1 日時

令和3年8月2日(月曜日) 午後7時~8時26分

2 場所   狛江市防災センター402・403会議室(オンライン含む)
3 出席者

委員:奥村隆一、関谷昇、西智子、深谷慎子、岡本千栄子、麻宮百、石田琢智、伊東達夫、伊藤秀親、小林未結希、大門孝行、馬場正彦、箕輪明久、若山拓也

事務局:政策室長 冨田泰、政策室市民協働推進担当 馬場麻衣子、高橋健太朗

説明者:こまえくぼ1234(市民活動支援センター)センター長 大山寛人

4 欠席者

なし

5 提出資料

資料1 令和3年度狛江市前期基本計画の指標等に係る市民アンケート調査報告書(抜粋)[164KB pdfファイル]

資料2 市民協働事業提案制度の応募状況について [68KB pdfファイル]

資料3 市民協働事業提案制度(市民提案型・行政提案型)審査会進行スケジュール案 [70KB pdfファイル]

資料4 市民協働事業提案事業審査表 [54KB pdfファイル]

資料5 市民協働事業提案書 [3006KB pdfファイル]

資料6 総合的評価に関する各種資料 [2004KB pdfファイル]

資料7 無作為抽出による審議会等の公募市民委員の募集結果について [54KB pdfファイル]

6 会議の結果

1.開会

(1)配布資料の確認

 

2.議題

(1)こまえくぼ1234へのヒアリング及び評価について

-資料1・前回(第1回)配布資料に基づき、事務局から説明-

・事業評価表に基づきヒアリングを行う。評価項目は施設利用状況、事業収支、事業実施(相談、マッチング、ネットワーク、拠点、情報収集・発信、交流・人材養成・研修、調査・研究・啓発、アドボカシー)、サービスの維持向上となる。

・事業評価票の記入については、「評価できる点」「検討課題」「助言」、総合評価の3つの目標についての「達成度」「特記事項」について、なるべく具体的なアドバイス等を入れて記入し8月12日までに事務局へ提出していただきたい。

・評価項目ごとまたは数項目ごとに区切ってセンター長からの説明の後、委員の皆様からの質問という流れで進めさせていただく。

 

○「施設利用状況」について

(センター長)令和2年度はコロナ禍により市民活動を推進するという動きに制約がある状況であった。自粛が叫ばれる中で、センターが主となり市民活動を推進するような動きをしていいのかというところで悩みながらの1年間であった。その中で、3つ重点的な取組みとして、新たな課題への取組み、情報の収集と発信、センターのPRを令和2年度の事業計画に位置付けた。

施設利用状況については、臨時休館や入館者数の制限を感染予防のために行った関係で、施設利用者数は前年度に比べて約48%減となった。ただ、来館された方はフリースペースを活用した打合わせでの利用が多く、各団体が予約制ではないフリースペースで今後に向けての相談等で使っていただけたと思う。その他、団体が印刷機の利用など目的を持って利用しているケースが多く見られた。

(会長)コロナ禍という特別な状況の中で、例えば密にならないように活動を推進するとか、オンライン上での情報発信であったりとか、コロナ禍ならではの重点の置き方を変えたことがあれば教えていただきたい。

(センター長)狛江市のコミュニティーFMであるコマラジに市民活動団体が出演するコーナーを作っていただき、そこに団体が出演することを契機として、団体に今までの自分たちの活動や団体の在り方、これまでどういった思いでやってきたかということを改めて考えていただく機会として実施した。

(会長)施設利用者数が48%減ということだが、他に何か検討課題として認識していることがあれば教えていただきたい。

(センター長)来館者数が減少しているため、来館者の人数制限の上限を増やすかどうか内部でも議論があった。ただ、活動されてる方々の健康が第一であることから、利用時間の制限というところで90分以内の利用をお願いし、できるだけ密になったり長く同じ場所にいることを避ける形を取ることにした。

