1 日時 令和2年9月25日(金曜日) 午後6時~7時20分
2 場所

オンラインによる開催

3 出席者

委員長  眞保 智子

副委員長 竹中 石根

委 員  阿部 利彦  橋爪 克幸  梶川 朋
     中原 弘隆  東 貴宏

事務局  福祉政策課長(岡本 起恵子)
     高齢障がい課長(加藤 達朗)
     福祉政策課課長補佐兼福祉政策係長(佐渡 一宏)
     福祉政策課福祉政策係主事(大久保 里美)
     高齢障がい課障がい者支援係長(九鬼 統一郎)
     高齢障がい課障がい者支援係主任(阿内 洋子)

傍聴者  なし

4 議題

(1) 報告事項 狛江市障がい者計画進捗管理平成31年度報告書について
(2) 審議事項 狛江市障がい者計画・第6期障がい福祉計画・第2期障がい児福祉計画の施策体系等の見直しについて
(3) 審議事項 障がい福祉サービス見込量(案)について
(4) その他

5 資料

【資料1】狛江市障がい者計画進捗管理平成31年度報告書
【資料2】次期計画素案
【資料3】計画個票(案)
【資料4】障がい福祉サービス見込量
【資料5】障がい小委員会 会議スケジュール

6 会議の結果

(1)狛江市障がい者計画進捗管理平成31年度報告書について

事務局

【資料1】について説明

委員長

 御意見・御質問等はありますか。

委 員

 特になし。

 

(2)狛江市障がい者計画・第6期障がい福祉計画・第2期障がい児福祉計画の施策体系等の見直しについて

事務局

【資料2】,【資料3】について説明

委員

 【資料3】について,二点伺います。一点目は,個票の総数がいくつありますか。二点目は,事業内容の要否の判断は誰が行うのでしょうか。

事務局

 個票の総数は今すぐに提示できないため,確認の上,後日報告します。事業内容の記載方法については,市民から見た場合事業が分かりづらい部分について補足して記述をしています。まずは事務局で要否を判断し,中間答申前に案として本委員会へ提示し,御意見を伺う予定としています。

委員長

 他に御意見はありますか。

委員

 個票を改定するのは見やすい形にするためですか。

事務局

 前回計画の263ページ以降をご覧ください。具体的な事業と事業内容欄で重複している部分が多くあります。また,事業内容として整合性が取れていないものや,広範囲にわたって分かりにくいものも見受けられます。市民福祉推進委員会でもそのような御意見があったことを踏まえて,改定をしています。

委員長

 確かに再掲,また,事業内容が重複していたりする箇所が多くありました。

事務局

 このような不整合を防ぐため,欄外に補足するなど,シンプルな形で整理したいと考えています。

委員長

 地域自立支援協議会からの意見はどうでしょうか。

委員

 今年度はまだ地域自立支援協議会の開催がなく,障がい小委員会が先行しており,意見は出せない状態です。

委員長

 では,第3回障がい小委員会までには地域自立支援協議会としての御意見をいただけるようなスケジュールになっていますか。

事務局

 今回も第5期計画策定時と同様に,障がい福祉計画及び障がい児福祉計画について地域自立支援協議会から意見をいただき、その内容を障がい小委員会でも御議論いただいた上で,反映するというスケジュールとしています。
 

(3)障がい福祉サービス見込量(案)について

事務局

【資料4】について説明

委員長

 現段階での見込量としての数値ですが,気になる箇所はありますか。

委員

 達成がうまくいっているところとそうでないところで差がある印象を受けます。自分の関わりのある箇所で言うと,精神障がいにも対応した地域包括ケアシステムの構築という部分については,3年という短い期間では難しいこともあったと思います。今後,資料2にどのように反映されていくのか気になります。

事務局

 会議体をどのような構成にしていくべきかを検討する必要があります。会議体を乱立させることで現場の混乱も予測されるため,事務局で整理をしている段階であり,方向性が決まった後,本委員会で御報告させていただきます。

委員

 会議体は,比較的23区の方では施策が進んでおり,多摩地区では進んでいないという印象があります。狛江市では相談支援事業所が3事業所しかないこともあり,計画相談支援の認識がまだ浸透していないということも市民意識調査の結果から見えています。今後どのようにしていくべきか考えなければならないことが多いと思います。

委員長

 その点について,地域自立支援協議会では御意見が出ていますか。

委員

 市民の期待していた地域自立支援協議会と現実の差があるのではないかと思います。そのため,協議会の梃入れ,立て直しをするべき時期にきているのかもしれないと私は思っています。コンスタントに協議会が開催できていることは良いと思います。行政や地域自立支援協議会委員が市民に周知する工夫が上手にできていないということもありますが,一方で頑張っているつもりなのに評価されにくいと感じることもあります。

委員長

 啓発や広報については次期計画にも記載されていると思いますが,更なる市民へのアピール,市民参加,仕組みづくりを引き続き構築していくといったような文言が必要かと思います。精神障がいにも対応した地域包括ケアシステムについて,地域自立支援協議会から意見は出ていますか。

委員

 精神障がいにも対応した地域包括ケアシステムや医療的ケア児に関する会議体について情報提供はされています。本委員会では,行政内部でどの部署が所掌し,連携して行っていくかという検討が昨年度の議題の中心でしたが,民間事業者や事業所で構成される連絡会からもこうした方が良いといった提案をすべきだったと個人的には思います。数字上では0と1しか表現されませんが,0が1になる大変さは見えにくいと思います。

