1 日時 令和元年7月4日(木曜日)午後2時~4時
2 場所 防災センター401会議室
3 出席者

部会長    葉山 嘉一

職務代理   杉本 一正

部会員    川﨑 貴志

       白井 真一

       白井 和恵

       竹本 久志

       篠  清治

       由井 敏雄

                     幸野 智恵

       環境政策課長 植木 崇晴

事務局    環境政策課水と緑の係係長 海老原 悠輔

       環境政策課水と緑の係主事 丸山 雄規

       環境政策課水と緑の係主事 石濱 愛子

4 欠席者                     馬場 健司

                  小川 保 

5 議題

1 開会

2 報告事項

(1)「狛江の自然と生きものフォーラム」実施報告について

3 審議事項

(1)指標種について

(2)戦略の施策体系について

(3)リーディング・プロジェクトについて

4 その他

(1)次回の日程について

(2)その他

6 資料

資料1 「狛江の自然と生きものフォーラム」実施報告

資料2 指標種について

資料3 「(仮称)狛江市生物多様性地域戦略」の施策体系

資料4 リーディング・プロジェクトについて

参考資料1 自然環境調査実施場所の自然特性と生物多様性を高めるための課題について

参考資料2 第4回狛江市生物多様性地域戦略策定検討部会議事録(要旨)

7 会議の結果

1.開会 

 

2.報告事項

(1)「狛江の自然と生きものフォーラム」実施報告について

○事務局  

 資料1について説明

○部会長  

 この意見は、今日提案いただいた施策に組み込まれているのか。

○事務局  

 組み込んでいる。

○部会長  

 部会員の皆さんにもご参加いただいた。資料では、傍聴者2名となっているが、氏名を書き足しておくとよいかと思う。

 

3.審議事項

(1)指標種について

○事務局  

 資料2について説明

○部会長  

 生物多様性地域戦略に基づいて諸施策を実施していった先に、指標種の存在が安定的に確保される、という目標として、多くの方がわかりやすい種で選んでいる。指標種についてご意見があればお出しいただきたい。

○部会員

 「緑の多いまちなかの指標種」では、小さな水辺も含めた指標種を考えたほうがよい。ヒバリやツバメ、アマガエルなどは移動するので、全域的な指標種となるのではないか。また、「水辺の指標種」としてアキアカネが入っているが、畑に多いという印象が強く、見分けも難しいので種類を再検討すべきではないか。小さな水辺であればシオカラトンボなどわかりやすいものもいる。それから、カワラバッタは河川の氾濫を必要とし、生息条件が整うかは多摩川次第、国の河川管理の関わりといったところがある。市民がどうしたところで生息するとはかぎらない。

○部会員

 今のお話の一点目はヒバリとツバメ、アマガエルなどを水辺、まちなか両方の指標種にしたいということか。生態系ピラミッドを一本化するということか。

○部会員  

 どちらでもよいが、狭い市なので生態系ピラミッドを一本化してもよいと思う。

○部会員  

 両方の指標種に追加することに賛成である。そもそもピラミッドを二つに分ける必要がないのではないか。また、アキアカネよりもシオカラトンボのほうが多いのでシオカラトンボにしてはどうか。

○事務局  

 ご指摘の通り、どちらの環境にもいる種はある。どちらがイメージしやすいかというところで選んでみている。ただし、現在多い種を選んだのではなく、よい環境が保持されることの指標となる種として選定している。努力しなくても可能な種は入れていない。アキアカネは確かに見分けが難しいが、水辺と樹林地の両方が存在する環境を必要とする生きものであることと、数が減少してきていることから選んだ。種類数はあまり多くなるとわかりにくくなるので、絞っていく中で最低限必要である種を残している。そのような観点からもご検討いただきたい。

○部会員  

 指標種は「いたほうがよい」というプラスの意味合いであると思うが、反対にカラスなど多くて困っているような、いわゆる悪いものは入れないほうがよいのか。

○事務局  

 生態系の考えとして、いなくてよいという種はなく、健全な生態系が守られればバランスが取られるが、バランスが崩れると個体数が増減する。そのようなことを含めて考えていかなければならない。例えばカラスが増えているということならば、何故増えているのか、どうやって私たちの暮らしと共存させていくかを考えていくことが、生物多様性の取組みとなっていく。

○部会員  

 狛江市は都市農業を推進している。食害を起こすホンドタヌキを指標種としてよいのか。数が多くなると困るということはないのか。数のコントロールは別にしても、この小さい町では農業の推進とバッティングしまうのではないか。

○部会長  

 都市生態系を考えていくのに重要な観点である。人と共存しながら支えられる自然の質が維持されるのがよい。食害を起こす生きものについては、指標種とは別の視点から施策などで検討していく必要がある。続いて、ピラミッドを一本化するか、どちらにも共通の生きものをいれるか、であるが、個人的には分けておいたほうがよいと思う。環境構造に応じて生きものは暮らしているので、ある程度環境を念頭に置きながら指標種を設定しないと混乱につながる。また、このピラミッドを見るだけで、どのような環境があれば、どんな種が生きていけるのかがわかり、環境教育になる。