〇「事業収支」について

(センター長)当初予定していなかった事業を実施するということが発生した。当センターに3つある部会の1つである体験学習部会の部員から、コロナ禍で小中学校にセンターの職員や市民の方が出向いて行っている障がい者理解の体験学習ができなくなるという意見があったため、それに代わるものとして動画を作成した。これは狛江市の公式YouTubeにもアップされているが、聴覚障がいの理解及び視覚障がいの理解という内容のものをそれぞれ1本あたり10分程度の動画を4本、合計8本作成した。

この動画作成の経費については、東京都社会福祉協議会で行っている市民学習コーディネーター推進共同研究事業というものがあり、そちらからの助成金で作成した。また、その助成金の中で多少残金が出たため、市内の小学校から要望のあった多摩川水害の語り部という、当時の出来事を市民の方に語っていただく動画も併せて作成し、市からの指定管理費を使用せずに助成金を充当した。

その他、事業が中止となり多少支出が減った部分もあったが、先を見据えてオンライン用のZoomライセンス取得やパソコン購入に充当し、今年度に向けて必要な準備をさせていただいた。

(会長)このご時世を踏まえて、臨機応変に予算を組み替えられていると思う。他に質問等ある方はいるか。

(委員)作成した動画の再生回数は分かるか。

(センター長)視覚障がいに関する点字の再生回数は約5,000回となっている。また、当動画に関しては他地区からもお問い合わせをいただいており、名古屋の社会福祉協議会から研修で使用して良いかという相談や、日本に法人があり中国の学校と連携している学校の方からは、中国の方に向けて当動画を活用して日本の福祉を紹介しても良いかという相談があり利用していただいた。

(委員)動画に関して、子どもたちにチラシ等で広報されたか。

(センター長)市内の小中学校に動画を作成したということで校長先生宛に通知とDVDをお送りしている。実際にその動画を使っての授業を市内の中学校2校で体験事業の代わりとして実施していただいた。

○「相談」・「マッチング」について

(センター長)相談については、臨時休館等の影響により相談件数は大幅に減少した。ただ、電話相談については前年度と同数を受けており、団体にとっては電話で気軽に相談できるセンターとして認識していただいていると思う。マッチングについては、社会貢献活動をしている企業の登録を現在進めているが、その関係で知り合った環境に関する活動を行っているNPOと市の環境の所管部署をマッチングし、今年度の事業実施に繋げることができた。

(会長)社会貢献活動やSDGsのような観点で、環境に関する活動を利益とは別に実施している企業があり、その企業と行政を繋いだということか。

(センター長)そういうことである。センターとしては当初、社会貢献活動をしており、連絡をとり関係性を作ってきたが、その中で団体活動とは別にNPOをお持ちになっていて、環境に関する活動をされていると伺ったため、そういった活動で行政と繋がると良いのではないかと御提案させていただきマッチングできた事例である。

(委員)昨年度、コロナ禍が本格的になり、高齢者福祉であっても子育て支援であっても、介護であっても様々なところで市民活動が止まってしまったことにより、市民活動で支えられていた部分に影響が出てきてしまったという相談が全国的に広がっているという話をよく聞いた。団体としても自分たちで支えてきた部分ができなくなってしまった。ただ、自分たちとしてもなかなか身動きがとれないという状況の中で、何をどうしていけばいいのかという相談が狛江市の場合どのような状況か。また、例えば飲食店や様々な企業に対するコロナ禍での支援はなされているが、市民活動団体に対する支援はなかなか広がっていない。そういう問題があるという状況さえも共有されていないという声もよく聞くが、そういった不満や支援を要望する声が聞こえてきているのかどうか教えていただきたい。

