1 日時

平成27年11月13日(金曜日) 午後7時~9時

2 場所 狛江市役所防災センター3階 302・303会議室
3 出席者

出席委員:西田委員長、澤野副委員長、井上委員、加藤委員、久光委員、津田委員、松坂委員、平野委員、原田委員

事務局 :小俣和泉多摩川緑地都立公園誘致推進担当理事兼まちづくり推進課長、三宅まちづくり推進担当主幹、富永まちづくり推進担当主査、小嶋主任、榊田主任、篠田主事

4   欠席者 卯月副委員長、佐藤委員、土井委員、野田委員
5 議題

1 開会
2 (仮称)オーケー狛江中和泉店に関する調整会について

3 調整会の運営方法について

4 (仮称)ニトリ狛江ショッピングセンターに係る協議意見書及び協議回答書について

5 まちなみコンクールについて

6 その他

6 提出資料

・【資料1】(仮称)オーケー狛江中和泉店新築工事 調整会について

・【資料2】調整会等の運営方法について

・【資料3】(仮称)ニトリ狛江ショッピングセンター 主な協議意見書及び協議回答書

・【資料4】「狛江まちなみコンクール」結果

7 会議の結果
 

(開会 午後7時)

委員長:定刻になったので、第49回狛江市まちづくり委員会(以下「委員会」という。)を開催する。本日の委員会は、議題2の(仮称)オーケー狛江中和泉店新築工事に関する調整会の内容及び、議題3の調整会の運営方法について、が議事の中心となる。その他の議題を含め、5つの項目について審議する。まず、議題2について、事務局より報告をお願いする。

事務局:資料1は、(仮称)オーケー狛江中和泉店(以下、「中和泉店」という。)について、第1回調整会から第4回調整会での協議内容をまとめたものである。資料の網掛け部分を見てほしい。本計画は、事業敷地が狛江通りに面した場所に位置している。

第1回調整会時点の計画では、敷地の東側にあたる市道の南側に駐車場を計画していた。そのため、駐車場の出入口として来店車両が市道を使う計画となっており、近隣住民から市道を使わないでほしいという意見があった。また、敷地が第一種低層住居専用地域(以下「一低層」という。)と近隣商業地域(以下「近商」という。)の用途境に位置しているため、一低層側において、不特定多数の来店車両による騒音、排気ガス等の影響が問題ではないかという意見があった。委員会からは、駐車場計画の廃止または見直し、南側に駐車場を作るのであれば市道への安全対策が十分に取られることと、営業時間についても一低層の地域に配慮した計画とするべきという意見が出されている。

それを受け第2回の調整会では、事業者より、駐車場出入口は市道を使わず狛江通りを使うという提案、南側の敷地の駐車場をやめ、駐輪場250台の計画としたいという提案があった。これに対し、近隣住民からピーク時に1時間あたり90~100台の自転車が市道に進入することは問題なのではないかという意見や、駐輪場を南側に配置すると敷地の東側を通って駐輪場に入る自転車の動線や自転車駐輪後の人の動線に問題があるのではないかという意見があった。また、駐輪場を南側に配置すると、250台の自転車の利用に加え荷捌き車両が市道を使用することも想定されるため、東側の市道に対する負荷が大きすぎるのではないかという意見があった。

第3回調整会では、事業者から南側の敷地については使用せず月極め駐車場とする、また、来店の駐車場及び駐輪場は建物の1階部分で完結するという案が示された。しかし、調整会の中で近隣住民から南側の敷地に13台でも月極駐車場ができることで車が増えるだろうということ、また、狛江通りに出入口が集中することで交通渋滞が発生するのではないかという意見が出された。

第4回調整会では、近隣住民から、誘導員を常時設置してほしいという意見や、抜け道対策として敷地南側のクランクが連続する生活道路に来店車両が進入してくるのではないか、という懸念が示された。委員会からは、駐車場なしの計画とするべきではないか、南側に月極め駐車場を作るならば市道の幅員を6mにするべきではないかという意見があった。これまでの議論を踏まえて、第5回調整会までに、道路のアクセスの問題、騒音問題、営業時間の問題、路上駐車の問題などをしっかりと検討するようにという課題を委員会からもらっている。

