平成31年度第5回狛江市健康づくり推進協議会
1 日時 |
令和2年1月17日(金曜日) 午後6時30分~7時40分 |
2 場所 |
あいとぴあセンター2階 研修室A・B |
3 出席者 |
会長 二宮 雅也 副会長 鈴木 礼子
委員 金子 育子、染谷 泰寿、塩谷 達昭、柴﨑 美紀、小澤 明子、泉澤 佑輔、中里 美智子、関 義典、内村 イセ子 以上11名
健康推進課健康推進課課長補佐兼係長(鈴木 弘貴)
健康推進課健康推進課課長補佐兼係長(井上 大樹)
健康推進課健康推進係主査(保田 朋信)
健康推進課健康推進係主任(植木 さおり)
健康推進課健康推進係主任(市村 留美)
健康推進課健康推進係主任(根岸 美弥子)
健康推進課健康推進係主事(大野 友美)
|
4 欠席者 |
委員 日髙 津多子、大倉 葉子
|
5 議題 |
1.議題
1)報告事項1 自殺対策計画について
2)審議事項1 健康こまえ21の答申について
2.その他
|
6 提出資料 |
資料1 いのち支える狛江市自殺対策計画(素案)に対するパブリックコメント及び市民説明会の実施結果について
資料2 健康こまえ21(第2次)中間評価(案)
資料3 健康こまえ21(第2次)中間評価(素案)に対するパブリックコメント及び市民説明会の実施について
|
7 会議の結果 |
会議の要旨
《事務局より配布物の確認》
1.議題
1)報告事項1 自殺対策計画について
《事務局より、資料1説明》
(会 長)内容については審議済みであり、本会議で了承を得て庁議に図っているところである。
2) 審議事項1 健康こまえ21の答申について
《事務局より、資料2、資料3説明》
(会 長)P15では子宮頸がんと表記されており、これまでの取組み等では、子宮がんと表記されている。これらは違う検診なのか。
(事務局)同じ検査である。
(委 員)子宮がん検診には頚部と体部があるが、どちらの検診なのか。
(事務局)子宮頸がん検診として統一し文言修正させていただきたい。
(委 員)P8の2つのグラフに「各年1月1日現在」とあるが、グラフ内に収まるように表記するか、注釈で入れた方が良い。
(委 員)がん検診の受診率がアップしたという内容だが、それぞれの受診率の推移は、どのようになっているのか。
(事務局)狛江市のがん検診の状況は、平成26年度受診者数・平成30年度受診者数の順に挙げると、胃がん(1,249人・1,112人)、肺がん(1,498人・1,464人)、大腸がん(2,042人・4,247人)、乳がん(1,152人・787人)、子宮がん(2,005人・892人)となっている。
(委 員)大腸がん検診を特定健診と組み合わせることで受診率が上がったと考えるが、それ以外のがん検診はすべて減っていると思われる。アンケートとまったく違った結果であるが、評価内容としてこれでよいのか。
(会 長)この計画の対象者は狛江市民全体であり、そのことから受診率は、市民であり、勤務先で受診した数値も含むものと考えるが、その数値は把握できないことから、市民アンケートの中からの数を把握しているものと考える。
(委 員)大腸がんが増えたことにより、全体の受診率を引き上げているだけであり、それ以外の受診率は増えていない。今の集団がん検診の見直しをしないと受診者数が増えないのではないかと考えるがどうか。
(事務局)予算や受診勧奨について検討していく必要があると考える。
(会 長)この計画とは別に、市で実施しているがん検診の受診率を上げるため、積極的に良い方法を考えていただきたい。
(委 員)抽選等、受診を受ける人の制限はしていないのか。
(事務局)抽選はしていない。
(副会長)乳がん検診は、40歳以降ということでよいか。
(事務局)その通りである。
(委 員)P11の65歳健康寿命のグラフで、起点を65歳として表記した方が分かりやすいのではないか。
(事務局)65歳を基準にすると、グラフの見え方が分かりにくいため、この表記にしている。
(会 長)間違いではなく、見せ方の問題ということである。
(委 員)P10の5主要死因のグラフで、平成29年度の脳血管疾患より肺炎の方が少し多くなっているが、文章では3位「脳血管疾患」、4位「肺炎」となっており、逆となっている。誤りではないか。
(副会長)この時期に国が肺炎の種類を分けて分類するようになった可能性があるのではないか。
(会 長)事務局で確認をお願いしたい。
(事務局)統計こまえで確認すると1位「悪性新生物」、2位「心疾患」、3位「肺炎」、4位「脳血管疾患」となっているため、修正をさせていただきたい。
(委 員)がん検診受診率アンケート値が38.1%だが、何のがん検診の値なのか。
(事務局)P42・P48問5「過去1年間にがん検診を受けましたか。」という内容のため、特定のものではない。
(会 長)P12医療費について、医療費の総額は下がっているが、1人あたりの医療費は上がっている。どのように考えればよいのか。
(委 員)ここでは、国民健康保険加入者に限定しているが、平成25年から加入者が減ってきているため、医療費総額も減ってきている。しかし、新薬が出たり、単価が増えたりすることで、1人当たりにかかる医療費は増えていると思われる。
(委 員)74歳までの国民健康保険人口が狛江市では減っているため、医療費総額が減っているが、その1人当たりの医療費が35万円掛かっていることを確認できた。75歳以上が含まれた場合の医療費は、さらに高くなってしまうということか。
(委 員)75歳以上の統計はないのか。
(事務局)現在、資料を持ち合わせていないが、75歳以上は後期高齢者医療制度として東京都が分析しており、毎年増加している。
(委 員)歯科の観点から、インフルエンザや肺気腫、肺がん等は、ブラッシングによる予防効果があるため、計画に盛り込んだ方がよいと考える。どこに盛り込めばよいのか。
