1 日時

令和3年3月3日(水曜日) 午後6時30分~8時25分

2 場所

狛江市役所4階特別会議室

3 出席者

卯月委員長、澤野副委員長、加藤委員、寺内委員、津田委員、
荒山委員、五十嵐委員、小川委員、惣川委員、三宅まちづくり推進課長、松野都市計画担当副主幹、
富永まちづくり推進担当主査、瀬戸主事、北川主事

4   欠席者

井上副委員長、佐藤委員

5 議題
  1. まちづくり条例に関すること
    (1)地区まちづくり協議会等の認定に関する運用基準の作成について
    (2)まちづくりグループの状況等についての報告

1.まちづくり条例に関すること

(1)地区まちづくり協議会の認定について

委員長:まちづくり委員会(以下「委員会」という)を開催する。本日は、「地区まちづくり協議会」の認定申請があった。後程、申請者より説明をしていただくが、その前に概要について事務局より説明をお願いする。

事務局:事務局より配布資料の説明を行う。

【地区まちづくり協議会メンバーより活動内容等について配付資料を基に説明を行う】

委員長:本日は、提案内容の精査ではなく、地区まちづくり協議会の認定に関して意見を述べることになる。その点を踏まえて質問をお願いする。

委員:いなげや周辺活用について、地権者等は、賛同しているのか。 

メンバー:地権者からは、考え方は良いのではとお答えいただいている。

委員:沿道には家が多く建っているが、どうお考えか。

メンバー:沿道そのものを変えようとは考えていない。現状をできる限り活用していきたいと考えている。セットバックを考えているのは、いなげやのところのみである。

委員:いなげやを含め周辺の地権者、御台橋商栄会とも意見交換等したということでよろしいか。

メンバー:そのとおりである。

委員:墓地を含めて、防災拠点とするということを考えているのか。

メンバー:墓地は含めず、いなげやには、100台程駐車できるため、そこの用途地域を近隣商業地域としたい。

委員:女性の参加は、どのように考えているか。この辺りは大きなマンションがあり、若いファミリー層もいると思うが、そのような人たちの意見は、どのように汲み取っているのか。

メンバー:構成員のメンバーを順次募集している。西野川で「こまち」というコミュニティスペースを運営しているが、30代前後のファミリー層の方々であり、興味を持っていただいたので、連携していきたい。また、第五小学校と緑野小学校のPTAやおやじの会とも連携しながら意見を集約していきたい。

委員:いなげやを中心にとのことだが、松原通り沿いにあるお店については、どのようにお考えか。

メンバー:松原通り沿いのお店の人たちにもお声がけしている。案ではあるが、ワイン教室は、酒屋から調達するなど、地域と密着・連携できるように活動していきたいと考えている。

メンバー:先程のファミリー層の意見集約についてだが、子育てしながらだとなかなかグループに参加することが難しいため、買い物のついでに動画を見ていただいて、アンケートに答えていただくことで、意見を集約している。

委員:今回発表していただいた内容は、具体的な内容である。これを実現することを強く掲げることは、危ないと思う。提案された内容は、地元の商業者と一緒にまちのにぎわいの創出や暮らしの利便を守りたいという活動だと考えている。具体的にいなげやという名前を出しているが、地区まちづくり協議会の要件にも、特定の者に利害を及ぼすものでないこととあるので、うまく表現されたほうが良いと思う。また、都市計画マスタープランの中に、自分たちの考えを入れて欲しいとのことだが、その点については、都市計画マスタープランの改定の過程の中で主張したほうが良い。用途地域の変更については、市全体の土地利用を考えマクロ的に指定するものなので、個別に考えることは難しい。用途地域の変更ではなく、他の都市計画の制度でやれることがあると思うので、方法を変えた方が良いと思う。交通については、実際に警察等に提案しても、できないということで、却下されてしまうこともある。このように、個別具体的な提案が実現できないというハードルにぶつかったときに、地域の人たちと共有しながら、目標に向かって活動していくことが地区まちづくり協議会の姿である。さらに、その活動区域の中で、他の協議会は作れないので、自分たちがその地区の活動の担い手として活動していくので、野川のまちづくりを末長くやっていくという気持ちを持っていただくことも必要である。