(センター長)狛江市の市民活動団体の多くが市の公共施設を主な活動場所としており、緊急事態宣言等の発出によって公共施設が閉鎖されると活動ができなくなるケースが多い。例えば、子ども食堂の団体の場合、調理する場を失ったため、なんとか活動できる方法はないかという相談がセンターにあったが、センターのネットワーク化支援により団体と行政がネットワークを組んでいたため、その中で調整していただき、お弁当の配布やフードパントリー的なもので対応したというケースがあった。また、声の広報という形で視覚障がいの方に音声の市報を届けるという活動をしている団体があるが、公共施設の閉鎖により録音で使用していた部屋が使えなくなるという課題が生じた。視覚障がいのある方に情報を届けなくてはいけない中でどうすれば良いのかという相談があり、当団体に関しても行政と一緒に調整をさせていただいた結果、各団体の有志が自宅のパソコンで録音できる環境を整えることで、自宅で録音したものを届けるという活動に切り替えたという事例があった。

○「ネットワーク」・「拠点」について

(センター長)ネットワークに関しては、先ほどお話した子ども食堂関係の団体はネットワークを組んでその中で様々な事例に対応していただいている。その他、高齢者の読み聞かせを行っている団体が増えてきていることから、現在ネットワーク化を進めているところである。また、昨年度の狛江サミットの中で比較的近い分野の団体同士でグループになり話をしていただいたが、今後センターの交流会等を踏まえてネットワーク化を進めていければと思っている。拠点としての機能としては、当センターは貸し部屋という形ではなく団体が自由に使えるフリースペースとして運営しているため、コロナ禍においては少し集まりたいという時にすぐに使える場所としてうまく団体に活用していただけていると思っている。今後は、フリースペースの機能だけではなく、団体が新しい取組みに挑戦してみようという時にこのスペースをより有効活用できるように使用方法を検討していきたいと思う。

(会長)新しい取組みを行う際もフリースペースを活用するということは、そこでイベントの開催や打合せをするという以外の利用も行うという主旨か。

(センター長)そういうことである。現在もセンターとの共催事業という形でフリースペースの一部を区切って団体がイベント等を実施しているが、コロナ禍で活動が止まっている団体が活動を再開することに関して不安を抱いている時に、フリースペースを活動再開のきっかけとなる場所にしていければと思っている。

(会長)先ほどの話の確認だが、子ども食堂関係のネットワークは、すでにかなり緊密に広がっているが、高齢者のネットワークは不十分なため広げようとしているということで認識は合っているか。

(センター長)合っている。高齢者向けの絵本の読み聞かせの活動をしている団体が増えてきており、各団体が同じような場所で活動を始めているため、より広く市内で活動していただくことや団体によってイベント実施の得手不得手があるので、ネットワーク化することで各団体が情報を共有しながら活動していける体制を作っていければと思い、準備をしているところである。

(委員)コロナ禍ということで、いろいろと難しい面もあったかと思うが、具体的にどのような感染防止対策をしているか教えていただきたい。

(センター長)一般的ではあるが、できるだけ人と人との距離をとるためにスペースを広く使うよう職員からお願いをすることや、机上に置くタイプのパーテーションを使用して飛沫を防止する対策をしている。また、換気システムを使用して換気をすることや、市から提供を受けた体温を計測するサーモグラフィカメラを事業等実施の際に使用している。何度か体温が高い方がいらしたことがあり入館をお断りするという処置もとっている。

(委員)講座等でセンターからの発信でZoomを使用しているようだが、評価項目である「拠点」の「施設の提供、施設管理運営」に該当する取組みとして、センターに来られない団体のために市民活動の拠点としてZoomを活用したネットワーク会議等ができるような取組みを行っているか。

(センター長)Zoomでの会議等については、内部の部会等の会議ではすでに実施しているが、まだ職員も不慣れな部分があり、昨年度は様子を見ながらどういった形で活用できるのかを検討した。今年度からは希望する団体にセンターが共催という形で、センターのZoomを活用してイベントを実施することができる体制を取れるように準備を進めている。

