豆腐と環境

 環境というとあまりにも広範囲に渡っていて、私たちの生活すべてが環境に関わっていると言えるのでしょう。
 豆腐製造に関わっている私たちも食品の環境衛生の中で、遺伝子組み替え大豆を使用しないのは当然として、揚げ物に使用している油をろ過処理する等極力廃油を出さないよう心がけ、製造過程で大量の水を必要としますので無駄が出ないように注意をしています。
 また、昔のように鍋などを持って店に買いに来られた方には、家庭からゴミとなるような物が少しでも減らすことができればとパック代分を値引きしています。
 元来、豆腐製造の中で必要外の水分の他に捨てるものはありません。食物繊維を多く含み豆腐と変わらない栄養価のある「おから」も消費者の工夫で新しい料理メニューが増え、業界でもいろいろとアイデアを出し、農業用肥料として利用できる研究もされていますが、「おから」の全体量からすると消費されている量は極めて少なく、仕方なく産業廃棄物として処理されているのが現状で、長年頭の痛い問題となっています。
 この「おから」も無駄なく有効に活用され、皆様においしく食べていただければと思っています。

                                          土屋守夫さん岩戸南一丁目在住