1 開催日時

令和4年11月17日(木曜日) 午後6時30分~8時30分

2 開催場所

狛江市役所4階 特別会議室

3 出席者

【委員】
早稲田大学社会科学部教授:卯月 盛夫
狛江駅周辺のまちづくりを考える会:石井 久雄
狛江南口地区まちづくり協議会:中川 裕美子
元和泉一丁目町会:栗山 和美
駄倉町会:谷田部 高史
狛江市商工会:佐藤 高志
狛江駅前親栄会:名古屋 奨
小田急SCディベロップメント:山口 巧
泉龍寺:菅原 昭英
狛江市文化振興事業団:石森 準一
まちづくり推進課:松野 貴洋
道路交通課:遠藤 克哉
整備課:遠藤 慎二

【事務局】企画財政部長:高橋、企画財政部未来戦略室:銀林、田代
【コンサルタント】株式会社都市環境計画研究所:太田、久保田、森井

4 欠席者

狛江駅北口商工振興会:沼倉 健一
エコルマ区分所有者会:吉村 政彦
地域活性課:矢野 裕之

5 傍聴者

なし

6 議事内容

(1)社会実験の実施概要(結果報告・効果検証
(2)道路デザイン方針案

7 配布資料

資料1 第4回狛江駅周辺の快適な歩行空間の創出に向けた官民連携協議会議事概要(案)
資料2 第5回狛江駅周辺の快適な歩行空間の創出に向けた官民連携協議会 説明資料

8 会議の結果

(1)社会実験の実施概要(結果報告・効果検証)

