令和7年度 第3回市民福祉推進委員会(令和7年11月4日)
|
1 日時 |
令和7年11月4日(火曜日)午後6時30分~8時05分 |
|
2 会場 |
防災センター4階会議室およびオンライン |
|
3 出席者 |
委 員:白川 正和、北澤 智子、宮本 ゆかり、細谷 明美、 蒲池 美緒、梶川 朋、竹中 石根、南谷 吉輝、 東 貴宏、吉川 哲也、中村 美安子、眞保 智子、 大森 顕、谷田部 茂、宗像 秀樹、冨田 泰、波瀬 公一 事務局: |
|
4 欠席者 |
副委員長:加藤 雅江 委 員:大橋 晃太、河西 あかね |
|
5 議題 |
|
|
6 資料 |
|
| 7 会議の結果 |
(委員長)
みなさんこんばんは。本日はお忙しい中、令和7年度第3回狛江市市民福祉推進委員会に御参加いただきまして、ありがとうございます。防災センターの会場とオンラインとのハイブリット方式で開催させていただきます。オンラインで参加されている方は、議事進行中は音声をミュートにしていただき、発言をする際には挙手をお願いします。その際、ミュートを解除してから御発言ください。
また、本委員会は会議録作成のため、音声認識システムを使い文字起こしをしています。音声を確実に拾うために、各テーブルにマイクを設置しております。会場参加の方は、御発言の際はマイクをオンにし、マイクに向かってお話しください。オンライン参加の方は、大きな声でゆっくりとお話いただきますよう、御協力をお願いいたします。
では定刻になりましたので、議事を開始させていただきます。
欠席者・遅刻者の確認を事務局からお願いいたします。
(事務局)
事務局より本日御欠席の御連絡をいただいてる方について御報告させていただきます。加藤副委員長、河西委員、大橋委員から本日御欠席の御連絡をいただいております。現在、会場10名、オンライン8名の計18名御参加いただいてございますので、福祉基本条例施行規則第25条第1項の規定による「委員総数の半数以上の委員の出席」という会議開催の要件を満たしておりますため、本委員会は有効に成立してございます。
欠席者・遅刻者の確認は以上となります。
(委員長)
それでは、議題に入る前に本日の資料の確認をいたします。事務局から説明をお願いします。
(事務局)
本日の資料ですが、通常は資料一式を用いて御説明させていただいていますが、議題1及び議題2では資料内での移動が多いために、本日は補足資料等を別途送らせていただいております。
まず、資料一式は全体で317ページございます。
本日の目的です。
・「狛江市第1次地域共生社会推進基本計画実施計画(以下「実施計画」といいます。)狛江市地域共生社会推進会議令和6年度評価結果」及び「実施計画に関する市民福祉推進委員会、高齢小委員会、障がい小委員会及び権利擁護小委員会による進捗状況評価令和6年度報告書」並びに「狛江市第1次再犯防止推進計画 取組状況確認表(以下「確認表」といいます。)市民福祉推進委員会及び”社会を明るくする運動”狛江市推進委員会 令和6年度報告書」の作成についての報告。
・実施計画(令和7年度)及び確認表(令和7年度)の作成についての報告。
・計画策定に向けた市民意識調査の調査票についての審議。
・次回の会議日程についての報告。
としており、それに関する資料を御用意させていただいてございます。
続いて本日の議題及び資料についてです。
議題1 報告実施計画(令和6年度)及び確認表(令和6年度)の進捗管理報告書の作成について【資料1】【資料2】【資料3】
議題2 報告 実施計画(令和7年度)及び確認表(令和7年度)の作成について【資料4】【資料5】
議題3 審議 計画策定に向けた市民意識調査の調査票について【資料6-1】【資料6-2】
議題4 その他【資料7】
先ほど御説明いたしました、資料一式と一緒に送らせていただきました補足資料について御説明させていただきます。
【補足資料1】狛江市第1次地域共生社会推進基本計画 実施計画の策定について
【補足資料2】第1次地域共生社会推進基本計画(一部抜粋)
【補足資料3】前回市民一般調査フォーム画面
【補足資料4】こまポについて
(追加)【単身高齢者等支援事業】狛江市 第10期介護予防・ニーズ調査(案)(抜粋)
追加の資料につきましては、先ほどオンラインの参加の委員の皆様に送らせていただきました。こちらについては、先週木曜日に権利擁護小委員会を開催しまして、そこで市民一般調査の内容について御意見を賜ったところです。表題が介護予防・日常生活圏域ニーズ調査となっておりますが、市民一般調査でも、ほぼ同一の内容で調査を行う予定でございます。対象の設問につきまして、権利擁護小委員会で御意見いただいたものを反映させた資料を共有させていただきました。資料一式に間に合わなかったために、別添で御準備させていただいております。
説明は以上となります。
(委員長)
それでは議事に移ります。
議題1 報告実施計画(令和6年度)及び確認表(令和6年度)の進捗管理報告書の作成について
です。事務局より説明をお願いします。
(事務局)
資料一式と【補足資料1】をそれぞれ御覧いただきながら御確認いただけたらと思います。はじめに【補足資料1】になりますが、狛江市地域共生社会推進基本計画の実施計画の流れを基本計画から抜粋し加工したものとなっております。皆様に第1回、第2回市民福祉推進委員会でも御説明をさせていただきましたが、令和6年度の実施計画を昨年9月に策定いたしまして、事業に取り組んで参りました。そちらを踏まえて、担当課によって実施計画の評価を行いました。その結果を地域共生社会推進会議に報告いたしまして、地域共生社会推進会議の中で、評価を固めさせていただきました。令和7年4月15日と25日に地域共生社会推進会議を開催し、その結果をまとめたものが【資料1】となっております。資料一式10ページを御覧ください。地域共生社会推進会議の中で、4段階の評価をしており、例えば基本目標1ですと、A評価が9個、C評価が1個で評価をさせていただいたものとなってございます。続きまして、23ページ目以降が評価の個票になっておりますが、実際にどのような実施状況であったかということと、それを踏まえてどういった評価をしたのか記載してございます。こちらを踏まえまして115ページ目からが、「推進会議からの意見及び意見に対する担当課からの回答」となってございます。こちらの一番上の項目の中で、左から3つ目「担当課による進捗状況評価(当初)」が担当課で行った段階の評価となります。それに対して隣にありますのが「(D)-1 主な重点取組に対する狛江市地域共生社会推進会議における評価」ということで、A評価だったものをそのままA評価としているものもあれば、B評価、C評価としたものもあるというところでございます。さらに、付していただいた意見に対する担当課からの回答も記載をしており、令和6年度の実施計画に対する評価結果を取りまとめをさせていただきました。
