1 日時 平成25年7月9日(火曜日) 午後7時~9時
2 場所 4階特別会議室
3 出席者 榊原徹、橋本至、稲浦駿介、木津陽介、白井秀子、松崎学、渡辺文子
事務局:上田博記、細川浩光、菅亮太、金田美貴
傍聴者:なし
4 欠席者 鯵坂映子、高田浩希、福代亮樹
5 議題 審議事項
(1)平成24年度「音楽の街-狛江」構想推進委員会報告書に ついて
(2)「音楽の街-狛江」構想の再構築について
(3)第3回の会議日程について
・8月下旬~9月上旬で調整予定
6 会議の結果

(榊原委員長)
それでは平成25年度第2回「音楽の街-狛江」構想推進委員会(以下、構想推進委員会)を始めます。

 まず、会議日程の資料を見ていただきたいのですが、今年度は全6回の会議を予定しています。実施時期の原案が載っていますが、基本的には事務局から候補日を挙げ、皆様にお知らせして打診していくという形になります。議題に関しても案として載せています。全部で6回あるということを皆様に確認していただき、先に進めたいと思います。

 では、審議事項「(1)平成24年度「音楽の街-狛江」構想推進委員会報告書について」に移ります。昨年度の終わりから議論を重ねてきましたが、その最終版が資料として用意してあります。こちらは今までの構想に沿った評価、総括、今後の課題なども含めて一冊の報告書としています。皆様にも校正をお願いした経緯がありましたので、前回の会議以降に変更した点も含めて、事務局からご報告いただきたいと思います。(事務局)
 それでは報告書の11ページの総括をご覧ください。8行目に「市の歌はこれまで狛江市音楽連盟等、各種市民団体により歌い継がれてきたが」とありますが、「各種市民団体により」を追加して、音楽連盟だけでなく狛江市の歌を他の団体も歌ってきたという意味合いをもたせています。もう1点が、17行目の終わりから「一方で、学校協力事業に参加している吹奏楽部の楽器は、依然として耐用年数を越えた状態のままであり」というところで、これまで「学校の楽器は」としていたのですが、「吹奏楽部の楽器は」というように限定させていただきました。次に12ページの提言をご覧ください。5つめの「文化芸術に対する功労賞設置の検討」ですが、これまでは新規に表彰制度をつくるという表現にしていましたが、既存のものを利用するという表現に変えさせていただきました。

(榊原委員長)

 ありがとうございます。今、功労賞設置について変更した点を説明していただきましたが、この最終ページの「今後の「音楽の街-狛江」をさらに活発にするための提言」が、昨年度から今年度で一番重要な関わりを持つ部分だと思っています。各項目については、以前から話し合いをしていますので、改めて復唱はいたしませんが、この中の課題を今年度もしくは来年度用いて「音楽の街-狛江」という構想を推進していくことを皆様と共に考えていきたい次第です。
 今事務局から話がありました功労賞設置で、皆様のお手元に資料が入っていると思いますが、表彰条例に関する資料が2つあります。芸能なども含めた文化芸術の表現者に対する表彰はないのかというところに端を発して、事務局に調べていただいた結果、話が進んでいる部分があるので、今回の功労賞設置に関わる部分だけ見ていきたいと思います。まずは「狛江市表彰条例」をご覧いただくと、第2条に表彰の種類としては、自治功労表彰と市民功労表彰があると書いてあります。私も先ほど教えていただいたのですが、単純にいうと公職についていた方に対する自治功労表彰と、民間の狛江市に縁のある方に対する市民功労表彰の2種類になります。今話に出ている文化芸術関係の方への功労賞設置に関する表彰は、市民功労表賞の部分に値すると思います。次に、「狛江市表彰条例施行規則」をご覧いただくと、別表に市民功労表彰基準とあります。事務局からこの基準についてどのような解釈をしたかということを教えていただきたいと思います。

(事務局)

 表彰条例の第4条第7号に「文化及びスポーツの分野で業績が顕著で市民に広く敬愛され、市の名を高めた者」とあります。基準のひとつとしましては、施行規則別表の条例第4条第7号関係1(1)で、「芸術(郷土芸能を含む)、文化活動を通じその振興普及に尽力した者」とありますので、こちらに該当するものが表彰できます。右の欄に在職年数が15年以上とありますが、これは団体の長などの場合に基準となるものですので、個人に関しては当てはまらないとのことでした。慣例としまして、これまで亡くなった方には表彰をしたことはないと秘書広報室から聞いておりましたが、亡くなった方にも表彰できないかのお願いをしているところです。

(榊原委員長)

 この部分につきましては、先ほどの報告書の提言で文化芸術に対する功労賞設置の検討とあります。読み上げますと、「狛江市の文化芸術の更なる振興に寄与した市内の文化芸術関係者への表彰制度を制定することは意義あることであると思われるため、市の表彰条例を活用して推薦基準を作成していくこととする。」とありますが、この「推薦基準を作成する」のがこの委員会で行うべきなのかは別として、今年度の私たちの答えとして、また昨年からの提言として直接考えていかなければならないことだと思います。事務局からこの表彰条例の基準もしくは解釈についてお話がありましたが、もし質問があれば聞いていただきたいと思います。先ほどもお話がありましたが、亡くなった方に対してここでは明確には書かれていないということですか。

(事務局)

 条例上は特に制限は設けておりませんが、慣例として行なっていないということです。

(榊原委員長)

 つまり、亡くなった方を候補から外すわけではないということですね。

(事務局)

 そう解釈できるのではと考えております。

(榊原委員長)

 在職年数が15年以上というのは、基準がよく分からないのですが、例えば文化・スポーツ以外の分野で、どういう順番で最終的な表彰者が決まっていくのかを教えていただきたいです。私たちの話の中でこのような話になった場合、その方を具体的に挙げてそれが候補者になる可能性があるものなのか、論議をしても意味のないことなのかを含めて教えていただけますか。

(事務局)

 狛江市表彰条例の第6条第1項をご覧いただくと、表彰審査会というものがございます。「適正な表彰を行うため、狛江市表彰審査会を置く」ということで、この設置が義務付けられています。続きまして、狛江市表彰条例施行規則の第8条に審査会の事務分掌が書かれていまして、この審査会で審査がされ、ここで審査をするに足りる客観的なものが必要になります。このことからも、一定の在職期間のある方を推薦しているのが現状です。ですから、先ほど榊原委員長のお話にもありましたが、在職期間以外の事務局としての判断の基となる基準があれば、推薦も非常にしやすいですし、審査会においても議論がしやすくなるというように考えているところです。

(榊原委員長)

 それではここで議論する具体的な固有名詞や基準が活字として残っていれば、それが表彰審査会にあがって推薦される可能性があるということですね。

(事務局)

 そうですね。今後のことも考えると、何かしらの基準があればそれに沿って事務局でもリサーチをして、それに合う方を推薦できるというシステムが望ましいが望ましいと考えたところです。

(榊原委員長)

