1 日時

平成30年8月22日(水曜日) 午後7時~9時10分

2 場所 狛江市防災センター401会議室
3 出席者

委員:奥村隆一 大塚隆人 藤川隆司 島本和彦 松崎学 深谷慎子 内海貴美 宍戸泉 石田琢智 篠宮悠子 野口潔人(11名)

事務局:政策室長 田部井則人 政策室協働調整担当 大脇瑶子

4 欠席者

委員:平川亮二 西智子 長谷川好道

5 提出資料

前回会議録

資料1 市民参加と市民協働の実施状況に関する総合的評価(案出し)

資料1(別紙1)現在実施している市民参加手続き [115KB pdfファイル] 

資料1(別紙2)新たな市民参加手続き(参考) [210KB pdfファイル] 

資料2 平成30年度市民協働事業提案制度(市民提案型)の提案事業について(答申案)

資料3 平成29年度こまえくぼ1234の管理運営についての評価報告(案)

資料4 参加と協働推進市民フォーラム企画書(たたき台) [224KB pdfファイル] 

6 会議の結果

1.開会

(1)前回会議録の確認

 

2.議題

(1)市民参加と市民協働の実施状況に関する総合的評価について

-資料1、資料1(別紙1)、資料1(別紙2)に基づき、事務局から説明-

・今回は、「効果的な市民参加の手法について」をテーマとして、ワークショップ形式で議論をしていただき、出された結論を基に提言の初稿を作成する。次回審議会で初稿の内容を議論し、その次の審議会で決定と考えている。

・ワークショップをするにあたって、議論する課題を事務局で3つに絞った。各グループにてその中から課題を1つ選んでいただく。

(会長)今回はワークショップ形式で行う。他市もそうだが、審議会で作成する際は事務局でつくったたたきを追認することが一般的であるが、市民が議論してそれを意見書の形にする方法も有益である。初めてのことなのでどこまで成功するかわからないが、積極的に議論いただきたい。

-2グループに分かれて議論・発表-

○大塚委員(進行)、石田委員(発表)、松崎委員、深谷委員、篠宮委員

 「市政に興味・関心を持ってもらうためにはどうしたら良いか」

 グループワーク結果(大塚委員進行グループ) [183KB pdfファイル] 

 他の2つの課題とも密接に関係しているため、このテーマを選んだ。考えられる原因としては、市政に興味がないという点が一番大きな問題となっている。調布が近くにあるので狛江には興味を持たないという意見もあった。それに対する解決策として、定期的に市役所にて内覧会を行うことで市のやっていることについて理解を深めてもらうことを考えた。その際、世代ごとに固まってしまってはいけないため、点を線に変えるような視点を持つことも重要である。その他、まちづくり合コンの開催、魅力的なイベントの企画、民間企業と手を組むなども挙がった。また、こういったことをするためには最初のうちは相手側にもメリットがないと動いてもらえないと考えるため、謝礼を支払ったり仕事として依頼してはどうかと考える。その他に、トピックス的な情報を年2回ポスティングしたり、輪番制で会議に参加してもらうといった解決策も考えた。

 興味がないという原因の他に、多忙であることも原因として考えられるため、それに対してはSNSを活用してはどうかと考えた。しかしながら、SNSは使える人が限られてしまうという問題がある。

 人との繋がりがないということも原因の一つと考えた。知人・友人がいないので参加しづらかったり、積極的な性格ではない、個人主義の人が多いなどが参加しない原因と考えられる。それに対する解決策は、人と繋がるきっかけづくりとして、実務能力を持っている退職者を老齢化友人対策も含めてターゲットとしたり、イベントを実施してまちの繋がりを強くしていけば良いのではないだろうか。

 その他の原因として広報が少ないということと、今の生活に満足しているということも原因の一つという意見があった。特別に困っていない、ある意味満足している、調布が近くにあって充実しているので満足しているということが挙げられた。

 これらの解決策は相互に繋がりあっており、各項目は独立したものではなく相互に関係したものであるので、それぞれに取り組んでいくことが重要である。また、市政やまちづくりという言葉はハードルが高いため、共通の趣味など別チャンネルで人を集めて関心を寄せ、人を繋いだ次にまちを見てもらうことも良いと考える。まちの良いところを伸ばすという視点も良いだろう。

(会長)カテゴリー化してくると色々なものが繋がっているとわかる。

 

○藤川委員(進行)、野口委員(発表)、島本委員、内海委員、宍戸委員

 「市政に興味・関心を持ってもらうためにはどうしたら良いか」

 グループワーク結果(藤川委員進行グループ) [187KB pdfファイル] 

 前のグループと同じテーマにしたため、大体同じ内容が網羅されている。原因には、満足感があるためということが挙がっていたが、悪い言い方をすれば問題意識や課題意識がないということになる。それが続くと、何をやってもダメだという諦めに繋がる。その他の原因としては、多忙だったり、声を出さないこと、他におもしろいことが多すぎる、行政が積極的な働きかけをしていないため市政に興味・関心を持たない、行政の敷居が高いなど、行政批判の部分もあった。それに対する改善策としては、例えば空いた学校の敷地や建物を有効活用するために、市民の声や財力などをスムーズに使えるような仕組みができないのかと考えた。税金で徴収するという意味合いだけではなく、寄付金などの活用ができれば良いだろう。そう考えると、市民も行政もどちらも得をするようなWin-Winの取組みができることが望ましい。例えば、町会・自治会との連携や企業・個人の活用、具体的には身近な町を知る機会として教育活動とまちづくりをタイアップさせたり、若者の活用、子育て世代の活用などが考えられる。

