アドプト制度とは、道路や公園等公共施設の一部区域の維持管理について市で行っていたものを、市民団体や企業等の団体が「里親」となり、「養子」となった施設の一部区域を団体が責任をもって維持管理を行っていく制度です。

 この制度は、1985年米国テキサス州において「アダプト・ハイウェイ・プログラム」の名称で初めて導入されました。市民がハイウェイをアダプトする(養子にする)プログラムで、本来は州が管理すべきハイウェイを、市民が管理を行うことを発想の核としています。日本で最初に導入されたのは、1998年(平成10年6月)の四国徳島県神山町で、以来急速に全国に発展してきました。

 これまで市は、公園等の多くの公共施設の維持管理について業者に委託する手法をとってきましたが、これを、市民や団体等が行うことによって他の市民に「ゴミを捨てない、汚さない」という美化意識を持ってもらうことや、仲間と一緒に活動をやり遂げることで地域の連帯感の高まりにもつながるものと期待ができることから、アドプト制度に目を向け平成16年に事業化しました。

 アドプト制度の仕組みは、最初に市とアドプト活動団体で合意書を取り交わし、アドプト活動団体は合意書に記載した範囲で、道路や公園、公共施設等の清掃作業等のボランティア活動を担い、市はアドプト制度ボランティア保険(賠償責任保険・傷害保険)の加入や清掃用具等の支給および貸与、アドプト表示板の設置等を行うことでアドプト活動団体の活動を支援します。随時、団体を募集していますので、担当課へご相談ください。

アドプト制度の仕組み

 

アドプト制度の対象となる施設と活動内容

 市が管理している道路・公園・河川敷、およびその他の公共施設が対象となり、比較的安全な場所で、誰でも参加が可能であり、安全で充実感が得られる活動であることが前提です。
 狛江市では、道路・公園・駅前広場・河川敷・地域センター等の公共施設の清掃・除草・植栽・花壇の手入れ等の活動を行っていただいています。

対象

 3人以上で構成する団体および企業など

活動支援
  • 消耗品程度の物品の貸与または支給
  • 表示板の設置
  • ボランティア保険の加入
  • ごみ回収
  • その他活動に必要なこと
申し込み・問い合わせ

 申出書を希望する活動場所の担当課にご提出ください。

〔道路〕道路交通課道路管理係
〔公園、児童遊園および河川敷等〕環境政策課水と緑の係
〔地域・地区センターの屋外部分〕地域活性課コミュニティ文化係