 私たちは「音楽の街-狛江」構想推進委員なので、音楽に携わる部分ですけれども、広く文化芸術スポーツと考えていくと、多数の方々が関係者もしくは推薦人になると思いますが、私たちに限定したこの委員会であれば、音楽に携わる方々もしくはそれに準じた方々のプロフィールをもとに推薦すればそれがそのまま審査会に推薦されるということですか。

(事務局)

 私たちもどういう人が相応しいのか決めかねるところがあります。今、榊原委員長がおっしゃった文化芸術スポーツというと、また範囲が広くなりますので、年数ではっきりと分かる方が推薦しやすいということがあると思います。ここで毎回ご議論いただくわけではなく、基準があればそれに沿って情報収集をした上で推薦ができるのではないかと思います。

(榊原委員長)

 その基準は、現段階ではこの別表で掲げている基準をもとに考えていただきたいということですよね。

(事務局)

 これが根底にありますので、もう少し何か皆様のご経験もしくはお知恵の中で、このような賞をとった人が望ましいとか、こういうところで演奏した人が望ましいというような何か一定のルールというか共通認識を持たれるような基準があるのであれば、ぜひ教えていただきたいと思います。

(榊原委員長)

 狛江市表彰条例第4条第7号の「市の名を高めた者」というのが少し気になります。市の名前を出した団体やそこに属する方であれば自然についてくるものだと思うのですが、この辺りはいかがでしょうか。

(事務局)

 まさにここが非常に難しく、柔軟な考え方をどこまで持つかですが、なかなか明確にできないところが例規の表現であると感じます。そのためにも何か線引きするものがあると、私たちとしてもお名前を挙げやすいというところです。「市の名を高めた者」となると、少なからず市に貢献したという言い方をするのでしょうけれど、何をもって貢献したというのも曖昧であると感じます。これはそれぞれのお考えでばらつきのあるものだと思います。ですので、ある程度のラインがもしあれば、私たちもそれに沿って推薦させていただくしかないと思いますので、先ほど申し上げた例のようなものがあればぜひご紹介いただきたいと思います。

(榊原委員長)

 具体的にこの推薦と、表彰審査会の締切があるとすれば、この件に関してはこの構想推進委員会で全体の意見として次年度からは反映して推薦を挙げた方がいいのか、もしくは皆さんの意見が一致すれば今年度の途中で推薦を挙げることも可能なのか、この辺りはどうですか。

(事務局)

 締切の時期としては6月頃なのですが、随時でも受付は可能のようです。ただ、申し上げましたとおり、来年度以降も継続して少なくとも音楽分野での一定の基準をお示しいただきたいと思いますし、今年度お名前が挙がるようでしたら、担当課としては推薦をお受けしたいと思います。

(榊原委員長)

 これは推薦する方、推薦される方で考えがあると思いますので、事務局に直接問い合わせるという形でやりとりをさせていただき、この委員会の開催を待って報告していると間に合わない可能性もありますので、事後の報告でもいいので、していただければいいと思います。

(事務局)

 審査会でどう判断されるかまでの確約はできませんが、推薦するということは可能だと思います。

(橋本副委員長)

 過去に文化芸術分野の人が表彰された事例はあるのですか。

(事務局)

 私が知る限りではなかったと思います。あったとしても、明確な基準である年数で推薦をしたものであって、それ以外の部分ではなかったと記憶しています。

(榊原委員長)

 過去といっても表彰条例が施行して25年ですからね。

(木津委員)

 推薦して審査会に挙げるに相応しい人物だと課が判断して、実際に審査会に挙げて不承認になることもあると思いますが、その場合、来年度も同じ人を推薦するということは可能ですか。

(事務局)

 それがどのような形で不承認になるのかによると思いますので、一概に毎年推薦するのがいいとも悪いとも言えません。施行規則別表の他の分野にも目を通していただきたいのですが、在職年数が定めていないものに関してその文言だけで判断するのが難しいものは他の分野にもあります。ですので、審査会でもある程度明確なものがあって初めて表彰させていただくようになるのだと思いますので、不承認となった場合、何か次のもうワンステップがないと、翌年度すぐに承認されるというのは難しいのではないかという印象は持っております。

(榊原委員長)

 存命の方でしたらプロフィールが更新されますし、例えば今年準優勝だったのが来年世界大会優勝したら実績ができますよね。わかりました。ではこの件に関してはよろしいですか。ということで、昨年からの提言が今年に生きるということは大事なことだと思いますので、他のものに関してもこの委員会で進化させて答えを出していきたいと思っています。

 では次の議題に移らせていただきますが、審議事項「(2)「音楽の街-狛江」構想の再構築について」ですが、皆様のお手元にいくつかの資料があるので並行して見ていただきたいと思います。まず、資料の「「音楽の街-狛江」構想」は以前からあるもので、現在も進行している「音楽の街-狛江」構想そのものです。この構想をどうやって達成していくかということも含めて現段階でこれを基にしていますので、過去から現在という意味でこれを資料にしていただきたいと思います。それから資料2の「音楽の街-狛江」構想推進図は、「音楽の街-狛江」構想を基として初年度となる19年度から昨年度まで行ってきた事業について、小さい分類がされています。この小分類も発言もしくは評価の基になると思います。資料1は新しい資料で、これがたたき台になると思いますので、これを中心に先ほどの過去の資料を横に置いていただきながら見ていただきたいと思います。先に申し上げれば、今、「音楽の街-狛江」構想というのは、5つのアプローチで構成されています。昨年度もさまざまな議論になっておりましたが、今年度に持ち越しました。この5つのアプローチというのが、単純に言えば古くなってきたのではないかということです。構想推進事業自体が5年を経過し、すでに次のステージに辿り着いているということを考えると、初年度に策定し、事業計画をして目標としたものが、すでに達成されているものが多いので、この辺りで見直した方がいいのではないかということで、昨年から具体的な話し合いに入ることができました。今年度は何としてでも年度内に新しい構想を皆様の力で汲み上げて、私たち構想推進委員会の結論を出していきたいので、今回の委員会では十分な時間を割きたいと思います。資料1の▽の部分は「音楽の街-狛江」構想の見出しを載せています。音楽の街として考え得るさまざまな議題、課題もしくは物理的な場所に関して、また人の動きなども含めたことも書いています。これを細かく見ようと思えば現在進行中の「音楽の街-狛江」構想で確認できます。これを踏まえて次の2ページをご覧いただきたいのですが、資料2のような形で5つのアプローチに当てはめた分類が記載されています。3ページの「▽構想推進委員会立ち上げ支援事業」というのは、これからの新しいものでもあるので、まずは今までの5つのアプローチの問題点と、これから私たちが結論を導き出そうとしているところからの逆算を含めて、活発な意見をいただきたいところです。いつもフリーディスカッションしていても埒が明かないので、最終的にはこういう形にしたいんだといういくつかの理想を持っていただきたいですね。ただ、いろいろな個人的な意見は相違が出てきてしまうので、自由な意見はいいと思いますが、結論づけていくことも必要だと思います。皆さんからいただいた意見は次回に反映されるというよりも、次回の次も、先の事業計画とも並行しつつ、年度末に答えを出したいというところであります。予算などにつきましては、担当各所それから議会などに提出する関係もありますので、事務局と連携しながら原案をたてて、その都度皆さんに報告するということで、やらせていただきたいと思います。再構築に関しては年度末まで話し合えることなので、活発なご意見をいただきたいと思います。

