狛江市和泉多摩川緑地都立公園誘致推進構想は、昭和17年に都市計画決定された和泉多摩川緑地について、都立公園の誘致を推進することを目的に狛江市が策定するものです。
 このたび、狛江市和泉多摩川緑地都立公園化整備推進構想策定委員会の意見を踏まえ、狛江市和泉多摩川緑地都立公園誘致推進構想(素案)を作成しましたので公表し、広く皆さんのご意見を反映させるため、パブリックコメントを実施します。
 なお、シンポジウムおよび市民説明会の開催については広報こまえ6月15日号に掲載しています。
 素案は、まちづくり推進課で閲覧できる他、市ホームページからもご覧になれます。
〔問い合わせ〕まちづくり推進課都市計画担当

素案の概要

■和泉多摩川緑地を取り巻く状況

〔歴史概況〕
 和泉多摩川緑地は昭和17年に都市計画緑地として都市計画決定され、狛江市は平成6年度からこれまで都立公園誘致の要請を行ってきました。
和泉多摩川緑地のこれまでの経緯については2面をご覧ください。土地の利用状況
〔立地特性〕
 和泉多摩川緑地の立地は、都立公園としての整備にふさわしい次のような立地の優位性を有しています。都内に都立公園が存在しない市は6つあり、狛江市はその一つです。

  • 多様な交通手段によるアクセシビリティの高さ
  • 生物多様性の確保への貢献
  • 親水教育の拠点
  • 人々の暮らしと水との関わりや水害の歴史等を学ぶことのできる歴史的文化的資源
  • 区域全体の61%が公共用地

 

■誘致する都立公園の目指す姿

 誰もが利用できる「ユニバーサル」という概念から一歩進んだ「インクルーシブ公園」を目指します。
 「インクルーシブ公園」とは、障がい者や高齢者、子どもたちを含めた全ての人の利用機会を確保するとともに、公園へのアクセスを含めた地域全体のまちづくりを進め、地域の住民との協働による管理・運営を行い、地域と一体となるような公園であって、災害時には広域的な防災拠点となる公園です。

■都立公園として整備する意義

 和泉多摩川緑地を都立公園として整備する意義は、日常的、災害時の面から3つあります。

 和泉多摩川緑地を都立公園として整備する意義

《日常的な意義》 《災害時の意義》
多様な交流ができるスポーツ・レクリエーション空間の確保 多摩川の景観軸の拠点形成と環境保全機能の向上 首都直下地震に備える広域防災機能の確保
現状・課題
  • 多様化する利用ニーズへの対応
  • 都立公園空白区域の解消
  • 公共用地の有効活用の推進
  • レクリエーション利用の制限の緩和
  • 景観機能の牽引による沿川自治体の一体的な取組み
  • 公園機能の役割分担を把握した共通目標による都市緑化の安定性
  • 多摩川の生物環境等の環境保全を牽引する公園の必要性
  • レクリエーション利用の制限の緩和とオープンスペースの活用
  • 多摩川を基点とした自治体間の連携
  • 都市インフラの災害時のバックアップ
  • 多摩水道橋から上下流に架かる橋梁までの距離が遠い状況への対応
  • 隣接県との連携強化
周辺区域の特性を活かした都立公園の誘致
  • 障がい者・高齢者を含めた誰もが利用できるインクルーシブ公園の展開
  • 周辺公園・緑地の連携強化による都民サービスの充実
  • 関係機関の連携による共通目的に向けた公共用地の有効活用の検討
  • 都市環境とレクリエーション機能の調和の推進
  • 一級河川である多摩川沿いの景観等を総合的に牽引する都立公園
  • 立体都市公園制度による水源の歴史遺産を活用した拠点づくり
  • 生物多様性時代等を見据えた地域と一体化する総合環境公園への展開
  • 貴重なオープンスペースである多摩川からの都市環境保全の推進
  • 多摩川の上流から下流までをつなぐ防災連携の拠点
  • ライフライン・都市インフラの復旧・復興活動の拠点
  • 橋詰空間を活かした帰宅支援機能
  • 都県境をつなぐ広域受援機能拠点

