平成30年度 第4回 狛江市商業振興プラン策定委員会 会議録 (平成30年10月19日開催)
1 日時 |
平成30年10月19日(金曜日) 午後4時~6時 |
2 場所 | 狛江市防災センター 303会議室 |
3 出席者 |
委員長 渡辺達朗 副委員長 伊藤大海 委員 五十嵐 太一、秋元 賢、白井俊太郎、渡邊敏政、石黒佐和子、勝又壽美江 事務局 片岡晋一、加藤裕之、石橋和美、田邊勇貴 委託業者 株式会社アイアールエス 堀越久代、菊池幸樹 |
4 欠席者 |
委員 榎本正樹 |
5 課題 |
1 開会 2 議題 (1)アンケート・ヒアリングの経過報告について (2)商業振興プラン構成・素案(案)について (3)その他 3 閉会 |
6 提出資料 |
第3回狛江市商店街振興プラン策定委員会会議録 基礎調査報告書 経営者アンケート 商店会会長ヒアリング調査票 (仮称)狛江市商業振興プランの構成(案) (仮称)狛江市商業振興プラン素案(アウトライン案) |
7 会議の結果 | |
1.開会 (委員長) 開会宣言。 配布資料について、事務局に説明を求める。
2.議題 (1)アンケート・ヒアリングの経過報告について (事務局) アンケート・ヒアリングの経過報告について説明。 「消費者アンケートの回収数は643通、回収率25.72%という結果となった。また、経営者アンケートの回収数は226通、回収率は22.6%となっている。商店会長ヒアリングは、17の商店会のうち7商店会については実施した。残りについては来週以降実施する予定である。」
(2)商業振興プラン構成・素案(案)について (事務局) 商業振興プラン構成・素案(案)について、資料に基づき説明。 「市民が一緒に作っていく商店街・商業にするにはどのようなことができそうか。既存の組織に市民を入れ込んだり、会員以外の方達との連携のあり方などを各委員にお伺いしたい。」 (委員長) 「そういったことを論点として意識して、議論いただきたい。」 (委員) 「消費者アンケートの回答者は、商店街についてどのように認識しているのか。商店街の中には大型店も含まれているという認識なのか。」 (事務局) 「消費者アンケートの回答を見ると、大型店は商店街に含まれないと認識しているように思われる。」 (委員) 「地元商店街で買い物をするかという設問について。地元商店街で買い物をすると答えている方の割合が多い気がする。」 (委員長) 「消費者は商店街のエリアで購入しているだけで、商店会員かどうかは分からない。エリア内にスーパーがあれば商店街だという認識もあると思う。」 (委員) 「例えば商店街内にあるスーパーとはどこか。」 (委員) 「御台橋であれば、スギ薬局やいなげや等が考えられる。」 (委員) 「商店街と書かれたときにスーパーなどが含まれるという認識は通常ないと思う。しかし、商店街を利用していると答えた方の割合が思っていたより高いのは気になる。」 (事務局) 「他の設問の回答などを見ると、消費者アンケートの回答者は少なくとも個別のお店で商店街は構成されていると考えて回答していると思う。」 (委員) 「駒井町や岩戸南には商店街がない。」 (事務局) 「そのような人達は、商店街は近くにないと回答している。」 (委員長) 「商店街のない地域に住んでいるというだけで、通勤通学時に商店街で買い物をしている可能性もある。地元という考え方も家の近くというだけではなく、乗り降りする駅も含めて地元商店街と認識している可能性がある。」 (事務局) 「狛江の場合市域が狭いため、地元の商店街というと複数の商店街が該当するのかもしれない。地元商店街で買い物をしたいと答えた方が予想より多いことについてはどのように考えるか。」 (委員長) 「地元という定義が広く捉えられていると思う。」 (委員) 「喜多見を利用している人の比率が高いように感じる。」 (委員) 「喜多見駅周辺はサミットや信濃屋などがあり買い物環境が充実しており、利用しやすい。」 (事務局) 「利用駅については狛江駅が一番多く、次に喜多見駅が多いという結果が出ている。」 (副委員長) 「家計調査や世帯数から狛江市の市場規模が算出できると思う。業種毎にどこで買い物をするかを分けてみると、地域でどの程度消費されているか推計できるのではないか。」 (事務局) 「了解した。金融機関が地域の商業をどのように考えているかを聞いてみたい。」 (委員長) 「信用金庫は地域の商業分野に対して、熱心に取り組んでいるところが多い。」 (事務局) 「狛江市内の信用金庫は城南信用金庫のみである。」 (副委員長) 「「暮らしの豊かさを感じるまち」「地域の商業が将来に持続していけるまち」を本プランの目標としているが、今後人口は2020年代から減少傾向になるため、地域での消費額は減少していくことが予想される。例えば、65歳以上の方とそれ以下の年代の外食費にかける金額を比較すると3倍ほど違う。人口が増えても高齢者が多い場合は、外食産業が成り立たなくなるといったように、世代構成によって市場規模が変わってくる。そのため、生活環境を維持していくことが事業環境の維持に繋がっていくと考える。ぜひ調査結果からみられる狛江市の消費者、地域の特徴をまとめてほしい。」 (事務局) 「了解した。」 (副委員長) 「どの年代も、自然が豊かであること、静かであることを評価しており、狛江市に賑わって欲しいと望む声は実は少ない。