1 日時

令和2年8月26日(水曜日) 午後6時~7時39分

2 場所 狛江市防災センター402・403会議室(オンライン含む)
3 出席者

委員:奥村隆一、大塚隆人、島本和彦、松崎学、深谷慎子、内海貴美、宍戸泉、石田琢智、西智子、野口潔人、伊東達夫、伊藤秀親、森早矢香

事務局:政策室長 冨田泰、政策室市民協働推進担当 馬場麻衣子、高橋健太朗

4 欠席者

委員:平川亮二、篠宮悠子 

5 提出資料 前回会議概要  

資料1 市民公益活動事業補助金選考結果

資料2 令和2年度市民協働事業提案制度(市民提案型)の提案事業について(答申案)

資料3 平成31年度こまえくぼ1234の管理運営についての評価報告(案) 

資料4 令和2年度狛江市後期基本計画の指標等に係る市民アンケート調査報告書(抜粋)

資料5 総合的評価に関する各種資料

資料6 令和2年度参加と協働推進市民フォーラムの実施について

6 会議の結果
1.開会

(1)前回会議結果の報告等

 

2.議題

(1)市民公益活動事業補助金選考結果について

-資料1に基づき、事務局から説明-

・交付決定を行った3団体のうち2団体から交付辞退の申出があった。

 

(会長)批判することが主旨ではなくて、よりよくしていくためのアドバイスを含めて出したのだと思うが、文章だと強い表現で受け取ってしまったりという部分もあったのかと思う。参考意見をどのような主旨で送っているかとか、表現等も今後このような状況が続くようであれば、改善していくように今回の件も生かしていくとよい。そのことも含めて審査を担当していただいた方々に報告、感想等いただきたい。

(委員)例年と違って書面での審査だったので、文字だけ見るとこちらが言おうとしていることと、相手側の受け止めることの乖離がどうしても出てきてしまうのかなと。アレルギーに関しては、地域でやるものとは違うかなとは思っていたが、活動の内容はいいと思うし、実際にYouTubeも拝見し、そこも書かせていただいた。防災の団体については、体制づくりに課題を感じた。いいかなと思ったのは、広域で防災を専門にするのではなくて、その地域での自助ということで、自分たちが住んでいるあたりをまとめていくという小さな値といった利点を生かせるといった点で、そのような団体が増えていけば、大きなものではカバー出来ないところが、よりよく網羅できるのではないかという思いもあった。

(委員)今年の3団体とも非常に面白かったので、出来れば実際にお顔を合わせて審査を行いたかった。ただ、地域の繋がりと多摩川キャンドルナイトに関しては、3月からコロナ禍でありとあらゆる拘束がされているので、それに関しての疑問点を書いたつもりである。でも皆さんの文章を見ていると、きちんと対応しているように読み取れたので、とてもよい印象を受けた。

(委員)辞退された件は非常に残念に思っている。どの会もそれぞれ主旨があって、いいところ、悪いところもあるが、そもそも辞退は出来ない方がよいのではないかと思った。何のために時間を使ってこれだけやったのかというのが正直言って納得がいかないというか、あまりいい気持ちではない。それ以外の点では、交付決定額についても、申請額に対していくらを決定するという1つの方向ではあると思うが、もしかしたら申請額に対して、交付するかしないかというだけでもよかったのではないかという気もしている。例えば、地域の繋がりと防災を考える実行委員会で言えば、20万円に対して5万円というと確かに少額なイメージもするし、当然皆さんの御意見や点数でこの金額になっていると思うが、逆に言えば、それであれば交付しないという形でもよいのかなという気もした。今後そのようなところも少し課題として、検討いただければと思っている。

 後、多摩川キャンドルナイトだが、今のままだと、1,500名の集客を目指すという中で、本当にこのままの規模で進めることに懸念がある。先日JCで多摩川で花火を打ち上げているが、本当に数百名の方でちょうどいいくらいだねといった話をしていたので、このままの規模で企画するとなると少し心配がある。

(会長)今主に2つの点を挙げられていたが、1点目については、募集要項などに採択でも条件付き採択があって、満額ではなくて、減額する形の採択もある等の内容を最初の段階で記載しておくというのはあるかなと思う。このあたりはまた御検討いただければと思う。2点目についてはどうか。

(事務局)多摩川キャンドルナイトについては、現在新型コロナウイルス感染症対応後の案をいただいており、規模を大幅に縮小しての実施を考えていることを確認している。実施予定日は、補助金申請時と同様に11月7日だが、予定していたキッチンカーやワークショップなどはなしとなっている。場所も多摩川河川敷だとかなり目立ち、制限が効かなくなってしまうので、現在は他の場所を検討されている。