こちらを、市民福祉推進委員会及び各小委員会で御確認いただいたということでございます。再度【補足資料1】に戻りますが、市民福祉推進委員会では、6月3日と7月1日にそれぞれこの【資料1】に記載した内容を御確認いただいて、御意見を賜り、7月1日の令和7年度第2回市民福祉推進委員会をもって市民福祉推進委員会の評価が固まりましたので、【資料2】を確定させていただいた形となってございます。
再度、資料一式に戻らせていただきまして、127ページ目に移ります。市民福祉推進委員会で実際いただいた評価を記載しております。当初は5段階評価で御提案させていただき、そのあと3段階にと改めさせていただきましたが、「推進会議の評価のとおりとする」といただいたものが6件、「推進会議の評価のとおりとするものの意見をいただいたもの」が17件、「推進会議の評価と異なる評価とする」としたものが2件と、御意見をいただきました。その下段に、各取組ナンバーごとにそれぞれ御意見いただいたものを列記させていただいてございます。
続きまして【資料3】になります。143ページ以降になりますが、こちらは確認表の進捗状況評価となっておりまして、【資料1】と【資料2】を一体化して記載させていただいたものとなります。内容についての説明は割愛させていただきます。
このように、【資料1】、【資料2】、【資料3】ということで、昨年度の評価結果を取りまとめさせていただきましたので、御報告させていただきます。
議題1についての説明は以上となります。
(委員長)
ただいま事務局より、実施計画(令和6年度)及び確認表(令和6年度)の進捗管理報告書の作成について説明がありました。何か御意見、御質問等はありますでしょうか。
(委員)
特になし
(委員長)
今まで市民福祉推進委員会の皆様に御協力いただいて、地域共生社会推進会議の評価についての御意見をいただきました。特に重層的支援体制整備事業に関しましては、4年目になって厚生労働省も中間取りまとめということで、5月に報告書を出しています。その前に、財務省との調整もあって、全国的には交付金の査定をかなり厳しく評価されています。多機関協働事業、参加支援事業で、2割の自治体が支援の実績がないということで、交付金が全国的には10億円削減されています。
そうした中で、狛江市はこのように非常に事務局も御苦労されたと思いますが、狛江市の庁内でも真剣に取り組んでいただいて、これからの課題もあるかと思いますが、評価作業を丁寧に行っていただいたということ、私個人としては大変に評価をしたいと思います。
またこの経験を、次年度にもさらにブラッシュアップしていけたら良いのではないかと思っているところです。
よろしいでしょうか。それでは次の議事に移ります。
議題2 報告 実施計画(令和7年度)及び確認表(令和7年度)の作成について
です。事務局より説明をお願いします。
(事務局)
【資料4】と【資料5】になります。196ページ目を御覧いただければと思います。補足資料1を用いて御説明をさせていただきます。先ほど【資料2】でいただきました市民福祉推進委員会等からの御意見と【資料1】の評価結果を踏まえ令和7年9月9日の庁議を経まして、実施計画(令和7年度)を策定させていただきました。
また、確認表も合わせて策定しました。資料一式に戻ります。212ページ以降に、各実施計画の個票ということで、委員の皆様からいただいた御意見等を受け、全ての目標(値)等を見直せたというわけではありませんが、成果指標を変更させていただいたり、表現を改めさせていただいたり、そのままとさせていただいてるものもあるという形にはなっておりますが、実施計画を策定させていただきました。御協力ありがとうございました。本日、紙資料を御希望の方には、資料と一緒に冊子を郵送させていただいてございます。データ希望の方で、冊子が必要な方がいらっしゃいましたら、事務局で紙冊子を御用意させていただいておりますので、担当までお申し付けいただければと思います。オンライン参加の方で、もし紙冊子を御希望の方がいらっしゃいましたら、事務局まで御連絡いただければと存じます。
説明は以上となります。
(委員長)
ただいま事務局より実施計画(令和7年度)及び確認表(令和7年度)の作成について説明がありました。
何か御意見御質問等はありますでしょうか。
(委員)
特になし
(委員長)
よろしいでしょうか。それでは、次の議事に移ります。
議題3 審議 計画策定に向けた市民意識調査の調査票について
です。事務局より説明をお願いします。
(事務局)
説明に入らせていただく前に、【補足資料2】に基づいて御説明させていただきます。
現在の地域共生社会推進基本計画は令和6年から令和11年度までの一体の計画となっておりまして、必ず見直しをする必要はないものでございますが、構成計画でございます介護保険事業計画と障がい福祉計画、障がい児福祉計画が見直しをされます。それに伴って、必要があれば施策の見直しも行うということで、今回合わせて市民意識調査等を行わせていただく予定としてございます。【補足資料2】の3ページ目を御覧いただければと思います。こちらは前回の市民一般調査の状況を説明した資料となっております。今まで、市民前々回までの調査につきましては、郵送形式で行っておりました。前回から、16歳以上の市民を対象にということで、厳密に言うと7万2000人全員にプッシュ通知を行ったわけではありませんが、対象としましては7万2,535人を対象に、LINEアカウントによるプッシュ通知、ホームページ、市の公式X等で周知をいたしました。オンライン形式で調査を行いまして、令和5年1月13日から1月31日にかけて調査を行っております。