以上の点を踏まえて、第5回の調整会の資料が用意されている。まず大きな変更点として、事業者から駐車場を廃止した計画が示された。東京都の駐車場条例で必要な荷捌きスペース2台分は整備するが、この駐車場を来店客用として使用することはない。また、その他の変更点として、前回駐輪場が89台の計画であったが、想定来店客台数が100台ということで100台を満たした141台の駐輪場計画が示された。また、南側の敷地は月極め駐車場をやめ、地域貢献施設として有効活用できないかという話が狛江市にきている。

駐車場計画廃止に伴い、3階の作業場が中止され作業場が1階になり、総2階建の計画となった。惣菜の臭いに対する懸念については、3階の出来る限り都道に近い場所に排気設備を設置するという対応が取られている。音の問題に対しては、遮音フェンスで囲むこととしている。

荷捌き車両が狛江通りで駐車待ちをするのではないかという当初からの懸念に対しては、6ページに荷捌き計画の検討結果を示しており、すべて2台の荷捌き駐車場を使って処理できるよう荷捌き計画を作成し、配送業者にも守らせるという回答が示されている。

7ページは誘導員の配置計画を示している。今回は駐車場がない計画だが、駐輪場及びバイク置場があるので、繁忙期には都道の入口部分に誘導員を配置すること、また、オープンより1か月は確実に誘導員を配置することが明示されている。さらに、自転車の出口専用口を敷地東側に配置し、市道との合流地点にはカーブミラーを設置し、安全対策を取る。また、フェンスを設けることで市道に飛び出さないように配慮している。また、駐輪場にも繁忙時には店舗従業員を配置して、整理誘導することで混雑時の対応をすることとしている。南側敷地の使い方は、バリケード等を設置し車が路上停車されないようにするという解決策が示されている。

また、本計画では臭気および騒音について、が課題とされていた。騒音については9ページに示すようにすべてALC板の壁で囲み、開口部は遮音フェンスを設置することで、近隣の住宅においても騒音は大体29デシベル(以下、「dB」という。)程度まで軽減されるという解決策が示されている。10ページは、遮音フェンスによる室外機の騒音対策を示している。室外機からは60~70dBの音が出るが、地点Bの近商側で約42dB、一低層側で約35dBとなっており、環境基準には十分適合した音となるという回答がされている。事業者の回答は以上である。

委員長:駐車場をなくしたというのは、ひとつ大きな進展だと思う。

事務局:第5回調整会は、11月16日(月曜日)を予定している。今日の委員会では、論点整理ができればと考えている。

委員長:それは項目ごとに議論するのがよいか。

事務局:項目ごと議論してもらいたい。

委員:経緯がよく分からない点があるが、駐車場がなくなるとしても、車で来る人もいると思うがその車はどこに止めるのか。別の場所に駐車場を設けると混乱するのではないか。

事務局:資料8ページに示すように、中和泉店は駐車場がない店舗であることを店内放送、店内掲示、店舗前掲示、ホームページ、ちらし等で、周知徹底する。

委員:駐車場の代わりの場所はないのか。

事務局:ない。路上駐車も、見つけ次第警察に通報するということを周知徹底する。基本的には車で来させないということを当初からPRするという解決策が示されている。

委員:図面を見ると、荷捌き車両は1台作業しているほか2台が敷地に入り、最大3台の荷捌き車両が入れる計画だと思う。既存の狛江店でも、一番多い場合で荷捌き車両が5台来ているのを見かけており、それはよくあるケースである。荷捌き車両が5台となってしまった場合、残りの2台については、どう考えているか。

事務局:既存の狛江店は配送計画が未整備であったが、今回の計画は当初から配送計画を立てた上で配送を行うと聞いている。資料中にも、午後4~午後5時台で6台集中する可能性があると書かれているが、配送計画を整え、基本的には2台、多くて3台で収まるよう計画をする予定とのことである。