(委員)確かに書面ということで、厳しい言葉になってしまっている部分もあったかなという反省もありつつ、やはり、私自身も実際、なんでそうなのかということを本人に聞きたかったということがあった。「ボランティアでやってるのにどうして」などという何か思いがあったのかなというのが、先ほどの御意見を聞いた時に感じていた。そういう意味で言うと、去年に対して、ちょっと予算のかけ方をもう少し考えた方がよかったかなというのが正直なところ見て取れた。去年は3つのイベントと動画配信を行ったのに対し、今年の活動内容が小さくなっているが予算が同じというのは、ちょっと難しいかなとは思った。市民の税金からということなので、そこはやはり厳しく見るべきではないかという気持ちでいろんな意見を書かせていただいた。活動自体は皆さんとてもいいことではあるが、ただ、活動している側の姿勢として、ボランティアをやっている人間に関しては起こり得ることだが、いいことをしている、やってあげているみたいな気持ちが強くなると、いろんな意見に対して、なんでそんなことを言うんだっていう気持ちに陥りがちになり、自分も活動をやっていて危ないなという気持ちはどこかにある。そこでキャンドルナイトさんとの違いという意味で言うと、自分たちが好きでやりたいからやっているという姿勢がまずあってというところから、受け取り方が違うような気はしている。本当は顔と顔を合わせることがベストだと思うので、そこは来年に活かせたらと思って話を聞かせていただいた。

(会長)とても重要な御指摘だと思った。審査には関わったことがないが、審査委員は質問もその場でできるのか。

(事務局)可能である。

(会長)対面であれば、例えば予算的に疑問点があれば聞くことが出来て、結構高く見積もっているのではないかと思って聞いて、実は合理的な理由があってということがそこで確認できれば、金額が高くても予算としても重要だなといった認識等出来たと思う。双方向のやり取りがなかなか出来ないところがこの難しさかなと思うので、そのあたりに一長一短がある中で今後どうするかということになるかと思う。

 

(2)市民協働事業提案制度の審査結果及び答申(案)について

-資料2に基づき、事務局から説明-

(会長)審査に御協力いただいた委員より感想等をいただきたい。

(委員)事務局より報告のあった内容がほぼ当日の各審査委員の評価、コメントのまとめだったと思う。団体の皆さんは既に西野川で民家を開いて活動をされている。そして、コロナの状況下でも今回のテーマで取組むという点に、審査委員は全員高い評価を付けたのかなと思う。また、プレゼンテーションをされた3名の方皆さんが若い方たちで、すごく謙虚で、やってくれるだろうなという印象がすごくあった。プレゼンテーションも上手で、いい審査会だったのかなと感じた。

(委員)今回はすごく前向きな熱意も伝わってきて、協働したいという部分も複数の所管課と協働しながらの提案内容であったことから、期待できるかなと思ったのが事実である。審査会自体もプレゼンテーションを受け、審査委員だった私たちがそれぞれの意見をある程度伝えることもでき、審査会自体が協働している感じが若干あった。答申内容もよくまとまっており、実際によい提言書ができるといいなということで、私もいくつか提案としては、問題点等指摘はさせていただいてはいるが、それが全部出来なくても、一歩進むという意味では、若い世代と多世代が交流するための協働という視点はすごくいいのではないかと思っている。団体の活動としてはまだ未知数なので、それを土台に一歩進める意味でも、よい提案だったと思っている。

(会長)審査の場自体が理想的な形で協働的な場だったということで、感想なども聞いていて、非常にいい状況だったのかなと感じた。こちらの答申内容でよろしければこの形で答申としたい。

 

(3)市民活動支援センター総合評価(案)について

-資料3・4に基づき、事務局から説明-

(会長)評価内容については、各委員からいただいた内容を整理したものという認識でよいか。

(事務局)その認識でよい。

(会長)3人に2人がセンターについて知らないという結果はショッキングである。まだまだ認知度を高めていくというセンターが立ち上がった時点での第一命題も引続き必要ということになる。資料にある案のとおりでいきたいとは考えているが、何か御意見や疑問点等はあるか。事務局で評価内容をまとめていく過程で悩んだ点等はあるか。

(事務局)委員の皆さんからは同じ方向での評価、意見等いただいたので、このような内容になるかなといった形でまとめている。また、今回は新型コロナウイルス感染症の関係があるので、オンラインや新しい形での対応等については、多方面で触れている形になっている。