2面へ続く

和泉多摩川緑地のこれまでの経緯(歴史概況)
昭和7年 旧日本水道(株)が設置した浄水場が給水開始
昭和13年 東京緑地計画の環状緑地帯計画原案に和泉多摩川緑地の位置も含まれる。
昭和17年 調布都市計画緑地第2号和泉多摩川緑地として都市計画決定(23.14ha)
昭和20年 東京都が旧日本水道(株)を買収(東京都に一元化)
昭和41年 旧防衛庁共済組合が狛江スポーツセンターを開設
昭和44年 狛江浄水場廃止
昭和47年 都立狛江高校開設に伴い、23.14haから20.3haへ区域変更
平成7年 都立公園誘致に向けた要請活動(平成12年まで)
平成24年 調布都市計画道路3・4・17号線(田中橋交差点~世田谷通り間)開通
平成25年 東京都知事へ和泉多摩川緑地都立公園誘致についての要請書を提出

目指す姿

 ■都立公園誘致によって実現できる公園の機能

〔日常的な機能〕
 障がい者や高齢者を含めた全ての人が交流する「スポーツ・レクリエーション機能」および多様な自然環境と豊かな景観が創り出す「環境保全機能」とします。
〔災害時の機能〕
 橋詰の機能を持つ高いポテンシャルを活かした「広域防災拠点機能」として、東京都のパークマネジメントのフロントランナーとしての防災公園とします。

■整備の推進プログラム

 「東京都長期ビジョン」(平成26年12月公表)に合わせ、ポスト東京オリンピック・パラリンピックを見据え、必要な取組みを進めます。和泉多摩川緑地の都市計画区域内にはさまざまな土地利用が混在しているため、土地の整序を行い、段階的に整備を進めます。

■想定される事業スケジュール(一例)
第1段階 【都市計画変更および事業認可取得段階】
現状の市立公園等を含めできるだけ周辺の公有地を取り込み、都市計画変更を行います。その後事業認可を取得し、整備に着手します。
第2段階 【公有地を中心に整備をする段階】
市立公園等の公共用地を活用し、整備を進める段階とします。
第3段階 【公有地を連坦し整備区域と公園等を成形化する段階】
地権者をはじめとする地域住民との意識の共有化を図り、公有地に接する区域の成形化を進めます。
第4段階 【将来的な利用形態】
隣接する公有地等について緑化の准確保地として一体的利用を検討します。
河川敷について都市計画区域の変更を検討します。
■パークマネジメントによる新しい公園管理と運営

 和泉多摩川緑地内に誘致する都立公園の管理と運営については、都民・NPO・企業と連携しながら、自立的な経営による持続可能な管理運営を行う「パークマネジメント」を3つの方針に沿って推進します。

  • 指定管理者方式による都立公園の快適な利用と効率的な運営
  • 地域連携と都民・市民の参加による自立した公園の管理・運営
  • 日常時と災害時の役割分担を意識した公園管理

パブリックコメント

〔対象〕市内在住・在学・在勤の方
〔申し込み・問い合わせ〕7月31日(金曜日)午後5時までに、持参・郵送・ファクス・ 電子メールtokeit01@city.komae.lg.jpまたは市ホームページの専用フォームから、まちづくり推進課都市計画担当へ。

パネル展示および意見収集箱設置期間

 次の日程でパネル展示および意見収集箱の設置を行います。
〔日程・会場〕

  • 7月1日(水曜日)~9日(木曜日) 中央公民館
  • 7月1日(水曜日)~7日(火曜日) 野川地域センター
  • 7月8日(水曜日)~14日(火曜日) 岩戸地域センター
  • 7月10日(金曜日)~15日(水曜日) 市役所2階ロビー
  • 7月15日(水曜日)~21日(火曜日) 上和泉地域センター
  • 7月16日(木曜日)~30日(木曜日) 西河原公民館
  • 7月22日(水曜日)~28日(火曜日) 南部地域センター