1 日時

令和5年11月28日(火曜日)午後4時~5時

2 場所

狛江市防災センター4階会議室

3 委員

狛江市消防委員長:谷田部利夫

狛江市消防委員:絹山晃広、秋元克彦、秋元惠司

事務局:田部井則人、鈴木弘貴、大久保正紀、関源次郎

狛江市消防団長:大津喜一

4 委嘱状交付式

5 開会

 委員長挨拶

6  議題

  1. 消防団員の定員等について

7 配布資料

  1. 消防団員の定員等について(説明資料)
  2. 同規模自治体の消防団に関する任期など調査票

8 会議の結果

1.消防団員の定員等について

【事務局】
 ただいまから、令和5年度狛江市消防委員会を開催します。議事に入るまでの間、事務局の方で進行させていただきます。
 それでは最初に、谷田部委員長よりご挨拶をお願いします。

【委員長】
 本日はお忙しい中、皆さんお集まりいただきありがとうございます。
 新型コロナウイルスの流行も終息の兆しが見え、皆さまの生活も元に戻りつつあり、大変忙しくされているところかと思いますが、引き続きご協力をお願いいたします。
 今回の議題は、市長から諮問された消防団員の定員等についての継続審議です。円滑に議事が進行しますようよろしくお願いします。

【事務局】
 それでは、議長につきましては、狛江市消防委員会条例第9条に委員長は委員会を代表し議長となると規定されております。恐れ入りますが、ここからは谷田部委員長に進行をお願いいたします。

【委員長】
 ただいまから、狛江市消防委員会を開催します。
 本日の出席者は4名です。委員会条例第8条の規定により、半数以上の出席があり、会議が成立しています。
 これより議事に入ります。議題(1)消防団員の定員等についてです。
 前回の会議で、消防団の活動が2年任期に変更になったことや、排水ポンプ車運用を担ったことに伴い、消防団運営が大きく変化していることを確認しました。
 大きく変化状況を受けて、今後の検討の参考として、狛江市と同規模の自治体の定数や任期などの状況や取組を調査・研究し、報告すること。また、特に消防団員の新たな負担となっている排水ポンプ車運用の負担軽減等について、今後の対応を検討し、報告することを消防団及び事務局に依頼しています。用意していただいた資料が長いので、「1 同規模自治体の消防団に関する任期等について」と「2 排水ポンプ車運用の現状と課題について」を分けて質疑・検討を行います。それでは事務局から説明をお願いします。

【事務局】
 (資料に沿って「1 同規模自治体の消防団に関する任期等について」を説明)

【委員長】
 事務局から「1 同規模自治体の消防団に関する任期等について」の説明が終わりました。何かご質問のある方は発言をお願いします。

【委員】
 本部付はいずれの自治体もあるものなのでしょうか。

【事務局】
 名称・目的はそれぞれ異なるところもありますが、現在は機能別団員としてほとんどの多摩地域の自治体で設置されています。

【委員長】
 任期については、いずれの自治体も狛江市同様2年としています。一方、大きな改選、役職者は4年単位としている自治体があるようです。
 また、ノウハウの継承については任期を終えた分団長がそのまま団員として残る他、団全体での訓練や操法大会を実施しているようです。
 狛江市では操法大会は実施していないと伺っていますが、どのような取組をしていますか。

【事務局】
 操法大会は現在実施しておりませんが、より実戦的かつ競技性を備えたホース延長審査会を行っています。現在、操法大会のあり方が見直されている中で、ホース延長審査会について他自治体からどのように取り組んでいるか問い合わせを受けることもあります。

【消防団長】
 操法大会は形式的な演技作法を問われるところがありますが、ホース延長審査会では、指令の受信から火点までの放水までの時間を分団間で競っているものです。ただ、放水までのスピードを競うだけでなく各作業の安全性や正確性なども消防署に採点してもらっています。競技性もあるので、各分団のモチベーションの向上にも寄与しています。

【委員】
 消防団員の年間の火災等の災害出動回数はどのくらいありますでしょうか。また、どのくらいの分団が出動していますか。

【事務局】
 例年およそ30回程度でございます。実際に火災対応にまで及ぶのはこれよりも少なくなります。

【消防団長】
 各分団の出動状況は、置場待機なども含めれば、ほとんどの分団が毎回無線開局までは行っています。現着に及ぶのはだいたい4個分団は出動しています。
 過去に比べて、災害出動数は減っている傾向もありますが、様々な役割が増えておりますので、訓練の種類・頻度は増えています。