 では、ここからは何について話すかは決めずに、5つのアプローチを変えるという話は以前からありましたが、もう前に話題になったからとしてしまうのではなくて、今一度意見を伺いたいと思います。もちろん、以前にもお話がありましたがアプローチとは何かというところから始めることも必要だと思いますので、活発なご意見をお願いいたします。

(木津委員)

 資料1の4ページにあるアプローチイメージ図は、特にこの通りにするわけではないということでよろしいですね。

(榊原委員長)

 こちらは事務局が作成した一つの案です。ただ、これは今までの話を要約した形で、このような形で落とし込んでいきたいというものですので参考にしていただきたいと思います。これは特にフォーマットはないわけですよね。

(事務局)

 そうですね。案として資料にしたものなので3つでなく5つでもいいですし、以前も目的自体も考え直したほうがいいのではないかというお話もありましたので、そこも含めて検討していただきたいと思います。

(榊原委員長)

 1ページの「■はじめに」というところにも書いてありますが、「音楽の街-狛江」というのはどういうことかというと、「音楽を通じて心豊かな地域社会を形成し、魅力ある街づくりに寄与することを目的とする」と、今まではここを目的にしてやってきました。これを達成するにはどうしたらいいかというのが5つのアプローチだったわけです。この「■はじめに」という部分は、目的としていかがですか。これを要約して出てきたものがアプローチイメージ図の「市民文化の振興と地域の活性化」となっていますが、要約することがいいことなのか、それとも長々とした文にした方がいいのかということも含めてご意見をいただきたいと思います。まさに「音楽の街-狛江」とはどういうものなのかというところです。

 では一般財団法人狛江市文化振興事業団(以下、事業団)事務局長の白井委員に伺いますが、音楽の街も5~6年経つと、事業団自体の活動も大きく変わってきていると思います。つまり内容が充実したことで業務内容も変わってきていると思いますが、そう考えるとこの目標を変えた方がいいのか、もしくはこの漠然と大きな目標であるとすれば、これはまだ達成していないからこのまま変えなくてもいいであるとか、その辺りはいかがですか。

(白井委員)

 事業団が管理しているエコルマホールが文化芸術の拠点という形で事業を実施させていただいているのですが、確かに第1期の指定管理期間とは違って、市民協働を観点として事業もすっかり変わってきています。ただ、地域の方に密着する事業が増えている反面、高度な公演事業が少ないというご意見もいただいているのが現状です。目的として言うのであれば、少し具体性がある方が動きやすいとは思います。

(榊原委員長)

 例えば事業団が掲げている活動目標や指標、内容と、文化芸術一般を含めて、音楽の街と比較するとどのような違いがありますか。

(白井委員)

 音楽の街の実施事業と、事業団の実施事業は、同じ方向性にいくのであっても同一の事業を行う必要性はないと思っています。事業団は大きな意味での音楽を市民に提供していますが、「音楽の街-狛江」は市民に聴いていただくことを中心にしていると思うので、現在はそのような形で事業を進めています。通常、構想に関する目的というのは抽象的な大きな意味合いの言葉が使われることが多いですが、地域の活性化、あるいは地域社会の形成という言葉をもう少しかみ砕いた形で表現した方が親しみやすいですし、目標も一つに絞れるのではないかと思います。

(榊原委員長)

 「魅力ある街づくり」とは何でしょうね。地域活性課の定める「魅力ある街づくり」とは何ですか。地域活性とは、何をもって地域を活性するのですか。

(事務局)

 どの分野で見るかというのもありますし、どの年齢で見るのかというのもあって、私ども地域活性課でも各種事業を行っておりますが、さまざまな考え方があると思います。低年齢層から高年齢層まで、男女問わず全ての市民に喜んでいただけるものを模索しているわけですが、やっていけばやっていくほど非常に難しいとも感じています。例えば文化の面で言えば人間性が豊かになるというところではあると思います。地域の活性化とは人それぞれ感じるところは違うので、分野ごとに示すことはありますが、一言で表現するのは非常に難しいと個人的には感じています。

(榊原委員長)

 確かに寄与することが目的ですから、支配するわけでもその中に含んでしまうわけでもなくて、音楽の街という活動が魅力ある街づくりの一端を担っているということを皆様が実感してくださるのであれば、それは皆様の心豊かになっていくという解釈で、あまり負担になることもなく、ただ、やっていることに対して予算をいただいたり、市民の皆さんの理解が必要であったりすることを考えると、やはり具体性がなければならない。これが文化芸術の一番辛いところではありますが、どうやって結果を出すかというところだと思います。話が飛ぶかもしれませんが、今までやってきたことは音楽を演奏することを通じて直接訴えかけてそれを聞く人がどう判断するか、それを演奏することによってどんな効果があるか、この判断・基準も、演奏に得点をつけたことは一度もないですし、担当課も含めて何名の方がいらっしゃっていたか、またさらにアンケートに答えた方がどう思ったかということだけが評価の基準になっているわけです。今では音楽の街が主催で演奏を始め、いろんなことを行っています。逆に、音楽を演奏するところではない音楽の楽しみ方や音楽との携わり方ということで、例えば17時のチャイムを変えました。そうなってくると余計に直接的な評価がもらいにくい状況ですが、私が少し心配していることが、演奏をすると目の前で人が笑っているか、怒っているか、楽しんでいるか、何人来たか、それが分かるからいいのですが、そうではない場合は評価の捉え方が難しいのではないかと懸念しています。ただ、今まで行なった実績があるので、このような委員会を経て決まったものだと間違いはないんだという皆様の評価があればいいのですが、一つ一つの事業に対する評価は余計に難しくなってきます。

(事務局)

 先ほどの話に戻ってしまいますが、文化で言えば例えば市への愛着や誇りという言葉も使われます。それも私たちは目指してはいますが、その水準がとても難しいです。今榊原委員長がおっしゃったように演奏の評価であれば例えばエコルマホールの来場者実績などは一つの指標にはなり得るわけです。音楽の街事業は5年~6年経過して広まってきたというとことで、今までこの事業に触れてこなかった方々も触れる機会が多くなるわけですから、さまざまな意見が出てくると思います。ただそれが直接的に跳ね返ってくるのかというとそういうわけではないですし、評価についても、どこかのポイントで行うしかないと思います。今で言えば後期基本計画というものが立ち上がり、市民が文化に触れた割合ということで「最近何か文化芸術に触れましたか」という質問に対する回答の指標があります。それがどの程度の音楽や文化なのかということは踏み込めないので、ある意味では非常に大きなテーマであるし、なかなか難しいと思います。少なくとも音楽の街ということで言えば、音楽がキーワードになるというのは確かで、音楽を活用して、今までの目的で言うと、どうやって魅力ある街づくりにつながっていくかというところです。

