相談事例 1

 引越をするので不用品を回収してもらおうと、郵便受けにポスティングされていたチラシを見て回収業者に依頼した。家電製品と家具の処分の見積りを取ったところ、テレビとレコーダーは無料で引き取るが、残りは1立方メートル当たり約5万円の廃棄料で合計50万円と言われた。高額なので40万円に値引きしてもらい、アパート明渡しの当日に引き取ってもらって料金を支払ったが、あまりに高額だと思うので一部でも返金してほしい。

相談事例 2

 会社の同僚が引越の前日にインターネットで見つけた不用品回収業者に電話して、ベッドやたんすなど粗大ごみの処理費用見積もりを依頼した。自宅に業者を呼んで、その場で9万5千円の見積額を出されたので、全額支払った。翌日作業員が来て回収していったという。ごみ処理費用が高すぎるのではないか。返金を求めることはできるだろうか。

ココに注意!…東京都消費生活総合センターからのアドバイス

  • 一般家庭からの不用品回収には許可が必要です!「正規登録業者」等の表示に注意! 

 一般の家庭から出る粗大ごみや不用品の収集・運搬を自ら業として行うには、一般廃棄物処理業の区市町村許可が必要で、無許可営業の場合は罰則があります。「正規登録業者」等と表示していても、実際は産業廃棄物処理業の許可しか持っていない場合等があるので注意が必要です。一般廃棄物処理業の許可を得ている事業者かどうかは、区市町村で確認できます。不用品を処分するときは、お住まいの区市町村が案内するルールにしたがって処分しましょう。  

  • 家電製品は法律で定められた方法で処分しましょう       

 家電リサイクル法で定められている4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫及び冷凍庫、洗濯機及び衣類乾燥機)について は、販売店等に料金を支払って引き取ってもらうことが義務付けられています。

  • 高額な費用を請求されたらすぐに相談を!

 広告・チラシに書かれた料金以外に高額な費用を請求されたなど、おかしいなと思ったら、最寄りの消費生活センターにご相談ください。

  • 少しでも疑問、不安を感じたら、すぐに最寄りの消費生活センターに相談を!
  • 下記HPで架空請求に関する手口・対処方法をわかりやすく解説していますのでご覧ください。
    HP「東京くらしWEB」 ⇒
    「架空請求対策(STOP!架空請求!)」

※引用元:くらしに関わる東京都の情報サイト「東京くらしWEB」(URL:http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/sodan/kinkyu/161205.html) 

平成28年12月5日公表「不用品の回収を依頼したら40万円を請求された!~不用品の回収・処分で高額な費用を請求する業者に注意!~ 」

  

相談窓口

「お金を要求された」「個人情報を聞かれた」など、不審な電話等でお困りの方は、お気軽にお電話ください。
 

【狛江市消費生活センター】
 電話番号:03(3430)1111(内線2229)
 相談時間:平日午前9時~正午、午後1時~午後4時 ※受付は午後3時まで
 対象:市内在住・在学・在勤の方