○部会長  

 水辺と緑の多いまちなかで指標種を分けるならば、ツバメについては採食や泥とり、集団ねぐらとして河川沿いを使っているので、「水辺の指標種」としてもツバメを追加することとする。

○部会員  

 ヒバリとチョウゲンボウは水辺を必須とする種ではないがどうか。

○部会員  

 多摩川では繁殖していないが、飛来する。環境が悪ければ飛来もしないことや、頂点の猛禽類であることから残してよいかと思う。

○部会員  

 野川ではどうか。

○部会員  

 野川にも飛来している。

○部会員  

 ヒバリについては草原性だが、畑や狛江高校、水道局の資材置き場などにいるので、緑の多いまちなかの指標種に追加してはどうか。

○部会長  

 ヒバリの研究をいくつか行っているが、水入れ前の畑にはヒバリがいるが、湛水した後にいなくなってしまう傾向にある。陸地として残る面積が繁殖を左右するようだ。まちなかの畑もヒバリがいる可能性はあるが、狛江市の畑の規模ではヒバリを維持することは難しいと考えられる。ヒバリは緑の多いまちなかの指標種に加えないこととする。

○部会員  

 アキアカネとは限定せず、指標種をアカネ類としてはどうか。

○部会長  

 先ほどシオカラトンボとの声も上がっていたがいかがか。

○部会員  

 範囲を広げてトンボ類はどうか。

○部会長  

 トンボは種類が多く、種によって好む環境が大きく変わってくる。

○事務局  

 ご指摘のように環境で種が変わってくるため、トンボ類、とすると指標種として範囲が広すぎる。

○部会長  

 シオカラトンボは人工物がある場所でも生息するため、指標種としては適さないかもしれない。

○部会員  

 以前、学校のプールにシオカラトンボ、アカネ類が卵を産みに来るため、プールの掃除をする前にヤゴをさらって野川に放流したことがある。

○部会員  

 ハグロトンボはどうか。

○部会長  

 ハグロトンボは水質のよい、綺麗な場所を好む。

○部会員  

 ハグロトンボが、指標としても見た目もわかりやすくよいと思う。

○部会長  

 それではアキアカネをハグロトンボに変更とする。先ほどカワラバッタについての意見も出ていたがどうか。

○事務局  

 カワラバッタは限られた場所にしかおらず、希少性もあることから、狛江の水辺環境の特性でもあると考える。多摩川の河川敷は国の所有地なので、環境を守るために市民にできることは確かに少ない。しかし、指標種として周知することで、カワラバッタの存在を確認し続けることができ、いなくなってしまったとき、原因の究明や、現状の改善を国土交通省に掛け合うことができるのではないか。

○部会長  

 カワラバッタは河川の氾濫による定期的なかく乱が必要な生きものなので環境の保全は難しいが、活動の目標として指標種とするのはよいかと思う。

○部会員  

 ヘビ類が指標種に入っていないのはなぜか。嫌われる生きものを入れることで啓蒙活動につながるのではないか。

○部会長  

 市民の多くが忌避しそうな生きものはいかがかと思う。変更点は、①ツバメを水辺の指標種に追加、②アキアカネをアカネ類とハグロトンボに変更、の2点とする。

 

(2)戦略の施策体系について

○事務局  

 資料3について説明

○部会員  

 テーマ1の①-2は「河川の流量保全」となっているが市としてどれくらいできるのか。また、テーマ1自体が野川と多摩川に偏っているように感じるが、市内の池などは入らないのか。小さな水辺にも有用性があると思う。

○部会長  

 池に関しての記載はテーマ3にあるが、「水辺の創出」となっており、既に存在する中小規模の止水に関しての記載は、確かに抜けていると感じるので追加するようにしてほしい。

○事務局  

 「河川の流量保全」については、夏季になると、野川の瀬切れが起きることを念頭においており、実際に東京都の野川に関する取組みとしても流域自治体と連携した流域涵養が掲げられている。

○部会員  

 テーマ1の②-1に「塚の保全」とあるが、塚とは古墳のことか。

○事務局  

その通りである。

○部会員  

 狛江市には塚と呼ばれている場所がたくさんあり、馴染みがあるが、一般的にはわかりにくいと感じる。

○部会長  

 括弧書きで古墳も記載してはどうか。

○部会員  

 「塚(古墳)」よりも「古墳(塚)」のほうがよいのではないか。

○部会長  

 それでは、「塚」の表記を「古墳(塚)」に変更するものとする。

○部会員  

 テーマ1の③-1について、「農地の保全と活用」とあるが、具体的に活用とはどのようなことか。

○事務局  

 防災協力農地制度の「活用」を通じて保全するという意味で入れていたが、取組み項目としては「農地の保全」と修正したい。

○部会長  

 農地で食害を発生するヒヨドリや、狛江市ではないかもしれないが駅前に大群でねぐらをとる鳥、先ほど出たカラスの問題など、人の対応で共存をはかるということがあると思うが、その内容が抜けているように思われる。テーマ2の①-2の「身近な生きものとの共存推進」の取組み内容例の表現「忌避動物、危険動物への対処法」とあるが、ここに、「農業あるいは生活上問題を発生させる生きもの」を追加してはどうか。

