長崎県雲仙普賢岳噴火災害から始まった、狛江第三中学校の銀杏募金は先輩から後輩に引き継がれ、昨年で30回を数えました。
三中の正門を入ると通路の左右には、市の木「イチョウ」があります。その木になる銀杏を生徒が朝に拾い集めて、皮をむいて、洗い、干してから袋に入れる作業は大変です。全校生徒約250人が携わった銀杏は募金してくれた方にプレゼントされました。募金活動では、市民の皆さんからの「ありがとう」「応援しています」等の言葉が続ける励みになったそうです。
 市民の皆さんの善意で集まった義援金は、今回は新型コロナウイルス感染症に奮闘している医療従事者に贈ることが生徒によって決まり、市内の東京慈恵会医科大学附属第三病院に私が届けてきました。中村院長からは、生徒からのメッセージを見て、医療従事者は何よりの励みとなり、これからも頑張れる、と感謝の言葉をいただきました。

狛江市長 松原俊雄