委員:乗用車の1.5倍の長さのものがバス停の傍に止まると、狛江通りが大混雑する。そこは、きちんと配送計画がされるということでよいか。

事務局:当初の段階から配送計画を立案し、オペレーションしていくと回答されている。

委員長:車で来る人をどうやって防ぐか。狛江店も駐車場は2台しかないが実際、車での来店客がある。また、路上駐車ではなく、運転手は運転席に残ったまま路上停車する車もある。それをどう排除するのかという問題はある。

事務局:狛江通りは、駐車は禁止だが停車は禁止ではない。事業者に対し、市からも懸念を示しており、事業者も同様に路上停車については懸念しているところである。

委員長:東側市道はどうなのか。

事務局:東側市道は駐車禁止である。基本的には、駐車車両・停車車両があれば警察に通報することで、車で来させないということを徹底するということである。

委員長:地元の人の懸念のとおり、周辺の生活道路に車が入ってこないようにするのは、駐車場を作らなくても出てくる課題だと思う。オープン時1か月は出入口には誘導員を配置するが、南側の生活道路側には誘導員は配置されないのか。

事務局:現時点では南側の生活道路に誘導員を配置するという明確な回答は出ていない。停車待ちをさせないということを、事業者がはっきり言わないと、住民もおさまらないと思うので、明確に答えるのが条件だと思う。

委員長:駐車場の件は解決するが、誘導員の配置計画と荷捌き計画についてはきちんと説明してもらった方が良い。敷地は前計画に比べ、少し南側に下がったのか。

事務局:近商が過半を占めなければこの規模の店舗はできないため、敷地を少し南側にずらし、近商が1/2以上になるようにしている。その関係で、敷地の西側の形状が一部変更されている。

委員長:敷地面積はどのくらい変わったのか。

事務局:事業者に確認する。

副委員長:敷地面積が本計画ではいくつになったかは情報を聞いていないか。

事務局:図面の右中段にある面積で示す通り、近商の698.81㎡と一低層の698.76㎡が、オーケーストアとして使用する敷地面積である。

副委員長:建築確認申請上の面積は何㎡か。1,390㎡くらいか。

事務局:1,397.51㎡になる。

委員:売り場は全部2階に集約したのか。

事務局:そうである。1階に荷捌き駐車場、駐輪場、作業場で、2階が売り場である。

委員:食品も雑貨もお酒もすべて2階か。お酒があると車で来る人が多くなるため、来店車の停車が多くなることが想定される。

副委員長:前回調整会での事業者の説明では、来店客の80%が歩きか自転車、残りの20%が車ということであった。ほとんどの来店客が歩きと自転車と判断する中で、なぜ駐車場が必要なのかという質問に対して、事業者からの回答はなかったように記憶している。

事務局:5ページに示すように、自転車10分圏内の商圏人口を5.7万人と想定している。

副委員長:徹底的に告知するしかないと思う。

事務局:当初、駐車場ありの計画では、駐停車待ちが生じないような必要十分な台数が取れないのであればどうやっても駐停車待ちは発生してしまうだろうという指摘があった。既存の狛江店ではこれまであまり指導してこなかったために駐停車車両が発生していたので、中和泉店については最初から周知を徹底することで最大限の対応策を取るということである。

副委員長:既存の成城店は、ポールをたくさん並べるようになり、路上待ちがなくなってきた。既存の狛江店も比較的気を付けるようになってきているようだ。

委員:中和泉店は、既存の狛江店と売り物は違うのか。

委員長:売り物はあまり気にしていなかった。中和泉店には加工するものがあるが既存の狛江店にはないと聞いている。

事務局:慈恵医大第三病院前の角の場所に既存の狛江店がある。現在、都市計画道路予定地内に駐車スペースがはり出して店舗営業をしている。売り場が3層あり、非常に狭い通路で売り場が作られている。移転するということは明確に主張していないが、中和泉店も既存の狛江店と同じような商品を扱うと聞いている。