  • 今回は子ども向けのイベントが多く、沢山の子どもが笑顔で大人も笑顔になって、すごく幸せな時だった。年配の方から“ベンチを普段も置いてほしい”“木があるとすごく良い”“買い物に来た時に荷物を置いて一息つくのに良い”との意見があった。(委員)
  • 泉の森会館付近に警備員が配置されていなかった。ダイソー付近に自転車が放置され、車を出す際に通り辛く危険を感じ、注意してもらいたかったという意見があった。全体的には非常に盛り上がり、活気があってよかった。(委員)
  • マルシェの屋台の準備に手間がかかり面倒に感じた。水を含んだ人工芝の扱いに注意が必要と感じた。(委員)
  • 町会からの参加者からは竹明かりの制作など、全体的には準備や片付けも楽しくできたのとの感想だった。改札前の南北通路を何回か見たが、ベンチがあると一休みしたくなる感じになる。実際に座って非常に良いと思った。ベンチが配置されていると人や自転車がまっすぐに行けず、側道への飛び出しが少なくなっているように感じた。しかし、急に出ている人もいたが、前よりは良くなっている。(委員)
  • 社会実験中、押しチャリをお願いする看板があり、歩行者専用道路と書いてあるが、強制力はあるのか。(委員)
    今後、エコルマホールとマルシェの間は歩行者専用道路にしようと考えている。歩行者専用道路になった場合、自転車は通れないわけではなく、降りて押しチャリをしていただければ歩行者扱いになる。南北通路も同様となる。今後「ほこみち」制度に基づき指定された場合、道路としては歩行者専用道路にしていく。(道路交通課)
  • 押しチャリをしない場合は規制がかかるのか。(委員)
    特に罰則はなく、警察においてはこの区間だけを規制はできないため、道路管理者として歩行者専用道路として管理していくことになる。(道路交通課)
  • 夜、南側の大庄水産前は閑散とした感じがあり、エコルマ側道の方が狭く飲む場所には居心地が良かったと思う。(委員)
  • エコルマ側道のチョークの落書きは描いたお子さんたちが大変喜んでいた。翌日も来たがやってないということで凄く寂しがっていた。日中のエコルマの奥の方は何もない状態だった。ここはもう少し利用価値があると思う。(委員)
  • 南口ロータリーの昼のイベントは子連れがいらしたが、夜は少し寂しい感じだった。大庄水産前に出ていたテーブルで飲んだが、外で飲むのは楽しいと感じた。ただ、歩行空間をもう少し工夫が出来たのかなと思う。
  • 噴水ステージの人工芝はものすごく良かった。南北通路のベンチと植栽は評価が高く、押しチャリという観点で見ると、物理的に通れないことが一目で分かり、押しチャリをせざるを得ない状況になっていた。(委員)
  • しかし、盲人用のブロックが直線で通っていて、自転車が盲人用ブロックの所をまっすぐ抜けていく流れがあった。盲人用ブロックの置き方の工夫等によりまっすぐ通れない状況を作ることが必要かと思う。(委員)
  • 噴水ステージのイベントでは、人工芝に大勢の人が座っているのは非常に良かった。人工芝に座っていると気分がゆったりすると思う。(委員)
  • 人工芝はリラックスした雰囲気ができるが、道路の埃が滞在している人に対して健康的に害を与えないか考えなければならないと思う。(委員)
  • 小田急南北通路の子どもイベントで、大勢集まって通れなかった。柱が邪魔をして通りにくい。通る人と集まる子ども達とのバランスを考えないといけなかった。(委員)
  • 駅周辺はやればやるだけ賑わいが出来た。竹林の雰囲気はとても良かったし、滞在性を作ることは、偶然の出会い、新しいコミュニティ、知らない人同士の会話が生まれ素敵だと感じた。(委員)
  • 食べる場所が無いくらい賑わい、ベンチはもっとあっても良かった。(委員)
  • 心配していたゴミの問題は、実際に見た限りは大きな問題になっていなかった。飲食があるとトイレの問題があるが、今回は簡易トイレとかが無い中で、トイレはどこを利用、誘導したのか。(委員)
    トイレは、小田急OXに了解を頂いたうえで使わせていただいた。また、地下駐車場へのご案内をした。(事務局)
  • ほこみちに指定したあと歩行者専用道路とした後にキッチンカーの出店を想定し、出店料を2000円頂いていたとのことだが、適正な金額かどうかが課題と思う。(委員)
  • 土日は昼間からアルコールがあってもよかった。(委員)
    出店者に聞いた限り、どの場所でもきちんと売り上げにはなっていたようだ。28日(金曜日)にK.Base脇にキッチンカーを2台出した。平日で何もイベントのないところに出したが、平均で3万5千円、1日延べ3台で10万円くらいは売り上げており、少しは何とかなったかというところ。持続性などを考えたときに今後の課題かと感じている。(事務局)
  • 南北通路のベンチに座り、ちょっと食べたり飲んだりもしたが、噴水の所にも座れてよかったと思った。このように滞在空間は作っていけると感じ駅周辺を魅力ある空間にできると思えた。課題はあるがやっていく価値があると実感した。(事務局)
  • 南北通路のベンチと植栽の雰囲気が凄く良かった。座っている方が多く、人工芝にイベントがない時でもお子さん連れがたくさん利用されていた。ちょっと工夫することで人が滞留できる空間を作れることを感じた。社会実験を通して良い成果が得られ、今後、駅前の整備を皆さんのご協力を得ながら行っていければと思っている。(事務局)
  • 押しチャリの検証で、南北通路にベンチを置くことで81%が押し歩いている状況は参考になった。押しチャリマークは社会実験だけではもったいない。泉の森会館側道に現在もマークを付けている。自転車については押しチャリを推進していきたいところもあり、南北通路にベンチを置くなどは、ほこみちをやっていく中での参考にし、噴水前もあのような作り方ができるかなども検討していきたい。(道路交通課)
  • 押しチャリ推奨とはいいつつも、間を縫って自転車が通っていて非常に危なかった。押しチャリの必要性を感じた。(整備課)
  • また、エコルマ側道はイベントやキッチンカーもあり、また樹木や車止めもあるので有効な空間が無く、すれ違いが厳しかったと感じた。イベント等をするためには有効な空間を確保した方が良いと思った。(整備課)
  • 泉の森会館の方も何台か屋台も出ていたが、やはり限られた空間で出店するしかなかったと感じた。(整備課)
  • 15ページの効果検証はどのように集計したのか。(委員)
    来場者に年齢や利用頻度をシールで答えていただいたものを集計した。(コンサル)
  • 20ページのAIカメラの集計について、イベント時と平常時の比較の結果はどうなったか。(委員)
    平常時のデータは確認中。恐らく滞在する方が少なく、歩行者がほとんどの状況となるだろう。 (コンサル)
  • 泉の森会館の側道では検証期間中でも62%の自転車がそのまま通り過ぎている。エコルマ側道のほうには警備員がいても、93%が通り過ぎている。押しチャリをもっと推奨していかないといけない。(委員)
    ピクトマークを付ける以外にも押しチャリゾーンを周知する必要がある。駅周辺は歩行者優先であるイメージを植え付けていくなど、次のテーマを考えなければいけない。(コンサル)
     

