令和2年度下半期の財政状況をお知らせします

 市の財政の実態を広く正しく理解していただくため、年2回(6月・12月)財政状況を公表しています。
 今回、令和2年度下半期(令和3年3月31日現在)の執行状況についてお知らせします。
 なお、出納整理期間があるため、この執行状況は令和2年度決算ではありません(下水道事業会計を除く)。
 詳細は財政課窓口で閲覧できる他、市ホームページからもご覧になれます。
※出納整理期間とは、4月1日から5月31日までの2カ月間で、3月末日までに確定した債権債務について、現金の未収未払いの整理を行うための期間です。
〔問い合わせ〕

  • 一般会計予算、各特別会計予算について 財政課
  • 下水道事業会計について 下水道課

 一般会計の令和2年度の当初予算額は299億2,900万円で、10回の補正により110億1,175万5千円を増額して、繰越事業分の5億9,192万1千円を含めた予算現額は415億3,267万6千円となっています。
 収入済額は396億8,649万5千円で、予算現計に対し95.6%の収入率となり、支出済額は363億8,315万2千円となります。
 3月31日現在の一般会計予算、各特別会計予算および公営企業会計予算の執行状況は表1、表2の通りです。

■表1 一般会計予算および特別会計予算の執行状況

  区分 歳入・歳出予算現額 収入済額 支出済額 収入率(%) 執行率(%)
会計   当初予算 上半期補正額 下半期補正額 繰越分 合計
 一般会計  299億2,900万円 103億3,063万2千円 6億8,112万3千円 5億9,192万1千円 415億3,267万6千円 396億8,649万5千円 363億8,315万2千円 95.6 87.6
特別会計合計 167億3,910万3千円 2億851万2千円 2,299万4千円 0円 169億7,061万円 151億9,938万3千円 152億7,367万7千円 89.6 90.0
  国民健康保険特別会計

77億8,847万円

5,900万9千円

1,025万4千円

0円 78億5,773万3千円 70億4,998万1千円 70億9,062万5千円 89.7 90.2
後期高齢者医療特別会計 20億9,082万5千円 419万7千円 195万3千円 0円  20億9,697万5千円 17億5,656万4千円 20億4,285万7千円 83.8 97.4
介護保険特別会計 68億3,715万6千円 1億4,530万6千円 1,078万8千円 0円 69億9,325万円 63億7,265万4千円 61億2,069万8千円 91.1 87.5
駐車場事業特別会計 2,265万2千円 0円 0円 0円 2,265万2千円 2,018万4千円 1,949万7千円 89.1 86.1
合計  466億6,810万3千円  105億3,914万4千円

 7億411万8千円

 5億9,192万1千円

 585億328万6千円  548億8,587万8千円  516億5,682万9千円  93.8  88.3
    収入 支出
■表2 公営企業会計予算の執行状況
下水道事業会計   予算現額   執行額 執行率(%)   予算現額 執行額 執行率(%)
収益的収支 14億5,130万5千円     14億274万1千円 96.7 14億2,090万8千円 12億7,207万2千円  89.5
資本的収支 5億7,240万7千円  2億1,975万2千円  38.4  7億2,470万3千円 3億7,432万6千円 51.7

 

思いやりベンチ募集

 皆さんに支えられた愛される環境づくりのため、寄附を受けたベンチを設置します。
 ベンチは4種類あり、寄附していただいた方のお名前とメッセージを表示した記念プレートを市が作成し、取り付けます。
 詳細は、パンフレット(環境政策課または道路交通課窓口・公民館・各地域センターで配布)または市ホームページをご覧ください。
〔設置場所〕市内の公園・児童遊園・道路
※詳細はご相談ください。
〔問い合わせ〕環境政策課水と緑の係、道路交通課道路管理係

狛江市元気わくわく事業「すごろくさんぽ」参加店募集

 市と地域が連携し、市内を巡りお店を利用する機会の拡充を目的としたスタンプラリーを実施します。
〔実施期間〕10月30日(土曜日)~令和4年1月12日(水曜日)(予定)
〔対象〕市内に店舗を有し、土曜日または日曜日の日中に営業があり、商品の持ち帰りができる小売店・飲食店
〔募集店舗数〕17店舗(予定)
〔費用〕1店舗2,000円
※申し込み後に参加費納付書を送付します。
〔申し込み・問い合わせ〕6月30日(水曜日)(必着)までに、申込書(市ホームページからダウンロード可)を郵送で地域活性課地域振興係へ。

市民課窓口にセミセルフレジを導入しました

 新型コロナウイルス感染症拡大防止の取り組みの一環として、市民課窓口の証明書交付等の手数料の支払いにおいて、6月1日からセミセルフレジ(現金自動精算機)を導入しました。
 また、多種多様な決済手段に対応するため、今後キャッシュレス決済サービスの導入を予定しています。
〔問い合わせ〕市民課

今はむかし-その326-

環境週間から環境月間へ

 昭和48年6月5日から1週間行われた狛江市第1回環境週間の時は、まだ市民センターも市民広場もできていなかったので、福祉会館で公害の話と映画会を、市役所内にあった集会所前広場で自動車の排気ガス検査を行った。50年には市民課窓口でツツジ・サザンカの苗木配布、51年には環境保全市民委員会と市民5団体の代表も企画に加わる市民ぐるみの活動となり、多摩川の河川敷清掃と自然観察会、バスを使って多摩川衛生組合などの施設見学会、交差点での環境調査(狛江三叉路で一酸化炭素、鉛、交通量、騒音、振動など)、福祉会館では写真展と健康料理教室、講演会など、多彩な行事が行われるようになった。52年には「環境週間狛江市実行委員会」ができてパネル展、ポスター展などを福祉会館で、苗木配布とサツキ展、園芸講習会を狛江第一小学校の校庭と体育館で行い、54年には西河原公民館駐車場を会場に「環境まつり」という名称で行うなど、内容の充実が図られながらもいくつもの会場に分散して行わなければならなかった。
 昭和53年には市民センターが開館。55年には新市庁舎、56年4月には市民広場が完成したので、56年からは開会式と関連行事は市民広場で、パネル展は市役所2階ロビーと市民センターで行うようになった。また、54年より会員による二酸化窒素の測定を始めている。
 その頃、合成洗剤による河川の汚れがひどく、たびたび講演会の話題になっていたが、昭和63年に廃食用油を使って石鹸づくりをしたところ大変好評だったので、平成2年からは花の配布とともに廃食用油の石鹸づくりを開会式で毎年行い、今に続いている。野川で河川調査を始めたのも平成2年で、その頃は水が少なく汚れがひどい。雨が降ると下水からの越流水で茶色く濁る。多摩川での河川調査も平成5年から行っている。
 平成8年には、環境問題は未来に続く大切な問題だから通年の事業にしようと「環境を考える会狛江市実行委員会」と名称を変更した。その頃から開会式の関連行事として枝葉を破砕して作ったチップの無料配布、家庭用生ごみ処理機などの器材の展示、家具など粗大ごみの再活用などさまざまな活動を行っている。また、会員による酸性雨調査が行われるようになったのもこの頃からである。
 平成19年には、環境問題の重要性から環境週間が環境月間になったので、平成21年の開会式を5日(世界環境デー)にこだわらず、6日土曜日に行ったところ、図書館に来る小・中学生や幼児を連れた親子連れが多かったので、地球の未来を背負う子どもたちのために翌年より開会式を土・日曜日など学校休校日に行うことにした。

 井上 孝
(狛江市文化財専門委員)