委員:駐車場がなくなったということで、近隣住民にはいい計画になったと思うが、狛江のまちは非常に自転車が多いため、特に出入口の付近は自転車と歩行者が輻輳し、危ないようにも感じる。駐車場よりずっと良いとは思うが、出入口に誘導員を配置したとしても本当に大丈夫と言えるのか。

事務局:繁忙時は誘導員を常時配置、オープンより1か月は朝8時半から夜7時までは配置するということだが、これが必要十分かというのは懸念される点でもある。繁忙時がいつか、というのも市に報告は来ていない。また、オープンから1か月を過ぎれば来店客が少なくなるとも限らないので、この点はしっかり協議をしたい。

委員長:自転車での来店客からみると、非常にこの動線は使いにくいとは思う。来店客の多くが駐輪場の入口側に自転車を止めて、買い物に行ってしまうという可能性もあると思う。しかし、そこを調整会でどこまで言うかということはある。店舗内については店舗で考えてもらい、とにかく周辺に影響ないようにするのが第一である。東面のフェンスはどのような意図でつけているのか。

副委員長:周辺住民に配慮して、なるべく東側市道を使わないようにしている。

委員長:駐車場をなくしたことで、当初の調整会の話は解決できたと考えてよいと思う。

委員:従業員の駐輪場は外側に設置されているが出入りはどうなっているのか。

事務局:従業員は荷捌きスペースの入口から入り、荷捌きスペースの裏を通って駐輪場に行く計画となっている。

委員:避難出口は何か所かなくてはいけないと思うが、どうなっているのか。

事務局:2階平面図にあるように、敷地の西側に屋外の避難階段が避難経路として使えるほか、エスカレーターとエレベーターが設置されている。

委員:壁で仕切られているように見えるが、屋外階段から作業員の作業場に出られるようになっているのか。

事務局:荷捌き車両が停まる所には荷物を出し入れするところがあり、非常時には出入りができる。

委員:緊急災害時に2階の来店客の避難動線が気になっていた。

委員長:確かにどこの通路を使うのかは分かりにくい。

副委員長:直通階段だったとしても、法律上は認められないのではないか。外に向かって不燃材に相当するもので囲んで、外まで通路計画を取らなくてはいけないので、作業場の中で外に行くための通路を確保しなければならない。少なくとも点線で内部から外部に出るルートを示してもらわないといけないと思う。計画上の問題だが、建築全体にかかる全体の問題ではないか。ワンフロアは何㎡か。

事務局:売場面積は884㎡である。

副委員長:床面積は簡易計算すると950~960㎡程度だと思う。

委員長:あとは騒音対策についてはいかがか。

副委員長:鉄骨の建物としては普通の仕上げなので、特に騒音に配慮した仕上げではないと思う。設備自体は60~70dBであり、そこまで大きな音ではない。

委員長:遮音フェンスはどうしてこんなに大きくなるのか。機械が他にあるのか。

副委員長:屋上に室外機等が置かれるのではないか。1つ1つは基準をクリアするように作られているはずなので、共鳴する時にどうなるかという点はある。

委員長:一応基準はクリアしているということだと思う。

委員長:駐車場をなくしたことが一つの進歩なので、次のことに進めばよいと思う。これまでの調整会の議題は、ほとんどが駐車場問題だった。ここまでのことは評価できる。あと、細かい問題は指摘した方が良い。住民にとっては、毎回図面が変わるので、今回図面を説明し、細かい修正を行った後、今回とほぼ同じ図面が次回も出てくるということが必要である。それは、これまでの調整会の流れにも合っていると思う。

委員:自転車が歩道を通って出入口にくるように感じられるが、法律上、自転車は車道を通るべきなのではないか。

事務局:安全に配慮して走る分には自転車が歩道を走ることも可能だと思う。狛江通りは自転車走行レーンがない。歩道を走ると違反ということではなかったと思う。

委員:狛江は自転車がとても多い。

事務局:自転車走行レーンがある時と同じスピードで走ると大変なことになる。現在は歩道3.5m、車道は片側4.5mなので、自転車走行レーンまでは設けられていない。狛江の実情では、自転車専用レーンは設けられないと思う。