(榊原委員長)

 私が今まで一番歯がゆかったところは、小さな街の中で行われることであっても、アマチュアの活動であっても、プロの音楽家にとっても、もしくはイベントであっても取組みであっても、周りを見ても、こんなことは狛江しかやってないというものや、他のところと比較しても狛江の内容の素晴らしさが出ているところが沢山あるのですが、そういう認識があまりされていないのが残念です。例えば、自分の家族の評価が家族の中では低くても、家族以外の方が盛り立てると、その家族の素晴らしさに気づくケースはよくあると思いますが、そのように狛江の市民の方が気づかなかったのに、周りの評価が高くなって改めてこれはとてもいいことだったんだと思うこともあると思います。それが一番大事かとも思っていますが、今までを見ていると、特化したいい活動をしていても、相応の評価を受けていないような機会もありました。そう考えると強い情報力が必要になると思います。良いものをやっているなら外に向けていきたいという気もします。ですから狛江の中で拡大するだけでなく、中から外に向けてやっていくことも必要だと思っています。音楽の街事業の初年度にはもっと大きな意見もありまして、例えば河川敷に大ロックフェスティバルをやろうなど、おもしろい意見がたくさんありました。でも現実的な数字や、行政や議会を通じてということになると、その意見も段々と縮小しながら、ある意味で委員も真面目になっていき、頭も固くなっていき、柔和な意見も少なくなってきました。このあたりを考え直しながら外に向けたメッセージを発信できるように土台作りをしなくてはならないので、今までやってきたような小さな子どもたちや義務教育の中にいる子どもたちへの意識は当然ですが、そこも含めて進化させられないかということを私は思っています。目的について、「■はじめに」というところから切り出したので、少し難しい話になりましたけれども、このように曖昧な表現の中身をどんどん具体化していかなければならないということを考えると、この下に何かぶら下がっていくことが大事なことだと思います。骨子としてここに書いてあることでも、今これはいらないのではないかということでもご意見・ご質問をいただきたいと思います。また、今までの活動での質問でもご意見をいただければありがたいです。

(木津委員)

 「魅力ある街づくり」は、おそらく完成することはないと思います。永遠に街づくりをしていくというのは目的を掲げたとしてもは変わることはないので、ある意味サグラダファミリアのような未完の芸術でずっと街づくりをしていくわけですよね。ですから、これはいわゆるテーマとして掲げて構わないことだと思います。その下に今後、5年後の到達点のようなものを定めていくことが、構想アプローチを見直す上での一つの切り口になるのではないかと思います。つまり、街づくりは進化していって5年経ったその先はこうなっているということを意識すれば、先ほど委員長もおっしゃいましたが、狛江の中から外に発信していくと、音楽の街というものがサグラダファミリアのように観光名所になるようなかたちでやっていけば、外から人もやってきて狛江の魅力を感じていただけるし、それにより中も活性化して、狛江というものを外にアピールできるのではないかと思います。ですから今後5年でそのようなステップを踏んでもいいのかと思いますし、「魅力ある街づくり」はテーマとして永遠に目指すべきゴールなのではないかと思います。今は何キロ地点で、ゴールは変わらないにしてもその次のチェックポイントを作っていく必要があります。そこから逆算して現実のアプローチとのずれを意識した方がいいと思います。

(事務局)

 事務局の考えとしては、「狛江ならでは」というキーワードが常にあります。狛江の面積や財政規模、人口などを踏まえた「狛江ならでは」の活動をこれまでもやってきましたが、今後もそれは絶対に外せないものだと思います。ですから今の狛江を見据えて、この先も狛江であることは変わらないわけですから、目的にしてもアプローチにしてもそのような観点は必要だと思います。皆様にも言葉は別にしても再構築について何かしらのイメージはあるかと思いますが、今回の資料は議論していただくために、たたきのたたきとしてお出ししているものですから、ご意見を寄せていただいて、例えば5年後などへの一つの道しるべになるものができればいいと思っています。

(榊原委員長)

 最初の頃にも、毎年このようなことを達成していくのが望ましいのではないかというものを作りましたよね。ただ、永遠の課題になることを今議論していても仕方がないので、目的、目標を指標としてはそれを定めてもいいですが、やはり私たちが考えなければならない音楽の街を具体的に出していった方がいいと思います。

(木津委員)

 おそらく「音楽の街-狛江」という言葉も、本来は「狛江ならではの音楽の街づくり」というのがキャッチコピーとしてあるわけですよね。

(事務局)

 そのように私たちは認識しています。例えば「音楽のまち・かわさき」と比較しても、予算規模や施設数など全く異なります。それを、なぜ狛江でもやるのかというと現在の「音楽の街-狛江」構想にもありますが、聴く側も演奏する側も関わることができるし、多様なジャンルも多い上、そもそも狛江には土壌もあるということでこのような活動が始まっているのだと思っています。そんな「狛江ならでは」というのはひとつのイメージとしてあってもいいとは思います。「狛江ならでは」とは何かと言われるといろいろな切り口がありますが、音楽の街で言えば、今申し上げたことなのだろうと思います。

(橋本委員長)

 資料1の「■はじめに」のところに「地域社会」と書いてありますが、この地域社会とは何ですか。

(事務局)

 いろいろな考え方があると思いますが、行政が使う「地域社会」というのは、家庭があり、そしてお隣、町会のような町の単位、それから市があるというイメージなのだと思います。個で考えるということではなく、いろんな連携のある街というか、みんなで見守りや何かをやるなどということが地域社会という言葉を使う意味合いなのだと思います。

(橋本副委員長)

 それは狛江というエリアに限定した話ですか。

(事務局)

 行政が使う場合、基本的には狛江がメインです。

(橋本副委員長)

 私もそう思っていましたが、今狛江から発信するという議論にもなっていたので、少し大きな地域も考えるべきなのか、それによって内容が大きく違ってきます。狛江市の中における文化音楽活動と、それを発信するところまでくるとスケールが変わってくるわけです。今事務局がおっしゃったように、「地域社会」というと狛江市の中だけのことで、狛江市内が豊かになっていくことが前提で、私もそれに賛成です。他の地域に発信したり広げていくことは次のステップなのではないかと捉えています。ですから当面は狛江市民に「音楽を通じて心豊かな地域社会を形成し、魅力ある街づくりに寄与する」べきだと思います。さらに狛江市民の音楽や文化に対するニーズをキャッチして展開していくことも必要だと思います。そのためにはアンケートなどを実施して意見を吸い上げていくと、断片的でもニーズが見えてきます。音楽をやりたいか、どんなジャンルか、レベルや頻度を問うアンケートを私も実施していますが、ある程度の答えが見えてきています。地域社会というのもある程度明確にして、アンケート結果に表れたニーズに合わせた内容にしていくのがいいのではないかと思います。

(榊原委員長)