(2)道路デザイン方針案

  • 市として駅周辺は自転車の押しチャリを確実に推進していくことを基本方針としているのか。(委員)
    市として押しチャリを推進していくことを考えている。(道路交通課)
  • 泉の森会館側道は、物理的に自転車を通り辛くしてはどうか。ボラードなどをピンポイントに設置して、自転車を寄せ付けなくするのが方法だと思う。(委員)
  • ビジュアル的には泉の森会館側道は、自転車に乗っている側から考えると見通しがいいので、蛇行してようが普通に通る。道路がまっすぐ見えないようにしてしまえば、自転車は降りざるを得ない。(委員)
  • 32ページについて、ベンチを横向きにしてはどうか。歩行者が滞留しやすく、なおかつ自転車は通り辛い状況を作り上げられると思う。(委員)
  • 28ページのライト関係だが、駅舎の明かりがU字に綺麗になっているが、もっと綺麗にしてもらわない限りは間接照明でも明るくならない。(委員)
  • 今回の雰囲気はかなり明るかった。ずっと竹林をライトアップするかも含め検討してもらいたい。(委員)
  • ポール照明があって非常に明るかった。今は消されているが、また設置するのか。(委員)
    間接照明の壁面、竹林側の照明だけでは、安全面で明るさが確保できないと思っている。街路灯として路面を照らすことは対応していきたい。また、駅舎照明の部分に関して、どういうものにするか、どういう形で置くか、実際の管理なども踏まえて、市で検討していきたい。(事務局)
  • エコルマ側道と同様に、泉の森会館も歩行者専用道路にできるのか。(委員)
    坂になっている箇所もあり、実際自転車で通行されている方が多い。自転車が通れなくなった時にどうなっていくのかというのもある。今後の課題とさせてほしい。(道路交通課)
  • 現在、南北通路と改札の前は、市が指定している歩行者専用道路になるのか。(委員)
    歩行者専用道路になっていない。表示のみ行っている。(事務局)
  • 時間を区切り、押しチャリと普通に自転車で走っていいという交通規制はできないか。(委員)
    道路管理者が時間で規制することについては調べさせていただきたい。(道路交通課)
  • 緑地保全地区側から間接照明で地面を柔らかく照らしていくのも効果的かと思う。竹林を上から照らすよりも、横側から地面全体を照らしているのもお洒落かと思う。
  • 32ページのマルシェ沿道整備イメージだが、右側の壁面は抜くのか。(委員)
    マルシェのリニューアル改修計画では、パースに示しているところまでは壁を取る検討をしていると聞いている。賑わいの面ではお店と歩道で一体的に賑わいを作っていくことが大事だと考えている。(事務局)
  • マルシェの改修工事は来年4月からか。(委員)
    着工時期は具体的に決まっていないが、おそらく来年の秋頃からだろう。(委員)
  • 泉の森会館側道の整備工事は再来年度か。それまでの間はこのままか。(委員)
    泉の森会館側道の工事は再来年度になる見込み。それまでは今のままとなる。(事務局)
  • 完成後、狛江市と小田急でありきたりではないオープニングイベントをやってほしい。(委員)