なお、今回は実施しませんが、子ども市民調査も同時に行っておりました。
続いて4ページになりますが、前回は1,278名の方に御回答の御協力をいただきまして、回収率自体は、母数が非常に大きいため1.8%となっておりますが、回答者の年齢構成というところを見ていただければお分かりになるかと思いますが、今まで郵送調査ですと答えていただくのが大体50代以降というような偏りがあったのですが、前回オンラインとしたことで、10代の方も0.2%、20代の方は4.6%、30代から60代にかけては、ほぼ2割ずつ御回答いただいて、70代の方も10.5%、80代以上の方も2.4%と、幅広い年代にお答えをいただいたということがございました。こちらを踏まえまして、今回もオンラインでの調査を行いたいと考えているところでございます。実際のオンライン調査がどのようなイメージか御紹介するものとして【補足資料3】を用意しています。QRコードから飛んでいただくと、本人の基本情報から始まり、「年齢はおいくつですか」、「お住まいの地域はどちらですか」、「婚姻状況を知らせてください」というような、基本情報等をお伺いさせていただきながら、仕事の状況、お住まいの状況等も伺い、それに続きまして、「社会とのつながり・社会的孤立について」というようなことを調査させていただきました。
こちらを踏まえまして、資料一式の296ページ目を御覧いただければと思います。
【資料6-1】になります。こちらが、前々回、前回、今回ということで、3回分の調査について、それぞれどのような項目について調査したかを並べた一覧表となってございます。前々回から前回にかけましては、ちょうどコロナ禍というところもございまして、特に孤独・孤立問題も大きく取り沙汰されたということで、前回から、この「人々のつながりに関する基礎調査」を参考にさせていただきまして調査項目の追加をしてございます。
今回につきましては、追加調査も行いながら、できる限り調査項目をスリム化していこうと考えてございます。例えば297ページ目の一番上になりますが、前回は新型コロナウイルス感染症に伴う人とのコミュニケーションの変化、日常生活の変化、というところを聞いておりましたが、コロナ禍も開けて大分経っておりますので、こちらの項目については削除をしたいと考えてございます。
また、前回は再犯防止推進計画の策定に伴いまして、市民の意識を調査するということで、「4 再犯防止について」という項目を調査させていただきましたが、今回につきましては、現在「●」を付けてございますが、今回は再犯防止推進計画の更新を予定しておりませんので、事務局としては削除したいと考えてございます。
その代わりになりますが、新たに追加したい項目といたしまして、298ページ目の「6 単身高齢者等支援について」ということで、10月1日から狛江市社会福祉協議会(以下「社協」といいます。)に委託をして実施しております単身高齢者等支援事業に関する調査項目を追加すること、また、先ほど委員長からもおっしゃっていただきましたが、重層的支援体制整備事業が現在厚生労働省より市民の声をどれだけ取っているのかというような話も出てきておりますので、そちらに関する追加項目を設定したいと考えております。また、デフリンピックも始まりますが、手話についての項目についても追加で聞きたいと考えてございます。
なお、前回の市民一般調査は基本的に、LINEのお友達登録をしている皆様に一斉配信をさせていただきましたが、LINEのお友達登録をしていただいた方が、コロナの予防接種を契機に、登録していただいた方がほとんどでございまして、登録の情報が古くなっているというところがございます。どういった課題があるかと言いますと、まず、狛江市は人の出入りが激しい自治体であるため既に転出した方が多いのではないかということ、また、親の予防接種を登録するために、市外の御家族が登録されていたということもあるようでございます。現在、有効登録者数は4万3,000人ほどいらっしゃるのですが、実際に狛江市民でお友達登録されてる方は、3万人ぐらいではないかということを担当課からヒアリングしております。そのような中で有効に調査を行うため、このLINEの友達登録をするに当たり、興味がある分野と、年齢をそれぞれ登録をしていただいています。興味のある分野を「セグメント」というような言い方をしておりまして、例えば、環境やごみに興味があるや、福祉・健康に興味があるといったセグメントがあります。今回、調査の内容からいたしますと、防犯、防災に関することについても確認いたしますので、「防災・安心安全」のセグメントや、仕事についてもお伺いしますので「仕事・就職」に興味ある方、「福祉・健康」に興味がある方、「子育て・教育」に興味がある方を対象に、調査をさせていただきたいと思っております。
また、年齢についても、前回も16歳以上ということで行っておりますが、今回も年齢要件にあわせて調査を実施したいと思ってございます。セグメントごとの登録者数は把握できないようですが、他の調査では大体6,000人ぐらいに調査ができたということがございましたので、より興味がある方に対して、プッシュ通知でお知らせし、また、市のホームページにもリンクを貼りますので、それ以外の方にもPRをしていきたいと思ってございます。
回収率向上の取組の一環として、【補足資料4】になりますが、「こまポ」というものの導入を現在考えてございます。「こまポ」とは、今年の6月以降に始まった制度になるのですが、市の事業に協力をいただいた方につきまして、ポイントを付与して、協力店でポイントを使っていただけるというような制度となってございます。実際の付与事例が、【補足資料4】の2ページ目に入れさせていただいております。例えば、リチウムイオン電池の発火が今問題になっておりますが、そういったものの廃棄にあたって、直接ビン・缶リサイクルセンターに持ち込んでいただくと10ポイント付与ですとか、また、小型家電の回収イベントで、会場に持ってきていただくと50ポイント、環境・エコについて学ぶと200ポイントもらえる、というような形です。現在環境部門が先行してこまポの付与を行っております、こちらを導入することで、回収率に向上につなげたいと思ってございます。実際にどういったところで使えるかというと、3ページ目にありますが、市内のクリーニング店やカフェなどに協力をいただいて、それぞれサービスに使えるというようなことでございます。こちらの浸透も兼ねて、実施をしたいということで現在調整を進めております。