 橋本副委員長の意見を聞いて思うんですけど、ここにある構想は市の中を向いてやることが書いてありますよね。いつも言われますが、市のお金でやることは市の中で使わなければならない、つまり市の外に出られない。でも市の中から外に向かってやることはできるわけですよね。考えてみると市の中のことすらできていないのに、外に向かってできないだろうというのが今までだったわけです。まず音楽による街づくりを考えている私たちの活動を知ってもらおうということから始まり、それからここにも、あそこにも届けようと活動を広げていこうということでしたが、今はその必要はなく、実質的な音楽の重要性や文化の価値を感じてくれています。よもや、そこから外へ情報発信をしていこうということを行政も感じながらいろんなアプローチをしています。ですが、この構想に書いてあることは、そこに至っていないですよね。もちろんとても大事なことでいいと思うのですが、これからのことを考えるともう少し外を向いたことを書いてもいいのではないかと思います。いいことが書いてありますが永久に答えは出ないですし、永久に中を向いています。

(事務局)

 おそらく今までの構想に沿って、誠実にやってきた結果がこの5年間だったと思います。ですが、漠然と私たちも皆様方も少し違う形で見直していいのではないかという思いがあって現在に至っています。そこには今榊原委員長がおっしゃったことも含まれていると思います。外に向けて発信をするということは、ただ外に投げっぱなしにするのではなくて、それが何かしらの形で狛江に還元されて、それが狛江の魅力になったり知名度のアップにつながるのであれば、それは一つの大きな事業です。今までは構想に基づいて市内の隅々にまで音楽を、という気持ちで私たちも皆様方も共にやってきましたが、今度は外向きに発信したときに、市内にどう還元するかというのが次のステップなのかもしれません。

(榊原委員長)

 例えばシンボルコンサートである夢コンサートも、狛江の基準でやっているわけではないですよね。予算規模も小さいですし、決して大きな場所でやっているわけではありませんが、これだけのことを真面目に考えているのですから、どこでやっても恥ずかしくないような内容です。これがいつも夢コンサートを実施している方々の共通する意識だと思っています。実際にアンケートでも来場者の半分は、狛江市外からいらっしゃるリピーターです。先ほどの話で、狛江の中を向いてやるならば狛江市民の方限定で、市外の方は来場できないとか、市民無料で市外の方は有料だという話になってしまいますが、明らかに今でも外からも狛江の活動を見に来てくれる方がいることを考えると、このような活動をもっと広げていってもいいのではないかと思います。今事務局がおっしゃったように中でやったことが外に発信されることもあるし、それが中に還元されることもあるし、直接外に向けてやることもあるし、色々だと思いますが、そのようなことも含めてアプローチという表現が適切かわかりませんが、その先も皆様に考えてほしいと思います。目的については最後に考えてもいいのかもしれません。今まで行ってきたことでも外との関連を直接考えていたのは夢コンサートくらいで、あまりありません。ただ、演奏ではない部分で、今年の新規事業としている中学校の校歌収録事業は、広い見地に立ちながら他の地域では行っていないことをやろうということで差別化を図ったり、また17時のチャイムのこともありますし、今後やるであろうことも含めて、外に向かっていますよね。でもこのあたりのことはこれまでのアプローチには書いてありませんので、もっと具体的に書いてもいいのかもしれないというところまでステップが確実に上がっています。驕ってはいけないのでしょうけれど、低い階段を昇っていれば確かにここまでは来ていると確信してもいいかと思います。一方で、私はおもしろいと思うのですが、今度のいかだレースもそうですがアマチュア文化というか愛好者の方々がやっていることで、発信力というかそのイベントを通じて、もしくはその活動がもっと発展し、外に向かっていくべきなのではないかと、その方面の意見も聞きたいのですが、現状感じている実感というか問題点ということも、5~6年前と今を比べると変わってきていると思いますので、もしくは音楽の街があったことでこんなことが良かったということや、逆に良くなかったことも含めてご意見いただきたいと思います。稲浦委員や橋本副委員長はそのようなところにも精通していらっしゃると思いますので。

(稲浦委員)

 問いかけに答えない発言になってしまいますが、資料1の「■はじめに」のこの1行に5~6年前の「音楽の街-狛江」構想の「はじめに」が要約されていますが、この前にもう1文ありますよね。「狛江市は、第4次基本計画、第4章第2節第1項「市民文化の醸成」中の「文化・芸術振興」を具現化する最初の取り組みとして「音楽の街-狛江」を提案した。」とありますが、この1文と本日の資料に転記された1文というのは、似たようでいて違う側面から捉えたものです。今日の議論でも「市民文化活動」というキーワードがほとんど出て来ません。一方、先日の駅前ライブで橋本副委員長がお客様に向かって、この5~6年間を総括して「音楽の街-狛江」の活動を紹介されていましたけれども、そこでは「色々な音楽を提供してきた」とおっしゃっていました。音楽を提供してきたという言葉で総括されるということと、市民文化活動というキーワードが出て来ないということに、表裏一体であることを感じます。私はプロではなく愛好者ですので、「市民文化活動」というものに非常に興味を感じます。それが私のそもそものモチベーションです。

 また話が変わりますが、前回の委員会で無料でドラムセットやアンプ等を貸し出したいという話を出しまして、それができないということを伺ったのですが、家に帰ったらそれがどういった理由でできないのかわからなくなっていました。つまり、なぜそれができないのか未だにわからないので、もう一度私はそれを推したいと思います。機材がないことが理由で駅前ライブに応募できないバンドのために、私はそれを貸し出す用意があります。検討していただきたいと思います。

 それと狛江バンドフェスティバルと狛江市音楽連盟のバンド部門ですが、もともと狛江市の団体しかいなかったのですが、調布や葛飾のバンドも参加してきて徐々に広がりを見せています。それには狛江以外の方は受付けない理由がないため、一緒にやりましょうということで隔てなく広がっています。

(榊原委員長)

 それはバンドフェスティバル自体の規模が広がっているから、もっと出て欲しいと呼びかけたときに他の地域から応募してくださる方がいらっしゃるということですか。

(稲浦委員)

 いえ、狛江内外でじわじわ増えていった結果、規模が大きくなったわけです。今榊原委員長がおっしゃったことと逆です。

(橋本副委員長)

 狛江の音楽連盟は、ご存知のとおり器楽、声楽、コーラス団体とバンド部門があり、大きく言えば傾向は同じなのですが、バンド部門は昨年出場したけれども今年は出場しないというように、入れ替えが多いです。ですからオープンにしてやりたい人はどうぞというスタンスで、狛江市外の方への宣伝もしています。器楽やコーラスは伝統があるので、ずっと狛江の中で募集をしています。狛江の中でも15年程前までは器楽やコーラスも発表の場が少なくて、音楽連盟に入ることが多く、5割以上の方が加入している状態でした。今はいろいろな団体ができましたが、音楽連盟は老舗のためプロのように思われる要素があって新しい方が入ってこなくなりました。しかしこの2~3年は新しい方も増え、加入団体数も増えてきました。

(榊原委員長)