(会長)これだけ委員の皆さんの内容が集まると、かなり充実した内容というか、これだけでも価値がある。ぜひセンターでも評価結果というよりはこの内容をよりよい活動をしていくヒントにしていただければありがたいなと思う。

 

(4)総合的評価に関する各種資料について

-資料5に基づき、事務局から説明-

(会長)市民委員のアンケートは途中集計の段階ということだが、資料にある「4.公募市民委員の応募条件」の年齢部分について15歳以上、18歳以上となっているが、10代、20代など10代刻みで分かったりするものか。また、公募市民委員だけではなくて、全ての委員の年齢構成の分かるデータはあったりするのか。

(事務局)その把握はしていない。

(会長)行政計画を作っていくとか、政策を考えるための委員会が庁内含めたくさんあると思うが、世代によっていろいろ意見が違うので、いろんな世代の意見を入れることが重要である。例えば、イギリスで行政計画を作ったりする時に、その自治体の人口ピラミッドに合わせて、男女の比率もそうだが、それに合う形で委員を構成している。結構難しくて、高齢者が少ない場合には、高齢者施設などに自治体の職員が行って委員参加を働きかけたり、子育て世代が少なかったら保育園に行って、若い世代の市民参加の働きかけをして、何とかして自治体の年齢構成に合わせた感じで努力、苦労している。なかなか難しいが、そういう形にするとより広い市民の意見が反映されるので、そういったことも今後の1つの視点であるかなとは思う。

(事務局)今いただいた趣旨で言うと、現状としては、何歳以上といった条件でしか募集をかけていないので、この層、年代でとターゲットを絞る形では募集をしていない。

(会長)例えばこの世代の女性が少ないかなと思ったら、そこに対して働きかけをするとか、ピンポイントで絞るといった取組みを行っている地域もあるよということで紹介した。

 提言内容等については、昨年はワークショップ形式で内容を考えていって、それを事務局がペーパーにまとめてという流れで進めたが、今年はコロナの状況もあり、条例改正も視野に入れた検討ということもあり、なかなかワークショップで議論するということは難しいと思うので、今年は数年前の形と同様に事務局でたたき台を作ったものをこの場で議論するという流れになるかと思う。

 

(5)市民フォーラムについて

-資料6に基づき、事務局から説明-

(会長)フォーラムの開催について、前回の書面開催の際に意見をいただいているかと思うが、委員の方からは様々な意見が出されているか。

(事務局)コロナ禍が現時点では終わりが見えないという点もあり、例年高齢の方の参加が多い点からも今年度の実施は難しいのではないかという意見があった。一方で、フォーラムは継続的に実施してきたものなので、継続的に何か実施することの重要性というところもいただいており、また、もう少し先でも結論はよいのではないかといったところで、現時点では開催が望ましいといった御意見もいただいていた。集まっての開催が厳しいのではということで開催は見送った方がという御意見をいただいたので、集まらなくても開催できるという点でオンラインでの実施がよいのかなということで事務局として案を出させていただいている。

(会長)このあたりは正解があるようでないので、本当に意見で結構だが、市としては、オンラインでの開催で進めたいということである。そのあたりは率直にどうか。

(委員)オンラインセミナーなどは今盛んにされていて、Zoomの機能を使うと100人までいくらとかそのあたりの値段設定等々あるが、それで言うと、例年年配の方が多いので、年配の方が入りづらいというところでは難しいが、逆に考えると若い世代を取込むチャンスでもあるかなという気はしている。周知の仕方やどういう講師の方にお話いただくとかはかなり練らないといけないかなとは思う。

(会長)多面的な観点でいった時に、私も何か出来たら面白いかなとは思う一方で、参加のハードルが上がってくるので、周知を少し工夫することがポイントになるかと思う。もう1つ、ウェブセミナーのような形が現実的かなと思っている。ワークショップみたいな議論なども、Zoomの場合ブレイクアウトルームという何部屋か小部屋を作ってグループディスカッションをすることもできるので、形式的にはワークショップも出来る。それをやるかどうかの決心が1つある。そうではなくて、一方的に講演者がいて話すという形のウェブセミナーといった情報発信型であれば、非常にイメージはつきやすい。一長一短であるが、双方向の議論というのはブレイクアウトルームを作ってなどといった話になると、オペレーションが難しくなって、どこまでやり切れるかということがある。また、参加率が例年よりも高くなるのか低くなるのかがちょっと分からない。ウェブでやるとどちらかというとハードルが上がるのかなというのが個人的なイメージとしてある。そういう中で、例えば北海道にいても、アメリカにいても狛江市のフォーラムに参加することが出来るので、空間制限がないという点はウェブの強みである。そういう意味で言うと、今回、狛江市の市民を中心としつつも、全国の共通テーマで、例えば狛江市の何か特徴的なテーマを持っている同じような自治体の市民を集めてといったやり方もある。実施する場合にこうした方がよいといったアイデアとか、御意見があれば皆さんからいただけると、事務局も実施するとなった場合の検討材料にできると思う。いろんなウェブセミナーとかツールがあって、今一番浸透しているのはZoomですかね。音質とか画像の安定性から使われているケースが多く、先ほどのようにワークショップもできるので、学会などで使われているケースが多い。もう1点は、今のシステムもそうだが、このような形で顔をみんな出すことが出来る。実施するとなるとどういう手法でやるのかということも検討が必要である。