なお、前回どおりの1,200件程度の方に御回答いただくと、すべてを事務局の方でポイント付与するのが難しいという話もありますので、付与の方法につきましては現在、担当課と調整中でございますが、一つのインセンティブとして、採用したいと現在考えておるところでございます。
再度、資料一式に戻らせていただきます。299ページ以降の資料6-2を御覧いただければと思います。実際には先ほど【補足資料3】でお見せしたような形の調査項目になりますが、見づらいために今PDF化をさせていただいております。あくまでイメージということで御確認いただければと思います。
前回と同じように、本人の基本情報をまず確認させていただきます。続きまして「社会とのつながり・社会的孤立」については、狛江市は特に単身世帯が多い地域でございますので、こちらについては引き続き調査をさせていただきたいと思ってございます。続いて306ページ以降は「外出(ひきこもり)の状況について」の調査を継続させていただきたいと思っております。308ページからの「再犯防止について」は、先ほど御説明させていただいたとおり、基本的に再犯防止推進計画については中間見直しを行わず、国の第三次再犯防止推進計画が出た後に、また改めて修正を行う想定をしておりますので、308ページから310ページにかけての項目については、今回は削除させていただきたいと考えてございます。
続きまして311ページ以降が「避難行動用支援者支援について」ということで、現在市が取り組んでおります、避難行動要支援者に関する事業についての調査は引き続き実施したいと思ってございます。
313ページ以降になりますが、「単身高齢者等支援について」になります。こちらでございますが、先ほど申し上げましたように、先週の権利評価小委員会で諮らせていただきましたところ、例えばですが、問38の「身元保証会社」という表現の部分ですが、市がこれを是としているように見えてしまうのではないかという御意見等もあったことなどを踏まえまして、補足資料ということで、先ほど送らせていただいております単身高齢者等支援の部分を御確認いただければと思います。いただいた御意見等を踏まえながら、「身元保証会社」の部分は「高齢者等終身サポート事業者」というような形で表現を見直しさせていただいてございます。
また、資料一式の314ページ、問39になりますが、選択肢を11問設けどのような支援が必要かということで伺っておりましたが、こちらについても、表現等を見直しをさせていただき、選択肢を6つにしました。また費用がどれくらい払えるかと、単身高齢者等支援事業を知っているか、というような形で、設問をコンパクトにし、整理させていただいてございます。
続きまして、315ページになります。「重層的支援体制整備について」ということで、どういうところに力を入れるべきだと思うか、また、行政と地域住民はどのような関係であればいいか、というように調査したいと考えてございます。
315ページの下段になりますが、手話に関する項目を追加させていただいております。この辺りを踏まえまして、市として調査票を改めて設定させていただきたいと考えてございます。
本日いただきました御意見等を踏まえて、調査票を修正しまして、委員の皆様に再度調査票をお送りした上で確定させたいと思ってございます。
説明は以上となります。
(委員長)
計画策定等に向けた市民意識調査について、事務局から調査の方法と調査票の内容について説明がありました。
皆さんから御質問、御意見等いかがでしょうか。
事務局から調査の日程について補足で説明していただけますか。
(事務局)
調査の日程でございますが、現在、12月1日からオンラインで協力のお願いをさせていただきまして、12月22日までということで、調査を行いたいと思ってございます。
説明は以上です。
(委員)
資料一式の316ページ、「9 地域の支え合いについて」の問50です。前回と選択肢が変わってしまうかもしれないのですが、すでに地域活動・ボランティア活動に取り組んでいらっしゃる方が回答しやすいように、「すでに取り組んでいる」という選択肢を作ってはいかがでしょうか。
(委員長)
前回と変わってしまうのが気になります。今ボランティア活動している方については、前の設問で聞いていますか。
(事務局)
ボランティア活動を既にしているかは伺っておりません。
(委員長)
調査票全体の中で聞いていないのですね。今までその点については聞いていなかったのでしょうか。
(事務局)
今までは、例えば、問47で御近所づきあい等について伺っていたのですが、この地域共生社会の考え方である地域活動・ボランティア活動という部分は前回から追加で設けた設問になります。委員のおっしゃるとおり、こちらについては伺いたいと思います。
(委員長)
問49では、お世話役としての地域づくりへの参加意向ということで、深く聞いていますので、問50についても必要だと思います。現在の参加状況については、追加するということでよろしいでしょうか。
重層的支援体制整備事業はそのまま書いてありましたが、一般市民の方は分からないのではないかと思います。説明がなかなか大変だと思いますが。
(事務局)
確かにそうだと思います。例えば313ページには、成年後見人等について等解説を入れさせていただいています。市民の皆様が「重層的支援体制整備事業」と聞いても、思い浮かぶわけではないかと思いますので、補足説明は入れるようにさせていただければと思います。
(委員長)
補足説明が大変かと思いますがお願いします。よく聞くような「制度の狭間」や「複合的な課題」といいますか、分かりやすい表現が良いと思います。あまり長いと、なかなか理解が困難かと思います。