○部会員  

 生物多様性のところに入れない方がいいと思う。嫌われる動物を守るというのはいいが、害があるが希少種ではない生きものについては別の話にした方がよいのではないか。

○部会長  

 テーマ2の①-2への追加記載はなしとする。テーマ2の③-2は「土壌の保全」となっているが、1項目として扱わなくてもよいのではないか。取組みとしては必要だが、一つ上の項目である「開発等行為等における・・・・・」と並列していることにも違和感がある。

○事務局  

 公園管理と開発行為等の中の具体的な取組みに分けるなど、適宜、見直し、必要に応じて修正を行う。

○部会員  

 落葉についてはクレームが多く避けて通れないと思うが。

○事務局  

 落葉の問題については、テーマ2の①「まちなかにおける自然との調和」の中で取り扱っていきたい。

○部会長  

 テーマ3-②の緑・水辺ネットワークづくりの推進であるが、ネットワークを形成することでいいこともあるが、そうすることによって外来種が入ってきてしまったというマイナスの効果が出ている場所などがあることも念頭にいれておきたい。

○事務局  

 ドイツで行政が地域の在来種の種を増やして配布し、地域で在来種による緑化を普及する取組みが行われているが、その配布されている種を事例として回覧させて頂くのでご覧いただきたい。狛江市では園芸の事業者も多いので、連携して在来種の緑化と地域経済の活性の両方につなげる取組みも考えられるのではないかと考えている。

○部会員  

 テーマ4について、先生方の研修会を実施したとの説明があったが、実施主体はどこなのか。

○部会員  

 狛江市内の教員が組織している「小学校教育研究会」が実施し、その研修会の一つとして行った。

○部会長  

 参加された先生の反応はいかがだったか。

○部会員  

 狛江に長くいる先生もいるが、生物を専門としている先生は非常に少ない。狛江の自然の豊かさなど、先生方にとっても新たな発見があったようだ。11月には狛江の自然の教材を活かした授業を実施する予定である。

○部会長  

 教員養成のカリキュラムでは、すべての先生方が生きものに関して理解できるように組まれているのか。

○部会員  

 小学校の教員は、大学で全教科を学ぶが、地域の自然教材を扱った授業について学ぶことはない。そのため、狛江の自然を学ぶことは大切だと思っている。また、東京都では6年くらいで他自治体などに異動になり、せっかく地域の自然を分かりかけたときに異動してしまう。加えて最近は若い教員が多く、なおさら直に自然を学ぶことが大切だと思う。理科の教科書には四季の生きものの移り変わりが、生活科の教科書の中では自然探しに関する項目があり、それらの内容を実際に地域に出てやれるとよい。最近はICTが普及しており、タブレットの情報だけで授業を行うこともできるが、理科の先生を突破口として、地域の自然を活用した授業をしてもらうことをまず目標にしたい。

○部会員  

 研修会はどのような内容だったのか。

○事務局  

 西河原公園での屋外講座と、室内での講義の二本立てで行った。屋外では、生きものの見方の例として、イベント等で実際に行っている自然を楽しんでもらうためのクイズや、カタバミを使った十円玉磨きなど、身近な公園でにおいや味、触感など五感を使って楽しむことができる具体的な方法の紹介を行った。室内では、生物多様性の考え方や生物調査の結果をお伝えした。

○部会員  

 テーマ6の①-1について、在来種を活用する際には、地域の系統を守るということも大切だと思う。土壌のシードバンクも含め、地域に生き残っているものを大切にしたい。

 

(3)リーディング・プロジェクトについて

○事務局  

 資料4の説明

○部会長  

 プロジェクト5について、自然環境に関する情報や写真等のデータを提供とあるが、学校で共用するサーバーがあり、そこに情報を入れておくと全ての学校で確認できると聞いている。

○部会員  

 学校の枠を越えて使用できる共有サーバーを去年の夏に整備した。小学校ではタブレットもそろっている。紙に印刷するだけでなく、画像などを、タブレットを通じて教室に投影することもでき、授業の幅の広がりに効果を期待している。

○部会員  

 参考資料1について、狛江高校と水道局の資材置き場が入っていないので、追加してほしい。

○事務局  

 こちらは既に行った生物調査の結果を取りまとめたものである。

○部会長  

 今後調査をする際に、調査場所として検討するよう留意することとし、ここに追加は行わない。

 

4.その他

(1)次回の日程について

事務局  

 8月26日(月曜日)または8月27日(火曜日)の午前10時からを予定しているが、ご都合はいかがか。  

 〈意見無し〉

○事務局  

 それでは次回の策定検討部会は26日(月曜日)の午前10時からとする。

 

(2)その他

○部会長  

 その他、部会員から何かあるか。

 〈意見なし〉

 ○部会長  

 それでは、本日はこれで閉会とする。