 関心を持ってもらえるイベント、市民が共通して面白そうだと思って湧き上がってくれるようなものが開催できると良い。その他に、宣伝力を強化することも重要である。広報誌の発行の仕方や、年齢層にあった企画、SNSの活用などが考えられる。また、市民は生活から見えてくる課題があるため、行政が出向いて取材をすることで、様々な課題が見えてくると考える。

(会長)課題中心に入っていって提案をしていただいた。環境も変わってきているので、市民参加の方法も変わっていくだろう。それぞれのグループともに初めての試みだったが、良い刺激になったのではないか。会議では、情報共有や決定しなければならないものの他に、議論する必要のあるものもある。そういった議題の時にはワークショップは良い手法である。また別の機会に実施したい。

 

(2)市民協働事業提案制度の審査結果及び答申(案)について

-資料2に基づき、事務局より説明-

・7月28日に市民提案型市民協働事業のプレゼン・審査会を実施した。

・「元気なパラリンピック応援団inこまえ」は、事業についてが100点満点中66点、団体についてが100点満点中83点、合計で149点となっている。

・「狛江市ラグビーフットボール協会」は、事業についてが100点満点中73点、団体についてが100点満点中76点、合計で149点となっている。

・審査結果は今後市長へ答申し、庁議にかけて採択・不採択を決定する。

(会長)審査委員の皆様ありがとうございました。松崎審査委員長より一言お願いする。

(委員)2団体ともきちんとした事業を組み立てていただいた。市と協働という点でいうと、予算など精査が足りない部分もあった。審査結果のとおり答申を行っていただきたい。

(会長)それでは、この内容で市長へ答申を行う。

-了承-

 

(3)市民活動支援センター総合評価(案)について

-資料3に基づき、事務局より説明-

・最初に評価にあたっての目的、評価方法について掲載。その後、評価項目ごとに文章記述による個別評価を、「評価できる点」「今後の検討課題」「課題解決案の流れ」の順に記載。

・委員からいただいた評価については、項目を変更させていただいたものもある。例えば、PRについてはどの事業においても必要との記載があったが、「事業実施(情報収集・発信)」の項目へ集約した。また、開館時間や休館日については「サービスの維持向上」へ、アンケート調査によるニーズ把握については「施設利用状況」へ集約した。

・最後のページに総合評価を掲載。3つの目標に対して5段階評価の多かった評価を審議会としての評価とした。総括についても、いただいた意見をとりまとめて作成している。

(会長)2年目ともなり厳しい評価もいただいているが、今年度から個別評価の中に、具体的にどうしたら良いかというアイディアも盛り込んだ。センター側にはより良くしてもらうためのエールと受け取っていただきたい。

(委員)「事業実施(交流・人材養成・研修)」の評価内容で、「防災をテーマにした研修を実施する」とあるが、センターが実施するわけではないのではないか。

(事務局)団体向けの研修をやるにあたって、社会の動きにあった旬なテーマを選んだ方が良い、今であれば防災ではないか、というご意見をいただいた。少しわかりづらかったため、「防災をテーマにした団体育成研修を実施する」に修正させていただく。

(会長)それでは、こちらの内容で審議会の評価としていただく。

-了承-

 

(4)市民フォーラムについて

-資料4に基づき、事務局より説明-

・平成31年1月21日(土曜日)に開催する。欠席の委員は連絡をお願いする。

・詳細はフォーラム実行委員にて打合せを実施し、詰めていく。

・「第3回狛江☆サミット」の実施を案として提示する。今年度は実施の目的に、市職員の市民協働意識の醸成を加えていただきたい。

(会長)目的以外は昨年度の実施方法を踏襲する形で変わりない。

(委員)先ほどのワークショップの結果のように、市職員の市民協働意識の醸成は大変意義深い。

(会長)参加を募る際、より多くの市民の方に参加してもらえるよう、似たようなテーマに興味を持つ人を一緒にしたりするなど方策を検討したい。

(委員)場所は変えられないのか。防災センター会議室までの道中が入りにくさを感じる。メビウス駅前広場といった野外などで、気付いた人が気楽に参加できるような場所で実施できると良い。

(事務局)中央公民館のホールはどうか。野外は天候の問題もある。

(委員)まだ行きやすいが、外からも立ち聞きできるような場所が望ましいと考える。

(会長)開催場所については、いただいた意見を参考に実行委員会で検討していただく。

-了承-

 

3.その他

-事務局から報告-

・行政提案型市民協働事業は、8月末頃から庁内募集をスタートし、11月いっぱい提案団体を募集、12月に審査・答申を行う。審査方法については、次回会議にて提示する。

・次回の審議会は、10月30日(木曜日)午後7時から特別会議室にて行う。