(委員)金額設定や人数の制限とか、参加者に送るURLの公開の仕方をホームページに貼り付けるような形だとセキュリティ上問題があるので、どういう形にするかといったことがある。例えば、オンラインセミナーをやりますよということをメールやフェイスブックで配信した後に、参加希望者のみにURLを後で送るとかの方がよいという話は聞いている。オンラインセミナーの場合出入りが自由なので、ある意味参加者としては、気軽に入りやすいということはあるかもしれない。いろんな人が出たり入ったりしながら触れていく場合もあるし、実際に入ってしっかり聞いた後に、チャットでやり取りしながら質疑応答を行うという形も採れる。混乱したり、固まってたり、聞こえる人・聞こえない人などいろいろ生じる部分があるので、そのあたりの管理は難しい部分もあるが、チャットで答えるといった形であれば、ある程度安定して出来るのかなという気はしている。後、狛江から発信している若い方たちのホームページなどに、そういう情報を貼り付けてもらって、そういった方面からも感心を持ってもらうなどの方法は採れるのかなという気もする。

(会長)ブレイクアウトルームなどの面倒なことをやるよりは、本当に簡単に入って退出も出来るみたいな気軽さを売りにした方がよいかもしれない。パソコンを持っていなくても、スマホとかでも参加出来るので、そうするとスマホだったら持っているという人も参加しやすくなる。

(委員)普段会社で、支店間の会議などでZoomを使っており、一応Zoomは使いやすいが、先ほど出たセキュリティの問題があり、誰でも簡単に見れるという点で、そこさえクリア出来れば、簡単に人を集めたり、いろんな周知など出来るのではないかと考えている。

(会長)これはもう少し次回も検討する余地はあるか。

(事務局)次回最終的に決定させていただく予定で考えている。

(委員)今年役割分担の中に市民フォーラムの担当がなかったと思うが、例年は、担当の委員が一回検討して、その内容を審議会に示しているが、今年はどのような形になるのか。

(事務局)今回も引続きこまえくぼとは共催で実施する想定で、企画等については審議会の議題として全体的に皆さんで検討できればと考えているので、更に細かく担当というものは今年は設けていない。

(委員)では、このような形で進めて、次回以降この方向でということで、恐らくオンラインでの実施という方向が濃厚なのかなという気がしているが、そうなると、先ほどのシステム的な、Zoomに入る手前の段階やどうやってメールを受けるかなどそのあたりを具体的に話していくようになるのか。

(事務局)こまえくぼとも調整することを考えているが、どのシステムを使用し、どのような形で実施が可能なのかという前提条件や環境も確認しないと進めないと思うので、そちらは確認して、こういうことなら実施が可能であるといった情報などは、次回の審議会前などに投げさせていただき、また御意見等いただく形で予定できればと思う。

(委員)1月、2月の開催となるとテーマなども早めに決めていかないと、周知するのも年内になるかと思うので、広報とかのタイミング等も考えると定期的に情報交換をする形が望ましい。

(会長)確かに例年と同時期で考えると、開催をもし2月などに予定すると、準備期間が短くなってしまうので、例年のような形で実施するのはもしかしたら難しいのかもしれない。後は、事務局の方で企画案を示していただいて、それを審議会の場で検討するといった形も視野に入れる必要があるかもしれない。そのあたりはまた御検討いただきたい。

 

3.その他

・行政提案型市民協働事業について、9月より庁内でテーマ募集を行うので、こちらの審査等については、次回の審議会で説明させていただく。

・次回の審議会の日程については、10月21日(水曜日)午後7時から会議室での開催予定とさせていただき、今回と同様ウェブ上で開催する場合は、午後6時からの開催で予定したい。また、何かあれば随時調整させていただきたい。

 

-閉会-