1 日時

令和元年9月30日(月曜日) 午後6時30分~8時23分

2 場所

狛江市防災センター302・303会議室

3 出席者

委員:熊井会長、中川副会長、毛塚委員、石谷委員、西岡委員、日下委員、

加藤委員、稲葉委員、豊田委員、石森委員、浅見委員、上田委員

関係者:狛江市青少年問題協議会 会長 櫻井 信吾

事務局:銀林子育て支援課長、竹上企画支援係長、矢野児童青少年課長、

中川児童青少年係長、鈴木健康推進課長、猪野主事

4 欠席者

太田委員、岡野委員、渡辺委員、安諸委員

5 傍聴 3名
6 議題

1 青少年問題協議会(若者支援部分)について
2 こまえ子育て応援プランについて
●計画骨子について
●素案について
3 こまえ子育て応援プラン 平成30年度進捗状況報告書について(案)(報告)
4 こまえ子育て応援プラン(狛江子ども・若者計画)進捗状況報告書(案)について(報告)(平成29年・30年度実施事業)
5 (仮称)子育て・教育支援複合施設の進捗状況と今後のスケジュールについて
6 こまえママ・パパアイデアソンについて(報告)
7 幼児教育・保育の無償化の概要と市の対応について(報告)
8 その他
・次回以降の会議日程について
【確定】10月31日(木曜日)、11月28日(木曜日)
【候補】第9回子ども・子育て会議については1月開催
いずれも午後6時30分から。
 

7 配布資料

資料1    平成31年度 第5回子ども・子育て会議議事録
資料2    若者支援計画部分テーマディスカッションのキーワード
資料3-1  こまえ子育て応援プラン 計画骨子(案)(前回会議意見反映版)
資料3-2  骨子(案)についての意見及び修正部分
資料3-3  こまえ子育て応援プラン 素案について
資料4    こまえ子育て応援プラン 平成30年進捗状況報告書(案)
資料5    こまえ子育て応援プラン(狛江市子ども・若者計画)進捗状況報告書(案)
資料6    (仮称)子育て・教育支援複合施設の進捗状況及びスケジュール
資料6-2  (仮称)子ども・教育支援システム(案)について
資料7    こまえママ・パパアイデアソンについて
資料8    幼児教育・保育の無償化の概要と市の対応
参考資料   主要テーマレクチャー&ディスカッションまとめ
参考資料2  狛江市若者生活実態調査集計報告書
 

 

8 会議の結果
◆議事1 青少年問題協議会(若者支援部分)について
○事務局より資料2の説明
関係者:子ども・子育て計画、若者編として編入するため2回にわたって会議を進めてきた。若者の問題にはいくつかのパターンがあると思う。今までは、学校に行けなくなったら、戻すための支援、仕事に就けなかったり、辞めてしまったら仕事に就けるような支援をしてきたと思う。仕事に就けない期間が長期間になると、再就職がより困難になる。現代ではそれと異なり、在宅勤務もあるが、仕事がある程度分かっていないとできない。学校にいけない場合は、それに代わるものを提案するなど、ただ後押しするだけではなく、いろいろなパターンに応じた支援をすることが必要だと感じる。
会長 :虐待や貧困は見えにくい。学校では気が付くこともあるが、卒業してしまうとますます分かりにくくなる。高校を中退などすると、実態が把握できずにさまざまな問題が生じる。子ども家庭支援センターでは、若者の問題をどのように考えているか。
委員 :子ども家庭支援センターでの支援は18歳までとなっているので、多くの場合乳幼児に関する支援が多く、若者となると保護者の年代になる。
会長 :周りや、親たちからも若者の問題が耳に入ることはないか。
委員 :ない。若者が親になって、病院や保健所から話が来ることはある。その場合、大体女の子である。
会長 :やはり、乳幼児からしっかり支援していくことが若者の問題を防ぐ大事な役割を担っていると思う。
委員 :貧困や虐待などの難しいことではなく、若者の自己肯定感の低下が問題だと感じる。若者の死因の1位が自殺であることにもつながると思う。受験して学校に入っても、不登校になったりすると相談する場所がなくなってしまう。
会長 :現代社会では、自殺者数全体は減ってきているが、若年層では減っていないのが現状である。
委員 :資料2に最近の保護者が子どもを守りすぎているとあるが、私もそう思う。親が自分の子を人見知りだと思って、さらに先回りして守ってしまうこともある。支援をする側がいくら環境を整えても、受ける側が出てきてくれなくては意味がない。受ける側がその場に一歩踏み出してくれるような支援することが大事だと思う。
会長 :就職氷河期の若者の就労の支援を狛江でどうしていくかが課題。若者生活実態調査で狛江市のひきこもりの人数が推計の2倍近くあった。そのことも考慮に入れるべき。
委員 :狛江市では現状、引きこもりの若者の支援はしているのか。
事務局:児童青少年課として、フリースクールKOPPIEへの家賃補助、電話相談のカード作成に対する補助金、若者や家族に向けた講座の実施、若者支援ガイドの作成などをしている。
委員 :数年前、保健師が主導して引きこもりや不登校の若者と農作業をする企画を取材した。参加者は農作業を通じて心を開くようになり、周りともコミュニケーションが取れるようになっていった。やり方はいろいろあると思うが、若者同士でつながるような支援があるといいと思う。
委員 :問題を抱える若者について、大人としてどのように接してきたのか、何がいけなかったのか原因を考え、そうならないために本来はどうすべきなのかを考えることが必要だと思う。
委員 :今の子ども達に関して、「体験の貧困」というキーワードがあった。遊びを通して主体性が育つと思うので、そういう場を与えることが大切だと思う。
会長 :引きこもりの若者自体もその周りも気軽に相談できる場所が必要。支援のネットワークの中核となるものが必要だと思う。
◆議事2 こまえ子育て応援プランについて
●計画骨子案について
●素案について
○事務局より資料3-1、3-2、3-3の説明
会長 :ゆるくという言葉については計画書の中でも説明した方がいいと思う。東京都虐待防止条例を作った中にしつけに体罰はいらないと定められた。それをどうやって実現していくか、ということが必要になっていく。ご意見は10月16日(水曜日)までは事務局まで。

