1 日時 令和元年12月19日(木曜日) 午後6時30分~7時50分
2 場所 あいとぴあセンター4階 講座室
3 出席者

会 長 二宮 雅也  副会長  鈴木 礼子
委 員 金子 育子、染谷 泰寿、日髙 津多子、大倉 葉子、小澤 明子、

泉澤 佑輔、中里 美智子、関 義典、内村 イセ子

                              以上11名
事務局 健康推進課健康推進課課長補佐兼係長(井上 大樹)
健康推進課健康推進係主査(保田 朋信)
健康推進課健康推進係主任(植木 さおり)
健康推進課健康推進係主任(市村 留美)
健康推進課健康推進係主任(根岸 美弥子)
健康推進課健康推進係主事(大野 友美)

4 欠席者

委 員  塩谷 達昭、柴﨑 美紀

5 議題

1.議題
 1)報告事項1 自殺対策計画について
 2)審議事項1 健康こまえ21について
2.その他

6 提出資料

資料1 狛江市自殺対策計画(素案)に対するパブリックコメント及び市民説明会の実施について
資料2 健康こまえ21(第2次)中間見直し(案)
資料3 栄養・食生活比較

7 会議の結果

会議の要旨


《事務局より配布物の確認》
1.議題 
1)報告事項1 自殺対策計画について
《事務局より、資料1説明》

(副会長)パブリックコメントでメールによる意見の回答案に、分かち合いの会やグリーフサポートリンクの相談機関を追加掲載とあるが、自殺専門のグリーフサポートなのか、どのような種類のグリーフサポートなのか。
(事務局)東京都が「大切な人を亡くされた方へ」という自死遺族の方に向けたリーフレットを発行しており、そこに掲載されている相談窓口に了承確認して掲載する予定である。
(副会長)市民説明会での質疑応答1についてだが、不動産屋が健康づくり推進協議会の委員に入っていないという意見であるのか。
(事務局)その方にとっては、不動産屋は情報を得る機会が多いのではないかと考え、健康づくり推進協議会に加わることで計画に意見が反映させられるのではないか、という意見であった。
(副会長)自殺のプロファイルをどのように反映したのか気になる。
市民説明会での質疑応答2では、周知がいきわたっていないように思う、と言う意見がある。プロファイルでは、どのような人たちが自殺に至ったのかが分析されているので、周知されていない人が新聞を取っていない人なのかなど、その人の置かれている状況にアクセスする手段が考えられるのではないかと思う。情報が行き渡っていない方への対応にプロファイルの活用が出来るのではないかと考える。
(会 長)このプロファイルは、自殺に至った背景が示されているものであり、個人の特徴や行動が具体的に示されていない為、反映するのは難しいと考える。また、不動産屋の守秘義務等を考えると、実際に相談し対応するのは難しいと思われるため、ネットワークを通じて、困窮者を把握していくことが良いのではないかと考える。
(会 長)パブリックコメントが終了した為、自殺対策計画についてはこのまま進めていただきたい。
2)審議事項1 健康こまえ21について
《事務局より、資料2について説明》
(会 長)整理すると、糖尿病有病者割合、虚血性心疾患有病者割合、メンタルに不安を抱えている患者の割合については、前回アンケートでは、レセプトからのデータのとり方や定義に問題があり、今後は国保のデータベース化されたシステム(KDBシステム)を使い、評価を行い、目標を定めた方が良いと考える。従って評価は、今回の糖尿病と虚血性心疾患について評価不能とし、メンタルに不安を抱えている患者に関しては、うつ病に定義して評価Dの判断とし、今後は、それら3つの指標に関して、新しいKDBシステムのデータを利用していくと言うことである。
(副会長)目標値が変わるということか。
(会 長)その通りである。目標値が変わる事については、アスタリスクで説明を表記する事をお願いしたい。
(会 長)P9の4出生率、P10の6健康診査の状況、P11の65歳健康寿命の各グラフのわかりやすい表記の工夫をお願いしたい。
(委 員)65歳健康寿命グラフで要介護までの期間が示されており、とてもわかりやすい。
狛江市では、健康寿命の期間を長くするために、何か新しい取組みはあるのか。
(事務局)高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業が今後全国的に取り組まれる予定であり、健康推進課、高齢障がい課、保険年金課で今後の方向性について検討しているところである。
(会 長)新しい取組みの1つである健康ポイントを積極的に実施する事も必要だと考える。
(委 員)狛江市の平均寿命は延びているが、アンケートの結果を見ると、運動している人が減っていたり、地域活動に参加している人の割合が減ったりしている。どのように考えたら良いか。
(事務局)今回のアンケートは、前回(平成26年)に比べると、40歳代が多く回答していることが影響していると思われる。地域活動への参加については、今後の課題と考える。
(委 員)その課題にどうやって取り組んでいくのか。
(事務局)健康推進課だけでなく、他部署と連携し、社会的に孤立しないように検討していきたい。
(会 長)今後、運動している人の割合が増えるように、考えていかなくてはならないと考える。また、地域活動については、このアンケートだけでは、把握できない面もある。実態がどうなのかも考えていく必要がある。
(委 員)ラジオ体操や市民まつりも盛況であり、アンケートと実態がどうなのか、判断できないところであるが、今まで以上に地域活動を活性化する活動を健康推進課だけでなく市全体で取り組んでいくということか。
(事務局)この結果については、部長を通じて庁議でも周知していく予定であり、今後の課題として検討していきたいと考える。
(会 長)P25目標達成のための見直し項目にある介護ボランティアポイントの表記が無くなっている。実際に地域活動として、そのような取組みが始まっていると思われる為、ぜひ入れていただきたい。
(委 員)実際に高齢障がい課や健康推進課で取り組んでいる具体的な内容を掲載し、それを伝えていきたいと考えている。