事務局:自転車歩行者道という自転車の走れる歩道もある。前面歩道がどうなっているのかは事業者に確認してもらうこととする。

委員:市道と都道の交差のところに自転車出入口、歩行者出入口、荷捌き車両出入口があるので、相当な安全対策をしてもらわないと厳しいと思う。高齢者等との事故も考えられるので、安全対策はきちんと考えてもらった方がよい。

委員長:出入口の件はきちんと対応してもらえるよう伝える。

副委員長:荷捌き駐車場の所にバイクの専用レーンがあるだけでも随分違うと思う。

事務局:バイクは、道路から荷捌き駐車場を通り、駐輪場の入口に位置するバイク置場に入ることとなる。

副委員長:カート置場の所は、自転車とバイクと歩行者が交錯する。それと同じことが出入口のところでも起きると思う。

委員長:そこは調整会で指摘することとする。

副委員長:もう少し安全対策を考えた動線計画を考えて欲しい、建物の中は事業主の責任だが、外にも影響を与えるような動線計画となっている。

委員長:駐車場をなくしたことは評価して、後は動線計画を考えるということだと思う。

副委員長:駐車場がなくなったことは非常に評価できると思う。

委員長:最後に臭気対策はどうか。臭気の問題があれば、実際に同じ機器を設置している店舗へ見学に行ってもよいと思う。議事録にも書いてあるので、そこは注意した方が良い。

事務局:次の調整会の進め方としては、今までと同様に事業者から資料の説明をし、その項目について委員会から投げかけをし、それに対して事業者が回答する。その間で近隣住民の意見を聞き、各意見に対して調整会委員から意見をいただく形と考えている。今日もらった懸念事項は、事務局から項目化し机上に用意する。

委員長:次に議題3にうつる。調整会の運営方法について事務局より説明をお願いする。

事務局:資料2調整会の運営方法について、資料を見ていただきたい。前回の委員会において、調整会の運営方法について意見があった。まず委員の意見を集約しておき、調整会で結果を導こうという話をもらっていた。これについては、委員の意見集約方法をどうするか、という課題があった。月曜日の調整会については、本日の委員会で意見をもらったが、今後の意見集約方法として資料に事務局案を示している。まず、事業者及び近隣住民からの質疑は原則午後7時から8時30分とし、午後8時30分から8時45分頃までまちづくり委員での協議、午後8時45分から9時まで調整会で委員会からの見解を示す時間とする。また、全員が調整会に参加しなくても、チーム分けをして調整会に臨むという案もあるのではないか、という意見があった。チームごとに議事進行の差異がないように進行する方法を決めたいと考えている。資料にチーム分けの事務局案を示している。狛江市開発等事業調整会運営規則においては、調整会は委員会の委員3名以上が出席しなければ開催することができないと定められている。現在、委員が13名であるため、6名と7名の2チームに分けると、万が一数名の欠席があった場合でも調整会が開催できると考え、チーム分けを考えている。運営方法について意見をいただきたい。

委員長調整会について、これからは、委員会のメンバーで調整会の方針を決め、調整会の最後の時間に、委員会から事業者に対して次の調整会までに検討してもらいたい内容について話をする、という形で進めていこうというのが趣旨である。

委員:調整会の途中の時間で委員会での協議となっているが、事業者、地域住民、傍聴者はどうするのか。

事務局:一度部屋を移動して、そこでまちづくり委員だけで話をしてもらおうと考えている。

委員長:これまでの形よりはいいのではないかと考えている。

委員:提示時間でぴったり終わるかはあるが、良いと思う。

事務局:事務局案として2チーム構成としており、メンバーも事務局で提案しているが、内容について意見があればいただきたい。

委員:今日も委員10名しかいないし、2チームに分ける必要はない気もする。

事務局:人数が多ければ多いほど日程調整が難しくなるという実情もある。委員会の中でも意見を集約する場が出てくるので、人数が多すぎるよりも適切な人数があるのではないかと思っている。そういった観点で、2グループと考えている。