◆議事3 こまえ子育て応援プラン 平成30年度進捗状況報告書について(案)(報告)
○事務局より資料4の説明
会長 :国からの指示で進捗状況を点検、評価して、改善していくことが決められている。それに基づく報告書となっている。13ページの地域療育システムの構築の平成30年度実績においての療育体制や医療機関等の連携における課題の整理をしたとあるが、その課題とは何か。
事務局:療育につなげるためにどうしたらいいかということで、平成30年の10月から妊婦面談事業を始めて、保護者の方がどのようなことで悩んでいるのかを把握するようにしている。療育ということだけではなく、保護者との関係を深めるようにしている。
委員 :妊婦面談について、どのように行われているのか
事務局:昨年10月から初めて、230件の面談を行っている。新生児が700名弱なので、半分弱になる。経産婦には、断られることもあるが、必ず連絡は取るようにしている。
委員 :いろいろなケースの予防のためにも、母子手帳を配布する際、1時間ほど面接するなど、全数面接することは大切だと思う。

◆議事4 こまえ子育て応援プラン(狛江市子ども・若者計画)進捗状況報告書(案)について(報告)
○事務局より資料5の説明

◆議事5 (仮称)子育て・教育支援複合施設の進捗状況と今後のスケジュールについて(報告)
○事務局より資料6の説明
会長 :子育て支援と教育支援の3つのセンターが入った施設になる。複合施設を統括する職員の職務内容などはどうなっているのか。
事務局:準備室の方で、そのような内容は調整している。
委員 :4月から法外事業が始まるというのに、誰が窓口なのか分からないのは危機的状況だと思う。児童発達支援センターのスケジュールや「ぱる」との連携など、早めに相談をしておいてほしい。
会長 :3つのセンターを統括する職員に対してのアドバイザーを設置した方がいいという話が出たが、今はどのようになっているのか。
事務局:アドバイザーの設置に向けて、方向性は決めて動き始めているが、最終的には予算編成の中で整理する。
委員 :3つの施設を共有した部署として、新設して欲しいという要望があり、複合施設の話を進めてきた。ハード面よりソフト面を先行して計画を進めるべきではないか。時間もない中、会議で話し合った通りのものになるか、不安に思う。
事務局:子ども家庭支援センターについては、今やっている事業をどのように抽出していくかということ。児童発達支援センターについては、基本計画に沿ってどのようにするかを詰めていかなければならない。教育支援センターについては、教育研究所にプラスアルファしたものになる。児童発達支援センターを中心にそれぞれどう連携していくかが重要だと思う。複合施設の職員や、アドバイザーとの連携についても詰めていかなくてはならないと思っている。
会長 :平成31年1月8日の庁議の中で、複合施設の庁内検討委員会の平成30年度報告書では、電子データやりとりのシステムの話もあり、アドバイザーについては施設長の業務を専門的知見から支援するとある。子育て会議の中でも、アドバイザーは重要だと考えてきた。複合施設の準備についてスピードアップと正確な報告をお願いしたい。
委員 :連携については、狛江市では3つの施設では人と人の連携は出来てきていると思うので、システムとしての連携をバックアップしていく事が必要だと思う。児童発達センターについては、今までどこに相談したらいいかわからなかった人が、相談に来られるような流れを作れるよう、しっかり準備することが必要である。
会長 :児童発達支援センターに通園することになる子ども達が、関わっている施設やご家庭に施設の説明、周知する準備期間がかなり必要だと思う。現状を把握するためにも、担当課の高齢障がい課の方にも会議に参加していただきたかった。
委員 :子育ては、未来を作る事になるので、責任を持って作るという姿勢を見せてほしい。