〇「情報収集・発信」・「交流・人材養成・研修」について

(センター長)情報収集と発信について、先ほどお話したコマラジに団体に御出演いただいき、団体のPR等をしていただいている。ラジオに出演したことで、各団体からは元々自分たちは何のために活動しようと思っていたのかなど過去を振り返ることができたという声もいただいている。センター職員も毎月1回出演させていただいており、センターの事業紹介や市民活動をする上での注意点、コロナ禍での注意点等についてお話させていただいている。その他、コマラジの他の番組で読み聞かせの団体が出演させていただくということも繋がりの中で生まれた。また、センターの情報発信としてアナログではあるが、センターの玄関前に掲示板を設置し、団体が自身の団体をPRできるスペースを作った。センター正面入口横の植え込みを市のアドプト制度で市民団体が整備をしているため綺麗に花が咲いており、通行人も増えてきたのでそういったところを活用して情報発信するという活動もしている。ホームページのアクセス数については、前年度の約8,000件から約1万件にアクセス数が増加した。

交流・人材養成・研修については、狛江サミットを当審議会の皆さんと共催させていただいているが、昨年度は特にコロナ禍で交流が少ないという状況の中、顔を合わせて話ができる貴重な機会になったと思う。また、コロナ禍で一つ見えてきた課題として、市民活動の中心となっている高齢者世代が、デジタル機器に弱いということもあり、LINEの利用方法等を含むスマホの講座を実施した。団体の中でデジタル機器を有効に活用していただき、連絡を取れる体制を作っていただくという取組みを行った。

(委員)センターからのメールマガジンを非常に楽しみに拝見している。ますます内容が充実してきて皆さん本当に頑張っていらっしゃるなと感心している。そのメールマガジンについて、ページを飛ぶ際に文字でどこのページにアクセスしてくださいとするよりも、ここをクリックしてくださいということで、そこを押せば自動的に飛ぶような形に改良していただきたいと思っているがいかがか。

(センター長)ワンクリックで見やすいようにということはセンターの方で心掛けているが、まだ至ってない部分あると思っている。職員の中でQRコード等の二次元コードを活用していくべきという話もあるが、二次元コードが読み取れない方もいらっしゃるため、今後どのようにしていくかご意見を参考に検討させていただく。

(委員)コマラジが市民にどの程度聞かれているか、そういった情報はあるか。

(センター長)具体的な数字はわからないが、出演すると団体の方からお声掛けいただくこともあるので比較的多くの方が聞いているのではないかと思う。コマラジは災害時にとても重要な役割を果たすラジオのため、何かあった時にこのラジオを聞くと狛江の情報がわかるということをお伝えしていければと思っている。

○「調査・研究、啓発」・「アドボカシー」について

(センター長)調査研究については、昨年度に市民活動団体と市民にアンケートを取り、今後に向けての調査研究を始めるという準備をしていたが、今アンケートをとってもコロナ禍での状況でしか回答が来ないということで、今年度に先送りすることになった。今年度アンケートを実施することで、活動が動き始めた中でポストコロナの時代を見据えてのアンケート結果が取れると思っている。アドボカシーについては、市内で社会貢献活動をしている企業等の登録を進めている。狛江なりの形で社会貢献活動をできるだけ紹介していくことで、市民活動団体や行政と繋げていければと思っている。また、昨年度に平成31年度の団体の活動場所の情報をまとめたので、今年度からホームページに掲載し、団体が活動場所の一覧として情報を入手できるようにしている。

(会長)アンケートはいつ頃実施するのか。

(センター長)秋口から年内に実施できればと思っている。現在、当センターの運営委員会の中で検討チームを作り、どのような項目を設けるべきか検討中である。

(会長)コロナ禍だからこそ出てくる課題をNPOや市民の力で解決するとか、ポストコロナを見据えたNPO活動であったり市民活動のあり方の課題など方向性のヒントになるような設問を設けると、今アンケートを実施する意義があると思う。