 先程稲浦委員がおっしゃった無料で機材を貸出しする件ですが、単純に言えば貸すとなるとそのままの形で返ってこなければならないので、失くなっても壊れてしまっても困るというのが通常です。「音楽の街-狛江」でどうして貸し出さないのかというと、その補償ができないからです。保険を掛けることもできますが、不特定多数の楽器にそれぞれの保険が掛けきれません。稲浦委員の持ち物として貸し出して、誰も貸し出したことを知らないというのなら、稲浦委員が貸出しを出来ることをこちらで共有できないと思います。要するにリスクを回避しなければなりませんので、その情報を同じ目線で共有することができないということです。

(稲浦委員)

 難しくてわからないのですが。

(榊原委員長)

 単純に言うと、稲浦委員が個人的に貸し出すことはいいのですが、「音楽の街-狛江」では「稲浦委員が楽器の貸し出しを行います」とは言えないということす。

(稲浦委員)

 そこが何となくはわかるのですが、よく分かりません。

(榊原委員長)

 もっと言えば、もう壊れてしまっても、盗難にあっても構わないというスタンスですか。

(稲浦委員)

 そうですね。

(榊原委員長)

 そうだとすると話は違うのかもしれません。保険を掛けなくても私の責任で貸しているのだから借りた方に責任はないということなら、ましてや主催者側にも責任がないということであれば、それは無償貸出しというボランティアですよね。先日はそこまで確認しませんでしたが、皆さんが気にするのはそこの部分だと思います。

(事務局)

 稲浦委員のおっしゃることはよく分かります。非常にありがたいご厚意だと思いますが、行政の立場で申し上げると、やはり公平性、継続性ということを常に考えます。例えば、この人には貸出しができたとして、それが壊れたり失くなってしまった場合、次にそれを借りたい人が来て、もう失くなったから貸せないとなると、行政が行っているものとしては、とても不公平な話になってしまいます。どうしてもこの公平性と、ある程度同じものを提供し続けていくということを行政は求められますので、一時の行為に甘えてしまうというのが困難な場合もあります。「音楽の街-狛江」というものは行政の税金で行っている事業というのが事実としてあります。それが不公平だったり継続性がなかったりすると、厚意であっても他の方から見ると理不尽であるという言い方をされる場合があります。そのようなことで、なかなかその時々のご厚意に甘えることができないのが現状です。今回の稲浦委員のお話はとてもありがたいことですし、それによって駅前ライブに出られるバンドがあるかもしれません。一方で、今申し上げたことを私たちは念頭に置くものですから、なかなかその厚意をすぐにお受けできるものではないということがあります。

(稲浦委員)

 考えたのですが、市ないし委員会から応募団体に紹介するという言葉を使うと、市のサービスの公平性というところが少しやわらかくなるのではないかと思います。また広報で募集を出す時期を教えていただいて、私が同時に機材を貸し出しますという広告を載せる、とそこまでは考えました。どうでしょうか。

(事務局)

 例えばアートサロンに告知のようなものがあるとすれば、私は機材を貸し出していますということを稲浦委員が告知していただいて、それを見た方が直接稲浦委員と個別でやりとりしていただくのであれば、先程おっしゃった委員長の危惧も、私の懸念もある意味ではないのかもしれないです。また、稲浦委員が個人でホームページなどをお持ちでしたら、そこにバンド活動を行なう方にこのようなものを無償で貸出しします、壊れてしまっても構いませんということも書いてあって、それを見た方が借り受けるのであれば、私たちとしても使っていただけるといいですねと言えるかもしれません。市や市の委託を受けて行っている「音楽の街-狛江」という事業でそのままストレートにやるというのは難しさを感じます。ですから音楽の街の事業だけでなく、すべてのアマチュアの演奏をしている方々に提供しているということが見えればそれはいいのではないかと思います。

(稲浦委員)

 ありがとうございます。何とか応募したい人に対して効率的に伝えられるといいですね。

(榊原委員長)

 市でも事業団でもそうですが、備品を持つとその管理が大変ですよね。減価償却期間とかありますけど持ちたがらないですよね。公民館や児童館でもドラムセットがあれば便がいいとは思いますが、実際に取り扱っていないのはそういうところですよね。ありがとうございました。

 さて、市民文化活動というものに関しては、私もその定義やそれが今の活動とこれからに何を反映してどのような言葉にしたらいいのか分からないのですが、少し説明していただければ、今までどうして市民文化活動という言葉が抜けてしまっていたのか、また具体性を示していただけると、今考える言葉の基になる気がします。

 渡辺委員は音楽の街にほぼ最初から携わっていらっしゃいますが、これまでを振り返り、またこれからのことを考えて何か思いつくままにご意見をいただきたいと思います。

(渡辺委員)

 先程「狛江ならでは」の「音楽の街-狛江」とはどういうものかというお話がありましたが、「音楽の街-狛江」構想の3ページに現状として書いてある、音楽活動をしている団体が多いということと、プロの演奏家も比較的多いということが「狛江ならでは」ということだと思います。プロの演奏家が魅力を感じる活動とアマチュアの方が魅力を感じる活動は違いがあると思います。双方のニーズを汲み取る活動とはどういうものか、今考えているところではあります。プロにしてみれば特に若い方には活動の場を広めていくということが求められますし、アマチュアの方がどのようのことを求めているのかは分かりませんが、自分達で発表してそれで自己完結で満足するのでしたらそれでいいのかもしれませんし、もっと違うジャンルの人達と交流して新しい実験的なことをやってみたいというのもあるのかとも思います。このようなすくい上げるような問いかけを、今まではやっていなかったように思います。昨年も夢コンサートでは中学生のオーディションのようなものを取り上げましたけれど、あのようなものを広く継続的にやっていくこともいいと思います。「魅力ある」というのは、今までなかったようなもので、おもしろいと思われるようなものではないかと思います。

(榊原委員長)

 渡辺委員は個人のグループで活動していることも含めて、活動する場所を提供したり、活動する場を求めている人を捜すことも行われていますが、例えば行政で仕組みをつくって助成金を渡している「市民公益活動事業」や事業団の「文化芸術活動支援事業」というものがありますよね。

(渡辺委員)

 それはエコルマホールを安く借りられるというものですか。

(白井委員)

 ホールを使用する市民団体にホールの利用料金をこちらの方から提供するというものです。

(榊原委員長)

 この2つの制度は両方申し込めない制度になっていますが、事業団の事業の方が間口がとても広いものです。これは初めに制定した頃から、こんな小さな地域で基準を厳しくしてしまっては誰も申し込まないのではないかということを懸念して広くしました。今、白井委員がおっしゃったのは、主にアマチュアに対してのもので、審査が通ればホール代が無料になるくらいの助成が最大でできるということです。毎年募っているもので、もっとたくさんの方に応募してほしいと思うところです。一方でプロ向けのものもあります。こちらも審査はあるのですが、エコルマホールで公演を行わなくてもいいものです。狛江市外でやっても海外でやってもいいというものです。狛江市文化振興事業団から助成をいただいたものだと名前を入れればいいわけです。通常、ホールを使わないといけないなどの縛りがあると思うのですが、ホールをなかなかとれない現状や、ホールの特殊性、例えば大ホール、小ホール、クラシック専用のホールがあればいいのですが、そうでないことを考慮して間口を広げています。ところが、ほぼ応募がありません。

