多摩川慕情 狛江の四季

イチョウ並木 今年も全校生で『銀杏募金』 狛江三中

 錦秋。木々が赤や黄に艶やかにお色直しをしている。黄葉する代表がイチョウだ。狛江市では市の木に指定している。
 イチョウといえば、市立狛江第三中学校の並木だ。12月初旬、黄金色に輝き、「落ち葉の絨毯」がお目見えする。実りの秋に、30年以上続けているのが、ボランティア活動の「銀杏募金」である。
 イチョウは、正門から校舎に向かう道沿いに10本。高さ約20㍍。
 学校は1973年、廃止になった狛江浄水場の跡地に開校した。並木は浄水場ができた32年~33年ごろに植栽されたとみられ、樹齢は約90年。開校以来ほぼ半世紀、生徒たちを見守ってきた。
 募金活動のきっかけは、91年に起きた長崎県雲仙普賢岳の火砕流災害。生徒会が募金を提案し、当時の校長の助言でイチョウの実を活用することに。募金の返礼品として、拾い集めた銀杏を手渡した。以来、毎年全国各地の被災地などに義援金を贈り、2005年からは全校生徒による活動に拡大。今年は288人が参加している。
 運営の中心は、各クラスから集まった地域貢献委員会(27人)。登校時に、落ちた実を拾い、バケツに集める。一方、造園会社の協力でクレーンで実を落下させ、昨年からは学校の防災訓練の日に、狛江消防署のポンプ車が放水して実を落とし活動を支えている。
 皮むきは10月~11月、クラスごとに授業で取り組む。だが、実が強烈なにおいを放ち、つらい作業だ。生徒たちはジャージ姿でゴム手袋をはめ、水に浸してあった実を板の上で手でつぶし、堅い殻を取り出す。
 「においはきついけど、楽しんでやっています」。委員会副委員長で3年の長谷川誠拳さん(14)が笑顔で話す。
 手際よく仕上げるコツが、先輩から後輩に受け継がれている。その一つが「ハンバーグ」。実を一カ所にまとめ、手でもんで果肉を一気にそぎ落とす方法だ。「伝統の技です」と長谷川さん。
 水洗いした銀杏をプールサイドや校内に干し、袋詰めする。これまでは11月の市民まつりで募金活動をしてきたが、コロナ禍で、20年からは狛江駅前などで寄付を募っている。昨年は不作で約450袋(1袋70㌘)にとどまったが、約9万円を地元の病院に寄付した。「今年は豊作になりそうです」と伊地知俊二副校長は期待する。
 委員長で3年の杉崎百音さん(14)と、副委員長で2年の高間そよさん(14)は「銀杏募金は狛江三中の誇り。伝統を引き継ぐ気持ちで励んでいます」。委員会のメンバーは11月22日、25日、30日、狛江駅改札口前で募金を呼びかける。今年の寄付金は市に贈り先を委ねる。

 佐藤清孝(元新聞記者)

 


心もからだもほっかほか こまえ×銭湯 市民優待DAY

市内の銭湯をもっと知っていただき、より楽しんでいただくために、3日間限定の狛江市民優待DAYを実施します。

日程

11月29日(火曜日)・30日(水曜日)、12月1日(木曜日)

入浴料金

  • 大人(12歳以上)
    200円
  • 中人(6歳以上12歳未満(小学生))
    100円
  • 小人(6歳未満(未就学児))
    無料

※サウナ施設等の利用料金は通常どおり

対象施設

  • 富の湯
    西野川4-5-14
    (営業時間:午後2時~午前0時※最終入店時間は午後11時30分)
  • お湯どころ野川
    東野川1-30-14
    (営業時間:午後5時~午前0時※最終入店時間は午後11時30分)

※混雑時には、入場制限等を行う場合があります。

問い合わせ

地域活性課地域振興係


ロケ地巡りツアー「こまえロケ地さんぽ」

コマロケガイド「こまえロケ地さんぽ」を片手に、撮影時のエピソード等を紹介しながら巡ります。

日程

12月3日(土曜日)午後1時~4時

対象

市内在住・在学・在勤の方

定員

先着20人(要予約)

