容等にかかわる情報を積極的に提供します。

Ⅰ 時代に即した生涯学習

▽生涯学習の推進
▽生涯学習に関する情報発信

(3)文化を創造するまち

 芸術や文化、スポーツに身近にふれあうとともに、歴史遺産の保全と活用をはじめ、地域文化の創造に向けた環境をつくります。そのための情報提供と機会づくり、場の提供を促進します。

Ⅰ 文化・芸術の創造と歴史の継承

▽地域に根ざした文化・芸術活動の振興(※6)
▽歴史遺産・文化財の保存と活用

Ⅱ スポーツ・レクリエーションの振興

▽スポーツ・レクリエーション活動の促進
▽スポーツ・レクリエーション環境の整備

7 産業・消費生活

(1)商工業を振興するまち

 地域経済の活性化をめざし、経営基盤の強化など地域産業の振興を支援します。
 また活気にあふれ、地域に密着した魅力ある商店・商店街づくりと住宅環境に配慮し、公害の発生を抑制した都市型工業の推進、新たな産業に挑戦する起業者の創出・育成を支援します。

Ⅰ 活気ある地域商業の実現

▽意欲ある商店への支援
▽地域に密着した商店街への支援

Ⅱ 地域産業の活性化

▽商工業者に対する経営支援
▽地域を活性化する起業者に対する支援

(2)都市農業を振興するまち

 安らぎのある市民生活を実現するため、新鮮で安全な農産物を供給する一方で、貴重な緑地空間、災害時の避難場所など多面的な役割を果たす農地の保全・活用に努めます。
 農業経営の安定、担い手の育成、地産地消、ブランド化等を推進し、市民に親しまれる都市農業を振興します。

Ⅰ 都市農業の支援と活用

▽安全で品質の高い農産物の生産と地産地消の推進
▽農業経営の基盤強化と農業後継者の育成
▽市民ふれあい農業の推進
▽農地の活用・保全

(3)暮らしに豊かさと潤いのあるまち

 豊かな市民生活を実現するため、消費生活の情報提供や啓発、相談などの機能を強化し、市民の消費者意識の醸成を図ります。
 地域を活性化させるため、各種行事の充実や他自治体との交流の推進を図り、豊かさと潤いのあるまちをめざします。

Ⅰ 消費生活の充実

▽消費者意識の向上
▽消費生活相談コーナーの充実

Ⅱ 観光の推進と地域の活性化

▽観光資源の活用と創出
▽イベントの充実(※7)
▽ふるさと交流活動の促進

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