(渡辺委員)

 知られていないですよ。

(榊原委員長)

 告知はしていますけどね。

(白井委員)

 広報やピックアップガイドにも載せています。

(渡辺委員)

 浸透してないですね。

(榊原委員長)

 最近お手伝いの委員になった方も、いろんな話をしてみると、このことも知りませんでしたし、狛江で生まれ育っていても音楽の街の活動自体も知らなかったです。結局プロの方々は若い人もベテランの方も含めて、住んでいるその街で生まれ育っていたとしても、その街がどのような仕組みになっているかという手がかりである市報や掲示物、市内掲示板などを見ない方が多いように感じます。つまり9時17時の生活をしていない、月金の生活をしていない人たちはそこを見落としてしまいがちです。ですから、そのような人たちに告知するのがとても大変ですが、一応一通りの手段は使っています。今渡辺委員がおっしゃったような場所を提供しようと思っても、このように思ってくれている人たちがいるということや、システムがあるということを知るまでのコミュニケーションがないのが現状です。私が今申し上げたような特定の人というのは一例ですが、支援する体制がないわけではなく、探すといいことがあるわけですがそことのコミュニケーションがとれるといいですけどね。

(渡辺委員)

 告知の仕方が悪いのではないですか。もう少し砕けたキャッチコピーをつけた方がいい気もします。

(榊原委員長)

 毎年口コミで裾野を広げているのが現状です。今のことも取り入れながら、そのような仕組みを増やすとともに告知する方法を考えていくことも必要かもしれませんね。市内在住の音楽家でもエコルマホールに行ったことがない音楽家もいますよね。事業団とエコルマホールがあっても、自分の関係としてあまり近くないと思っている人がけっこういるものです。そういうものもイメージを変えていかなければならないのが、私たちの役目であり、そこに携わる関係者の願いでもあります。このようなことも再構築に落とし込んでいかなければなりません。

(渡辺委員)

 アマチュアの方たちはどういうものを求めているのでしょうか。練習する場所が欲しいとか、他のジャンルの人たちと交流したいですとかそういうことはありませんか。

(稲浦委員)

 練習する場所は確かに必要ですが、交流については本人たちの自由な活動の範囲だと思います。

(渡辺委員)

 アマチュアの方がどういうものが魅力ある活動にあたるのか、私たちにはわかりません。自分たちが発表する場があって演奏して自己完結でいいものなのか。

(榊原委員長)

 今の渡辺委員の意見を集約すると、プロには演奏したり聴いていただいたり、プロにしかできない現場がありますが、一方でアマチュアの楽しみは本当にプロではうらやましいくらい入れない世界だと思います。そうして考えるとプロとアマチュアでは音楽に携わるステージが全然違うところにあるのか、もしくはもう少し交流したりアマチュアの方の求めているところに何か可能性があるのかもしれません。それがプロで生活しているとわからないということですよね。

(渡辺委員)

 例えば自分たちがもっと向上するためにプロからアドバイスが欲しいとか、何か一緒にコラボレーションして磨くとか。

(稲浦委員)

 習いたければお金を払って習いにいきますよね。

(渡辺委員)

 個人的にはそうでしょうけれど、もう少し団体として、プロを講師として求めているとかそのようなことはないですか。

(稲浦委員)

 それは何年も継続的に行わないと、3年に1回来てくれても意味がありません。

(渡辺委員)

 でも、一度プロの教えを受けるだけで何か気づくこともあるかもしれません。

(稲浦委員)

 だいたいプロかプロに準ずる人に教わっていると思います。

(榊原委員長)

 例えば、平成24年度報告書の提言の3つ目に「○生涯学習としての取り組み」とありますが、「「音楽の街-狛江」の事業において、公演事業を主として実施してきたことにより、「音楽の街-狛江」構想の推進をしてきたが、ワークショップや講座等、さまざまな方法で音楽をはじめとする文化芸術に親しむ機会を拡充していくことも望まれる。」とあります。つまり今言ったようなレッスンとか、ワークショップや講座がもっとあってもいいのではないかと、そういうところに格安で近くで習って楽しみたい人に対してそんな場がいいのではないかということが書かれています。例えば、こまえ市民大学はまだありますか。

(事務局)

 あります。

(榊原委員長)

 管轄が違うと思いますが、以前から話がありますが、あるイベントとして文化芸術系の講座が開かれたとしてもほぼレギュラーじゃないですよね。だからこそ、音楽の街の取り組みで俗にいう生涯学習の文化芸術版をつくってもいいのではないかという提言が前からありますが、それもなかなか仕組みが作れないままいます。でも、今くらい活動が発展しているのですから、こういう仕組みを提案してもいいのではないかと思うところです。

(渡辺委員)

 私は1回目に行った無料コンサートが終わったあとに、ある人から「私もピアノがすごくやりたくなったから、あなたに教えてもらえないか」と直接言われたことがありました。ですからコンサートが刺激になって私もやりたいという人がいるかもしれませんが、なかなかそのような場が設けられないでいますよね。

(橋本副委員長)

 アマチュアもいろいろあって、団体だと先生もいて練習の場はそれなりにあります。発表の場は少ないのでもう少し広げた方がいいと思います。また、個人だと習うにはけっこうな費用がかかると思いますので、このような気軽なアプローチがあるのはいいかもしれません。

(榊原委員長)

 木津委員はエコルマ企画委員会の委員長をされているし、市内の中学校でクラブ活動を中心に教えたりなさっていますが、音楽の街の活動によって学校公演をしたり、吹奏楽、合唱をはじめ邦楽にいたるまで、手を差しのべてきたりいろいろな機会をつくっていますが、それによって学校との関係を含めた先生の印象でプラス面マイナス面は、何かありますか。また、アマチュアとしての小中学生の見方で何か感じるものがあれば教えていただきたいと思います。

(木津委員)

 音楽の街で学校現場に対していろいろな取組みをしていることというのは、決してマイナスではないというのが私の印象です。ただ、今後に関して足りていない部分やこうした方がいいだろうというのは、異なった地位ではなく、指導者のためのサポートに触れていくことが、教育現場に対しては次に考えていくべきことだとは思います。単に学校をまわって公演することには問題はないことでしょうし、ホールを提供して練習をしていくことはいいことだと思いますが、同時に、今継続してきたからこそ当たり前になっている事業もあるので、初めに戻って、もともとの主旨を確認しながら、大人のサポートも音楽の街としてやらなければならないということを感じています。

(渡辺委員)

 サポートというとどんなことですか。

(木津委員)

 狛江市の特色の一つである、邦楽器の演奏家が多くいるので、小中学校で邦楽が義務化されて、学校の先生は教えるのが大変であるので、もちろん東京都で研修はありますが、忙しい中夏休みなどに自由参加で行っているので、狛江の地の利とコンパクトさを活かして地域に人材を派遣して指導者の研修を行ってはどうかと思います。それは小中学校にとどまらず保育園でも音楽の時間の過ごし方で頭を悩ませているところがあるので、そこに力を入れていくことは今までやってこなかったので、そろそろ取り組んでもいいのかなと思っているところです。