事務局:現在は調整会案件が少なくなってきたが、昨年は調整会の案件がとても多く、連日の調整会、開催時間も午後10時近くまでとなり、委員の負担がとても大きくなっていた。委員の負担軽減も含めて2グループと考えていた。

委員:分かれて調整会が成り立っても、その結果が委員に周知されないと、委員の役割は果たせないと思う。事務局がきちんとアナウンスをしてくれるのか。

事務局:事前調整や報告を、必要なタイミング、必要に応じて行っていきたいと思う。

委員:前回委員から出た意見は、事前に近隣住民と話合いをするのにまちづくり委員の3~4人が計画に意見をもつ近隣住民と調整を図るということだったのではないか。今、市で考えているグループ分けとは違うのではないか。

事務局:このグループの中で、分科会など、小委員会で調整してはどうかと考えている。大きい調整会では、あまり一人の委員に負担がかからないよう調整しつつ、個別に少数で調整することも考えていかなければいけないと思っている。チームは分かれているが、案件によって調整事項も異なるので、両グループで情報共有しながら、臨機応変に対応していくのが良いと思う。

委員:例えば、案件ごとにグループを分けるということか。

事務局:そうである。

委員:気になる案件があれば、両方に参加しても構わないということか。

事務局:興味のある案件については、立候補制とすることもできると思う。参加した時に委員の任命をするので、臨機応変にできればと思う。

委員:逆に、自分の担当でない案件は関係ないとなってしまうので、両方に出られる余地は残した方が良いと思う。

事務局:グループ分けの編成も原則的にということでもよいと思う。

委員長:昔もグループ分けをしたが、結局一緒になってしまった。

委員:これまでは、まちづくり委員は調整会に出る権利があった。チーム分けをされると、調整会の回数が減っても委員会が増えることになってしまうのではないか。これまでは、委員会は年に数回だったが、チーム分けをされると共有する会が増えるのではないか。

事務局:月曜日の調整会はこれまで通りの方法で行う。次の案件はまだないので、事務局も本日の意見を踏まえつつ、再度検討する。

委員:Aグループの案件だと、Aグループのみに情報提供されるのか。

事務局:情報の提供は全員に対して行う。まずは、ある物件に対しては事務局案でやってみる、という方法もあると思う。

委員:事業者と住民の意見を受けつけるのは調整会か。委員会は包括的にできるのか。本日の委員会で感じたが、図面を見て委員の意見を聞いていると割と状況が分かるので、調整会に参加しなくても分かる部分はあると感じている。調整会に参加する委員の人数を分けると、委員会の回数は増えるが、委員会でも十分に内容は分かるとも感じる。ただ、確かに両方に関心がある人もいると思うので、臨機応変にやればよいと思う。

委員:あまり案件がなければ、それを考えなくてもいいが、案件が増えた時のメニューの1つとしてもよいのではないか。

事務局:案件が重なる時に試行的にやって、必要があれば修正してもよいと思う。

委員長:今日のように事前に調整会の調整ができれば、質問項目もだいぶ整理できてよい。

副委員長:調整会で課題になったことの項目リストが欲しい。そうすれば、落ちもなく、気になったことも整理できる。

事務局:論点を項目立てすることで、効率的に進めていきたいと思う。

委員:調整会としては、きちんと必要事項を事業者側に示した方がいい。

事務局:条例が平成15年度にでき、当初から調整会があった。委員によって、気にしている点は異なり、物件や周辺状況によっても変わる。それを委員が交通整理をしながら、合意に向けての調整をしていくので、ある程度、回を重ねる必要はある。それが短ければ短いほど良いし、最初から合意できるような案が出れば一番よいが、そこがなかなか難しいところもある。