おそらく、日常生活の場として見られているからである。また、自転車と徒歩で通行している人が多い生活スタイルは商店街を通行するチャンスがあるというのは狛江市の事業環境の特徴である。狛江市では非日常的なものとか華やかなブランド品などは求められていない。日常生活をいかに便利にするか、生活の質をいかに上げるかといったような生活の延長線上で楽しめるものが求められているのは大きな特徴である。市内を地区分けすることで、地区毎の機能的な違いや特徴、求められている機能が充足されているかを確認できると思う。」 (事務局) 「了解した。」 (副委員長) 「居住年数の違いによって生活ニーズは異なると思うので、クロス集計をして確認していただきたい。」 (事務局) 「同じ年代でも居住年数によって違いがでるかもしれないので確認する。」 (副委員長) 「年代のクロス集計でみると、全年代で共通することや違いが確認できると思う。」 (事務局) 「通勤の有無などでクロス集計はしたが、ほぼ年齢別の回答結果に反映されている。」 (副委員長) 「今後5年間で暮らしの豊かさや事業環境の維持を果たしていくために、調査結果を通じて狛江市の重要課題を明らかにすること。」 (委員長) 「消費者アンケートの回答者に地域的なバラつきはなかったと記載してあるが、年齢別ではどうなのか。」 (事務局) 「18歳以上の分布で見たが、多少異なるところもある。ただ、65歳以上の回答率が高いのは他の調査でも共通していることである。」 (委員長) 「サンプル数は少なくなるが年齢別・地域別でクロス集計をかけた場合はどうなのか。実際の年齢分布に対して回答者の年齢分布が対応しているかを押さえられていると、地域毎の特徴を述べることができると思う。高齢者が多い地域にも関わらず、高齢者の回答が少ないといったようなことがないように確認すること。」 (委員) 「和泉本町にあるグランドメゾンには若い人が多く入居しているイメージがあるが、和泉本町の回答者に若い人が多ければ、グランドメゾンの人達の意見も反映されているのかなと感じる。」 (事務局) 「そういった見方をするには、サンプル数が少人数すぎる。」 (委員長) 「字毎で年齢別・地域別クロス集計の確認は出来ないか。」 (事務局) 「確認する。実際の年齢分布と回答者の年齢分布を比べているが、他の調査と同様に高齢者が多い。ただ、他の地域よりも30~40代の子育て世代が多く回答しているように思われる。」 (副委員長) 「日中、地域にいるのは子育て世代と高齢者である。安全を求める声はこの2つの世代で多い。」 (事務局) 「暮らしの豊かさという点は子育て世代と高齢者の声を、商業の持続については50代の人達がどのような意識持っているかをみていきたい。」 (副委員長) 「商店会長ヒアリングにも記載があったが、今後は若い事業者・プレイヤーが活躍できる場を作っていく必要がある。これは狛江市の商業環境の課題の1つとして挙げられる。その他の課題としては、狛江の雰囲気が評価されていることから、買い物だけではなく散歩などに行きたくなるような空間作りといったようなハード面の課題があげられるかもしれない。金融機関へのヒアリングだけではなく、若い事業者・プレイヤーにヒアリングするもの良いのではないか。」 (事務局) 「了解した。」 (副委員長) 「若い人が入ってくるときに、地域の名士が活動のための調整をするとか活動の場を作ったりすることが理想である。えてして、モノや権利、人脈を持っているのは地域の人であり、若いプレイヤーは持ち合わせていない。地域に根付いた方が若い人に対して、支援をしていくという機運を作っていくことが重要である。例えば当人同士で出来ない家賃交渉を、商店街の人が顔見知りの地権者に交渉するといったこともあると思う。」 (事務局) 「実際にそういった事例もあると思う。」 (委員長) 「あまり個別の事例に引っ張られるのはよくない。まずは、エリア毎の特性とアンケートの分析をしていかないと、個別のプレイヤーに引っ張られてしまい市のプランとはいえなくなる。現状、市内の各地域の分析が足りていない。」 (事務局) 「商店会のエリアと統計処理している市のエリアが、重なっていたり、離れていたりしているが、どのように扱えばよいか。」 (委員) 「商店街のエリアはコマエリアというサイトにある商店街エリアの地図が端的である。」 (委員) 「入り組んでいる商店街もあるので、住所で区分けするのは難しい。」 (委員長) 「細かく区分けする必要はない。市内を4~6つ程度に分けて、それぞれの地域の客観的な特徴やアンケートの結果を整理することが重要。」 (事務局) 「字を中心にしてグルーピングするのが良いと考えている。地区分けについては事務局で調整する。」 (委員) 「商店会長にヒアリングをする際に、消費者アンケートの結果は伝えているのか。」 (事務局) 「口頭で伝えている。」 (委員長) 「商工会と商店会の関わりはどうか。」 (委員) 「個々の事業者への支援が多く、個々の商店会のイベントに対する援助などは難しい。」
(3)その他 (委員長) 「その他、ご意見等があれば事務局に連絡のこと。」
3.閉会
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