(榊原委員長)

 市民に対する生涯学習と、専門の方々に対する講習は仕組みが違うので、一つ誤ると大変なことになりますが、目的としては音楽に関する知識や実技に関して学べる機会を作ることは私はいいことだと思います。

 さて、資料1の最終ページにあるアプローチイメージ図をもう一度ご覧ください。今いろいろな意見をいただきましたが、どこかで暫定的にでも何か形にしなければ最終的な話にはならないので、これは事務局が作成したものです。目的というのが仮にかいてありますが、これが定義だとすれば、今3つに分かれています、このアプローチという言葉が正しいかどうか何も論議されていませんが、今まで5つあったアプローチを3つに集約してもいいのではないかということで案が書かれています。これを見ると今までの5つを要約しながら書いてあるということでもあります。この3つを単純な言い方をすればアプローチ1はプロの演奏家との接触に関して書いてあります。アプローチ2はアマチュアもしくは学校との音楽の関係をどう築いていくかということが分かります。アプローチ3は実技・実演以外の情報であったりコミュニケーションを図るようなその他の音楽スタイルであると分析できます。どこかで基準を設けて話さないと曖昧な方向に行ってしまうので、これは一つの例として、とてもありがたいものでした。今こうして話した意見をどういう切り口でまとめていったらいいかということは、皆さんに考えていただきたいところです。違う方法をとっていただいても構いません。カテゴリーも2つでも4つでも具体的に導き出していかないと結論が最終的に出ません。再構築にあたっては、今までの「音楽の街-狛江」構想に書いてあるような構想策定の背景や、音楽活動の現状と課題などの項目も全て書き換えることになりますので、全く状況を知らない人にでも分かりやすく、市民目線で端的にとらえているかということを考えなくてはなりませんので、その辺りも皆さんに考えていただきたいと思います。今現状ではこの3つを基にしてみようかと思っています。例えばこの3つの中身を次回から考えながら、ここにどう当てはめていくか、具体的に今まで出ていた言葉、それからあるカテゴリー、時間であったり人であったりジャンルであったり対象であったり、そういったものを落とし込みながら皆様と考えていきたいと思います。つまり、理想論だけでなく具体性をもっていきたいと思います。その間に理解し合わないといけない問題や言葉があれば、その都度時間をとっていきたいと思います。次回の第3回の日程が8月下旬から9月上旬ということですので、およそ2カ月空きます。そう考えるとこの間に放っておくのはもったいないと思うので、もちろん事務局の方で今までの意見をまとめていただいたり、わかりやすく整理してくださるとしても、3つに分けるのはおかしいなど、意見があればこの2カ月の間に提案をしてほしいと思います。提案に対して答を出すというよりも、いくつも提案があった方がやはり集約がしやすいと思います。もう一度確認しますと、今は3つのアプローチが提案されています。切り口としてはプロ、アマチュア、情報とカテゴライズされていますが、ここを皆さんで整理していただきたいと思います。もしくは全く違う方法でも構いません。これまでのことと、これからのことを含めていろいろな意見が出てきたことは嬉しいことです。また、提言の中の功労賞に関しては、皆様と今ここで議論しました。それから生涯学習もここで一つ議論がすることが出来ました。これまで提言に関しては直接話し合う機会もなかったのですが、昨年度出た答えからの提言というものは、再構築をするにあたっては、その都度触れていっていいと思います。これは私も皆さんに振りますし、皆さんも提案や、質問があればしていただきたいと思います。

 それでは、本日は自由に議論ができればいいと思っていましたので、ほぼ結論はありません。ただ、作っていただいたイメージ図に沿って仮にこういう方向でいったらどうかという提案で締めたいと思います。

(稲浦委員)

 一つ付け足してよろしいですか。

(榊原委員長)

 どうぞ。

(稲浦委員)

 資料1の表紙と裏表紙を並べてみますと、1ページの「■はじめに」と4ページのアプローチイメージ図(案)の「目的」は、両方とも同じことを言っているのだと思いますが、「目的」の方に「活動」という言葉が入っていないのが不満です。どちらも目的といっても2つの内容が入っています。何をするのかというと音楽、何が目的なのかといえば地域の活性化です。何をするのかというのが音楽を通じてと言われていたり、市民文化活動を振興するということだと思います。何が目的なのかという地域の活性化と言われていたり、心豊かな地域社会、魅力ある街づくりという言葉で言われていたりします。私にはこれは同じ内容だと理解できます。目的といってもこの中に手段も含まれています。目的はこれでいいかと聞かれてもなかなか素直に認められないものがあります。

(榊原委員長)

 これはサンプルですからね。

(稲浦委員)

 サンプルといってもエッセンスに煮詰められた一行ですからね。

(榊原委員長)

 先程も申し上げましたが、目的に相当する「■はじめに」の文言を考えていきながら手段を考えていってもいいですし、そこがあまりにも見つからないようでしたら、具体的なことを考えていきながら集約して目的をまとめあげていっても良いと思います。稲浦委員の意見ももっともだと思いますので、そこも含めてご意見をいただきたいと思います。次回に関しては先程申し上げたとおり、8月下旬から9月上旬で調整をいたします。もう一度、会議日程をご覧ください。今日は第2回で、3回目が今申し上げたとおりです。議題の欄を見ていただきたいのですが、第3回に「平成26年度事業(予算)の確認」とあります。先程も予算については先乗りしていかなければならないという話を言いましたが、こちらで論議していることと並行ができませんが、早めに皆さんに予定しているものをお知らせして、来年度事業として相応しいかということを次回は確認をしていかないと間に合わないと思っています。再構築についてはずっと論議を続けて、予算も含めて報告書につながっていくという流れをとります。高田委員と松崎委員がいらっしゃらないと、前のことを知っている人が多くなってしまいますので、新しいご意見もいただきたいので、なるべく皆様が揃う日に開催したいと思うところです。何か事務局からあればお願いします。

(事務局)

 今榊原委員長がおっしゃったように、なるべく皆様方のいろいろな意見を経て構想の見直しというところに辿り着けていただきたいと思いますので、そこを踏まえて日程調整はさせていただきたいと思います。

(榊原委員長)

 その回だけでは語りつくせないことは先回りして案を作っていただいたりしないと、なかなか回らないものですから、苦労をかけますけれども今回の意見も吸い上げて反映させてまた一つのたたきを作っていただきたいと思います。

(事務局)

 先程榊原委員長からもご案内いただいたとおり、言いそびれたことや思いついたことがあればメール等でも結構です。次回の会議を待たずに、ご意見があればぜひ反映して資料としてお示ししたいと思います。活字で残っている方が私たちとしてもありがたいので、ぜひメールでお寄せください。

(榊原委員長)

 ではこれをもちまして第2回「音楽の街-狛江」構想推進委員会を終了させていただきます。ありがとうございました。