(会 長)今までは、8020のように「歯を残す」ことであったが、今後は「口腔ケアを実践していく」ことが病気の予防につながっていくため、次回の計画策定に向けて、P18比較評価、または目標値の検討の中に、「口腔ケアは、歯を残すことに止まらず、疾病予防の幅広い効果が期待できる」と文言整理しておくとよいと思われる。
(委 員)フレイルも同時と思われる。
(委 員)P42問7がん検診について「一部自己負担があっても受けたいと思いますか」の質問の意図は何か。
(事務局)前回と同様の質問内容であるが、利用者負担についての市民の考えを確認しておく質問として入れている。
(委 員)笑顔を意識する事が健康には大切であるが、精神的な健康について、何か表記してもよいのではないか。
(副会長)スウェーデンの研究所では、笑顔は健康を守り、免疫力を上げる効果がある、という事で、その事がトイレに貼ってあったりする。日本人は笑顔についてやや軽視している部分があると思われる。
(会 長)笑顔やNK細胞等、効果が立証されている論文がいくつかあるが、最近はマインドフルネスや呼吸法等もストレス対策で注目されている。こころの健康や社会的なつながりの内容を次回計画策定時に追記しても、良いデザインになっていくと思われる。
(委 員)笑顔で赤ちゃんに笑顔で母乳を飲ませると、笑顔が赤ちゃんに刷り込まれるので大事だということを講演会に参加した助産師から聞いた。笑顔は人を穏やかにし、幸せにするため大切だと感じる。
(会 長)この計画の基本理念は、人がやさしい、人にやさしい、ということである。笑顔という言葉が計画に登場していないのが、少し残念であるが、今後の計画策定で考えていただきたい。
(委 員)笑顔を載せるのは、言葉でなくてはならないか。
(会 長)挿絵や表紙にイラスト等を載せてもよいと考える。
(副会長)今回のP23、P24に関して、評価の指標が朝食についてであるが、これまでの取組みについて朝食と連携した内容になっていない。次回計画の際には、評価指標と取組みを連携させた方が良い。栄養の場合は、評価指標があり過ぎて、絞り込みが難しい。もし朝食の取組みを行う場合、違う評価指標があれば、食育の介入等取り組みが上手くいっているという評価も出来るため、指標と取り組みは、連携させた方が良いと考える。
(会 長)次回計画策定時は、食育計画と健康こまえ21をドッキングさせる事が可能になるタイミングと思われる。その時は、もっと具体的なものが見えるように評価指標が作れるのではないかと考える。この計画の後に策定した食育計画には、もっと細かい指標がある。
(副会長)国は、食育推進基本計画と健康日本21が別々に進行しているため、ドッキングさせるのが難しいという状況がある。
(会 長)他市の状況を確認すると、連動させている市がみられる。参考にしながら、なるべくシンプルにした方が良いのかと考える。
(委 員)狛江の学校において、どのくらい食育の指導を実施しているのか。
(事務局)各学校単位で栄養士が農家と協力し、狛江産の野菜で給食を作ったり、狛江特産の枝豆アイスを提供したり、お便り等で情報発信をしている。また、栄養教諭のいる小学校では、教科と結びつけた食育の授業があり、例えば豆腐店と協力し、豆腐作りを体験したりしている。各学校単位で企画・実施しているため、食育計画の中に一律に載せることができないが、子どもたちが、食育の授業を受ける機会はある。次回健康こまえ21策定の中では全体として健康を捉え、その中の「食」として食育計画を取り込みたいと考える。
(副会長)食育計画を健康こまえ21の枠組みの中で考えると、具体的な活動事例等に関しては、別枠で情報共有をする枠組みが必要になる。健康こまえ21が母体となり食環境づくり等の提案を行い、各論で、より具体的な食育の取組みをみせる形になる。母体とその具体的な取組みの枠組みを作る必要がある。健康こまえ21に各論を入れてしまうと、動きにくいため、食育計画のすべてを盛り込むのは難しいと考える。
(委 員)小中学校時代に、食に関する教育を受ける機会がなく成長するのは困る。
(副会長)食育に関しては、確実に小中学校において教育の機会がある。特に東京は、しっかり取り組んでいる。
(会 長)計画書をドッキングした時に、良くなる部分と、動きにくくなる部分がある。
本編とは別にアクションプランを作成しておく等、いろいろな方法を考えていきたい。他に意見はないか。
(事務局)報告であるが、P35・P36のこころの健康に関して、KDBデータから数値を算出し、掲載させていただきたい。
(会 長)評価でC評価に変更する場合、具体的な数値基準があるのか。
(事務局)明確な数値基準はないが、大きく数値が動き、5%程度数値が下がったものをC判定とした。
(会 長)そうすると、P25身体活動・運動の評価は、B判定でなく、C判定ではないか。
(事務局)その通りである。
(副会長)この表の「評価」とは、最終評価の部分なので本来空欄であり、中間評価部分にABC判定を入れた方がよいのではないか。
(会 長)今回の評価は、中間評価として記載場所や表記については、再考していただきたい。
(会 長)今後は、計画の内容についての意見を基に再構成し、文言については事務局で最終チェックし計画の中間評価を進めていただきたい。また、計画について矛盾点など気づいた点があれば、意見をいただきたい。
2.その他
(事務局)次回会議は3月18日(水曜日)午後6時30分から、あいとぴあセンター4階講座室の予定であり、後日案内の送付を予定している。
(会 長)次回は、完成した計画書の確認と配布、次年度の開催予定や議題案について、事務局より提示をお願いしたい。以上、本日の議題すべてを終了する。
(了)
|
登録日: 2020年2月5日 /
更新日: 2020年2月5日