【委員長】
 団員の負担軽減として、行事やイベントの出動日数を減らす工夫をどの自治体も行っているとのことです。狛江市では具体的にどういう工夫を行っているか教えてください。

【事務局】
 全体訓練及び各種行事の整理・統合を行っています。例えば、昨年のの歳末警戒(表敬訪問)の時間短縮を行いました。

【消防団長】
 この後の資料説明でも触れますが、特に訓練日数が増えた排水ポンプ車運用訓練を普通教育訓練と同日に行う等の工夫を行っているところです。また、これまで午前で終わっていた訓練を、午後まで延長して行うことも今年度から取り組んでいます。

【委員長】
 わかりました。形式的な演技作法を学ぶことも大切ですが、消防団の本来の使命を考えれば、災害現場で役立つより実戦的な訓練に取り組むことが重要であると考えています。現在、狛江市では既にそうした取り組むを進めているということは大変良いことだと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。他にご意見等なければ、続いて「2 排水ポンプ車運用の現状と課題について」の説明をお願いします。

【事務局】
 (資料に沿って「2 排水ポンプ車運用の現状と課題について」を説明)

【委員長】
 事務局から「2 排水ポンプ車運用の現状と課題について」の説明が終わりました。何かご質問のある方は発言をお願いします。

【委員】
 排水ポンプ車運用に30人程度の動員を行っており、非常に大規模な活動だと思います。実際にどのあたりの作業において人が割かれているのでしょうか。

【消防団長】
 ホースの延長に多くの人員と時間を要しています。そのため、今年度から団内で負担をシェアすることも見据え、サポート要員としてさらに動員を行いました。

【委員】
 ホースの距離はどのくらいあるのでしょうか。

【事務局】
 場所によって異なりますが、最大延長で200mになります。

【委員】
 排水ポンプユニットを移送する車両はどうなっていますでしょうか。

【事務局】
 平時は水防倉庫に保管されており、必要に応じて、課に配備されているトラックに搭載して現地に出動します。

【消防団長】
 あらかじめ台風などの到来は予想できますので、出動の可能性がある場合は、その前日までにトラックにユニットの搭載を済ませておくよう運用しております。

【委員長】
 非常に責任・負担の大きい活動だと感じます。平日の昼などは、必要な人数を団で確保することも難しい場合が考えられます。市職員などもある程度運用できるようにしておく必要があります。

【事務局】
 担当課職員に講習を受けてもらい、トラックへのユニットの搭載など、特に重要な行程の作業は市職員でもできるようになっています。

【消防団長】
 消防署員も排水ポンプ車運用訓練には参加してもらい、ホース延長などは連携して取り組んでいます。有事の際には署との連携も期待しています。

【委員長】
 来期消防団において、排水ポンプ車運用の改善に向けた試験的な取組を行うとのことですが、これらの試験的な取組の結果は、次回の委員会で報告をお願いしたいと思います。結果の報告はいつ頃できますでしょうか。

【事務局】
 排水ポンプ車運用訓練は総合水防訓練がある6月いっぱいまで行われますので、6月以降に試験的な取組の結果をとりまとめ、報告させていただければと考えています。

【委員長】
 わかりました。それでは、6月以降の消防委員会で報告をお願いいたします。他にご意見等なければ、議題(1)の報告を終わります。

【委員長】 
 次に議題(2)その他についてですが、事務局より何かありますか。

【事務局】
 次回の消防委員会についてですが、先ほどお話ありましたとおり、試験的な取組の結果をとりまとめる期間もありますので、消防団との検証・調整も加味して来年の8月以降の開催予定でよろしいでしょうか。

【委員長】
 事務局から次回会議は8月以降の開催との提示がありました。詳細な日程は改めて時期が迫りましたら行うことになりますがいかがでしょうか。

(委員から異議なし)

【委員長】
 それでは次回は来年の8月以降に行います。他に委員の皆さんから、何かありますか。

(委員から特になし)

 特にないようでしたら、本日の消防委員会はこれをもって閉会とします。
 委員の皆様には、お忙しいところお疲れ様でした。