副委員長:周辺住民が何をどうしたいのかヒアリングをすることが重要だと思う。まずは近隣住民も何が課題か分からない中で意見が出始め、その中で整理し始める。最初から答えが出ているものではない。(仮称)オーケー狛江中和泉店新築工事は比較的分かりやすく、駐車場が課題であった。そこを事業者が計画を変えなかったことが長くなった要因である。物事を整理するプロセスは必ず時間がかかる。交通整理が理想的にできたかどうかというのは別の問題だが、ある程度コンセンサスを取る時間も必要だと思う。

委員長:次の議題に移る。議題4について事務局より説明をお願いする。

事務局:(仮称)ニトリ狛江ショッピングセンターに関する主な協議意見書及び協議回答書について、A4の資料を配布している。協定書の最終ページにあるように、本日付で、カゴメ不動産と狛江市で協定を締結した。協議意見書、回答書の主な内容は、電波障害や協議会について、来店車両が1時間あたり400台を超えた場合の対応や店舗面積10%の削減について、交通モニタリングの実施についてなどである。交通モニタリングの実施については、住民からの協議意見書を踏まえて、協定書の第1条第11項に内容を追加している。第7条第4項の配置図が分かりづらいという意見については、事業者と取り交わした事業協定には配置図が綴り込みされている。その他の意見としては、一般道に右折で進入する車が危険という意見があった。それについては、交通管理者との協議を行い、安全対策を講じるとのことである。

委員:協定を締結したということは、工事が進むのか。

事務局:平成29年の冬頃に開店予定とのことであるが、工事着工までは、建築確認や警察協議等もまだあるので時間はかかると思う。

委員長:次に、議題5まちなみコンクールについて説明をお願いする。

事務局:まちなみコンクールの結果について、資料4で説明を行う。前回会議で写真を見ていただき、郵便で採点表を送ってもらった。結果については、資料に示す通りである。本来であれば、対象の施設を管理者もしくは所有者、町内会の人を対象に表彰するという主旨で採点してもらったが、今回は、最優秀賞や優秀賞の作品が川や道路など公共のものがほとんどであったため、表彰の対象を申込者とし、感謝状を贈ることとした。また、市の職員が申し込みをしたものは感謝状を贈る対象として外すこととした。最優秀賞1点と優秀賞4点を狛江市民まつりで表彰する。一番左の3枚の写真『夏の生物研究に親子で楽しめるスポット』が自然スポット部門の最優秀賞である。その他、自然スポット部門2番の『桜並木の紅葉』、『四季を通じて静かな佇まい』、『残すべき古代からの財産』、また、まちなみ・みちなみ部門の『電柱がないスッキリしたきれいな道路』が優秀賞として選ばれている。表に示されている写真については、明日と明後日の二日間公民館の地下1階のエレベーターホールに展示をする。展示の様子は、前面の写真に示すとおりである。

委員長:まちなみコンクールとは、どういう経緯で始めることとなったのか。

事務局:狛江市民が普段過ごしている場所のみちなみ・まちなみについて意見をもらい、本年度作成予定の景観まちづくりビジョンで市民からどのような意見があるかを見るために募集をするという経緯が出発点となった。去年の10月1日から募集を始めて、本年の9月末まで、四季折々の景観について応募をしてもらった。

委員:景観まちづくりビジョンは本年度策定なのか。

事務局:その予定である。次回の委員会で議題として挙げようと考えている。よって、まちなみコンクールは本年で終了とする。

委員長:魅力百選とは違うのか。

事務局:魅力百選のように積み上げという形は考えておらず、あくまでも景観まちづくりビジョンに反映させるものとして、実施している。

委員:このアナウンスは、市の広報にも載せられていたか。

事務局:募集期間は広報でも告知している。

委員:それぞれの作品がどこの場所かというマップはつくのか。

事務局:すでに準備はしている。今週の土日が市民まつりである。市役所と同じ敷地内に公民館があり、その地下に展示を行う。また、日曜日の午後2時35分から市民広場のステージで、感謝状を贈る予定である。

委員長:その他について何かあるか。

事務局:事務局からは特にない。

委員長:では、これで委員会を終わりとする。