◆議事6 こまえママ・パパアイデアソンについて(報告)
○事務局より資料7の説明
会長 :一緒に参加した市民委員の方、感想をお願いします。
委員 :乳幼児の親御さんが多かったが、積極的な方が多く、活発な議論が行われていた。今の子育て世代の意見は大事だと改めて思った。
委員 :参加者間で狛江の子育て環境の良さを共有する場にもなっていて、とても良かったと思う。
委員 :私が子育てしていた時は、親子で学べる公的な婦人学級がたくさんあった。それが自主グループになり、仲間づくりが出来た。そのような、親同士が悩みを共有できる場所が必要だと思う。
委員 :先日、妻が、子どもが小学生の時からのママ友達と親の在宅介護の話をしていた。子育てがひと段落すると、そういう相談も出来るようになると思った。人とのつながりは大事だと思うので、人とつながれるような場所を作ることは必要だと思う。
会長 :ママ・パパアイデアソンのような場所を継続的に設定することは、とても意味のある事だと思う。
委員 :保育園で父母会長をした時とても大変だったが、親同士、子ども同士のつながりは、今も続いている。保護者負担を軽減しようと、父母会等を縮小する傾向にあるが、大変なことを共有すると結びつきが強くなるので、やり方はいろいろあると思うが、そういうものも必要だと思う。

◆議事7 幼児教育・保育の無償化の概要と市の対応について(報告)
○事務局より資料8の説明
会長 :少し分かりにくい制度という印象もあるが、問い合わせ等はあるのか。
事務局:保育園・幼稚園に入園している保護者の方には、園に出向いて説明したり、資料を配布したりしている。 認可外の保育施設に通っている方、一時保育のみを利用している方、市外の施設に通っている方などからの問い合わせはある。
委員 :今年はそんなに大きな差はないが、来年度からは自治体によって差が出てくる。幼稚園では補助金に関係する書類を紙ベースで提出することになっている。いろいろな面で事務作業が相当増えると思う。
委員 :保育園は幼稚園ほど複雑ではないが、3~5歳は副食費を各園が直接徴収することになった。国も、都も自治体任せで、徴収額もいくらにするのか、ぎりぎりまで決まらなかった。施行まで十分な説明や時間がなく、どのような問題が起きるかも予想できない状態である。

◆議事8 その他

・次回以降の会議について
10月の会議は令和元年10月31日(木曜日)午後6時30分から開催予定
11月の会議は令和元年11月28日(木曜日)午後6時30分から開催予定
第9回の会議は令和2年1月開催予定
会長 :複合施設の愛称の公募はどうなっているか。
事務局:準備室で公募して、もう締め切っているが、まだ決定していない。
会長 :児童発達支援センターに愛称を付けた方がいいのでは、という意見があった。市民福祉推進委員さんからも同じ意見が出ていた。利用者にとって親しみやすく、利用しやすくなると思う。複合施設に愛称をつけるとなると、それぞれのセンターの愛称はどうなるのか。
事務局:子ども家庭支援センターは、そのまま「たんぽぽ」になると思う。
会長 :他のセンターをどうするのかの議論は必要だと思う。
委員 :昔のような近所付き合いがなくなってきている中、やはり地域的なコミュニケーションがとれるような場所があるといいと思う。
会長 :これで今日の会議を終了します。
どうも皆さんありがとうございました。