消費生活センターから141(1275号4面)
相談事例
スポーツ観戦のチケットをネットで検索し、結果の上位に表示されていたサイトで購入しました。その後、サイトは公式サイトではなく、海外のチケット転売仲介サイトだったと気が付きました。高額なので、解約したいです。
アドバイス
チケット購入に関する相談が、全国の消費生活センターに急増しています。
ラグビーワールドカップ、東京オリンピック・パラリンピックの開催が近づいたことや、人気アーティストのコンサートチケットが入手困難なことから、チケットの購入や転売に関するトラブルが多くなっています。
これらを受け、チケットの高額転売等を禁止するため、6月から「チケット不正転売禁止法」が施行されました。チケットの不正転売やそれを目的とした譲り受けが禁止されました。
今回の事例のようなチケット転売仲介サイトは、個人間取引となり、解決が困難な場合がほとんどです。今回のチケット購入サイトも規約に解約はできないと記載されており、海外サイトでもあり、交渉が非常に難しい状況です。
チケットは、必ずイベントの公式チケットサイトで購入するようにしましょう。紛らわしい表示をしているサイトもあるので、必ずサイト運営者の名称や連絡先等を確認しましょう。イベントによっては、転売を規約で禁止しており、転売チケットでは会場に入れないことがあります。
購入したチケットをやむを得ず譲渡したい場合は、正規(公式)のリセールサイトを利用しましょう。
心配なことがあれば、消費生活センターへ。
〔問い合わせ〕地域活性課地域振興係
登録日: 2019年7月25日 /
更新日: 2019年7月25日