○「サービスの維持向上」について

(センター長)資料1の市民アンケート調査報告書の中でもセンターのことを知らないという層がまだ多くいるということが現状であり、主に一般的な市民の方からの認知が進んでいないというよう状況である。その中で、今年度はセンターが開設5周年になるため、多くの方に一度センターに足を運んでもらうためのイベントを実施する予定である。現在、市民の有志による実行委員会を作り、様々な形で市民活動に参加したことがない層を呼び込めるように検討しているが、イベント参加者に市民活動団体の活動について周知を行い、少しでもイベントへの参加や活動に参加するきっかけを作っていければと思っている。その他、利用者からこのコロナ禍でセンターが開館しているのはどうなのかという意見があるが、センターとしては利用時間の制限や消毒・職員の検温の実施を行っており、また、センター内のレイアウトもできるだけ人が交わらない形に変更するなど工夫しながら進めている。

(委員)市民から感染の不安はないのか、人が集まって大丈夫なのかというような声はどの程度あるのか。

(センター長)あまり多くはないが、御自身の団体が活動するかしないかという基準としてセンターの意見をほしいというような御意見はよくいただく。

(委員)現在のこまえくぼの職員数と現在の施設がこれだけの事業規模に相応しているのかということを伺いたい。

(センター長)職員は合計7名が在籍している。ただ、職員全員が毎日出勤という形ではなく、正規の職員が2名、週5日勤務の職員が1名、その他の職員が週3もしくは週4の勤務というように交代勤務で実施している。また、時間も短縮して勤務をしており、開館時間の午前10時から午後5時までの時間は最低でも職員が3名以上出勤している体制をとっている。事業規模としてのスペースについては、先ほどお話させていただいたように、広いフリースペースを団体がイベントを実施する際などに活用していただきたいということがあるので、現状の規模の設備はあった方が良いと思う。

(委員)資料1のアンケート結果の中で、今後利用してみたいという方が、個人的には結構いらっしゃるなという印象を受けた。今後、様々な活動を検討していく上でこういった結果の中にヒントがあると思ったが、先ほどセンターで実施するアンケートの話も別途あったので、その部分の流れがどのようになっているのか教えていただきたい。

(センター長)利用してみたいという層がいらっしゃるということで、この幅を広げていくことが重要だと思っている。センターの考えとして、高齢者層だけではなくて、若い今働いているような世代の方の御家庭の皆さんをターゲットに絞っていこうと思っており、今年の夏は親子向けのイベント等に重点を置いている。また、小中学校へ新しい情報誌を配布しており、よりわかりやすいものでお伝えしてそういった層を取り込んでいこうと動いているところである。

(会長)事業評価票と書いてあると何か〇、×をつけるようなイメージがあるが、そういうものではなく、常にいろいろと改革してより良くしていく取組みがずっと続いていくが、ゴールはないと思うので、施設の運営が良くなっていくようなヒントとしてこの事業評価票を活用できればと思う。監査というような観点ではなく、エールを送るような形で、こうしたら良いのではないかというアイディアもあれば含めて書いていただければと思う。

 

(2)市民協働事業提案制度プレゼンテーション及び審査について

-資料2から資料5に基づき、事務局から説明-

・行政提案型1件、市民提案型1件の提案があった。

・審査については、8月21日(土曜日)午前10時から正午までの予定で実施する。

・審査は審査委員4名の方により行っていただくが、最終的には次回の審議会の際に審査結果をもとに採択・不採択の答申を審議会としてまとめていただいた後、その答申を市で受けたうえで最終的に採択・不採択を決定するという流れになる。

(会長)2団体の提案内容等ご覧いただいて、何か疑問や質問等あればこの場でお願いしたい。「電柱に想定浸水深の位置を表示するプロジェクト」については面白いなと感じた。非常によいアイデアの取組みだなと思う。他に質問等あるか。