先ほど事務局から説明がありましたように、再犯防止についての設問については、私は前回は難しい印象を持ちましたが、今回は省くということです。
設問数は全部で何問ぐらいなりますか。
(事務局)
前回と同等になる予定をしてございます。資料一式の297ページを御覧ください。再犯防止の設問が10問あったところ、今回新規で追加するものも約10問ということで、相殺される状況です。再犯防止に関する設問が、なかなか耳慣れない言葉が多く、設問も複雑でございました。例えば「教誨師(きょうかいし)」という言葉であったり、「篤志面接委員(とくしめんせついん)」であったり、なかなか聞き慣れない言葉も多くありました。また、「犯罪をした人の立ち直りに協力したいと思いますか。」というような設問のように、考える必要がある設問が非常に多かったところです。今回新しい設問については、重層的支援体制整備事業については、聞き慣れない言葉であろうかと思いますが、それ以外については、比較的答えやすい設問を設定しようと考えておりますので、全体的な負担としては少し減るのではないかと考えております。
(委員長)
皆さんの方からいかがでしょうか。
(委員)
311ページ「5 避難行動要支援者支援について」です。『「避難行動要支援者」とは、次の方をいいます。』ということで(1)から(5)まで書かれています。該当する人がこういう人だということは分かるのですが、避難行動要支援者になったら何をしてくれるのか、避難行動支援とはどのような活動なのか、という説明がないので、それはどこかに書かないといけないのではないかと思います。
あとは、その下に「個別避難計画」の説明がありますが、ここに書かれていてもよく分からないと思います。312ページの問34で「個別避難計画」という言葉が出てくるので、その設問の直後に説明を入れるなどしないと、問34を読んでも、分からない、となってしまうと思います。こうしたところを直して欲しいと思います。
(事務局)
ありがとうございます。こちらはウェブ調査でございますので、紙のページの切れなどを気にせずに、説明等を適宜入れることができます。見やすく、分かりやすいように修正させていただければと思います。御意見ありがとうございました。
(委員長)
避難行動要支援者に対して何をしてくれるのか、という点については、なかなか難しいと感じています。手を挙げていただいて計画を作るのですが、全国的に個別避難計画が策定できているのは、全体の15%ぐらいです。あまり過大な期待を持たすようなこともできないので、説明の表現は難しいですね。ただ、登録していただくことを促進するのは大事です。避難行動要支援者に関しては、非常に全国的に課題があります。個人的にはあまり効果がないと思っていますが、今後も精査して、皆さんで議論して考えていけたらと思っております。今御意見があった点についても、説明を加えていただけたらと思います。よろしくお願いします。
あとはいかがでしょうか。
(委員)
299ページの問4「同居している人はどなたですか。」という設問ですが、選択肢の12が「恋人・友人」になっていて、その前の11が「その他の人」になっていますので、ここは順番を入れ替えた方が、良いかと思いました。
それと関連して、問6の【問4で同居している親族がいると回答した方へ】が、1から11までとなってますが、「その他の人」は恐らく親族を想定していないと思うので、11・12を除いた「1から10と回答した方へ」とするのが正確かと思いました。
そのあと、社会的孤立とひきこもりを中心に、いくつか設問がありますが、301ページの「2 社会とのつながり・社会的孤立について」の冒頭の、「社会的孤立は次の4つリスクがあるとされています。」という箇所についてです。前回はこれで良いかと思っていたのですが、他の設問の丁寧な説明と比べると、ここの説明が不十分かと思っています。表自体は、NPO法人の「ほうぼく-抱撲」さんがもともと出している、とても本質を突いたものではあるのですが、これだけ見ると、社会的孤立がとてもリスクとして捉えられているというように読めてしまって、その後の回答にも多少影響を与えたりもするのではないかと思っています。内閣府の孤立対策では、社会的孤立や孤独というのは誰もが感じるものだ、と打ち出しています。ここの部分も、社会構造の変化などでつながりが薄くなって、誰もが孤独・孤立状態に陥りやすくなっている、ということや、コロナ禍を経て、その問題がより深刻化してきたような背景があって、こういったアンケートに繋がっています、というような、誰もが陥るものですよ、ということを打ち出せたら良いと思いました。
その下の問12、同居していない家族や友人たちのコミュニケーション頻度ですが、選択肢の④SNSと⑤電子メールやショートメールは分けずに一緒にしても良いのではないかと思いました。実際に、国の「人々のつながりに関する基礎調査」は一緒にしていますので、令和6年度版の最新のものも一度見ていただいて、精査していただけると良いかと思いました。
その次の問13も、国の調査では、同居している人なので、電話や郵便については聞いていなくて、直接会って話す頻度だけを聞いています。同居している人とのコミュニケーションについてなので、それで良いかと思います。
次に、303ページの問14です。どのような方でも該当する可能性があると思うのですが、「子どもの世話や看病」、「介護や看病」というのは、現時点で必要性がないという方もいらっしゃるかもしれません。そういった方は3に丸をするかと思うのですが、それだと、必要なのだけど人に頼らないのか、そもそも必要がないのか、ということが分かりにくいと思いました。もしかしたら①、②或いは⑩成年後見人等は、選択肢4として「現時点では必要がない」があっても良いかと思いましたので、御検討いただけたらと思います。
次に問15、困りごとに対する支援(対価を直接支払うものを除く)を受けていますか、についてです。問15-3、受けていないと回答した方の理由についてですが、国の調査では入っているのですが、対価を支払うサービス以外なので、「対価を支払うサービスで賄っている」という選択肢が必要だと思います。恐らく介護保険や障がい福祉のサービスもそうだと思いますが、そういうサービスで賄っているのでそれ以外は必要ない、という選択肢が必要かと思います。