(事務局)今年度は試行実施で介護ボランティアポイントを実施しており、次年度は、どのような方法で本格実施するのかなどの状況について、まだ健康推進課では、把握できていない。
(委 員)中間評価は、レセプト(P24)から中間評価するのは、なかなか難しいと思われる。例えば、メンタルに関して、医療機関受診はハードルが高いと思われるが、2016年に近隣2ヶ所にクリニックが開業した影響が大きいと思われる。
(会 長)運動・スポーツをしている定義が曖昧(P19)とあり、頻度等について明確にする必要がある、となっているが、具体的にはどのように考えるとよいのか。最低限の効果がある運動頻度をどの程度と考えるのか。
(会 長)週1回運動・スポーツをしているかどうかが国の指標である。
狛江の場合、もっと緩やかに「日頃」として質問したが、それでも運動をしている人の割合が下がってしまった。これを「週1回」にすると、この値がどうなるのか、判断が難しい。比べやすいのは「週1回」という表現であると考える。もっと具体的なものを表記してアンケートをとる方法もあったと思う。今回のアンケートで「時間が取れないから」「家族の世話があるから」「面倒だから」の回答が増加している。運動しない理由を比較すると、今回伸び悩んだことの本質が見えてくる。P41に示されているように運動出来ない理由で下がったものは「必要と感じないから」だけである。それ以外は、全て増えてしまった。「場所がない」も5.5から8.8に増えているが、狛江市に運動する場所がないという意識は市民として実感があるか。実は多く運動が行われているのは、道路である。川もあり環境として恵まれていると思われるが、市民委員の方はいかがか。
(委 員)場所は少ないと思われる。更にこの間の台風でグランドが使えなくなっている。
(委 員)台風等で運動する場所が減ることで更に運動しなくなってしまうと思われる。多摩川の土手に行くとメンタルが病んで行きたくないという声も聞かれた。この状況を継続したまま次回のアンケートに至ると更に結果が心配になる。ぜひ、関係部署と連携して、多くの人たちに運動を普及させる為の対応策を実施して欲しい。確認できていないが、6年ぶりに夏のラジオ体操の巡回が狛江に来るという話を聞いている。市制50周年も加わって、市全体で盛り上がると良いと思う。桜まつりや市民まつり等のイベントを利用して、多くの人が参加できると良いと考える。
(事務局)来年度は、オリンピック・パラリンピックがあるため、そのような事を踏まえて取り組んでいくことになる。
(委 員)健康推進課の健康づくり推進協議会の中で、オリパラ含めてどのような取り組みや位置付けを考えているのか。
(事務局)協議会の中で取り組むことは考えていなかったが、何かアイデアがあるようなら伺いたい。
(委 員)市民まつりの中で司会者を呼び、みんなでラジオ体操をするのが良いと考える。
(事務局)意見として、今後検討したい。
(会 長)チャレンジデー等も検討してみると良い。
(委 員)色々な教室が開催されているが、知らない人が多い。周知できると良いと思う。
(会 長)他部署と連携して周知に取り組むと良いと思われる。
(委 員)健康増進室を担当している。新規利用者は増えているが、運動できる施設があることを知らなかったと言う人が多い印象である。
(委 員)最近、不動産業界では、駅前に100円ショップがある、スポーツクラブがある、と言う事が、街の人気度に繋がっていると聞いた事がある。このアンケートに答えたのが40歳代の若い人が多いなら、歩く事や体育館に行く事よりも、単にスポーツクラブが有るか、と言う点から回答したのかも知れない。
(委 員)あいとぴあセンターにプールがある事を知らない人もいる。やはり、周知の仕方を工夫することが必要と考える。
(副会長)市民は無料で利用できるのか。知っていたら、利用したいと言う市民も多くいるということか。
(委 員)募集抽選で利用できる枠と健康増進室のセミナーを3か月利用後、300円で利用できる枠等がある。広報に出ているが、新規の方は少なく、リピーターの方が多い。
(会 長)取組みに対する色々な進言があり、また、自然災害等による状況を考えるとあまり悠長に考えている状況ではないアンケートの数字と考える。次の評価までの期間、各々で情報を広めていき、各課との連携で取組みを推進していただければと考えている。
《事務局より、資料3について説明》
(委 員)来年度からフレイル健診が始まるが、狛江市としてはどのように対応するのか。
(事務局)フレイル健診という名称は読売新聞の記事に掲載されていたが、国からは「フレイル健診」という名称の健診について指示はない。先ほど事務局から説明のあった高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業として、次年度は後期高齢者の質問票に認知症等の質問項目を入れるという事が国で決定しているため、狛江市としても、そこまでの対応を考えている。質問票を入れる事以外の指導や具体的な対応については、今後国の動きを見ながら検討していく。
(副会長)年代ごとのアルブミン値の比較において、全国の値は年齢調整がされていると思われる。平成26年度と平成30年度についても年齢調整した値で比較した方が良いと考える。
(事務局)年齢調整の方法については、後に御教授いただき、改めてご報告させていただきたい。
(会 長)食生活がどのような状況なのか、具体的なデータを見ることで、感覚と実態の差が非常に興味深いところである。健康こまえ21と食育計画の位置付けを考えていく上で、このように数字を捉えて検討していくことは、良い議題となると思われる。指標としても使えると良いと思われる。
2.その他
(事務局)次回会議は、1月17日(金曜日)18時30分から、あいとぴあセンター2階研修室A・Bの予定とし、後日開催通知を発送させていただきたい。また、本日の内容について他にご意見がある場合、27日まで電話またはFAX、メール等でご連絡いただきたい。
(会 長)以上、本日の議題すべてを終了する。
(了)