10月の大型で強い台風第19号は、命を守る行動をとるよう注意喚起がされるほどの大雨で、市内でも大きな被害が発生しました。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 市では、昭和49年の多摩川堤防決壊以来の災害対策本部を設置し、一部地域に避難勧告を発令しました。狛江市が避難勧告等発令の判断材料とする多摩川の石原水位観測所における水位は、10月12日午後11時に平成19年の台風による6.02mを超える6.24m(ピーク水位6.33m)で、計画高水位の5.94mを超えました。
市内にある2カ所の雨水排水樋管が、多摩川の水位が高くなったことにより雨水が多摩川に排水できなくなるなど、床上浸水101棟、床下浸水191棟の被害が出てしまいました。今後は早急にできる対策を講じ、浸水した要因を関係機関等と究明し、国・都・関係自治体などと連携し対策をしてまいります。

狛江市長 松原俊雄