問16の「助けを必要としているときに、それらの事柄をしますか」ですが、ここまで細かく対象別・内容別にする必要があるのかと思いました。こちらも国の調査では「身近な人で助けを必要としている人がいた時に手を差し伸べますか」というような質問の仕方をしていますので、そういった質問でも良いかと思います。逆に、ここで「しない」と答えた方に、どうしてできないのかということを聞いても良いかと思いましたが、そうすると設問数が変わったりしてしまうので、そこも含め一度国の調査も見ていただいて御検討いただけたらと思います。
306ページの問21、ひきこもりの方の年齢についてですが、これは当事者ではない方が該当する可能性もあるので、「わからない」が選択肢にあって良いかなと思いました。問19に「明確に分からない場合は、無記入で結構です」とありますが、その後の設問で「わからない」があったりしますので、そこは統一した方が良いと思います。
次に問23「その方はふだんどれくらい外出しますか」ですが、選択肢1と2を分けなくても良いかと思いました。趣味に関する用事の時だけ外出するということもあるとは思うのですが、一般の方がここだけ見ると、ひきこもりの人で、趣味だけは出かけられる人が結構いるのかな、という、いらぬ偏見に繋がったりもするという気もしますので、特に明確な理由がないのであれば、1と2は一緒にするような形でも、良いかと思います。
また、問25のきっかけの設問ですが、すごく難しいと思うのですが、「家族や家庭環境の問題」という選択肢があっても良いかと思いました。他の自治体でそういった選択肢を入れているところもありましたので、入れても良いかと思います。また、不登校を小・中・高と細かに分けるぐらいであれば、4の「受験や就職で失敗した」も、受験と就職の失敗は違う性質のものだと思うので、そこも分けても良いかと思いました。
最後に、「1 基本情報」ですが、特にこういった調査の「地域のつながり」や「孤独・孤立」に関して、もしかすると「どれぐらい地域に住みなれているか」というところも大きいのかと思いました。今後、多摩川住宅や、狛江団地の建て替えで、先ほど事務局からも説明があったように、今後より転出・転入が増えていくことを考えると、調査項目の中に居住年数を伺う設問があると、その後のクロス集計がしやすいかと思いました。
以上です。
(委員長)
丁寧に見ていただき、ありがとうございます。事務局からはいかがですか。
(事務局)
御確認いただきましてありがとうございます。今いただいた御意見について、できる限り反映する形で調整を進めさせていただきたいと思います。
またコンサルとも調整いたしまして、正しい表現等含め修正しまして、皆様に御提案できればと思います。よろしくお願いいたします。
(委員長)
さきほどの世話をするかという設問の辺りはかなり負荷がかかると思います。その辺りの負担度も検討していただくと良いかと思います。
(委員)
310ページ、問30の選択肢3ですが、これは国の調査等でこのようなことを聞くことが推奨されているのでしょうか。犯罪をした高齢者や障がいを有する者などに対して、福祉制度の利用を促進する、というところです。
(事務局)
297ページに調査項目について記載しておりますが、問30につきましては「再犯防止対策に関する調査」を参考に同一の設問設定をしてございます。前回、こちらを参考に設定したものをそのまま残してございますが、今回、再犯防止については、全部カットできればと考えているところでございます。
今回、設問を追加する部分もあれば削除したいという考えもあり、例えば、新型コロナウイルスについては事務局として完全に削除で良いと考えており、それが297ページの上段2つになります。今回、委員の皆様への御提案として、「4 再犯防止について」という問26から問31までについては、すべて削除させていただきたいと思っております。その理由といたしましては、298ページの項目6・7・8、単身高齢者等支援、重層的支援体制整備事業及び手話についての項目を追加するために、全体的な負担を減らすということと、再犯防止推進計画を今回は見直す予定がないということで、削除したいという御提案をさせていただいているものでございます。
(委員)
そういうことでしたら大丈夫です。ありがとうございました。
(委員長)
あとはいかがでしょうか。
(委員)
314ページの問41です。あんしん未来事業のことについて書かれているのですが、今年度から始まった事業と聞いておりますので、できれば、「一人暮らしの方が、将来にわたり安心して生活できるよう相談及び契約に基づく支援を行う事業」という簡単な説明に終わるのではなく、もう少し具体的に説明をされた方が良いかと思いました。その点いかがでしょうか。
(委員長)
そうですね。「住み慣れた地域で将来にわたり安心して生活する」というところのあたりは、もう少し具体的に、入院・治療、住居の確保、施設入所など、説明があると良いと思います。
(事務局)
御意見ありがとうございました。ウェブ調査でございますので、こちらについても例えばチラシをつけるなど、分かりやすさを優先させていただければと思います。
(委員長)
他にはいかがでしょうか。孤独・孤立の項目の説明は、先ほど委員から御意見があったように、内閣府の調査などを参考にしていただければと思います。社会的孤立の説明は、そちらの方がむしろ分かりやすいかなと思いました。
年代別や男女別などで、どのようなことに不安や困りごとを持っているかなど、クロス集計をどのようにかけるかというところはポイントであると思います。調査結果の単純集計が次回の委員会で出てきますので、その時にまたクロス集計についても御意見いただきたいと思います。
他にはいかがでしょうか。
(委員)
委員長がおっしゃった男女別ですが、前回から性別は聞いてないです。
(委員長)
全く聞いてないのでしょうか。
(事務局)
今聞いておりますのが年齢、住まい、婚姻状況や同居の状況で性別は聞いておりません。
(委員)
私も聞いても良いのではないかと思っています。男性、女性に、「答えたくない」や「わからない」といったのは選択肢を加える形でいかがでしょうか。