メンバー:誰かに説明するときには、ある程度形になっていないと説明できないため、提案としている。しかし、素人の考えなので、専門家の意見を伺いながら修正していきたいと考えている。この提案を全て実現したいのではなく、暮らしの拠点として、地域の人たちが集まれる場所が少なくなってきているため、安心安全を確保した上で、地域の人たちが集える場所を作りたいと考えている。

委員:提案が7つあるが、まとめた方が良いのではないか。まとめることで、説明を受けた人が分かりやすいと感じると思う。

委員:暮らしの拠点については、たくさん作ったほうが良いと思う。地図を見るとお店やお寺、空地があるように見えるので、少し歩けば集まれるまちづくりがコロナ禍のまちづくりなのではないかと思う。提案については、いなげやに焦点を当てていたが、小中学校等多くの人たちと交流していただき、たくさん資源があるように見えるので、それを活用していただいて、提案されると良いと思う。

委員:いなげや周辺の安全については、人が道にはみ出さない工夫など、今すぐできる提案もあるのではないかと思う。いなげやの駐車場は、とても広いので有効な活用ができると良いと思う。

委員:7つの提案は、実現するにはとても時間や調整がかかると思う。住民のために短期的にやりたいことは、交通の問題、防災拠点かと思うので、これらを最優先にするように、長期的なものと短期的なものに分けると良いと思う。短期的なものは、住民の共感や関心を得られると思う。そのため、優先順位を時間軸で考えて、住民の人たちに提案していくと良いと思う。

委員:町内会は、関わるのか。

メンバー:グループ活動においても、小足立町会、覚東町会や狛江ハイタウン管理組合と勉強会を一緒にしていて、協議会についても協力いただける。

委員長:地区まちづくり協議会に認定されると、地区まちづくり構想を提案できるようになるが、いつ頃市に提案する予定か。

メンバー:今年の6月から8月末くらいまでには、提案したいと考えている。

【野川まちづくり協議会のメンバーは退席する】

委員長:まちづくり協議会の認定のラインを超えて、構想の案の提案をいただいているが、今日は、地区まちづくり協議会として、認定するかという諮問なので、提案の内容が構想として適当かということではない。委員の皆さんの質問等で、野川まちづくり協議会が協議会として相応しくないといった御意見は、特段ないと思うので、協議会として認定して問題ないと思うが、いかがか。

【一同了承】

委員長:それでは、野川まちづくり協議会を地区まちづくり協議会として認定することに意見なしという答申をする。

委員長:野川まちづくり協議会について何か懸念事項等は、あるか。今後の進め方については、かなり踏み込んだ御提案であったのと、また若い人たちの意見が足りていないという意見もあったので、市からも何かアドバイスが必要だと思う。

事務局:もし地区計画を作ろうとなった場合には、事務局としても想像がつかないところもある。地区計画を作るとなると、いなげや中心ではなく、広い範囲でその地区のあるべき姿を考える必要があるため、どのようにまとめていくかというイメージが掴みきれない。また、いなげやがどのように考えているか分からない。地権者は、静観している状態である。

委員長:都市計画マスタープラン改定に向けて、早め早めに動いている印象がある。協議会になっていくと思うので、市も活動について注視しながらアドバイスしていただきたい。

委員:御提案いただいている内容について、市からも提案が実現できなかったらどうするかという部分にしっかりと向き合っていただかないと、心配である。

事務局:配布している資料の資料4が都市計画マスタープラン改定及び立地適正化計画策定委員会の資料抜粋であり、右側には、将来の都市構造図として現状を考えている案である。今日提案のあった野川まちづくり協議会が示す場所は、市の将来都市構造としては、位置付けはない。

委員:位置付けないのであれば、市から協議会に言う必要がある。

委員:いなげやがやらないと言ったらどうするのか。また、いなげやの上にキッチンをというが、ファミリー層はそうは思っていないかもしれない。事前に若い人たちの声をしっかり聞いてから活動してほしい。