(委員)私が元和泉2丁目に住んでいるが、前回の大雨もあり電柱表示は本当に贔屓目なしでいいかなと思っている。

 

(3)総合的評価に関する各種資料について

-資料6に基づき、事務局から説明-

・資料6については、昨年度ベースのもので、数値等のみ令和2年度実績を反映している。

・昨年度いただいた提言については、今後条例の検証等の際必要な視点となってくると思うので御確認いただきたい。

(会長)総合的評価というものは見慣れないかもしれないが、狛江市の市民協働、市民参加の活動に対して、一定の評価を行うことが本審議会やこの場の役割ということで、毎年11月、12月ぐらいにこういった総合的評価というものをまとめて市長に答申している。市民参加の評価やそれぞれのコンテンツについて何かコメント等あるか。副会長については、他のいろいろな市民参加の審議会等の会長等務められていると思うがどうか。

(副会長)一般的には市民参加の評価については、市民に対してどういう参加の入口や手続き等が開かれてるかといったことが多い。市民参加については、資料にある形式的な手続きだけではなくて、もっといろんな形で意見を言ったり、あるいは市民の声がどのような形で抽出されていくのか等もっといろんなやり方があり得る。今までこういった視点で評価をされてきていると思うが、今後に向けてもう少し項目を増やしていってもよいのではといった印象がある。例えば、ワークショップといった市民参加手続きがあるが、ワークショップは今狛江市それぞれの政策展開の局面でどれぐらい取り入れられているのかということはすごく気になる。企画立案をする段階、あるいはその事業を実施している段階、評価していく段階等いろんな場面でワークショップ的なことを重ねながら、市民の意見を可能な限り聞いていく、あるいは次なる評価に結びつけていく時に、もっとこういう視点があった方がよいのではないか等の声を募る機会についての評価がどの程度できているのか。
後、もっと分野を跨いで、もっと横断的にいろいろな取組みを連携させていくこと等を考えていく時に、市民参加の手法として、例えば、円卓会議といった手法が近年すごく注目されている。イメージを少し申し上げておくと、困難を抱えた子供たちに対する支援というテーマがあるとすると、それについて、例えば行政の各部署は、どういう取組みを行っているのかということをその視点から検証していく。生活支援部署はどういうことをやっているのか、教育委員会はどういうことをやっているのか、多分それぞれでいろんな事業を行っているはずである。そういう部分と市民、地域の方では、例えばある団体は子供食堂をやっている、ある団体は学習支援をやっている、ある団体は、居場所支援をやっているっている等いろいろな取組みがある。
ただ、それぞれがそれぞれのことをやってますねということで終わってしまうと、多分、地域づくりという点では半分である。その先どういう風に考えていくのかといった時に、それぞれの立ち位置、それぞれ取組みをしている人たちが、互いに今こういうことをやっている、こういうことができているんだ、こういうことができていないんだといったことをしっかり話合える場が必要で、そういった場に職員も参加していく、市民も参加していくということが今問われている市民参加であり、協働のプロセス、ステップの踏み方である。そういうことをしっかり照らしていく評価項目を入れ込んで、もっとブラッシュアップを図っていくということも今後考えていく必要があると思う。もっと多角的に参加、協働について照らし出すような項目を入れ込んで、評価していくということが大事かなと原案を見て思った。

(会長)多分今回の内容を直すとなると大がかりになると思うので、今年度は難しいと思うが、来年度に向けて評価項目等を見直すにはどうしたらよいかといった検討等については、今年度の後半ぐらいの時間に余裕があったら、この審議会で議論してもよいかと思ったので少し考えていただければありがたい。

 

(4)無作為抽出による審議会等の公募市民委員の募集結果について

-資料7に基づき、事務局から説明-

 

3.その他

・次回の審議会については9月9日(木曜日)午後7時からの開催とする。

 

-閉会-