1 大きな地震が起きたら

 地震が発生した場合、あわててむやみに行動すると危険です。緊急地震速報を活用したり、テレビやラジオなどから正しい情報を入手し、冷静に状況を判断して的確な行動をとりましょう。 

地震時の行動

  1. まず身を守る!机の下に隠れる
    丈夫な机の下に身を隠す、物が倒れてこない、落ちてこない場所に身を寄せるなど、身の安全を第一に行動しましょう。
  2. ゆれがおさまったら
    ガス器具やストーブなどの火の始末をします。万が一出火した場合は、落ちついて消火器などで消火します。
    また、窓や戸を開け、避難ができるよう出口を確保します。  

地震後の行動

  1. 正しい情報・確かな行動
    ラジオやテレビ、行政等からの正しい情報に基づき行動します。
  2. わが家の安全と近隣の安否確認
    自宅や家族の安全が確認できたら、隣近所で協力して消火活動や救出活動を行いましょう。一人暮らしの高齢者等、災害時要援護者がいる世帯には積極的に声掛けをしましょう。
  3. 確かな避難
    地域に大規模な火災の危険がせまり、身の危険を感じたら、一時避難場所や広域避難場所に避難します。
    避難が必要な時には、ブレーカーを切り、ガスの元栓を締めてから避難しましょう。
  4. 災害発生からの3日間
    一般的に、災害発生から3日間は、災害対応や人命救助が優先されることから、市などの行政による水や食料といった生活必需品の配布は十分に行われないことが想定されます。
    日頃から各ご家庭で生活必需品の備蓄をし、災害発生から3日間は救援物資等に頼らないようにすることが必要になります。

2 大雨・暴風に備える

 近年、ゲリラ豪雨とよばれる1時間に50ミリを超える集中豪雨が多発しています。都市部では、地表のほとんどが建物や道路の舗装で覆われ、雨水が地下に浸透しにくいため、局地的な豪雨による雨水の急増に、排水能力が追い付かなくなる事で起こる「都市型水害」が多発する傾向にあります。大雨による被害を最小限にするためには、日頃から水害に対する備えが必要です。避難をしている様子
 平成30年9月21日に発生した台風24号は、10月1日にかけて日本列島を縦断し、各地に大きな被害をもたらしました。狛江市でも、9月30日から10月1日早朝にかけて倒木などの多くの被害が発生しました。
 暴風被害も日頃からの対策をとることで、防いだり、軽減したりすることができます。家を守るためにも、また、人に被害を与えないためにも、日頃からの備えが大切です。

日頃からの備え

大雨
  1. 側溝、雨水ますの掃除を
    道路の側溝や雨水ますの詰まりは道路冠水や浸水の原因になります。日頃からの清掃にご協力をお願いします。また、車を乗り入れるためのブロックなどを置かないようにしましょう。
  2. 地下施設は浸水への事前対策を
    地下駐車場などに浸水が予想されるときには、「土のう」などの準備をしておきましょう。また、ポンプ等の排水施設がある場合は、日頃の点検・整備が大切です。
  3. 土のうをお渡ししています
    浸水防止には、土のうを積むことが有効です。市では、市民が自由に使用することができる土のうを保管する「土のうステーション」を設置しました。必要な時にいつでも土のうを持ち出すことができます。
    また、市役所防災センターでも土のうをお渡ししています。市役所でのお渡しは、平日午前8時30分から午後5時までの間となりますのでご注意ください。
暴風
  1. 屋根の点検をお願いします
    屋根瓦にずれなどがないか目視確認し、必要な時は修理しておくと良いでしょう。
  2. ガラス飛散防止フィルムで被害を抑える
    ガラス飛散防止フィルムは、暴風による飛来物で窓ガラスが割れた場合のガラス破片の飛び散りを防ぎ、怪我の防止になります。地震対策としても有効です(狛江市防災用品あっせんで購入できます)。
  3. 飛びそうなものは片づけましょう
    台風予報などで暴風が起こりそうなときは、家のまわりにある強風で飛びそうなものを中にしまいましょう。
    こまえ安心安全情報メールでも、台風情報を配信し注意をお願いしています。

簡易水防工法の例

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3 竜巻に注意する

 近年、竜巻による被害が多発しています。竜巻は、状況や規模によって大きな被害をもたらしますが、大雨や台風に比べて、その発生の予測が難しく、事前の対策が難しい面があります。自分や大切な人の身を守るため、日頃から竜巻に関する理解を深めて、適切な行動がとれるようにしましょう。 

竜巻とは?

 竜巻は、日本のどこでも発生するものです。台風、低気圧や前線(寒冷前線や梅雨前線)、寒気の流入など、「発達した積乱雲や積雲」に伴って突発的に発生する激しい渦巻きで、猛烈な風が吹くため、場合によっては短時間で甚大な被害をもたらすことがあります。

竜巻が近づいたときの特徴  

竜巻や竜巻が発生する積乱雲が近づいたときには、次のような現象が現れることがあります。 

  • 空が急に暗くなる。
  • ヒヤッとした冷たい風が吹く
  • 大粒の雨や「ひょう」が降る
  • 雷鳴が聞こえたり、雷光が見えたりする
  • ゴーという轟音がする
  • 気圧の変化で耳に異常を感じる
  • 雲の底から地上にのびる、ろうと状の雲が目撃される
  • 飛散物が筒状に舞い上がる

竜巻から身を守るために

場所 内容

屋内での身の守り方

  • 近くの頑丈な建物に避難する
  • 橋や陸橋の下に行かない
  • 物置・車庫・プレハブ(仮設建築物)などには避難しない
  • 電柱や太い樹木であっても倒壊することがあるため、近づかない
  • 飛来物に注意する

屋外での身の守り方

  • 窓やカーテンを閉め、窓から離れる(ガラス窓の周囲は大変危険!)
  • 雨戸やシャッターを閉める
  • 家の1階のなるべく窓のない部屋に移動する
  • 部屋の隅・ドア・外壁から離れる
  • 丈夫な机やテーブルの下に入るなど、身を小さくして頭を守る

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