(委員長)
性別を聞くことについてちょっと神経質になり過ぎではないかと思います。調査によっては、あまり性別は関係ないだろうということで聞かないこともありますが。男女でクロスがかけられないです。
(事務局)
市の他の調査と、ここは足並みを揃えさせていただきたいところもございます。他の調査でどのように扱っているかを確認させていただいた上で、入れるか入れないかの判断をできればと思います。
(委員長)
内閣府の孤独・孤立の調査などは、男女別データが出ています。高齢者でいうと、男性の方がリスクが高いです。他の学術的な調査でもそのような結果が出ています。しかしながら、江戸川区のひきこもりの調査などでは、今までは男性の方がひきこもりが多いと言われていたところ、実は女性の方がやや多いというデータが出ています。「答えたくない」は私たちの調査でも入れています。ニーズが男女別で分からなくなってしまうのではないでしょうか。
いかがでしょうか。他の狛江市の調査も確認お願いします。政府の調査でも男女は聞いています。
(事務局)
例えば、介護予防・日常生活圏域ニーズ調査などは、国の調査票をもとに作るので、男女については聞いています。市民一般調査だけでなく、全体的な調査と足並みを揃えた上で御相談をさせていただければと思います。
(委員長)
前回から性別を聞かないというのはやはり委員からの御意見が出た上での判断だったのでしょうか。議事録を確認しないと分からないでしょうか。
(事務局)
御議論いただいき、最終的に載せないと判断したことは記憶しているのですが、経緯も確認した上で、皆様にまた御相談させていただければと思います。
(委員)
問42の重層的支援体制整備事業の設問は、全部大事なので、全部に丸がつくという、典型的な設問になっているかと思います。この設問で何をつかもうとしてるのかが、もっと明らかにできると良いと思います。「重層的支援体制整備事業の推進に向けて、特に力を入れるべきと思うこと」ですので、特に力を入れるということでしたら、1つないし3つを選んでもらい、重点を見るのはいかがでしょうか。全部大事でありますし、実施主体は市で、市が責任を持って実施することです。また、どこか1つが非常に評判がよかったからそこを頑張る、というわけでもないことからすると、ここは何を聞くことができるのか、何か提案ができないかと思って考えて躊躇しまして、質問までに時間がかかりました。
表現も難しいと思います。一般の方にとって「構築」という言葉も拒否感があると思いますので、もう少し何を把握するのか含め、内容を精査したいと思いました。特に、選択肢に「その他」を入れられてもと思います。もし私が回答者なら全部丸を付けると思います。それよりは「市として重層的支援体制整備事業としてこういったことに取り組みますが、もっとやった方が良いと思うことはありますか」ということで、「その他」のところをむしろ質問した方が良いかと思いました。いかがでしょうか。事務局も悩まれた結果とは思います。
(委員長)
3つ以内で選ぶ、という設問は他にもありますよね。確かに、いくつでもというのは、委員のおっしゃるとおりだと思います。また、「構築」という言葉が並んでいますから、もう少し理解のしやすいワードに変えたほうが良いかと思います。
(事務局)
ありがとうございます。確かに「構築」とは何かと皆さん思われるかと思いますので、表現を全体的に柔らかくすることと併せて、全て選ばれてしまうということのないように、1つないし3つを選んでいただくというような御提案をいただいておりますので、選択数については検討させていただければと思います。ありがとうございます。
(委員長)
他にはいかがでしょうか。
このアンケート等と直接関わる内容ではないのですが、狛江市と社協が国のモデル事業で、身寄りのない単身高齢者等の終身サポート事業を10月から開始しています。来年度、社会福祉法が改正されて、法制化される予定です。事業規模について、なかなかこれを丁寧にニーズ調査を行った自治体というのは、実は私も調べましたがあまりないです。
身寄りのない単身高齢者が狛江市で何人ぐらいいるのか。ただ、この「身寄りのない」という概念がなかなか難しいです。子どもがいても、支援してもらえない場合もあります。私は2つの自治体で、民生委員の方が調べてくれている単身高齢者のうち、緊急連絡先の記入をしていない方が、どちらの自治体も人口約12万人ほどですが、単身高齢者世帯のうち7%弱か、地方のもう一つの自治体では10%弱ぐらいなのです。
恐らくその中で、この75歳以上の方たちのリスクが高まってるだろうと私は見ています。もちろん健康状態など色々な事情はありますが。そのあたりの将来の需要を図るために、狛江市でも、単身高齢者の方たちで緊急連絡先が記入されていない方は何人いるのか、ということを是非調べられたら良いのではないかと思います。狛江市でも可能でしょうか。
(事務局)
狛江市も民生委員の方々に御協力いただきながら高齢者実態調査を実施しております。そこで書いてきていただいたものの中で、緊急連絡先や避難支援等を実施していただく方という欄がありまして、そこが入ってる・入ってないというのは、統計上は出せるかと思います。実際にどういった数値が出るのか、確認をしてみたいと思います。
(委員長)
是非お願いします。他の自治体では、地域別の結果は出してもらいましたが、その中での年代別とできれば男女別、その他また必要なものがあれば是非出してもらえたらと思います。どんな方達がリスクが高くあるのか。リスクがあっても手を挙げないという方が恐らくまだまだ多いと思います。その辺りは、これからの事業展開で、予測するためにも、是非出していただくと良いのではないかと思っています。
ある自治体では、社協と連携して、コミュニティソーシャルワーカーと民生委員で、50世帯を選んで、1月から訪問を行います。社協の事業として実施予定です。私の共同研究で実施するということで、これからの重要な事業になります。
