12年前の3月11日は東日本大震災が発生した日です。この震災で忘れられない言葉があります。当時の亀山石巻市長に電話し支援を望まれましたので、当時の総務部長に市の支援物資の搬送と職員派遣の調整をお願いしました。翌日、石巻のまちと海が望める日和山公園からの部長の一報が「心が折れました」でした。映像でも悲惨な状況が報道され、それを目の当たりにした涙ながらの言葉でした。
 また、多くの消防車両が津波等により被害を受け、消火活動等に支障があることから消防団のポンプ車を寄贈に行きました。その際、被害が大きかった雄勝地域で地元の消防団員の方にお会いし、仲間がみんな海の方で警戒にあたっていたことを聞きました。「自分だけ生き残ってしまった。これからどうすればいいのか」と言われ、返す言葉もありませんでした。
 震災から12年。私たち一人一人の命の尊さに、改めて思いを馳せています。

 狛江市長 松原俊雄