内容

狛江市役所市民ひろば集合→前原公園→藤塚第三児童公園→伊豆美神社→西河原公園→古民家園→和泉多摩川商店街→市役所解散(予定)
※移動には貸切バスを利用します。

案内人

清水寿美代さん(デイナイト株式会社)

申し込み・問い合わせ

電子申請で地域活性課地域振興係へ。


11月の市民相談

相談名 開催日・時間  相談員 申し込み等
法律相談 毎週月・木曜日
午前9時~午後0時10分
弁護士 事前予約制
(相談日の1週間前から秘書広報室で受け付け)
人権身の上相談 17日(木曜日)
午後1時~4時
人権擁護委員 事前予約制
(1日(火曜日)から秘書広報室で受け付け。
空きがあれば当日も受け付けます)
※夜間相談は相談当日の午後4時まで受け付け。
※行政相談は16日(水曜日)午後4時まで受け付け。
※通訳を希望する方はご相談ください。
行政相談 18日(金曜日)
午後1時~4時10分
行政相談委員
交通事故相談 15日(火曜日)
午前9時30分~正午
弁護士
土地家屋調査
測量表示登記相談
24日(木曜日)
午後1時~4時10分
土地家屋調査士会
不動産取引相談 8日(火曜日) 午後1時~4時10分 宅地建物取引業協会
相続相談 1日(火曜日)・15日(火曜日)
午後1時~4時10分
行政書士会
調布支部 
夜間相談 8日(火曜日)
午後6時~7時50分
カウンセリング・心の相談 2日(水曜日)・16日(水曜日)・30日(水曜日)
午前9時~正午
カウンセラー
女性のためのカウンセリング  9日(水曜日)
午前9時~正午
カウンセラー 
夜間相談 16日(水曜日) 午後6時~8時
登記相談 14日(月曜日) 午後1時~4時10分 司法書士会
調布支部
 夜間相談 28日(月曜日)
午後6時~7時50分
労働相談 18日(金曜日)
午前9時~午後0時10分
社会保険労務士会
武蔵野支部
税務相談 10日(木曜日)
午後1時~4時10分
東京税理士会
武蔵府中支部
※会場は東京税理士会武蔵府中支部
毎週木曜日
午前10時~正午
午後1時~4時  
事前予約制
会場は同支部
電話042(319)2825
消費生活相談 月~金曜日
午前9時~正午
午後1時~4時
消費生活相談員 地域活性課へ
(午後3時まで受け付け)
更生保護相談 22日(火曜日)
午前10時~正午
午後1時~3時
保護司 第1市民相談室へ
介護保険苦情相談 2日(水曜日)・16日(水曜日)
午後1時~4時
介護保険苦情相談員 福祉総合相談窓口へ
生活困窮の相談 月~金曜日
午前8時30分~午後5時
生活困窮者自立支援相談員 福祉総合相談窓口
こまYELLへ
こころの健康相談室 24日(木曜日)
午後1時30分~4時30分
精神科医師 事前予約制
(福祉相談課で受け付け)
ひとり親相談 月~金曜日
午前8時30分~正午
午後1時~5時
ひとり親家庭等専門相談員、
母子・父子自立支援員
事前予約制
(子ども政策課で受け付け)
婦人相談 婦人相談員
若者相談 8日(火曜日) 午前9時~正午 公認心理士等
29日(火曜日) 午後2時~5時
教育相談(電話相談) 月~金曜日
午前9時30分~午後5時15分 
教育相談員 教育支援センター
電話(3430)1411へ
健康相談 10日(木曜日)・24日(木曜日)
午前10時~正午
保健師、栄養士 直接2階フロアーへ
年金相談 毎週月・水・金曜日
午前9時~正午
午後1時~4時 
社会保険労務士 保険年金課へ
(午後3時30分まで受け付け)
シルバー人材センター入会相談  14日(月曜日)
午後1時~4時30分
狛江市シルバー人材センター
電話(3488)6735※電話予約制