また、障がい者領域について、恐らく知的障がい、精神障がい、身体障がいの障がい程度区分の人数は出しているのですが、年代別、男女別のデータを出している自治体を私はほとんど見たことがないですが大事だと思います。よく8050問題、9060問題といいますが、障がい者の方たちが、40代、50代になった時の親御さんはもう80代、90代なのです。だから40代、50代の障がいのある方で、御家族と同居している方は、親御さんによるケアはかなり限界が近づいているのです。そのような年代の人は何人いるのか。そういったことが生きたデータになりますので、是非出していただきたいと思います。障がい小委員会の中でも、そのあたりの実態含めて、検討していただきたいです。私は、障がいのある50代の方はアウトリーチをかけるべきだと思います。親御さんがどういった状態なのか、ということです。データの中にどのようなニーズがあるか、そんなことを是非さらに検討していただいいただきたいと思います。今回の市民意識調査の中にどのようなニーズがあるかという分析だと思いますが、高齢者や障がい者の調査のデータの出し方も、是非御検討いただければと思っているところです。
(委員)
障がい者も健常者でも、単身世帯の中で、特に男性が、地域の人とのコミュニケーションがあまり上手にとれていないという実態は、どこでも同じようにあると思います。
特に、同居人がいるけれどあてになる、ならない、という状況があります。ですので、独居であてになる人がいない人、同居人がいてもあてになる人がいない人、その数をどのように把握するか、が気になっています。また、やはり男女別に数字をとっておいた方が、多少実態を掴みやすいのではないかと思います。この辺りが気になっておりました。ですので、先ほどの男女別をやるかやらないかという議論は、少なくともこの委員会では男女別の数字を見させていただいた方が良いのではないかと思っています。
(委員)
問49です。地域住民の有志によってイベントを行うことに関する設問で、私も何回か地域でこういったことを行っています。これは運営する側の方に「参加したい」か「参加したくない」か「わからない」かとなっています。できましたら、「客としては行きたいかどうか」を増やしてもらえると、客としてもこういうものには参加したくないという人の割合も分かるので、地域で色々実施するのに良いかと思うのですが、いかがでしょうか。
(委員長)
意図は非常に分かります。調査票としてどのように入れるかですね。
(事務局)
こちらの設問は、主体的に地域と関わりたいかどうかというところの調査項目になるので、検討させていただければと思います。
(委員長)
今の御質問でいうと、お世話役として参加したいという方なので、それ以外の方は、イベントだけ参加したいという解釈になるかも分からないです。ここで聞きたいのは、今リーダーとなる人材が地域の中でいないということで、それをやっても良いという方、恐らく少ないとは思うのですが、それを聞いてみたいという意図なのではないかと思います。
(事務局)
先ほど委員長から8050、9060問題ということで、障がいのある方がどのような方と一緒に住んでいらっしゃるかという項目につきましては、今回実施する障がい者調査に項目として入れさせていただく予定をしております。男女別と、御本人の年齢と、あとは介助している方はどなたかということ伺っております。その方がどういった属性かという項目はございますので、その辺りにつきましてはある程度お見せできるかと思っております。
(委員長)
ありがとうございます。重層的支援体制整備事業の中で、困難ケースとして出てきている事例というのは、引きこもりの問題もありますが、先ほど話があったように、介護の問題と、障がいの問題です。このような複合的な課題は、やはり全国的にも難しい事例として出ています。障がい者領域の方で、どういう御家族と同居しているかということ。これが非常に重要な課題ではないかと思います。重層の中で見えてきた課題という、私は認識をしています。その辺は是非掘り下げて調査を実施していただければありがたいと思います。
よろしいでしょうか。
本日いただいた御意見を反映させ、また皆さんに送っていただけるのでしょうか。今月中に内容を固めないとかと思います。
(事務局)
他の調査につきましては郵送の関係で調査票を早めに固めないといけないのですが、市民一般調査につきましてはウェブ調査でございますので、他の調査に比べれば余裕があります。今いただいた御意見を噛み砕いて、反映させた形で、実際の調査票を皆様に御提案できればと思っております。よろしくお願いいたします。
(委員長)
皆さん貴重な御意見をありがとうございました。ウェブ調査ですので、若い方、様々な世代の方たちの声に、本当に期待したいと思います。
審議事項になりますので、皆さんからいただいた御意見等も反映させる形で、事務局で検討していただいて、また皆さんに案を送付をした上で、調査を実施していくということになります。そのことも含めて、計画策定に向けた市民意識調査の調査票について賛成の方は挙手をお願いいたします。
(委員)
過半数の挙手
(委員長)
ありがとうございます。過半数の賛成がありましたので、本議案を可決といたします。
それでは次の議事に移ります。議題4 その他です。事務局より説明をよろしくお願いいたします。
(事務局)
資料一式の317ページを御覧ください。【資料7】となります。
次回の委員会については、当初、2月26日開催ということで、皆様に御調整をさせていただいていたところですが、議会の日程との兼ね合いで、委員長と再度調整をさせていただきまして、3月3日(火)に変更させていただきたいと思います。会場につきましても、いつもの場所である防災センター4階ではなく、市役所4階の特別会議室を使用して実施させていただければと思ってございます。よろしくお願いいたします。
(委員長)
次回の委員会の日程ですが、議会との関係で変更ということです。3月3日ということですが、よろしいでしょうか。
その他について、委員の皆様から何か御質問等はありますでしょうか。
(委員)
特になし
(委員長)
よろしいでしょうか。
それでは本日準備しておりました議題はすべて終了いたしましたが、その他各委員から何か議題はございますでしょうか。
ないようでしたら、本日はこれにて閉会いたします。本日は大変ありがとうございました。
(了)

印刷
戻る
ページの先頭