委員長

 他に御意見はありますか。

委員

 【資料2】69ページ以降のところで,市内の事業所数の記載があるものとないものがあります。例えば就労A型の事業所は市内にありませんが,その記載はありません。全て記載をした方が良いと思います。
 また,新型コロナウイルスの影響があるのかもしれませんが,見込量の少ない箇所があるように思います。利用者数が戻れば,見込量の予測値も増えるのではないでしょうか。

委員長

 新型コロナの影響で今年度の実績値の見込量が少なくなっており,今後増えるのではないかという御指摘ですが,事務局としてはいかがでしょうか。

事務局

 新型コロナの影響でこれまでに顕著に数字が下がっているのは短期入所となっています。77ページを見ると当初の計画値は3,206日となっていますが,これは計画値であり,【資料4】では令和2年度の見込値は2,292日としています。直近8月までの実績値から約1,000日分程度が減少している状況です。今回計画値と大きく乖離があった箇所については,昨年度及び一昨年度の実績と伸び率を勘案し,緩やかに上昇するように計画値を算出しています。そのため,一方で,在宅時間が増えたことから居宅系サービスの実績値は増加しています。また,通所系サービスを見ると,就労移行支援や就労継続支援A型はやや減少傾向となっていますが,生活介護や就労継続支援B型はほとんど変化が出ていません。今後もスケジュールの許す限り実績を踏まえ,計画値を算出していきたいと思います。

委員

 【資料3】の82ページでは地域定着支援の令和2年度の見込値が47人となっていますが,【資料4】では計画値が30人となっており,令和3年度以降は25人と減少の計画値となっていますが,この理由はどうしてでしょうか。また,80ページの施設入所支援の計画値は,48人から減らす方向ではなくて良いのでしょうか。

事務局

 施設入所支援の現行計画値が48人になっている箇所は,最新のデータでは46となっているため,次回資料提出の際には修正となる公算が高いためです。国からの指針においても減少させていく方向性は踏襲することとなっているため,それと合わせていきたいと考えています。ただし,保護者の高齢化等により施設入所のサービスを望んでいる方も一定程度いることが市民意識調査の結果に出ており,利用を希望する方の意向も加味しながら最低ラインの数字は残していく考え方です。
 地域定着支援は,年間の実利用者数として30人の見込でしたが,現状は20人台となっています。地域移行の数と連動するので,この部分は改めて数字を精査したいと思います。

委員

 地域定着支援や地域移行については,病院からの退院者の紹介に左右されると思います。順調に増える見込みを立てていましたが,現場の感覚としては病院からの紹介が少なく,思ったより数字は伸びなかったと評価をしています。1年以上入院をしている方の調査等をした上で数値を設定するなど,現状に合わせていく必要があります。これまでは退院できる見込みの高い方を中心に退院促進を進めてきましたが,困難なケースが残っているという印象です。地域の受け皿として,数字としては同じ1人でも症状のより重い人を受け入れることができるよう,質が求められていると思います。

委員

 退院の可能性のある人が少なくなってきたような印象があります。

委員長

 病院からのアプローチに対応できるよう,地域で暮らせる仕組みづくりが必要だと思います。他に御意見はありますか。

委員

 第3章「施策の体系」と第4章「障がい福祉サービスの数値」との関連性について,連動しているものか,それとも別物と考えるのでしょうか。

事務局

 第3章のそれぞれの事業内容と,第4章の障がい福祉サービスの見込量との関連性が分かるような記載方法にしていないのではないかという御質問だと思います。これまでの計画の中では明確にその関連性を見える形では記載していませんでした。ただし,障がい福祉サービスの見込量を踏まえて施策等を展開させていく必要があるため,そのような形で記載を検討していきたいと思います。

委員

 施策の方に数値を入れるのは二度手間になってしまいますが,施策を見た時にこれが具体的な数値であるということが第4章を見て分かるような表記の仕方も考えられるかと思いました。具体的な数値として表記できないものもあるかとは思いますが。

委員長

 計画の進捗管理は,【資料1】のようにありますが,それとは別に計画の中でも反映させた方が良いという御意見でよろしいでしょうか。他の自治体ではどのようなフォーマットで記載されているでしょうか。

事務局

 多くの自治体では施策レベルで指標を出し,その指標に対してどの程度進捗したか評価をしているところが多いです。前期計画もできる限り,例えば,年何回やるとか,何箇所開設するといった数値指標を出せるものは極力そのように記載してきました。今期計画では数値で表せるものが余りなかったため,現状の記載のようになっています。

委員長

 やはり市民目線として,第3章と第4章の繋がりをもう少し分かりやすくした方が良いというのは貴重な御意見だと思いますので,ぜひ反映させてください。

事務局

 第3章と第4章で繋がりのあるところ,ないところがあるので,繋がっている箇所は,担当課と調整して見える化ができるような記載に検討していきます。

委員長

 他に御意見・御質問等はありませんか。

委 員

 特になし。

事務局

 他に御意見等があれば,10月9日までに事務局にメールをいただきたい。次回以降のスケジュールについては【資料5】のとおり予定しています。

委員長

 では,本日の委員会はこれで終了とします。

(閉会)