狛江市単身高齢者等支援事業 ~安心して、老後・終末期を迎えるために~
単身でお暮しの高齢者の方が増えています。
「将来の生活や急な入院が心配」、「終末期の意思決定を誰に相談すればよいのか」、「亡くなった後の手続きはどうなるのか」といった、生活、医療、終末期、そしてお亡くなりになった後の葬儀、家財処分、行政官庁への届出等に関する様々な不安の声が寄せられています。
こういった不安を解消し、高齢者が身寄りのあるなしにかかわらず安心して地域生活を送ることができるよう支えるとともに、本人の意思に基づき、安心して老後や終末期を迎えることができるよう令和7年10月1日より、狛江市が、狛江市社会福祉協議会へ委託し、「狛江市単身高齢者等支援事業」を開始します。
狛江市単身高齢者等支援事業は、「相談・コーディネートサービス」と「直接支援サービス」の2つのを実施します。
相談・コーディネートサービス
単身高齢者等の日常生活や入院・入所時の不安、能力低下後の生活や死後に発生する手続き等に関する相談を受け、民間事業者等が提供するサービスの利用を含む関連する支援・制度について、必要な情報の提供および助言を行います。
対象者
狛江市民
※市内在住者であれば、どなたでも対象です。
利用料
無料
所得要件等
なし
直接支援サービス
直接支援サービスは十分な資力がない等、やむを得ない事由により、民間事業者によるサービスの利用等が困難な高齢者等に対して、定期的な見守りや施設入所を含む福祉サービスの利用援助、入退院時の支援等を、契約に基づき提供します。
直接支援サービスは、全ての方に提供する「基本サービス」と、ご希望に応じて選択できる「選択サービス」に分かれています。
直接支援サービスの詳細
基本サービスと選択サービスの詳細は以下のとおりです。
対象者
対象者は以下の条件をすべて満たす方です。
・狛江市内にお住まいの方
・65歳以上の方
・支援を望めるご親族等がいない方
・ご自身の意思で契約内容を判断できる方(判断能力を有する方)
・所得要件等を満たす方
※上記所得要件等に該当しない場合でも対象となることがありますのでご相談ください。
サービス内容
基本サービスと選択サービスの内容は以下のとおりです。
事業項目 |
事業内容 |
|
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基本サービス |
日常生活の見守り及び意思決定支援 |
(1)定期的な訪問及び電話連絡等による安否確認 (2)医療や介護等に関する意向確認 |
選択サービス |
福祉施設への入所を含む福祉サービス利用援助 |
(1)福祉サービスに関する情報提供・助言 (2)福祉サービスの手続き援助 (3)福祉サービス利用料の支払等 (4)苦情解決制度の利用援助 (5)住宅改築、居住家屋の賃借、日常生活上の消費契約、住民票等の届出等行政手続きの援助 (6)その他福祉サービスの適切な利用のために必要な一連の援助 |
日常的金銭管理 |
(1)年金及び福祉手当の受領に必要な手続き (2)医療費を支払う手続き (3)税金、社会保険料及び公共料金を支払う手続き (4)日用品等の代金を支払う手続き (5)前(1)~(4)に伴う預貯金の払戻、預貯金の解約及び預貯金の預入の手続き |
|
入退院支援 |
(1)入院説明時の同席及び契約の立会い等 (2)緊急入院した際の指定連絡先への連絡、主治医への情報提供及び入院時必要物品の用意 (3)預託金による入院費用の支払い |
|
公正証書遺言及び死後事務に関する支援 |
(1)公正証書遺言及び死後事務の委任に関する支援を受けるための専門職との調整及び必要な支援 (2)その他、法律の知識を有する専門職による支援が必要な場合の専門職との調整及び必要な調整 |
|
書類等の預かり |
(1)年金証書 (2)預貯金の通帳 (3)登記済権利証又は登記識別情報 (4)契約書類 (5)保険証券 (6)実印及び金融機関届出印 |
利用料
サービスの利用料は以下のとおりです。
サービス名 |
利用料 |
施設入所支援・入院退院支援 |
1日1回1,000円 |
生活支援サービス(福祉サービス利用援助・日常的金銭管理) |
1回60分まで1,700円 以降30分までごとに850円加算 |
生活支援サービス(書類等の預かり) |
1か月1,000円 |
所得要件等
対象となる所得要件等は以下のとおりです。
財産項目 |
資力基準 |
---|---|
資産 |
30,000,000円以下であること(居住用不動産を除く) |
収入・所得 |
・住民税が非課税又は課税総所得金額が1,600,000円以下であること ・不動産収入がないこと ・生活保護受給者でないこと |
負債 |
負債がないこと(住宅ローンは除く) |