委員:女性の意見も聞きたかった。

(2)まちづくりグループの状況等についての報告
委員長:それでは、議題1(2)「まちづくりグループの状況等についての報告」について、事務局より説明をお願いする。

【事務局よりまちづくりグループの状況等について配付資料を基に説明を行う】

委員長:何か質問等あるか。

委員:バリアフリーなまちづくりを応援する委員会は、狛江市全域に関わるのか。

事務局:全域について、高齢者や障がい者が外出しやすいようなまちづくりをするとのことだが、まずは狛江駅や喜多見駅の駅周辺のバリアフリー化を進めることで、市全域に広めていきたいと聞いている。

委員長:このグループは、テーマ型になるのか。

事務局:いずれ協議会となるのであれば、テーマ型になるのではないかと思う。

委員:和泉多摩川駅はどうか。

事務局:申請したときは挙がっていなかったが、今後専門家派遣もしていきたいと伺っているので、専門家のアドバイスをいただければと思う。

委員長:資料5と資料6は、関係しているということか。

事務局:資料6は、各まちづくりグループの活動位置を示したものになる。

委員:狛江駅南口再開発の会と狛江駅周辺のまちづくりを考える会の違いは何か。

事務局:狛江駅周辺のまちづくりを考える会は、狛江駅北口の泉龍寺の周辺で活動しており、以前協議会の申請をしたグループである。

委員:喜多見駅狛江市側改札口復活を求める会は、協議会の申請があったということだが、喜多見駅のさまざまな課題に目を向けて総合的なまちづくりを描く像してほしいと思っている。何度も伝えているが、グループの名称が改札口復活を求める会となっている以上、改札口を復活させたいという人が集まってしまっている。

委員長:協議会の申請を受けていても、これでは受け付けられないと言って良いと思う。活動の内容は、まちづくりのことを書いてあるのか。

事務局:名称については、活動の目的と名称が合っていないと考えている。もともとグループの登録のときから、駅周辺のまちづくりで、改札口をつけるということが人を誘導できる手段として有効であるならば、小田急電鉄も検討していただけるということもあるかもしれないが、そもそもの目的からずれてしまう名称を付けるのはどうなのかと伝えている。ただ、グループはあくまでも登録なので、協議会の申請をする際には、グループでの活動内容を踏まえた協議会の名称にすることを検討していただきたいと伝えていたが、この名称で提出されてしまった。おそらく、活動に興味のある人たちに対して、誤解を与えてしまうと考えられるので、申請者には名称について話をさせていただきたいと思っている。

委員:改札口があれば良いと言われたことがある。改札口を作るイコールまちづくりではないと思う。改札口を作るだけなのであれば、小田急と話すことだけのことである。その点がずれている印象がある。

委員長:喜多見駅狛江市側改札口復活を求める会と狛江・和泉多摩川リバーサイド賑わいのある街づくり推進会から協議会の申請が来ているということで、次回の日程調整が必要か。

事務局:会議室の空き状況を見ると、3月25日(金曜日)、29日(月曜日)または31日(水曜日)に特別会議室で開催したいと考えている。また、協議会申請が2件来ているので2日に分けて開催するか御意見をいただきたい。まちづくり委員会は、半数以上の出席が必要のため、出席を取らせていただきたい。

委員長:1日でやってはどうか。

事務局:それでは、31日(水曜日)18時からでお願いいたしたい。

委員長:タイムスケジュールを作成していただきたい。

委員:和泉多摩川については、現在どういう状況か御教示いただきたい。

委員:狛江市は、駅周辺の都市計画がなされていないに近いのと地主が税金が上がるので建蔽率・容積率を下げたいという地域が多い。これが典型的に現れているのが、和泉多摩川駅であって、これをどうにかしたいというのがグループの想いである。狛江駅についても、周辺の駅と比べて明らかに建物を抑制しているような都市計画の地域であり、和泉多摩川駅周辺を活動区域としているが、狛江のまち全体を活性化できたらという活動をしている。

事務局:低層な街並みを誘導するようになっているが、多摩川からも近いので、垂直避難ができるような街並みの誘導も必要ではないかというところも含めて駅周辺のあり方を考えたいと聞いている。

委員:昨年度の台風も、あと20~30センチメートルというところまで水が来ていたということもあって、潜在的に不安感を持っている人が多いのではと思う。

委員長:他に意見等はないか。なければ本日の委員会は終了する。